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終章 ユグドラシル
6-7 母
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ユリアを伴い、ゼフィールはアレクシアの執務室へ跳んだ。
部屋の奥中央にある執務机にはアレクシアが座し、その周囲には多くの官が詰めている。慌てた様子で部屋を出入りする者も多く、いつもに比べ、いやに落ち着きがない。
この部屋にこれだけの人数が集まっている事は珍しい。執務の場なので、常時数人の執政官はいるのだが、この人口密度は初めてだ。
部屋のそこかしこで議論を繰り広げている官達の間を縫い、アレクシアのもとへ向かう。すぐそこまで来たのに彼女が気付く気配が無いので、ゼフィールはアレクシアと議論を交わす官の一人の背を叩いた。
「すまないが、陛下に急ぎ用がある。先に話をさせてもらえないか?」
「何を言っているのだ!? 先程の異常事態への対処以上に急ぎの用件な……ど――」
凄い剣幕で振り返った官がゼフィールの顔を見て言葉を詰まらせた。隣にいるユリアにまで顔が向くと、口を半分開けたなんとも間抜け面になる。
ゼフィールはともかく、ユリアの外見の変化は大きい。
それで事の重大性を悟ったのだろう。間抜け面の官は周囲の者達にも議論を止めさせ、少し脇へと下がった。
開けたスペースからこちらを見たアレクシアの目が大きくなる。そして、苦い表情でこめかみに指をあてた。
「ゼフィールと、横にいるのはユリアでいいのかしら?」
「はい。間違いありません。お別れの挨拶に参りました」
ゼフィールはそっと頭を下げた。その横で、ユリアも頭を下げる。
「別れ、ね。どこか出掛けるの? わざわざ挨拶に来るくらいだから長いのかしら。それに、貴方達の見た目がそんなに変わっているのはなぜ?」
平静を装ってはいるが、アレクシアの声音は強張っている。半分以上は気付いているのだろう。それでもこんな問いをしてきたのは、きっと、認めたくないからだ。
身体から三つの家宝と十字石を外しながらゼフィールは言う。
「もう戻ることはありません。なので、十字石と家宝をお返しします。俺が出て行った後、次の王が選ばれるはずです。その者にお渡しください」
ユリアから《ブレーメン》の十字石も受け取ると、合わせてアレクシアへ手渡した。
「本来ならユリアの十字石は《ブレーメン》の王家に返すべきなのですが、あそこの玉座は現在空席です。正統な王が復権したらお返しください。もう一つの十字石は《ライプツィヒ》が持っています」
「待ってちょうだい! 出て行くのは今でなくてはならないの!? 一週間、いえ、明日でもいい。もう少し時間をちょうだい。お願いよ……」
手渡されたアクセサリをぶちまけながら、アレクシアがゼフィールの腕を掴んだ。
狼狽し、弱々しい様は普段の彼女らしくない。それに、ゼフィールを掴むアレクシアの力は、普段の彼女からは想像もできないほど強い。
彼女の必死さを感じて心苦しかったが、ゼフィールは丁寧にアレクシアの手を引き離す。
「先程異常事態がどうこうと言っていたので、外で不思議な事が起こったのはご覧になられたと思うのですが」
それまでの話題と全く違うことをゼフィールが喋り出したからだろう。アレクシアが怪訝そうに眉根を寄せた。
「あれは俺達がやった事です」
ゼフィールの言葉に、部屋のあちらこちらからざわめきが起きた。
彼らの反応を無視して、床に落ちてしまったアクセサリを拾いながらゼフィールは話を続ける。
