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23章 聖戦
錯綜
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アルストロイは駆ける。早く、更に早く。強き意思は身体にも影響を与え、雷の身体を更なる段階へと進化させる。
放電音が一際強くなった。更に踏み出す足は速くなり、やがてその速度は光と同化し黒竜目掛けて迸る。
『おおおおお!!!』
アルストロイは剣を振るう。精霊と化した精神から見える世界は、視覚で捉える景色よりも大分複雑で、より鮮明だ。真っ黒だった竜の身体も、各部位ごとの強度の違いから、死角、弱点に至るまで筒抜けとなっている。
加えて光の速度で動くアルストロイの眼には、竜の鈍重な動きなど止まっているに等しい。
故にアルストロイが振るった剣が、竜の心臓を貫くのは必然であった。
閃光が収まり、アルストロイは竜のはるか後方で膝をつく。慣れぬ力を使った反動で体が言うことを聞かない。
だがそれでも危険は皆無だった。何故なら既に黒竜は地に倒れ、身動き一つしていなかったからだ。
それでもアルストロイは、事実を確認しようと動かぬ身体を無理矢理動かし、倒れた竜を、そして大人しく座り込む妹を振り返った。
戦いは終わりを迎える。
アニムが課した試練は達成され、人類の存命が約束された。ローゼリエッタの願い通り、病魔を食らう物はいずれアニムにより封印されることになるだろう。
(うむ。これだけの力を有しているのならば、いま一度様子を見てみるのも一興か)
一抹の不安は残されている。だがそれもかつての王国に比べれば限りなく低い。傍観者であったアニムは、期待できる王の誕生を純粋に喜び、今後に大いに期待を寄せた。
アニムは先ず、動かぬ黒竜の処理に掛かった。
夜空を仰ぎ一つ咆哮を上げる。すると巨人が現れた時のように、全てを吸い込む黒穴が現れ、竜を吸い込んでしまった。後に残るは真っ黒に染まった大地のみ。
そこまでするとアニムは、へたり込む二人に向かって声をかけた。
『見事だ。其方らは自らの力を示して見せた。次は我が約束を守る番だ』
白龍の言葉を受け、ローゼリエッタとアルストロイは心の底から安堵した。
漸く、長き旅に終止符が打たれる。そしてその旅は、最上の形で終わりを迎えたのだ。
アニムは意識を集中させる。何しろ世界の決定を書き換える大仕事だ。それは全身全霊をもってかからねば成しえない。
百年余り前に行った工程を思い出しながら、頭の中で反芻し、それを実行に移そうと目を開く。
空を見上げ、再び咆哮を上げようと口を開いた。
だが……ここである不確定要素が彼らを襲った。
風が吹き荒れた。風は妖精が管理している為、本来突風すら吹く筈が無い。つまりこの風は、自然発生したものではなく作為的に発生したものだ。
それを証拠づけるように、風はローゼリエッタの周囲を逆巻き、白龍の視界から少女を覆い隠していった。
『……む? 風が……一体何事だ!?』
驚愕の声はアニムの物だ。つまりこれは、アニムの仕業ではない。では一体誰の仕業なのか。
何事かと辺りを見渡すアルストロイ。ローゼリエッタは竜巻の中で、必死に眼球を動かして、仮面の隙間から見える小さな世界の様子を探る。すると、風の唸る音に紛れて懐かしい声が聞こえた。
「ロゼェェーー!!」
切迫した女の声。それは一月ほど前に別れた革命軍の仲間の物に似ている。
唐突に風が止む。その瞬間、一体の黒い鎧が二人の前に姿を現した。大の大人をはるかに超える巨体。先ほどの黒竜を彷彿とさせる漆黒の素体。続いて現れた金髪の女をみて、ローゼリエッタは驚愕した。
「ロゼ! 大丈夫!?」
