自死セミナー

ぬくまろ

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案内人 三門玲

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「佐伯さん。あなたに言いたいことがありますが後にします。私自身のことを先にご説明します。山名さん、空古田さん、外神田さんも聞いてください。実は私、死んでいるのです」
 佐伯、山名、空古田、外神田の目が、一斉に大きく見開かれた。
 三門は反応を無視して続けた。
「死因は自殺でした。大学を卒業して大手商社に入社して二ヵ月目の五月に、十五階建ビルの十階の外階段の踊り場から身を投げました。死ぬのは簡単なことでした。鉄棒の前回りをやるような感じで、階段の手すりを両手でつかんで飛び上がり、両腕でからだを支えました。その後は頭を下に向け、回るようにして……あっという間でした。頭が回り、景色が回り始めた瞬間、終わっていました。苦しみや悩みも消えてすっきり。生まれ変わって新しい人生を歩むことができる。リセットすればすべてから解放される。それしかなかったのです」
 三門は目をつむり、静かな呼吸を数回繰り返した。
「解放。解放したつもりだったのですが、自殺は解放ではありませんでした。自分のからだが機能停止した後、半覚醒した状態でどのくらい浮遊していたのかわかりませんが、気づくと現実の世界にいました。死ぬ前にいた世界です。人々が集まり、白いシートを被せられ運ばれていく私。そのとき初めて自分の死を確認しました。しかしその後、苦しみや悩みから解放されていないことに気づくことになるのです。動かなくなった私の周りで、多くの人たちが私を見ている。悲哀の目、好奇の目、今まで浴びることのなかったたくさんの目が私に向かっていた。間近に見る救急隊員のあきらめの表情も強烈な光景として焼き付けることになりました。その後は、時間の感覚が生きていたときと異なり、ゆっくり時が刻まれていくように感じられ、通夜から告別式までの一部始終を確認することができました。取り巻くのは幾重にも重なる喪服と涙。友人、知人、勤務先の人たちなど、私が知っているすべての人たちが一堂に集まっている光景を見ているうちに、何か不思議な感覚に襲われたのです。私の周りにはたくさんの人たちがいる。この人たちはどのような目で私を見ていたのだろう。一人ひとりのからだをすり抜けながら、耳にした言葉がありました。『玲、なんで今までの人生を否定してしまったんだろう。他の道に進める方法だってあったはずなのに。助言もできなかった。憧れの存在だった。もう会えないなんて信じられない。人生は始まったばかりなのに』いろいろな言葉に触れた後『私がしたことはなんだったのだろう。特別に強い感情を抱くことはなかったのですが、悲しさや虚しさがじわじわと湧き起こっていくのがわかりました。そしてしばらくして、私が生まれたときからの映像が走馬灯のように再現されました。生まれたままの姿で両親に抱かれた私。よちよち歩いている私の真似している両親。遊園地のメリーゴーランドで笑っている家族。小学校の入学式の晴れ姿。第一志望の大学に受かったときのあふれんばかりの家族の笑顔。憧れの会社に合格、内定通知書を受け取って飛び上がって喜んでいる私。生きているときは、思い出すことがなかった場面が次々と浮かんでくるんです。不思議な感覚でした。楽しかった日、嬉しかった日、感動した日など、私たち家族にとっての特別な日がこんなにたくさんあったなんて、改めて思いました。早送りのビデオのようにあっという間に終わった私の日々。人生の清算を急いだ私への何かのメッセージ? 私への罰? ひと言で表現できない虚しさに襲われ、そのとき初めて自死に対する後悔の念にかられたのです。それまでは、『死んだら、苦しかった日々から解放される』『生まれ変われる』『前よりも楽しい人生が始まる』という意識しかなかったのですが、湧き起こったのは後悔の念だけ。理由はわかりませんが、感じたのはそれだけでした。リセットしたのにリセットできないということ。私の苦しみが始まりました。私の周りには家族、友人、知人がいます。しかし、近づこうとすると突然消えます。向こうが話しかけてきそうなので、それに応じようとすると突然消えるのです。向こうが消えるというよりも、私が暗闇の中に放り出されたような消え方。周りには誰もいない黒一色の世界。孤独という言葉を通り越して、絶望のどん底に突き落とされたような感覚を見舞われました。話しかけようとしてもできない。笑いかけようとしても無視される。自分自身の存在が確認できない。そんな状態が続きました。そして不思議なことに、時間の経過を感じることができなくなってしまったのです。風景は流れていくのですが、時間の感覚がないのです。朝の風景、昼の風景、夜の風景、それぞれの風景が過ぎ去っていくのですが、時間の感覚がまったくない。フラッシュバックの繰り返しのように変化するだけなのです」
 三門はここで言葉を止め、再び目をつむり、静かな呼吸を三回繰り返し、そして続けた。
「ではなぜ、自殺した後の風景や人の反応を客観的に捉えることができたのかお話ししたいと思います」
 三門は一人ひとりの顔を確認するように見てから始めた。
「自分がなぜここにいるのか、不思議な感覚でした。今まで見ていた光景と同じなのに、向こうからは何も返してくれない。話しかけても、笑いかけても、何も返してくれない。家族をはじめ、友人、知人のすべての人たちがまったく同じ反応でした。申し合わせたように私のことを無視する。しばらくその状態が続いたある日、強い光が私に当たりました。今まで見たことがないものでした。全身にフラッシュを浴びたような感覚で、浴びた瞬間、からだが少し宙に浮いたかのようにフワッとしたのです。しばらくすると、目が慣れたのでしょうか、周りを確認することができました。白でもなく透明でもない色、果てしなくどこまでも続く奥行き……空中に放り出されたように、上下や左右の感覚がまったくありませんでした。くるくる回っているのかなと思っていると、突然目の前に現れたのです。楕円形の輪郭が現れたのです。よく見ると、周りの光より少し黄色味を帯びた楕円を確認しました。さらに目を凝らすと人の形をしているようにも見えました。その状態が続くのかと思っていると、楕円の中から声がしたのです」
 三門は呼吸を整えるように、ゆっくり深呼吸してから
「その声は…こういうことでした」

