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23章 聖戦
逆鱗
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アルストロイの出現により、戦況は好転するかと思われた。確かに彼の力は素晴らしく、戦力としては申し分ない。しかし精霊となって間もない彼の力は、本来の精霊とは程遠く遥かに劣る物であった。特筆すれば、身体能力は人間の比ではなく強力だが、魔法能力は精霊の足元にも及ばない。
ただ常に雷を纏うというその特性により、強力な物理攻撃が更に強化される形になった。現に強靭な背骨を持ち、堅牢な鱗で守られた黒竜の頭でも、大きく弾き飛ばす程の威力を持っている。
アルストロイが足を動かす度、放電音が鳴り閃光が迸る。瞬間移動にも等しい高速移動。更には人間を遥かに超える膂力から放たれる斧による一撃は、魔物随一の力を持つ黒竜と言えど無視できるものではない。
バリンと音がしたかと思えばアルストロイの姿が掻き消えた。すると直後に、黒竜の頭上から斧による強烈な一撃が振り下ろされる。
竜も異常な能力でその動きを察知。翼を折りたたんで防御に回った。
結果斧は極黒の翼に阻まれ、体にまでは届かない。だが受け止めた翼は大きな被害を被ることになった。鱗が飛び散り、骨が砕け、翼膜はもう使い物にならない。この傷によって、竜はもはや飛ぶことが出来なくなった。
怯む黒竜に向かって更に斧が襲い掛かる。アルストロイは着地と同時に斧を大きく振り回し、片方の足を薙ぎ払った。常軌を逸した膂力に加え、遠心力により最大限に強化されたその一撃は、城の屋根を支える柱にも似た巨足をその中程まで断ち切る。
『ギュアアアア!!』
飛び散った血は体の色と同じ黒色で、傷口から滝のように滴り落ちる。辺りは真っ黒に染まり、更に不快感を煽る悲鳴が辺りに響く。
戦闘はその後もアルストロイの優位で進んだ。雷の速度と人知を超えた力の前に、黒竜はなす術もない。一つ両者が重なる度に竜の身体の傷は増え、今では驚異の欠片も感じられなかった。
傍からその戦いを見ていたアニムは、勝敗が決まった事を悟った。もはや黒竜に精霊を打ち倒す力は残っておらず、蹂躙されていくだけだろう。
その判断はおおよそ正しく、アルストロイの動きに黒竜はついていけていない。
(どうやら……認めねばならぬらしいな。あれが我の支配に無いのだから、仕方あるまい)
竜を圧倒する雷の精霊は、確実に人の王に成らんとする少女に与するだろう。つまり少女は、真の意味で精霊の加護を受けた最初の存在として、人間を率いるに相応しい存在となる。
アニムは戦いを少し離れた位置から傍観するローゼリエッタを見た。
心配そうに戦いを見守る少女の姿は、とてもこれから王として君臨する者の姿には見えない。しかし内には確かに王足り得る資質を持ち合わせていて、その大きな落差に思わず微笑みが零れた。
あと幾らもしないうちに、新たな王が産声を上げるだろう。
だがその視線を移した僅かな時間のせいで、黒竜が密かに牙を研ぎ澄ませていることにアニムは気づくことが出来なかった。
黒竜が苦し紛れに尾を振るう。長尺としたそれは、本来であれば魔導砲に次ぐ攻撃範囲を持った、脅威となる一撃だ。だが今ではその攻撃も、戦闘による傷、疲弊により、ローゼリエッタが辛うじて避けた物とは比べ物にならない程粗末なものとなってしまっている。
当然ながらアルストロイがこんなものに当たる筈が無い。横凪に払われる尾を軽々と飛び越える。竜はそのまま体を一回転させると、続けてアルストロイ目掛けて体当たりを仕掛けた。だがこれも、アルストロイには通じない。
アルストロイは迫る黒竜の頭を踏みつけると更に跳躍をし、巨大な体を飛び越える。そして、着地と同時に攻撃に移る目論見を立てた。しかし……高々と跳躍してしまったのがいけなかった。
黒竜は飛び跳ねるアルストロイには目もくれず、その戦いを眺めていたローゼリエッタに向かって突進を開始したのだ。いかに身体能力が高かろうと、空中にいては移動など出来ない。仮に、彼が他の精霊と同じ力を持っていたのならば、それも可能だったろう。だが今の彼にその力はない。
『……なっ!?』
竜の向かう先には愛する妹。無い筈の背中がぞくりと震える。
『うぉおおお!!』
苦し紛れにしかならないが、竜目掛けて斧を投擲してみた。これで気を引けたのなら目っけ物。足を止められたのなら最上の出来だったが……空中で力の乗らぬ体勢からの攻撃など高が知れている。案の定、その攻撃は竜の突進を妨げるに至らない。
『くそっ!! ロゼ! 逃げろぉぉおおお!!』
竜の巨大な体に阻まれ、少女の姿は見えない。更には少女の声も聞こえぬものだから、その叫びが聞こえたのかどうかも分からない。