現れたのはローゼリエッタの親友である傀儡師、セリア・フォルオーゼだった。
傀儡人形とお揃いの黒いドレスに身を包み、従える騎士は更に禍々しく変化を遂げている。
セリアは座り込むローゼリエッタを見て一つため息をつくと、自身が操る傀儡人形『悪魔の騎士』を携え、目の前に佇む白龍を睨みつけた。
乱入者は彼女だけでは無かった。
続いて姿を現したのは体の半分が枯れ木で出来た小柄な少年。最後に黒き獅子の腕をした男が参入する。
二人の内少年は、ローゼリエッタに寄り添うと、少女の顔についた仮面を取り外した。開けた視界に移ったのは革命軍に属していた魔法使いリエントの顔。酷く心配そうに顔を顰めている。
「ロゼさん、大丈夫ですか!? うっ……酷い怪我……直ぐに直しますから!」
言うや否や、リエントは即座に治癒魔法を唱え始める。
いつの間に上達したのか、リエントが魔法を唱えると少女の足に出来た傷は瞬く間に癒えていく。これまでも随分世話になった治癒魔法の一つであったが、かつてこれ程までに強力な物は見たことが無かった。
ほんの少しの時間で、ローゼリエッタの傷は完治する。だが癒えたのは物理的な傷口だけだ。仮面の代償は癒えることはなく、喋ることも、体を動かすことも出来ない。
僅かに身じろぐローゼリエッタに向かって、今度は獅子の腕が伸びてくる。
「全く、無茶をする聖女様だ。まあいい。生きているのだからな。説教は後でたっぷりとさせて貰おう。……さて、少し待っていると良い。諸悪の根源を退治してしまうからな」
毛むくじゃらの手は少女の頭を優しくなでる。それから三人は険しい顔で立ち上がると、白龍に対峙した。
一方アルストロイは蚊帳の外となっていた。
それも当然の事で、力を使い果たしたアルストロイの身体は一時的に霊体、つまり目に見えない状態になってしまっている。勿論声も届くことはない。だから乱入してきた彼らが大きな勘違いしていることを正すことも出来なかった。
ここにきて再び、精霊として未熟である点が足を引っ張ってしまったようだ。通常の精霊であれば雷を放つなどして注意を引くことも出来ようが、今の彼にそれは出来ない。尤も、魔力を大幅に消費した現在の状態では、仮に力を使いこなせたとしても難しかっただろうが。
『何をしているんだ!! 違う……白き龍は諸悪の根源なんかじゃない!! やめるんだ!!』
どれだけ叫ぼうと、その声は誰の耳にも届かない。
眼下で繰り広げられる光景を見て、アニムは可笑しくて堪らなかった。
王となる筈の少女は口もきけず、その騎士も今は霊体となり手も足も出せない。暴走する配下を御することも出来ぬまま、ただ見ていることしか出来ないその姿を見れば、いずれ来るであろう破滅も容易に想像できた。
そして暴走した人間達は、またもや無意味な争いを始めようとしている。
『ククク……』
アニムは先までの自分の言動に笑いが堪え切れなかった。
確かに先程まで、自身は人間に新たな可能性を感じ、本気で手を差し伸べる気でいた筈だ。ところがどうだ。今目の前にいるのは、力に貪欲であるが故に魔物の力をも奪い取った愚物達である。神から授かった神聖なる体を、自ら手で異形の物へと作り変え、そして世界の決定を、その奪い取った力で変えようとしている。こんなもの、端から救う価値など無かったのだ。
『ククク、クハハハハ!! なんと我は愚かだったのだ! こうなることは何百年も前から判っていたことではないか!』
そう、アニムには全てがわかっていたのだ。数百年前、人間が世界の管理者から様々な物を奪い取ったあの時から。
(エルフから魔法の力を奪い、ドワーフから鍛冶の技術を奪い、セリオンから動物の知識を奪い、剰え領地も奪い取っていったあの人間どもが、今更『略奪』を捨てることなど出来る筈が無かったのだ!)