「詳細は言えませんが、あれが、俺達が大陸に対して出来る最後の仕事です。張本人の俺達が消えるので、先程のような事はもう起こりません。ですから、あれに対しての対策を立てても無駄になるだけなのですが、各地の様子くらいは見に行った方がいいかもしれませんね」
拾い集めたアクセサリをアレクシアの手に収めると、今度は落とさぬよう握りこませた。
「ここから見ても、先ほどの現象が大規模なものだったのはお分かりでしょう? それだけの事をするために、俺達は神の力を極限まで保持している状態です。存在も、もはや人とは言えない。見た目の変化もそのせい。そんな俺達が現世に留まるのは、あまりに影響が強すぎるのです」
「そんな……、それでも!」
「どれだけ時間をかけようともお母様を満足させられないでしょう。なので、俺達はもう行きます」
「嫌っ! あと一刻でいい! お願い――」
「あの~、お取り込み中のところ申し訳ないんですが、僕もゼフィールに用があるんですけど、いいですか?」
場の空気を読まず、よく知った声が会話に割り込んできた。声の方を振り向くと、執務室の入り口からのんびりとその主が入ってきている。
「リアン?」
彼の登場が予想外過ぎて、ゼフィールは茫然とリアンの動きを追った。
ゼフィール達がここにいるのを知られているのも不思議だったが、何より、会話に入ってきたタイミングがおかしい。
普段の彼ならあんなことはしない。と、なると、きっと、空気を読んだ上での乱入だ。
ゼフィールと同様に周囲の者たちも呆気に取られている。そんな中をリアンは悠々と歩いてくると、ユリアを見て軽口まで叩いた。
「わーお。ユリア、ゼフィールと同じ色になっちゃって。まるで僕が姉弟じゃないみたいになっちゃったね」
「私はあんたの驚きの薄さに驚いたわ」
「んー? まぁ、ユリアの横にいる彼にもっと驚かされたりしたしさ。慣れ?」
「驚かせたって、ゼフィール何したの?」
「ん? まぁ、男同士の内緒話かな」
「はぁ? あんた達昔から内緒話しまくりじゃない。何を今更」
「あれ? そうだっけ? まぁさ、ユリアには入り込めない世界があるわけよ」
ゼフィールのすぐ側まで来ると、軽い調子でリアンは言ってくる。
「だからさ、僕も玄室まで連れて行ってよ。内緒話しまくってる仲だろ?」
「却下だ」
考えるまでもなかった。リアンがなぜ玄室の名を知っているのかは謎だが、その願いは叶えられない。
しかし、断られる事は予想済みだったのか、リアンは相変わらずの調子で後ろに声をかけた。
「やっぱり駄目だったじゃないですか」
「ひょっひょっ。やっぱ、儂が連れて行かんと駄目みたいじゃの」
聞こえてきた声と、リアンの陰から出てきた小柄な人物の姿を見て、ゼフィールは眉をひそめた。
「メティス……」
継承の間でゼフィールを導いた銀髪銀瞳の老婆。
彼女の正体は叡智の神メティス。神話にすら忘れられながら、一人この地に留まり、大地と器達を見守り続けてきた存在。そして、ユグドラシルの再生法を探し続ける、今の事態打開のための切り札でもある。
彼女とゼフィール達とでは役割が違う。
その上、メティスは非常に気まぐれに動くので、いつ、どこで、何をしているのかは全く分からない。
例外的に、最期の時に彼女が現れる理由は一つなので、それは分かる。
けれど、今、この場に現れた目的が分からなかった。
リアンの背後から出てきた上に、あの話っぷりだ。この場に彼がやってきたのに、彼女が一枚噛んでいるのは間違いないのだろうが。
「貴女は継承の間の……」
アレクシアの口から呟きが漏れた。彼女は手にしていたアクセサリを執務机の上に置くと、フラフラとメティスの前へと歩いて行く。そして、膝をついた。
「銀の御方。貴女が息子達の向かう先に彼を連れて行けるというのなら、わたくしも共にお連れください。お願いします」