何もかもわからぬ状態のまま、竜はローゼリエッタの居た場所を踏み抜いた。
迫る黒竜を見て、ローゼリエッタは道具袋に忍ばせた傀儡の仮面に手を伸ばす。それは少女が残していた最終手段。自らの身体を自らの力で操る秘術である。通常であれば、使用後大きな被害を被るこの手段は、可能な限り選ぶわけにはいかない。だがこの場においてはその限りではなかった。何故なら、例え身動きが取れなくとも、例え意識が途絶えようとも、後を任せられる人がいるのだ。だから少女に迷いはない。仮面を取り出すと直ぐに身に着け、迫る黒竜に意識を集中させる。
度重なる攻防により、ローゼリエッタの身体に纏わせていた糸は大部分が断裂してしまっていた。これでは自らの身体を操ることは叶わない。ただその糸の代用品があれば話は別だ。少女はこれに、自らの魔力で紡いだ糸を用いた。
指先から淡く光る糸が伸びる。透明で、触れることのない魔力の糸だ。それは断裂してしまった箇所を補うように伸び、少女の身体に纏わりつく。これこそが、ローゼリエッタが傀儡師として自ら編み出した技術であった。
「…………」
既に少女の口は動かない。
頭はすっきりと冴えているが、体は言うことを聞かず、唯一動く指先だけが、彼女の抗う術となる。
だからアルストロイの叫び声を聞きながらも、ローゼリエッタは言葉を返すことが出来なかった。
その代わりに少女は、舞うように戦場を駆け黒竜の突進を回避する。そして回避だけに飽き足らず、そのまま巨大な前足を蹴りつけた。肉体の限界値を一切考慮しない、魔力の糸を纏った一撃。その攻撃により竜は足を掬われ、頭から地面に突っ込む羽目になる。
蹴りつけた足から痛みは感じない。動きに支障もない。だが無傷である筈が無い。それでも少女は良しと考え、再び戦場を駆けると、アルストロイの下へと駆けよった。
竜の悲鳴を聞き、地面に降りたアルストロイは、近寄ってきた物言わぬ仮面の舞闘士を見て一先ず安堵する。綺麗だったドレスはズタズタで、隙間から見える白い肌も所々青く変色してしまっている。しかしそれはアルストロイが体を手に入れる以前からそうだったものだ。つまり竜の体当たりで少女が受けた傷は一つもない。
だがその視線が足に向かった時、アルストロイは言葉を失くした。
脹脛から折れた骨が突き出て、鮮血が滴っている。見ているだけで顔が引きつるような痛々しい姿。とてもではないが走れる状態ではない。
アルストロイはローゼリエッタの肩に手を置くと、座るように促した。それから道具袋に手を伸ばすと、一振りの剣を引っ張り出す。
『後はゆっくり休んでいてくれ』
妹へ向かって安心させる為の言葉を残し、兄は強き決意と共に竜へ向かって駆け出した。
ただ常に雷を纏うというその特性により、強力な物理攻撃が更に強化される形になった。現に強靭な背骨を持ち、堅牢な鱗で守られた黒竜の頭でも、大きく弾き飛ばす程の威力を持っている。
アルストロイが足を動かす度、放電音が鳴り閃光が迸る。瞬間移動にも等しい高速移動。更には人間を遥かに超える膂力から放たれる斧による一撃は、魔物随一の力を持つ黒竜と言えど無視できるものではない。
バリンと音がしたかと思えばアルストロイの姿が掻き消えた。すると直後に、黒竜の頭上から斧による強烈な一撃が振り下ろされる。
竜も異常な能力でその動きを察知。翼を折りたたんで防御に回った。
結果斧は極黒の翼に阻まれ、体にまでは届かない。だが受け止めた翼は大きな被害を被ることになった。鱗が飛び散り、骨が砕け、翼膜はもう使い物にならない。この傷によって、竜はもはや飛ぶことが出来なくなった。
怯む黒竜に向かって更に斧が襲い掛かる。アルストロイは着地と同時に斧を大きく振り回し、片方の足を薙ぎ払った。常軌を逸した膂力に加え、遠心力により最大限に強化されたその一撃は、城の屋根を支える柱にも似た巨足をその中程まで断ち切る。
『ギュアアアア!!』
飛び散った血は体の色と同じ黒色で、傷口から滝のように滴り落ちる。辺りは真っ黒に染まり、更に不快感を煽る悲鳴が辺りに響く。
戦闘はその後もアルストロイの優位で進んだ。雷の速度と人知を超えた力の前に、黒竜はなす術もない。一つ両者が重なる度に竜の身体の傷は増え、今では驚異の欠片も感じられなかった。
傍からその戦いを見ていたアニムは、勝敗が決まった事を悟った。もはや黒竜に精霊を打ち倒す力は残っておらず、蹂躙されていくだけだろう。
その判断はおおよそ正しく、アルストロイの動きに黒竜はついていけていない。
(どうやら……認めねばならぬらしいな。あれが我の支配に無いのだから、仕方あるまい)
竜を圧倒する雷の精霊は、確実に人の王に成らんとする少女に与するだろう。つまり少女は、真の意味で精霊の加護を受けた最初の存在として、人間を率いるに相応しい存在となる。
