白花の咲く頃に

夕立

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土の国《ブレーメン》編 命

5-15 死の司祭 中編

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「俺は死者を浄化できる。お前にとっては相性が悪かったな」

 その場に一人残されたツェツィーリエにゼフィールは冷たく告げる。しかし、彼女は余裕の態度を崩さない。

「予想はしていましたが、やはり使えましたか。しかし、《シレジア》の治癒と浄化の力。聞き及んではおりましたが、実際目の当たりにすると見事なものですね」
「《シレジア》?」

 カーラが首を傾げるが、あえて無視する。

(余計な情報ばかり漏らしてくれる奴だ)

 面倒事を避けるため、ゼフィールがあえて伏せていた情報ばかりツェツィーリエは漏らしてくれる。それが少しばかり気に障る。
 こちらの動揺を誘って情報を垂れ流しているのか、それとも何も考えていないのか。彼女の言動は奔放過ぎて全く判断がつかない。なんにせよ、これ以上余計な事を暴露されるのは御免だ。

「お前の手駒は無くなったぞ。諦めて帰ったらどうだ?」
「手駒が無くなった? ひょっとして、先程の屑達の事をおっしゃっているのですか? 彼らなど、貴方の魔力を削るためと、時間稼ぎのための捨て駒です。最初から何の期待もしていません」
「時間稼ぎ?」
「ええ、時間稼ぎです。ほら、聞こえませんか? 私の人形達が近付いてくる足音が」

 悠然とツェツィーリエが微笑んだ。その姿は自信にあふれていて、自身の勝利を疑っていないように見える。
 それに、この音だ。死体が蘇った頃から聞こえているのだが、何の音だかは分からなかった。彼女の言によれば足音らしいそれは、四方八方から聞こえる上に、大きくなってきているように感じる。
 足――自ら移動する手段を持つ者なのなら、近付いて来ているのかもしれない。

 遠方の空が砂埃で霞んでいる。
 その下で、人の形をした何かがゼフィール達の方へ向ってくるのが見えだした。その数は一○○や二○○では足りない。五○○――、いや、更に多い。音も、もはや雑音ではなく、騒音と言っていい大きさだ。

 シルエットだった何かがハッキリと見えるようになった。
 それは砂人形。
 子供程のものから大柄な男の背丈さえ優に超えるものまで、大きさは大小様々だ。

 目も口もない人形達がただただ包囲を狭めてくる。
 このままだと周囲を全て囲まれてしまいそうだったので、それを嫌い、ゼフィールは集団の一角を風で薙ぎ払った。砂人形達は簡単に崩せたが、できた穴を後から来た人形達がすぐに埋めてしまう。
 壊しても壊しても人形達が迫ってきてキリがない。
 気が付けば、人形達はゼフィールとカーラを取り囲み、抜け出す隙間すら無くなっていた。

 人形の手がゼフィールに伸びてくる。
 四方八方から彼を掴もうとする手を、ゼフィールは本体ごと弾き飛ばした。
 一瞬だけ空間がスッキリするが、すぐに次がやってくる。

 カーラは無事かと見てみれば、彼女の方にも相当数の人形が群がっていた。
 ゼフィールは捕縛しようとしてきた人形達だが、カーラに対しては完全に潰しにきている。絶え間なく体当たりや拳が繰り出されているが、人形の動きが鈍重なお陰で彼女には当たらない。しかし、その一撃は非常に重く、地面を殴った拳は重い音を立て地を凹ませた。

 力が強くとも当たらなければどうということはない。しかし、さすがのカーラもこの数には辟易しているようで、とめどなく愚痴が零れてくる。

「物量作戦にも程があるだろ! なんなんだよ、この数! てか、どこにこんなの隠してたってんだい!?」
「ツェツィーリエを探せ! これはおそらく、そこいらの砂で作った人形をツェツィーリエが操っているだけだ! あいつを潰せば動かなくなるかもしれない!」
「探せって……。この中からどうやって見つけろってんだよ! ああっ、くそっ!」