「あー。親は駄目。自分が代わりに贄になるとか騒ぎ出したりされるとうるさいし。それに、アレクシアはこの国に必要な人間じゃからの。いくら頼まれても無理じゃ」
「そんな! わたくしなどより、ゼフィールの方がよほど必要な人間です! この子はまだ若いし、伸び代もある。贄にはわたくしがなります。ですから――」
「ほら。やっぱりそう言いだした。だから面倒だったんじゃ。集合場所はいつもの所じゃろ? 先に行っておるからの」
耳を塞いだメティスは再びリアンの後ろに隠れ、そして、彼ごと消えた。
二人のいなくなった空間へとアレクシアは手を伸ばし、何も掴まずに拳を握ると、それを床に叩きつける。
ガックリと項垂れた彼女の背中がとても小さく見えた。実際、ゼフィールよりも小さく、細い人なのだ。なのに、その双肩に国という重荷を背負い一人で支えてきた。
何もない世であったなら共に担ぎ、やがてはゼフィールが背負うはずだった荷だ。その引き継ぎはもうできない。彼女に全てを背負わせたまま逝かねばならぬと思うと胸が痛む。
ゼフィールは床にうずくまるアレクシアの傍らにしゃがむと、握りしめられた彼女の手を取った。
「お母様。継承の儀が終わった後、俺が頼んだ事を覚えていらっしゃいますか? 最期まで笑っていてくれと言ったあれです」
その手をゼフィールが両の手で包むと、アレクシアが顔を上げる。今にも泣き出しそうな顔にゼフィールは微笑みかけた。
「笑ってください。でないと、俺の中のお母様の記憶はそのお顔になってしまうので」
「貴方は小さい頃からそう。いつも困ったお願いばかりしてくる。やはりわたくしは教育を間違えたのね」
声を震えさせながらアレクシアが表情を動かす。
半分泣きそうな笑顔だが、それでも、笑おうとしてくれた気持ちがゼフィールには嬉しい。
だから、告げた。これまでの感謝と精一杯の愛情を込めて。
「貴女とこの国の安寧を遠き地から祈りましょう。さようなら、お母様」
その言葉だけを残し、ゼフィールとユリアの姿も執務室から消えた。
部屋の奥中央にある執務机にはアレクシアが座し、その周囲には多くの官が詰めている。慌てた様子で部屋を出入りする者も多く、いつもに比べ、いやに落ち着きがない。
この部屋にこれだけの人数が集まっている事は珍しい。執務の場なので、常時数人の執政官はいるのだが、この人口密度は初めてだ。
部屋のそこかしこで議論を繰り広げている官達の間を縫い、アレクシアのもとへ向かう。すぐそこまで来たのに彼女が気付く気配が無いので、ゼフィールはアレクシアと議論を交わす官の一人の背を叩いた。
「すまないが、陛下に急ぎ用がある。先に話をさせてもらえないか?」
「何を言っているのだ!? 先程の異常事態への対処以上に急ぎの用件な……ど――」
凄い剣幕で振り返った官がゼフィールの顔を見て言葉を詰まらせた。隣にいるユリアにまで顔が向くと、口を半分開けたなんとも間抜け面になる。
ゼフィールはともかく、ユリアの外見の変化は大きい。
それで事の重大性を悟ったのだろう。間抜け面の官は周囲の者達にも議論を止めさせ、少し脇へと下がった。
開けたスペースからこちらを見たアレクシアの目が大きくなる。そして、苦い表情でこめかみに指をあてた。
「ゼフィールと、横にいるのはユリアでいいのかしら?」
「はい。間違いありません。お別れの挨拶に参りました」
ゼフィールはそっと頭を下げた。その横で、ユリアも頭を下げる。
「別れ、ね。どこか出掛けるの? わざわざ挨拶に来るくらいだから長いのかしら。それに、貴方達の見た目がそんなに変わっているのはなぜ?」
平静を装ってはいるが、アレクシアの声音は強張っている。半分以上は気付いているのだろう。それでもこんな問いをしてきたのは、きっと、認めたくないからだ。
