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エースの涙18
しおりを挟む診察の後、明日もう1度検査して、明後日に、手術が決まった桜王先輩
風ちゃんが、俺達に病室に入っても良いって言ったとかで。入室させて貰ったのはいいけど… その姿を見て、俺はもう… 苦しくて切なくて、やるせない。凄い複雑な気持ちになったんだ…
ベッドの上膝を抱えて顔を埋め、小刻みに肩を揺らして声も出さずに泣いている風… 俺は風の為にしてあげられる事は何だろう?って。思ったんだ…
こんな時、軽々しい言葉言うのが一番最悪な事だってオイラ思うけど、桜王先輩に何て声をかけてあげれば良いか見当もつかなくて… 自分自身がすげぇ情けなかった…
風「みんな心配かけてごめん。入ってって言いながら、俺がこんなじゃ… 俺は大丈夫だから。もうね、次に自分自身が何をしたいか考え始めたから心配しないで」
桜王先輩… おもむろに膝から、顔を上げたと思ったら… 何でそんなに人に気を使っちゃったりすんだよ?そんな真っ赤な目をしてさ。表情だって…
涼也「桜王先輩。それがあなたの優しさだって分かってるよ?でもさ。桜王先輩、俺達に想いをぶつけて来たって誰も… そうやって、自分の中で納得させようってしちゃってる方が… 俺達辛いんですよ?」
俺って… こんな事桜王先輩に言っちゃって。 謝ろうって思って口開こうとしたら
風「俺、兄貴が親父の仕事を引き継ぐんだから俺まで、会社に入る事ないじゃん。って。ずっと親父と仲悪くてさ。風山高校に入った条件が 一つでも物事を極めて、頂点に立つ事だったんだけど。俺の出来る事野球ぐらいで… 次何を極め様かって悩んでるんだよ…」
倫(まぁ、基本ポジティブな風なら、次の事考えるのもありかな?って思うけど…)
心紀(風ちゃん… 野球どころか。勉強だって毎回テスト一位なのに… それってさ。頂点極めてるって言わない?)
って、源本先輩と、冴多先輩。俺と山乃さんに小声で言って来たんだけど…
って、源本先輩と、冴多先輩。オイラと御厨に小声で言って来たんだけど…
涼也「桜王先輩、本当にそう思ってんだろうね?嫌味とかそうじゃなくてさ。オチャメだよね」(小声)
英士「桜王先輩って、見た目は真面目なのにな?とかさ… ギャップがマタ良い感じだよね?」(小声)
意外にも、ギスギスした感じには空気がならないで
何故かマッタリしてたら
ノックの音が聞こえて…
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