 横に一閃させたカーラの一撃で二体の砂人形が崩れた。ゼフィールも負けじと一帯の砂人形を吹き飛ばす。
 片っぱしから人形を破壊しているが、ツェツィーリエの姿は見えない。

『そっちから見えないか?』
『駄目だな。砂埃が酷過ぎて何も見えん』
(空からも駄目か)

 居場所が掴めないのなら隠れ蓑の人形を潰していくしかない。ひたすらに作業を続けていると、それをあざ笑うかのようにツェツィーリエの声が聞こえてきた。

「ふふ。着眼点は良いのですが、止まりませんよ。この子達の動きは核の中に刷り込み済みです。私は起動の為の魔力を流し込んだだけ。この子達を止めたければ物理的に破壊しつくすか、私が止めるしかありません」
「じゃぁ、今すぐ止めておくれよ!」
「寝言は寝ている時だけにして下さい」
「あんな事言ってるけど!? おい、ゼフィール! あんたさっきみたいに、こいつら消せないのかい!?」
「不浄な力は感じない。浄化の対象外だ」

 伸びてきた手を腰を屈めて避けると、ゼフィールはカーラの周囲にたむろしていた人形を吹き飛ばした。次いで、自らの上を覆う人形達も吹き飛ばす。
 カーラ方の処理に少しずつ遅れが出ていた。たまに手を貸してなんとか均衡を保っているが、段々と辛くなっているのが本心だ。

 純粋な破壊はゼフィールが最も苦手とする分野だ。魔力を破壊の力に変換するのが下手なため、威力の割に多くの魔力を浪費するし、疲労も蓄積する。現に、身体に汗が滲み、息が上がってきている。

「私、考えたんです。この国の魔力は薄い。それに、殿下のいらっしゃる環境も決して良いとは言えない。そんな状況下では、使った魔力の回復に時間がかかるだろう、と。魔力が十分に回復していなければ大魔法は使えない。殿下の状態はどの程度なのですか?」
「どうだろうな!」
「まぁ、お答えいただけませんよね。ですから、物量で押してみました。結果、貴方は人形達の時を止めるでもなく、ひたすらに手間のかかる作業を行っておられる。これだけの数の時を止められる程までは力が回復していない、と、考えてよいのでしょうね」

 図星過ぎるツェツィーリエの読みに称賛を贈りたくなる。しかし、今はそれどころではない。
 ゼフィールはズボンから最後の羽根を引き抜くと魔力に変換して取り込んだ。わずかに身体が潤うが、この程度では焼け石に水だ。

「ゼフィール、後ろ!」

 カーラの叫び声が聞こえた。振り返ってみると、今にも人形がゼフィールを掴もうとしている。蓄積した疲労のせいで注意力が散漫になっていて、気配に気付けなかった。

(捕まる!)

 覚悟したその瞬間、人形の手が崩れ落ちた。同時に一つの人影が目の前に飛び込んでくる。

「ゼフィール、カーラさん無事!?」

 ゼフィールを庇うようにユリアが人形達に対峙する。ここにいるはずのない彼女の登場に、ゼフィールは少しだけ呆気にとられた。

「ユリア? どうしてお前がここに?」
「あんた達が心配だったからに決まってるじゃない! てか、何なのよ、この人形達! どこもかしこも、こいつだらけだったんだけど!」

 鮮やかにユリアの剣が翻る。悪態をつきつつも彼女の動きに無駄は無く、人形達を確実に屠って行く。
 彼女の介入により、一時崩れかけた均衡が戻った。むしろ、ゼフィール達が押し始めたという方が正しい。

 ――シャン

 錫杖の音が聞こえた。
 こんな乱戦の中でも聞こえるのなら、それなりに近くのはずだ。
 音の出所を探し、ゼフィールは周囲を見回した。そして、見つけた。人形の隙間からこちらを覗くツェツィーリエの姿を。