『あなたは自身の欲で人生に終止符を打ってしまいました。あなたがここにいるということは既に死んでしまっているということです。もう生き返ることはできません。あなたは、自身の意思、力で自身を葬ってしまったのです。あなたの行為に対して私たちは意見を持っていませんが、結果に対してあなたが背負わなければならないことがありますので、それをお伝えしなければなりません。
 死というものは欲によって迎えるものではなく、自然の摂理に従って循環しているものなのです。自然の摂理とは、自身の意思や力に頼ることなく、生死を迎えるということです。
 あなたは自然の摂理から外れてしまいました。あなたには義務が生じ、やってもらわなくてはならないことが増えました。あなたの寿命は八十六歳でした。しかし、自死によって二十二歳で停止。寿命差として六十四年分の魂の浄化を行わなければなりません。六十四年といっても、この数字はあなたが生きていたときの尺度とは異なります。死んで肉体を失ってしまった場合、すなわち魂の尺度で計ると、十倍や百倍、さらに千倍にもなるのです。ですから、六百四十年、六千四百年、六万四千年の推定で進められます。この長さは、浄化の度合いによって変わります。浄化が終われば、肉体を持つ準備に入りますが、その過程の中で、苦行に耐え続けなければなりません。楽ではありません、つらいはずです。自然の摂理を学び直すということは簡単なことではないのです。それに、肉体を持っていたときのように誤魔化すことができません。嘘をついたり、騙したりしながらも人間は生きていけます。評価もされます。地位も与えられます。表彰もされます。偽善も善として扱われることもあります。
 しかし、魂の浄化するための世界においては、誤魔化すことはできません。偽ることはできません。すべてを見透かされるので、すべてをさらけ出さなければなりません。苦しみが伴います。逃げ出すことはできません。肉体の世界における死ぬという行為もできません。
 あなたに課せられた試練の扉が開きます。
 準備を始めてください』

