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零について
しおりを挟む「まずは十年前の事件について詳しく教えて下さい」
「…十年前、一人の少女が箱に入った状態で発見された」
箱は海岸で発見されたが
箱自体は濡れてない
その為、犯人は海に流さず
海岸に箱を放置したと思われる
「なるほど…で、その被害者の少女には親は?」
「あぁ、少女には親はいなかった。幼い頃に捨てられて施設に引き取られた」
可哀想な少女
名前はサラ
捨てられた理由はアルビノだったから
親の身勝手な理由で捨てられ
わずか七歳でこの世を去った
「施設は彼女がいなくなってから警察に連絡しなかったのですか?」
「その施設なんだが…施設内で虐待が頻繁にある所で警察に連絡出来なかったそうだ」
「酷い…」
その施設は子供に対して
食事は少量しか与えず
里親が来る時のみ
身綺麗にさせる
しかし、その里親は
人身売買や臓器の違法売買を行うような裏社会の人ばかり
その為少女がいなくなっても捜索願いが出せなかった
「そんなことが…」
「そのせいもあって、少女の発見が遅れた…だが、少女自体はアルビノという事もあって他の子供とは違う扱いをうけていた」
地下室へ閉じ込められ
食事は一日二回
風呂も毎日はいれる
他の子供より丁重にされていた
だが、ずっと地下室にいたせいで
日に当たれず
肌は白く…いや、白すぎて
とても健康的とはいえなかった…
「ん?だとしたらどうやって施設の外へ?」
「里親と面会時に隙を見て逃げ出したらしい…」
NEXT…
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