 彼女は人形の間を縫って前へ躍り出ると、横からユリアに斬りかかった。
 その刃を見もせずユリアが剣で受け止める。繰り出される人形の攻撃をかわしきり、ツェツィーリエの方を向いた彼女は目を丸くした。

「ツェツィーリエさん!? なんであなたが私に斬りつけるのよ!? 相手間違ってるわよ!」
「間違っていませんよ。あなたを憎々しく思っていたのです。こうして手に掛ける機会が訪れ、喜びで胸が震えるほどです」
「はぁ!? なんで私があなたに憎々しく思われなきゃなんないのよっ!?」

 ツェツィーリエを弾き飛ばしたユリアは、その勢いのまま手近な人形を蹴り飛ばした。すぐ後ろに迫っていた人形に反動を付けて剣を突き刺し、胴を二つに切り裂く。

 その隙を突くように、ツェツィーリエの斬り込みがユリアに繰り出された。それを、ほぼ足運びだけでかわしながら、ユリアは剣を振るう。それを受けたツェツィーリエとじりじりと鍔迫り合いをしながら、二人は顔を付きつけた。

「あの晩、彼が触れたのは《ライプツィヒ》の王女とあなただけだった。ずっと傍らではべっていた私には一言すら頂けなかったのに、です。この屈辱、あなたに分かりますか?」
「分かるわけないじゃない! あの晩っていつよ!? 何を言ってるのかも分からないんだけど!」
「ええ。分かってもらおうだなんて思っていません。それに、あなたを殺してしまえば、彼は私の事を深く覚えて下さるでしょう。ですから、死んでさえくれれば、恨みも忘れましょう」

 ツェツィーリエは笑顔のまま錫杖を持たぬ方の手でユリアの剣を握り締めた。手の平から血を流しながら刃先の向きを逸らし、自らの錫杖を自由にする。そして、口元を歪めながらユリアへ刃を突き付けた。
 潔く剣を捨てることでユリアは突きをかわす。そして、お返しとばかりに前のめりになったツェツィーリエの腹を蹴りあげた。

 痛烈な蹴りにツェツィーリエは一瞬怯むが、素早く錫杖を引き戻す。そして、ユリアの軸足目掛けて切りつけた。その攻撃もユリアは糸のような切り傷一つでかわすと、地に落ちた剣を回収し、周囲の人形を斬り払った。
 その間に、ツェツィーリエは嬌声を上げながら人形達の波の中へ退いていく。

「傷。傷を付けましたよ! あは、あははははは!」
「うるさいわね! あんたの方が大怪我じゃない!」
「待てユリア、深追いはするな!」

 ツェツィーリエを追おうとしたユリアをゼフィールは止めた。
 後を追いたいのは分かるが、一人だけ突出したりすれば袋叩きにあい、それこそツェツィーリエの思うつぼだろう。彼女を追うのは一先ず棚上げし、人形の数を削りながら次のチャンスを待つべきだ。

「ユリア、傷は?」
「こんなの傷のうちにも入らないわよ。これが片付いたらまとめて治して」
「こっちも後で頼むわ~」

 ユリアが加わって余裕ができたからか、カーラの喋りも軽い。まだまだ終わりは見えないが、三人で対処すれば人形の一掃も可能に思える。

 寄せてくる人形達をひたすらに壊しているうちに、ゼフィールは、ユリアが額から流している汗に気付いた。
 汗を流すこと自体はおかしくない。全身を使って剣を振るっているのだ。その運動量はかなりのものだろう。ゼフィールでさえ既に汗だくだ。
 しかし、その表情はとても辛そうで、心なしか顔色も優れない。

「おい。ユリア、大丈夫か?」
「大……丈夫」

 珍しく息を乱しながらユリアが答えるが、声に力が無い。それに、返事をした傍から剣を杖代わりにし、辛そうに身体を預ける。そして、ゼフィールの方へ顔を向けたかと思った瞬間、地面へと崩れ落ちた。
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