「そして私に対する浄化のプログラムが始まったのです。実は、このセミナーもプログラムのひとつなのです。自殺願望のある人に対して私が伝えなければいけないこと。自殺を止めるということではなく、私のことをお話しするということなのです。自殺したいと思っている人を言葉によって止めることはできません。自死の欲は言葉で抑えることはできない。むしろ投げかける言葉によって欲を強まることがあります。だから、私はみなさんがこれから起こすであろう行為を止めることはしません。ですが、私が起こした行為の結果を知っていただきたいのです。お伝えしたいのはそれだけ。私は自分自身への償いを始めたばかりなのです」
 三門の言葉は途切れた。
 が、誰も言葉を返さなかった。四つの表情は沈痛だった。
 しばらくして、三門が口を開いた。
「セミナーにご参加いただき、ありがとうございました。最後に私からお礼の言葉を一人ひとりにお渡ししたいと思います。まずは、外神田さん。あなたには自殺願望はなく、冷やかしのつもりで参加したということですね。自殺したいと思っている人の気持ちを理解できましたか? あなたがおっしゃった先ほどの言葉。大切にしてください」
 三門を直視した外神田の目からは涙が止め処なく流れていた。頷くのが精一杯だった。
「佐伯さん。あなたは取り返しのつかないことをしましたね。私が申しているのは、ここでの出来事ではありません。あなたは人を殺しました」
 山名、空古田、外神田の六つの目が一斉に佐伯に飛んだ。
「佐伯さんは恐怖心に襲われてここに来たのでしょう。いてもたってもいられなくなってしまったのではないですか」
 六つプラス三門の二つを合わせて八つの目が佐伯に張り付いて離れない。八つの目を跳ね返すだけの正当な理由がないということを、佐伯の冷や汗が語っていた。
「三門さん。何を言うのですか。でっち上げも甚だしい、でたらめだ!」
 佐伯は明らかに動揺していた。
「佐伯さん。誤魔化すのはやめましょう。現時点では、表に出ていないかもしれませんが。あなたは知っているのです。自分がやったことは、誤魔化しようがありません。真実は一つ。永遠に嘘を突き通すことはできません。いつか必ずばれます。そして苦しみ続けるのです。現世で上手く生き通しても、死後の世界、転生後の世界において苦しみ続けるのです。私にはわかりました。あなたの言動を通して伝わってくるものがありました。あなたの目や表情、言葉、行動について、誰かを死に追いやったことのある人のそれでした。追いやるときの快楽の念が浮き出ていました。一度経験し、記憶に埋め込まれると消去することはできません。何かのきっかけで出てくるのです。あなたはわかりやすい人。私の首を絞めたとき、躊躇はありませんでした。経験を持った人の気が伝わってきました。もう一度言います。自分自身を誤魔化すことは絶対にできません。佐伯さんがこのまま嘘を突き通すこともできます。これはあなた自身の問題ですが、選択のよって今後のプロセスに大きく影響を与えることになります。犯してしまったことに対してどのように対処するか。対処の仕方で苦しみの度合いは変わります。百年後、千年後のあなたは必ずやってきます。途切れることはありません」
 八つの目が張り付いたままだ。
 沈黙が訪れた。
 佐伯の顔の色は血の気がなく青白い。呼吸も浅い。このまま生命の鼓動が止まるかのように、肉体が弱々しく存在していた。
「空古田さん」
 やはり口を開いたのは三門だった。もう誰もしゃべる元気もない。そんな空気が流れていたのだ。
「空古田さん。あなたは何回も自殺を試みたということですね。自分を抹殺したいけど、何回も失敗して自己嫌悪に陥った。そして、セミナーに参加したということですね」
 空古田は弱々しく頷いた。
「空古田さん。リストカットを何回も試みた。どうして死ぬことができないのか。それで苦しんでいるということですね。はっきり言いますが、あなたは一回で目的を果たしています。あなたはもう死んでいるのです」
 一同、三門をチラッと見た後、空古田に視線をゆっくり移した。