アニムは戦いを少し離れた位置から傍観するローゼリエッタを見た。
心配そうに戦いを見守る少女の姿は、とてもこれから王として君臨する者の姿には見えない。しかし内には確かに王足り得る資質を持ち合わせていて、その大きな落差に思わず微笑みが零れた。
あと幾らもしないうちに、新たな王が産声を上げるだろう。
だがその視線を移した僅かな時間のせいで、黒竜が密かに牙を研ぎ澄ませていることにアニムは気づくことが出来なかった。
黒竜が苦し紛れに尾を振るう。長尺としたそれは、本来であれば魔導砲に次ぐ攻撃範囲を持った、脅威となる一撃だ。だが今ではその攻撃も、戦闘による傷、疲弊により、ローゼリエッタが辛うじて避けた物とは比べ物にならない程粗末なものとなってしまっている。
当然ながらアルストロイがこんなものに当たる筈が無い。横凪に払われる尾を軽々と飛び越える。竜はそのまま体を一回転させると、続けてアルストロイ目掛けて体当たりを仕掛けた。だがこれも、アルストロイには通じない。
アルストロイは迫る黒竜の頭を踏みつけると更に跳躍をし、巨大な体を飛び越える。そして、着地と同時に攻撃に移る目論見を立てた。しかし……高々と跳躍してしまったのがいけなかった。
黒竜は飛び跳ねるアルストロイには目もくれず、その戦いを眺めていたローゼリエッタに向かって突進を開始したのだ。いかに身体能力が高かろうと、空中にいては移動など出来ない。仮に、彼が他の精霊と同じ力を持っていたのならば、それも可能だったろう。だが今の彼にその力はない。
『……なっ!?』
竜の向かう先には愛する妹。無い筈の背中がぞくりと震える。
『うぉおおお!!』
苦し紛れにしかならないが、竜目掛けて斧を投擲してみた。これで気を引けたのなら目っけ物。足を止められたのなら最上の出来だったが……空中で力の乗らぬ体勢からの攻撃など高が知れている。案の定、その攻撃は竜の突進を妨げるに至らない。
『くそっ!! ロゼ! 逃げろぉぉおおお!!』
竜の巨大な体に阻まれ、少女の姿は見えない。更には少女の声も聞こえぬものだから、その叫びが聞こえたのかどうかも分からない。
何もかもわからぬ状態のまま、竜はローゼリエッタの居た場所を踏み抜いた。
迫る黒竜を見て、ローゼリエッタは道具袋に忍ばせた傀儡の仮面に手を伸ばす。それは少女が残していた最終手段。自らの身体を自らの力で操る秘術である。通常であれば、使用後大きな被害を被るこの手段は、可能な限り選ぶわけにはいかない。だがこの場においてはその限りではなかった。何故なら、例え身動きが取れなくとも、例え意識が途絶えようとも、後を任せられる人がいるのだ。だから少女に迷いはない。仮面を取り出すと直ぐに身に着け、迫る黒竜に意識を集中させる。
度重なる攻防により、ローゼリエッタの身体に纏わせていた糸は大部分が断裂してしまっていた。これでは自らの身体を操ることは叶わない。ただその糸の代用品があれば話は別だ。少女はこれに、自らの魔力で紡いだ糸を用いた。
指先から淡く光る糸が伸びる。透明で、触れることのない魔力の糸だ。それは断裂してしまった箇所を補うように伸び、少女の身体に纏わりつく。これこそが、ローゼリエッタが傀儡師として自ら編み出した技術であった。
「…………」
既に少女の口は動かない。
頭はすっきりと冴えているが、体は言うことを聞かず、唯一動く指先だけが、彼女の抗う術となる。
だからアルストロイの叫び声を聞きながらも、ローゼリエッタは言葉を返すことが出来なかった。
その代わりに少女は、舞うように戦場を駆け黒竜の突進を回避する。そして回避だけに飽き足らず、そのまま巨大な前足を蹴りつけた。肉体の限界値を一切考慮しない、魔力の糸を纏った一撃。その攻撃により竜は足を掬われ、頭から地面に突っ込む羽目になる。
蹴りつけた足から痛みは感じない。動きに支障もない。だが無傷である筈が無い。それでも少女は良しと考え、再び戦場を駆けると、アルストロイの下へと駆けよった。
竜の悲鳴を聞き、地面に降りたアルストロイは、近寄ってきた物言わぬ仮面の舞闘士を見て一先ず安堵する。綺麗だったドレスはズタズタで、隙間から見える白い肌も所々青く変色してしまっている。しかしそれはアルストロイが体を手に入れる以前からそうだったものだ。つまり竜の体当たりで少女が受けた傷は一つもない。
だがその視線が足に向かった時、アルストロイは言葉を失くした。
脹脛から折れた骨が突き出て、鮮血が滴っている。見ているだけで顔が引きつるような痛々しい姿。とてもではないが走れる状態ではない。
アルストロイはローゼリエッタの肩に手を置くと、座るように促した。それから道具袋に手を伸ばすと、一振りの剣を引っ張り出す。
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