アニムは決めた。このまま人間をのさばらしておけば、世界に更なる被害が加えられてしまうだろう。少女との約束は反故となってしまうだろうが、それでもこの愚か者どもは懲らしめねばならぬと。
眼下で屯する愚物らは、生意気にも敵意をもって睨みつけてくる。この視線はアニムにとって不快以外の何物でもなく、牙をむくのに十分な理由であった。
放電音が一際強くなった。更に踏み出す足は速くなり、やがてその速度は光と同化し黒竜目掛けて迸る。
『おおおおお!!!』
アルストロイは剣を振るう。精霊と化した精神から見える世界は、視覚で捉える景色よりも大分複雑で、より鮮明だ。真っ黒だった竜の身体も、各部位ごとの強度の違いから、死角、弱点に至るまで筒抜けとなっている。
加えて光の速度で動くアルストロイの眼には、竜の鈍重な動きなど止まっているに等しい。
故にアルストロイが振るった剣が、竜の心臓を貫くのは必然であった。
閃光が収まり、アルストロイは竜のはるか後方で膝をつく。慣れぬ力を使った反動で体が言うことを聞かない。
だがそれでも危険は皆無だった。何故なら既に黒竜は地に倒れ、身動き一つしていなかったからだ。
それでもアルストロイは、事実を確認しようと動かぬ身体を無理矢理動かし、倒れた竜を、そして大人しく座り込む妹を振り返った。
戦いは終わりを迎える。
アニムが課した試練は達成され、人類の存命が約束された。ローゼリエッタの願い通り、病魔を食らう物はいずれアニムにより封印されることになるだろう。
(うむ。これだけの力を有しているのならば、いま一度様子を見てみるのも一興か)
一抹の不安は残されている。だがそれもかつての王国に比べれば限りなく低い。傍観者であったアニムは、期待できる王の誕生を純粋に喜び、今後に大いに期待を寄せた。
アニムは先ず、動かぬ黒竜の処理に掛かった。
夜空を仰ぎ一つ咆哮を上げる。すると巨人が現れた時のように、全てを吸い込む黒穴が現れ、竜を吸い込んでしまった。後に残るは真っ黒に染まった大地のみ。
そこまでするとアニムは、へたり込む二人に向かって声をかけた。
『見事だ。其方らは自らの力を示して見せた。次は我が約束を守る番だ』
白龍の言葉を受け、ローゼリエッタとアルストロイは心の底から安堵した。
漸く、長き旅に終止符が打たれる。そしてその旅は、最上の形で終わりを迎えたのだ。
アニムは意識を集中させる。何しろ世界の決定を書き換える大仕事だ。それは全身全霊をもってかからねば成しえない。
百年余り前に行った工程を思い出しながら、頭の中で反芻し、それを実行に移そうと目を開く。
空を見上げ、再び咆哮を上げようと口を開いた。
だが……ここである不確定要素が彼らを襲った。
風が吹き荒れた。風は妖精が管理している為、本来突風すら吹く筈が無い。つまりこの風は、自然発生したものではなく作為的に発生したものだ。
それを証拠づけるように、風はローゼリエッタの周囲を逆巻き、白龍の視界から少女を覆い隠していった。
『……む? 風が……一体何事だ!?』
驚愕の声はアニムの物だ。つまりこれは、アニムの仕業ではない。では一体誰の仕業なのか。
何事かと辺りを見渡すアルストロイ。ローゼリエッタは竜巻の中で、必死に眼球を動かして、仮面の隙間から見える小さな世界の様子を探る。すると、風の唸る音に紛れて懐かしい声が聞こえた。
「ロゼェェーー!!」
切迫した女の声。それは一月ほど前に別れた革命軍の仲間の物に似ている。
唐突に風が止む。その瞬間、一体の黒い鎧が二人の前に姿を現した。大の大人をはるかに超える巨体。先ほどの黒竜を彷彿とさせる漆黒の素体。続いて現れた金髪の女をみて、ローゼリエッタは驚愕した。
「ロゼ! 大丈夫!?」
現れたのはローゼリエッタの親友である傀儡師、セリア・フォルオーゼだった。
傀儡人形とお揃いの黒いドレスに身を包み、従える騎士は更に禍々しく変化を遂げている。
セリアは座り込むローゼリエッタを見て一つため息をつくと、自身が操る傀儡人形『悪魔の騎士』を携え、目の前に佇む白龍を睨みつけた。