「あなたは死んでいます。あなたの真の迷いは、現世と死後の狭間にあります。意識と行動が合致することなく、どちらの世界へも入れない状態が続いているのです。あなたの手首を拝見させていただきました。自殺に特有で、同じところに平行して何本も傷跡が残る逡巡(しゅんじゅん)創(そう)。いわゆるためらい傷がありませんでした。あなたは一回で目的を果たしたのです。傷口は深く、出血量も大量であったと思われます。あなたは意識を失い……しばらくして意識が回復……自殺に失敗したと思われたことでしょう。しかし、自殺を何回も試みたと錯覚しているだけなのです」
 空古田は自分の左手首を見た。そこには太い線が一本引かれていた。確かに一本しかない。かなり深そうだ。
 三門の話は続く。
「あなたが目覚めたのは生きていたときの世界ではありませんでした。なのに、あなたはそれを理解できないまま時を重ねてきてしまった。死後を理解することができないのは、未練があるからなのでしょうが、もうそれは許されません。自分の行為に対する代償としてのプログラムが組まれるはずです。苦しみを伴いますが、転生するための修行と考えてください。このままでは、あなたはもちろん、あなたを取り巻く魂の未来世(みらいぜ)を狂わせることになります。ご理解ください」
 三門の表情は柔らかく、空古田を見る目は、子どもを見守る母親のように穏やかだった。空古田の目からは一筋の涙がゆっくり流れた。
「空古田さん。あなたの波動が私と同じだったのでわかりました。あなたがお話をしているときの言動や行動からもわかります。一時的に気がストップするからです。もうあなたは死ぬことはできません。それをご理解ください。ただ、あなたのやるべきことは決まっていますので準備を始めてください」
 空古田は涙目のまま三門を見据えていた。
 もう迷いはない……三門と同じように穏やかな表情をしていた。
「それでは最後になります。山名さん、よろしいですか」
 山名は覚悟したかのように身を硬くしていた。
「山名さん。あなたは死にたいと思っていますね。職場での屈辱感は実際に味わったことがないと実感できないものです。死にたい死にたいと思っても、なかなか死ねない人はたくさんいます。死にたいという度合いの強さにも関連してきますが、私の場合は、初めのうちはその度合いは弱かったのですが、あっという間に度合いは高まり、死の直前は限界を超えてしまい、自分をコントロールすることができなくなりました。楽になりたいという思いだけはものすごく強かった。だから、楽になりたくて死を選びました」
 三門は真剣な眼差しで山名を見据えていた。
「山名さんも楽になりたいと思っていることでしょう。気持ちはすごくわかります。私は実行してしまいました。元に戻すことはできません。山名さんにおいても自由です。実行するかしないかは、山名さんの自由です。このセミナーにおいては、個人の意思を尊重します。ここでは、みなさんのお話を伺いながら、私の経験といいますか、私が起こした行為の結果をお伝えしています。残念ながら、山名さんと同じ気持ちを持った人は、この中にはいません。私と空古田さんはもう死んでしまいました」
 三門がここで話を区切った。
 沈黙が訪れた。
 が、重苦しいというよりも、曇り空から晴れ間が見えてくるような快さも醸し出していた。

 一つ聞いてもいいですか。
 口を開いたのは佐伯だった。
「どうぞ」
「セミナーの冒頭で三門さんが言っていたことについてです。『これまでに御縁があって送り出し方は八十八名。みなさん晴れ晴れとした気持ちになって、この部屋から旅立っていきました』と三門さんは言ったと思いますが、八十八名はここで自殺したのですか?」
 佐伯の話を聞いて、参加者一同からだをビクッとさせた。
「佐伯さん」
 三門は微笑んでいた。
「私は送り出したといったのです。それだけですよ」
「送り出す? 殺した人もいるんですか?」
「佐伯さん。殺すことはありません。送り出すということだけですよ」
 三門は微笑んだままだ。

「みなさん。ご参加いただき、ありがとうございました。これにて終了します」
 三門のあいさつが終わっても、席を立つ者はいなかった。
 三門はみんなを促すように出入り口に立ち、ドアを開けた。
 それでも、席を立つ者はいなかった。
「みなさん。ほんとうにありがとうございました」
 そう言って、満面の笑みで三門は退場した。
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