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10章 救出作戦
コーンウェル救出作戦 4
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息が上がる。力が抜ける。
背後から迫る敵の軍勢。先ほど聞こえた大きな声では、あの巨大な悪魔が二百もこの国に向かっているらしい。
心が挫けそうになる。心が諦めそうになる。
だがそうなりかけた国の民に向けて、真っ赤な騎士が手を差し伸べた。
コーンウェルの民は、漸く西門に辿り着き、急ぎ門を開く作業を始めた。
壁に突き出た棒を掴むと下に引き倒す。加えて複雑に定められた手順で機構を操作する。やがて鈍重な音が響き、ゆっくりと、ゆっくりと門はその口を開いていく。
防壁を閉ざしていた門が半分ほど開くと、その先には三体の巨鎧兵の姿があった。
「ひぃっ!悪魔!悪魔だああ!」
「どういうことだ!?革命軍が助けてくれるんじゃなかったのか!?」
話に聞いただけの彼らに、巨鎧兵の見分けなど付く筈もない。
ならばそれを見た民の口から、悲鳴が上がるのも当然の事だった。
騒然とする一同。
上がる悲鳴は重なって更に大きく周囲を埋めていく。
危機感を覚えた国王は、急ぎ民を宥めにかかった。
「静まれ!静まれぇ!敵ならば問答無用で襲ってきておる!落ち着くのだ!」
王の一喝により、次第に民は落ち着きを取り戻す。
すると頭上から女性の大きな声が聞こえてきた。
「流石王様。助かるわ。さぁ、今なら大丈夫よ。転送魔法を起動しましょう!元気のある者達はあの車の中へ!私たちが安全なところまで運ぶわ!」
漸く、彼らが安全な所へと避難する時である。
先ずは長距離の移動に耐えきれない女子供、そして体の不自由な者たちが群れから分けられた。
魔法の準備はここまで逃げてきた間に出来ている。大まかな区分けが済むと、魔法学校の生徒が転送魔法を発動した。
淡い光で輝く魔法陣は、魔法行使に伴いその輝きを増し、強く明滅を始める。
やがてひと際強い発光の後、長距離移動に耐えきれないとされた民千人が、その場から人形の館に転移された。
役目を終えた魔法石は輝きを無くし、生徒の手の中に納まる。
次は、残す千人の民の避難だ。
残された者たちは、目の前にある鉄の車に乗り込む。
最初に女が年上から、次に男が年上から。そうしていっぱいまで乗り込むと、鉄の箱舟は動き出した。
「乗り込み完了!鉄の箱舟、離脱します!」
巨鎧兵隊のうちの一機が、鉄の箱舟を引きその場を後にする。
それに続くように、もう一機の鉄の騎士が、残された民を護衛してその場を離れた。
救出作戦は無事成功。あとは彼らが、無事人形の館に到着することを祈るだけだ。
その場に残ったのは、真っ赤な巨鎧兵一機のみ。
シャルルは離れていく人々の姿を見ながら、まだ来ぬ仲間を待ち続ける。
バルドリンガの軍勢と戦い続ける傀儡師隊。
もう何人殺したかも覚えていない。
辺りは血の匂いが充満し、金属がかち合う音と、悲鳴が盛大な合唱を繰り広げる。
倒しても倒しても絶え間なく襲い掛かる兵士たち。
傀儡師とその守護者は、皆肩で息をしながら、いつ終わるとも知れない戦いを繰り返した。
そんな中、遂に魔法発動を知らせる閃光が瞬く。
セリアはその光を感じるや否や、即撤退の声を上げた。
「あの光は……!傀儡師隊!撤退します!速やかに西の門へ!」
五人の傀儡師は体勢を立て直し西へ駆けだした。
後は彼女らが逃げ切るだけで、作戦は全てが完了となる。
だが、これまでも散々煮え湯を飲まされたバルドリンガが、このまま終わる筈がない。
バルドリンガ軍の人ごみの中から、一人の屈強な男が、声を張り上げて前に躍り出た。
「逃がさんぞ!王に仇名す不届きものめらが!」
戦場に響く力強い雄たけび。
日の光を浴び銀に輝くチェストプレート。茶色の髪は短く切りそろえられ、むき出しの腕は農民の足程の太さがある。
「我が名はパシウス!バルドリンガ軍三将が一人なり!貴様らのような輩を、逃すわけがあるまい!」
その言動、仕草の一つ一つから、他の兵とは一線を画す威圧感を放っている。
彼は、間違いなく一騎当千の猛者であった。
今の傀儡師隊が、当然そんな戦士を相手にする筈がない。
目的は達成され、残された工程はこの場からの逃走以外にないのだ。
名乗りを上げたパシウスに対し、一言も言葉を返すことをせずに、傀儡師たちは一目散に駆け出した。
これに気を悪くしたのは、言うまでも無くパシウスだ。
腰に携えた名剣を引き抜くと、標的を滅さんと大地を蹴った。
「待てと言っているのが……わからんのかああ!!」
蹴った地面が爆ぜ、人間とは思えぬ速度で一人の傀儡師の背後に肉薄する。
そして無防備な背中に剣を突き立てた。
「ふん!」
「ギッ!ギャアア!!」
その動きに、誰も反応が出来なかった。
背を向けていたということもある。だが、少なくとも刺された傀儡師の守護者は、一時たりとも気を抜いていなかった。
走りながらも背後の様子を見たセリアは現実を理解する。
(格が違い過ぎる!私たちじゃ勝ち目がない!)
