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彼女の… お父さん?俺にアイタイ? 2

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  ー行き付け飲み屋ー

 たまには一人になりたい時もあるのに…


リョウ「何で貴方達が居るんスか?」

英士「あしたは休み~」

心紀「遅番~」

倫「明日は休み~」

リョウ「どうしてここが?… 聞くだけ野暮でした」

倫「情報は黙ってても… 鈴奈ちゃん.萌ちゃん.知抄ちゃん」

英士「オイラは健.颯汰くん.奏汰くん.拓くん.玲くん」

心紀「リョウは?って聞いたら『イキツケー』って愛実ちゃんが」

リョウ「アナタ達の事言ったら『アンちゃんとリカちゃん一人にするな』って言われるだろなー」


 全くあの子達は!


倫「それはお前も一緒!情報でふうちゃんと、珠稀ちゃん元気ないって!」

心紀「出掛ける時に、凛ちゃんには『ふうちゃんゲンキない』瑠璃ちゃんには『たまちゃんがエンエン』那緒ちゃんには… ジーって見つめられた」

英士「オメー!ふうちゃんに何した?泣かせたら分かってんだろうな?」

リョウ「シスコン…冴多さん意外と元気っすね?」


 (珠稀ちゃんの事済んだら、ふうちゃん俺の事考えるって言ってくれたもんねー)


心紀「珠稀ちゃん、幼少期が原因で… 色々傷付けちゃったんだけど… 昨日『手紙書いた』って…」

英士「珠稀ちゃんの事が済んだらって、何かあったんか?」

倫「こんなトコで、油売ってていいのか?リョウも、心紀さんも、大事な彼女達ほっといて…」

英士「『俺の事考えてくれる』って口に出ったぞ」

リョウ「マジ?」

心紀「今日は珠稀ちゃん遅番で… 手紙怖くて… でもきちんと読んで向き合う!帰るね!」

リョウ「ふうちゃん夜勤明けだから… 疲れてると思って… 俺も帰る…」


英士「あ!御厨くん!うちの父ちゃんがオメーに会いたいって言ってたぞ!」


 ふうちゃんの…お父さん?俺にアイタイ?





 
 



 



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