身体から三つの家宝と十字石を外しながらゼフィールは言う。
「もう戻ることはありません。なので、十字石と家宝をお返しします。俺が出て行った後、次の王が選ばれるはずです。その者にお渡しください」
ユリアから《ブレーメン》の十字石も受け取ると、合わせてアレクシアへ手渡した。
「本来ならユリアの十字石は《ブレーメン》の王家に返すべきなのですが、あそこの玉座は現在空席です。正統な王が復権したらお返しください。もう一つの十字石は《ライプツィヒ》が持っています」
「待ってちょうだい! 出て行くのは今でなくてはならないの!? 一週間、いえ、明日でもいい。もう少し時間をちょうだい。お願いよ……」
手渡されたアクセサリをぶちまけながら、アレクシアがゼフィールの腕を掴んだ。
狼狽し、弱々しい様は普段の彼女らしくない。それに、ゼフィールを掴むアレクシアの力は、普段の彼女からは想像もできないほど強い。
彼女の必死さを感じて心苦しかったが、ゼフィールは丁寧にアレクシアの手を引き離す。
「先程異常事態がどうこうと言っていたので、外で不思議な事が起こったのはご覧になられたと思うのですが」
それまでの話題と全く違うことをゼフィールが喋り出したからだろう。アレクシアが怪訝そうに眉根を寄せた。
「あれは俺達がやった事です」
ゼフィールの言葉に、部屋のあちらこちらからざわめきが起きた。
彼らの反応を無視して、床に落ちてしまったアクセサリを拾いながらゼフィールは話を続ける。
「詳細は言えませんが、あれが、俺達が大陸に対して出来る最後の仕事です。張本人の俺達が消えるので、先程のような事はもう起こりません。ですから、あれに対しての対策を立てても無駄になるだけなのですが、各地の様子くらいは見に行った方がいいかもしれませんね」
拾い集めたアクセサリをアレクシアの手に収めると、今度は落とさぬよう握りこませた。
「ここから見ても、先ほどの現象が大規模なものだったのはお分かりでしょう? それだけの事をするために、俺達は神の力を極限まで保持している状態です。存在も、もはや人とは言えない。見た目の変化もそのせい。そんな俺達が現世に留まるのは、あまりに影響が強すぎるのです」
「そんな……、それでも!」
「どれだけ時間をかけようともお母様を満足させられないでしょう。なので、俺達はもう行きます」
「嫌っ! あと一刻でいい! お願い――」
「あの~、お取り込み中のところ申し訳ないんですが、僕もゼフィールに用があるんですけど、いいですか?」
場の空気を読まず、よく知った声が会話に割り込んできた。声の方を振り向くと、執務室の入り口からのんびりとその主が入ってきている。
「リアン?」
彼の登場が予想外過ぎて、ゼフィールは茫然とリアンの動きを追った。
ゼフィール達がここにいるのを知られているのも不思議だったが、何より、会話に入ってきたタイミングがおかしい。
普段の彼ならあんなことはしない。と、なると、きっと、空気を読んだ上での乱入だ。
ゼフィールと同様に周囲の者たちも呆気に取られている。そんな中をリアンは悠々と歩いてくると、ユリアを見て軽口まで叩いた。
「わーお。ユリア、ゼフィールと同じ色になっちゃって。まるで僕が姉弟じゃないみたいになっちゃったね」
「私はあんたの驚きの薄さに驚いたわ」
「んー? まぁ、ユリアの横にいる彼にもっと驚かされたりしたしさ。慣れ?」
「驚かせたって、ゼフィール何したの?」
「ん? まぁ、男同士の内緒話かな」
「はぁ? あんた達昔から内緒話しまくりじゃない。何を今更」
「あれ? そうだっけ? まぁさ、ユリアには入り込めない世界があるわけよ」
ゼフィールのすぐ側まで来ると、軽い調子でリアンは言ってくる。