これまで戦った兵士とは次元が違う存在。長らく戦場から離れていた傀儡師にとっては、とてもではないが手に負えない存在だ。
それでも彼女は、立ち止まらなければならなかった。
誰かが足止めをしなくては、一人として生き残ることは出来ないだろうから。
セリアは、昔からずっと一緒だった守護者を見つめる。
すると彼女の意思をくみ取り、ウルカテが力強く頷いた。
腹を決め、歯を噛みしめ、拳を力強く握りしめる。
後は立ち止まって睨みつけるだけで、奴は喜んで剣を振るだろう。
防戦に徹し、人形を盾にしつつも攻撃を三つ防ぎきる。続けてウルカテが三つ防げば、残された傀儡師らは、防壁の外にいるシャルルと合流することが出来る。
セリアが立ち止まろうと地を強く踏みしめた時、思いもよらぬ声が上がった。
「そのまま行くのだ!フォルオーゼよ!」
声は年老いた傀儡師の物。そして二つ目の声が上がる。
「わしらがこやつを引き留める!その隙にここを離れるのだ!」
一つは四つ足の傀儡人形を操る爺。一つは六つ足の傀儡人形を操る婆。
二人の戦士は人形と共に立ち止まると、悠然と立つ猛将を睨みつけた。
驚愕のあまり立ち止まるセリア。
「そんな!それは私の役目で……」
隊を指揮する立場にある者、配下の命を守る義務を有する。
それを全うするのは私だと、セリアは叫びたかった。
しかし老人たちは首を振り、その続きを遮る。
「ならぬ!おぬしはこの先、フォルオーゼ家を背負って立つ者。このような場で死んではならんのだ!」
「その通りじゃ。こういった役目は年寄りにまかせんさい。ステイよ!頑固なお姫様を連れていけ!」
婆の声を聞き、婆の守護者は即座に背を向けた。
そのままセリアを掴み、引きずるように門へと駆けていく。
「ちょ、ちょっと!離しなさい!」
「駄目だ!婆さんはあんたらに託したんだ!傀儡師の未来を!これからの時代を!その思いを無駄には出来ない!」
その言葉に、彼女は言葉を失う。
悲痛な叫びを聞き、セリアはステイと二人の老人を交互に見た。
(悔しい……!私にもっと力があれば!)
どれだけ強く願おうとも、その力は都合よくあらわれたりはしない。
歯を食いしばり、セリアはステイの腕を振り払う。
それからもう一度だけ立ち止まると、小さな二つの背中に向かって叫んだ。
「絶対……絶対生きて戻ってきてください!あの場所へ!」
それから先は脱兎のごとく。
やがてセリアらは、開け放たれた西門を潜り抜けた。
戦場に残った二人の傀儡師。
その眼前には化け物が一人と兵士が約二千。
この場から生きて帰ることなど、到底かなうものではない。
婆は笑いながらパシウスに語り掛けた。
「まさか待っていてくれるとは思わなんだ」
「今生の別れに水を差す程落ちぶれてはおらんよ」
彼の態度は寛容だった。
それがまた、爺と婆には納得できない。
「先ほどは逃がさぬと言っていたのにどういうことじゃ?」
爺の問いかけに対し、パシウスは剣を肩に担ぎ鼻で笑い飛ばす。
「これまで我が国を出し抜いた者たちを、全員相手にできるなど思っておらんよ。それに、我々の目的はほぼ達成されつつあるのでな」
「ならばわしらも見逃して欲しいものだがの」
冗談交じりに婆がつぶやく。
だがパシウスは、担いだ剣を振り下ろし冷たく言い放った。
「それは無理な相談だ」
殺気を放つ猛将を前に、爺と婆はかかと笑う。
やがて始まった戦いは、十数えることなく終わりを告げた。
背後から迫る敵の軍勢。先ほど聞こえた大きな声では、あの巨大な悪魔が二百もこの国に向かっているらしい。
心が挫けそうになる。心が諦めそうになる。
だがそうなりかけた国の民に向けて、真っ赤な騎士が手を差し伸べた。
コーンウェルの民は、漸く西門に辿り着き、急ぎ門を開く作業を始めた。
壁に突き出た棒を掴むと下に引き倒す。加えて複雑に定められた手順で機構を操作する。やがて鈍重な音が響き、ゆっくりと、ゆっくりと門はその口を開いていく。
防壁を閉ざしていた門が半分ほど開くと、その先には三体の巨鎧兵の姿があった。
「ひぃっ!悪魔!悪魔だああ!」
「どういうことだ!?革命軍が助けてくれるんじゃなかったのか!?」
