あの日いたのは自分では無い自分だった

ちよーー

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3章いつものかえりみちは普通じゃなかった

いつもの帰り道は普通じゃなかった

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3章
すごく眠い。僕は電車の中で眠りかけていた。
・・・
・・・
    
      誰かが僕を起こしている。
  目を開けるとそこには車掌がたっていた。
いつも僕しか乗ってない電車だからおかしいと思って起こしに来てくれたらしい。ふと当たりを見るとそこには僕と車掌しかいなかった。
   さっきまであんなに人がいたのに皆降りたのだろうか。と思いながら車掌に礼をして
電車を降りた。家に帰ると皆かのんのおばーちゃんの葬式の準備をしていた。
    着替えるために自分の部屋の扉を開けると女の子がいきなり飛び出てきた。
僕はびっくりして倒れそうになった。
女の子[久しぶり!]
・・・
       僕[誰だよ]
僕はこんなやつ見たこともなかった。
スカート姿ので長い髪
       僕[もしかして、かのん?]
かのん[そうだよー!]
       僕[これがよくアニメで見るやつかと本当にある    んだなー。]
かのん[何言ってる?]
   
幼稚園の頃から髪型、顔、服装、あまり変わっていなかった。思えばメガネはしてなかったような。
       
      僕[目、悪くなくなったの?]
かのん[やっぱ流行遅れてるねー。][これはねファッションなのー可愛いでしょー?]
    流行にすごく遅れてる僕にとっては勉強になったような、ならないような。
     僕[あっ。そーいえばかのんの母さんに礼を言いたいんだよねー。どこにいる?]
   僕が中学校に上がる時にかのんの母さんから自転車をもらったのを忘れるところだった。
  かのん[いないよ。]
かのんが顔を暗くしていった。
おばーちゃんの葬儀の時に親が居ないのはおかしいだろと思いながらお茶を届けに来た母に聞いた。
    僕[母さん。かのんの母さんどこ?]
母さん[えっ。それはー。]
と言った瞬間かのんが僕の部屋から泣きながら飛び出していった。
 

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