「だからさ、僕も玄室まで連れて行ってよ。内緒話しまくってる仲だろ?」
「却下だ」
考えるまでもなかった。リアンがなぜ玄室の名を知っているのかは謎だが、その願いは叶えられない。
しかし、断られる事は予想済みだったのか、リアンは相変わらずの調子で後ろに声をかけた。
「やっぱり駄目だったじゃないですか」
「ひょっひょっ。やっぱ、儂が連れて行かんと駄目みたいじゃの」
聞こえてきた声と、リアンの陰から出てきた小柄な人物の姿を見て、ゼフィールは眉をひそめた。
「メティス……」
継承の間でゼフィールを導いた銀髪銀瞳の老婆。
彼女の正体は叡智の神メティス。神話にすら忘れられながら、一人この地に留まり、大地と器達を見守り続けてきた存在。そして、ユグドラシルの再生法を探し続ける、今の事態打開のための切り札でもある。
彼女とゼフィール達とでは役割が違う。
その上、メティスは非常に気まぐれに動くので、いつ、どこで、何をしているのかは全く分からない。
例外的に、最期の時に彼女が現れる理由は一つなので、それは分かる。
けれど、今、この場に現れた目的が分からなかった。
リアンの背後から出てきた上に、あの話っぷりだ。この場に彼がやってきたのに、彼女が一枚噛んでいるのは間違いないのだろうが。
「貴女は継承の間の……」
アレクシアの口から呟きが漏れた。彼女は手にしていたアクセサリを執務机の上に置くと、フラフラとメティスの前へと歩いて行く。そして、膝をついた。
「銀の御方。貴女が息子達の向かう先に彼を連れて行けるというのなら、わたくしも共にお連れください。お願いします」
「あー。親は駄目。自分が代わりに贄になるとか騒ぎ出したりされるとうるさいし。それに、アレクシアはこの国に必要な人間じゃからの。いくら頼まれても無理じゃ」
「そんな! わたくしなどより、ゼフィールの方がよほど必要な人間です! この子はまだ若いし、伸び代もある。贄にはわたくしがなります。ですから――」
「ほら。やっぱりそう言いだした。だから面倒だったんじゃ。集合場所はいつもの所じゃろ? 先に行っておるからの」
耳を塞いだメティスは再びリアンの後ろに隠れ、そして、彼ごと消えた。
二人のいなくなった空間へとアレクシアは手を伸ばし、何も掴まずに拳を握ると、それを床に叩きつける。
ガックリと項垂れた彼女の背中がとても小さく見えた。実際、ゼフィールよりも小さく、細い人なのだ。なのに、その双肩に国という重荷を背負い一人で支えてきた。
何もない世であったなら共に担ぎ、やがてはゼフィールが背負うはずだった荷だ。その引き継ぎはもうできない。彼女に全てを背負わせたまま逝かねばならぬと思うと胸が痛む。
ゼフィールは床にうずくまるアレクシアの傍らにしゃがむと、握りしめられた彼女の手を取った。
「お母様。継承の儀が終わった後、俺が頼んだ事を覚えていらっしゃいますか? 最期まで笑っていてくれと言ったあれです」
その手をゼフィールが両の手で包むと、アレクシアが顔を上げる。今にも泣き出しそうな顔にゼフィールは微笑みかけた。
「笑ってください。でないと、俺の中のお母様の記憶はそのお顔になってしまうので」
「貴方は小さい頃からそう。いつも困ったお願いばかりしてくる。やはりわたくしは教育を間違えたのね」
声を震えさせながらアレクシアが表情を動かす。
半分泣きそうな笑顔だが、それでも、笑おうとしてくれた気持ちがゼフィールには嬉しい。
だから、告げた。これまでの感謝と精一杯の愛情を込めて。
「貴女とこの国の安寧を遠き地から祈りましょう。さようなら、お母様」
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