話に聞いただけの彼らに、巨鎧兵の見分けなど付く筈もない。
ならばそれを見た民の口から、悲鳴が上がるのも当然の事だった。
騒然とする一同。
上がる悲鳴は重なって更に大きく周囲を埋めていく。
危機感を覚えた国王は、急ぎ民を宥めにかかった。
「静まれ!静まれぇ!敵ならば問答無用で襲ってきておる!落ち着くのだ!」
王の一喝により、次第に民は落ち着きを取り戻す。
すると頭上から女性の大きな声が聞こえてきた。
「流石王様。助かるわ。さぁ、今なら大丈夫よ。転送魔法を起動しましょう!元気のある者達はあの車の中へ!私たちが安全なところまで運ぶわ!」
漸く、彼らが安全な所へと避難する時である。
先ずは長距離の移動に耐えきれない女子供、そして体の不自由な者たちが群れから分けられた。
魔法の準備はここまで逃げてきた間に出来ている。大まかな区分けが済むと、魔法学校の生徒が転送魔法を発動した。
淡い光で輝く魔法陣は、魔法行使に伴いその輝きを増し、強く明滅を始める。
やがてひと際強い発光の後、長距離移動に耐えきれないとされた民千人が、その場から人形の館に転移された。
役目を終えた魔法石は輝きを無くし、生徒の手の中に納まる。
次は、残す千人の民の避難だ。
残された者たちは、目の前にある鉄の車に乗り込む。
最初に女が年上から、次に男が年上から。そうしていっぱいまで乗り込むと、鉄の箱舟は動き出した。
「乗り込み完了!鉄の箱舟、離脱します!」
巨鎧兵隊のうちの一機が、鉄の箱舟を引きその場を後にする。
それに続くように、もう一機の鉄の騎士が、残された民を護衛してその場を離れた。
救出作戦は無事成功。あとは彼らが、無事人形の館に到着することを祈るだけだ。
その場に残ったのは、真っ赤な巨鎧兵一機のみ。
シャルルは離れていく人々の姿を見ながら、まだ来ぬ仲間を待ち続ける。
バルドリンガの軍勢と戦い続ける傀儡師隊。
もう何人殺したかも覚えていない。
辺りは血の匂いが充満し、金属がかち合う音と、悲鳴が盛大な合唱を繰り広げる。
倒しても倒しても絶え間なく襲い掛かる兵士たち。
傀儡師とその守護者は、皆肩で息をしながら、いつ終わるとも知れない戦いを繰り返した。
そんな中、遂に魔法発動を知らせる閃光が瞬く。
セリアはその光を感じるや否や、即撤退の声を上げた。
「あの光は……!傀儡師隊!撤退します!速やかに西の門へ!」
五人の傀儡師は体勢を立て直し西へ駆けだした。
後は彼女らが逃げ切るだけで、作戦は全てが完了となる。
だが、これまでも散々煮え湯を飲まされたバルドリンガが、このまま終わる筈がない。
バルドリンガ軍の人ごみの中から、一人の屈強な男が、声を張り上げて前に躍り出た。
「逃がさんぞ!王に仇名す不届きものめらが!」
戦場に響く力強い雄たけび。
日の光を浴び銀に輝くチェストプレート。茶色の髪は短く切りそろえられ、むき出しの腕は農民の足程の太さがある。
「我が名はパシウス!バルドリンガ軍三将が一人なり!貴様らのような輩を、逃すわけがあるまい!」
その言動、仕草の一つ一つから、他の兵とは一線を画す威圧感を放っている。
彼は、間違いなく一騎当千の猛者であった。
今の傀儡師隊が、当然そんな戦士を相手にする筈がない。
目的は達成され、残された工程はこの場からの逃走以外にないのだ。
名乗りを上げたパシウスに対し、一言も言葉を返すことをせずに、傀儡師たちは一目散に駆け出した。
これに気を悪くしたのは、言うまでも無くパシウスだ。
腰に携えた名剣を引き抜くと、標的を滅さんと大地を蹴った。
「待てと言っているのが……わからんのかああ!!」
蹴った地面が爆ぜ、人間とは思えぬ速度で一人の傀儡師の背後に肉薄する。
そして無防備な背中に剣を突き立てた。
「ふん!」
「ギッ!ギャアア!!」
その動きに、誰も反応が出来なかった。
背を向けていたということもある。だが、少なくとも刺された傀儡師の守護者は、一時たりとも気を抜いていなかった。
走りながらも背後の様子を見たセリアは現実を理解する。
(格が違い過ぎる!私たちじゃ勝ち目がない!)