乱入者は彼女だけでは無かった。
続いて姿を現したのは体の半分が枯れ木で出来た小柄な少年。最後に黒き獅子の腕をした男が参入する。
二人の内少年は、ローゼリエッタに寄り添うと、少女の顔についた仮面を取り外した。開けた視界に移ったのは革命軍に属していた魔法使いリエントの顔。酷く心配そうに顔を顰めている。
「ロゼさん、大丈夫ですか!? うっ……酷い怪我……直ぐに直しますから!」
言うや否や、リエントは即座に治癒魔法を唱え始める。
いつの間に上達したのか、リエントが魔法を唱えると少女の足に出来た傷は瞬く間に癒えていく。これまでも随分世話になった治癒魔法の一つであったが、かつてこれ程までに強力な物は見たことが無かった。
ほんの少しの時間で、ローゼリエッタの傷は完治する。だが癒えたのは物理的な傷口だけだ。仮面の代償は癒えることはなく、喋ることも、体を動かすことも出来ない。
僅かに身じろぐローゼリエッタに向かって、今度は獅子の腕が伸びてくる。
「全く、無茶をする聖女様だ。まあいい。生きているのだからな。説教は後でたっぷりとさせて貰おう。……さて、少し待っていると良い。諸悪の根源を退治してしまうからな」
毛むくじゃらの手は少女の頭を優しくなでる。それから三人は険しい顔で立ち上がると、白龍に対峙した。
一方アルストロイは蚊帳の外となっていた。
それも当然の事で、力を使い果たしたアルストロイの身体は一時的に霊体、つまり目に見えない状態になってしまっている。勿論声も届くことはない。だから乱入してきた彼らが大きな勘違いしていることを正すことも出来なかった。
ここにきて再び、精霊として未熟である点が足を引っ張ってしまったようだ。通常の精霊であれば雷を放つなどして注意を引くことも出来ようが、今の彼にそれは出来ない。尤も、魔力を大幅に消費した現在の状態では、仮に力を使いこなせたとしても難しかっただろうが。
『何をしているんだ!! 違う……白き龍は諸悪の根源なんかじゃない!! やめるんだ!!』
どれだけ叫ぼうと、その声は誰の耳にも届かない。
眼下で繰り広げられる光景を見て、アニムは可笑しくて堪らなかった。
王となる筈の少女は口もきけず、その騎士も今は霊体となり手も足も出せない。暴走する配下を御することも出来ぬまま、ただ見ていることしか出来ないその姿を見れば、いずれ来るであろう破滅も容易に想像できた。
そして暴走した人間達は、またもや無意味な争いを始めようとしている。
『ククク……』
アニムは先までの自分の言動に笑いが堪え切れなかった。
確かに先程まで、自身は人間に新たな可能性を感じ、本気で手を差し伸べる気でいた筈だ。ところがどうだ。今目の前にいるのは、力に貪欲であるが故に魔物の力をも奪い取った愚物達である。神から授かった神聖なる体を、自ら手で異形の物へと作り変え、そして世界の決定を、その奪い取った力で変えようとしている。こんなもの、端から救う価値など無かったのだ。
『ククク、クハハハハ!! なんと我は愚かだったのだ! こうなることは何百年も前から判っていたことではないか!』
そう、アニムには全てがわかっていたのだ。数百年前、人間が世界の管理者から様々な物を奪い取ったあの時から。
(エルフから魔法の力を奪い、ドワーフから鍛冶の技術を奪い、セリオンから動物の知識を奪い、剰え領地も奪い取っていったあの人間どもが、今更『略奪』を捨てることなど出来る筈が無かったのだ!)
アニムは決めた。このまま人間をのさばらしておけば、世界に更なる被害が加えられてしまうだろう。少女との約束は反故となってしまうだろうが、それでもこの愚か者どもは懲らしめねばならぬと。
眼下で屯する愚物らは、生意気にも敵意をもって睨みつけてくる。この視線はアニムにとって不快以外の何物でもなく、牙をむくのに十分な理由であった。
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