これまで戦った兵士とは次元が違う存在。長らく戦場から離れていた傀儡師にとっては、とてもではないが手に負えない存在だ。
それでも彼女は、立ち止まらなければならなかった。
誰かが足止めをしなくては、一人として生き残ることは出来ないだろうから。
セリアは、昔からずっと一緒だった守護者を見つめる。
すると彼女の意思をくみ取り、ウルカテが力強く頷いた。
腹を決め、歯を噛みしめ、拳を力強く握りしめる。
後は立ち止まって睨みつけるだけで、奴は喜んで剣を振るだろう。
防戦に徹し、人形を盾にしつつも攻撃を三つ防ぎきる。続けてウルカテが三つ防げば、残された傀儡師らは、防壁の外にいるシャルルと合流することが出来る。
セリアが立ち止まろうと地を強く踏みしめた時、思いもよらぬ声が上がった。
「そのまま行くのだ!フォルオーゼよ!」
声は年老いた傀儡師の物。そして二つ目の声が上がる。
「わしらがこやつを引き留める!その隙にここを離れるのだ!」
一つは四つ足の傀儡人形を操る爺。一つは六つ足の傀儡人形を操る婆。
二人の戦士は人形と共に立ち止まると、悠然と立つ猛将を睨みつけた。
驚愕のあまり立ち止まるセリア。
「そんな!それは私の役目で……」
隊を指揮する立場にある者、配下の命を守る義務を有する。
それを全うするのは私だと、セリアは叫びたかった。
しかし老人たちは首を振り、その続きを遮る。
「ならぬ!おぬしはこの先、フォルオーゼ家を背負って立つ者。このような場で死んではならんのだ!」
「その通りじゃ。こういった役目は年寄りにまかせんさい。ステイよ!頑固なお姫様を連れていけ!」
婆の声を聞き、婆の守護者は即座に背を向けた。
そのままセリアを掴み、引きずるように門へと駆けていく。
「ちょ、ちょっと!離しなさい!」
「駄目だ!婆さんはあんたらに託したんだ!傀儡師の未来を!これからの時代を!その思いを無駄には出来ない!」
その言葉に、彼女は言葉を失う。
悲痛な叫びを聞き、セリアはステイと二人の老人を交互に見た。
(悔しい……!私にもっと力があれば!)
どれだけ強く願おうとも、その力は都合よくあらわれたりはしない。
歯を食いしばり、セリアはステイの腕を振り払う。
それからもう一度だけ立ち止まると、小さな二つの背中に向かって叫んだ。
「絶対……絶対生きて戻ってきてください!あの場所へ!」
それから先は脱兎のごとく。
やがてセリアらは、開け放たれた西門を潜り抜けた。
戦場に残った二人の傀儡師。
その眼前には化け物が一人と兵士が約二千。
この場から生きて帰ることなど、到底かなうものではない。
婆は笑いながらパシウスに語り掛けた。
「まさか待っていてくれるとは思わなんだ」
「今生の別れに水を差す程落ちぶれてはおらんよ」
彼の態度は寛容だった。
それがまた、爺と婆には納得できない。
「先ほどは逃がさぬと言っていたのにどういうことじゃ?」
爺の問いかけに対し、パシウスは剣を肩に担ぎ鼻で笑い飛ばす。
「これまで我が国を出し抜いた者たちを、全員相手にできるなど思っておらんよ。それに、我々の目的はほぼ達成されつつあるのでな」
「ならばわしらも見逃して欲しいものだがの」
冗談交じりに婆がつぶやく。
だがパシウスは、担いだ剣を振り下ろし冷たく言い放った。
「それは無理な相談だ」
殺気を放つ猛将を前に、爺と婆はかかと笑う。
やがて始まった戦いは、十数えることなく終わりを告げた。
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