14 / 136
第二章◆◆◆暖人
第十四話
しおりを挟む
本郷先輩は須藤へ
「じゃあ、まずポン太を海岸まで、お散歩に連れていってやれ。ちゃんと全工程撮影をしろよ」と指示した。
この別荘内での撮影とばかり思っていたので、俺は驚いて「この格好でそ、」と言いかけた瞬間、(ボゴッ)と、本郷先輩の足が俺の腹を蹴りあげた。
「ウーーー」唸ってうずくまる俺に、「お前は犬だと言っただろ。散歩に連れていってもらえることを喜こべっ」
その後大きな声で、「おい須藤、お前もちゃんとこの犬をしつけろ。獣は悪いことをしたら罰を与えて覚えさせんだ」
須藤はいつも優しい本郷先輩に叱られ、「申し訳ありませんでした」と、大きな声で謝り、ジロッと俺をにらんだ。
本郷先輩は、散歩からもどったら録画した画像を自分に見せるよう須藤に指示し、自分の荷物の整理をし出した。
須藤は俺の首輪にリードをつけながら、斉藤に「お前がリードをもて、撮影は俺がする」と言った。斉藤もさっきの本郷先輩の迫力にまだ圧倒されており、「お、おぉ」と先輩に対し友達みたいな口調で返事をしていた。
腹がジンジン痛んでうずくまってる俺に、「おら、行くぞ」と、リードを引っ張った。
この格好で後輩にリードを引かれ外を歩く。こんな屈辱は想像をはるかに越えていた。
いざ、門を出ようとしたとき、「おい、ちょっと待て」と本郷先輩がなにかを持ってきた。
「お前ら二人は犬の散歩をしたことないのか?」
少し2人をバカにしたように言った。
「いいか、犬は電柱や壁に自分の縄張りの印でおしっこをかける。その位なら良いけど、道の真ん中におしっこ、うんこをする。それらの始末は飼い主の義務だ」
そう言うと、割りばし、ビニール袋、ペットボトルに入れた水を渡された。
おれば頭の中が真っ白になった。
ああ言われたのだからしなければならない。
「ポン太、分かってるだろうな」須藤も俺に念押しした。
(季節外れの別荘地なので、上手く行けば誰にも合わないかも、、)根拠のない期待を持つしかなかった。
早く終わらせて別荘に戻りたい。
別荘を出る前に、「お前は犬のくせに肉球がないから」と、特別に軍手と足袋を履かせてくれた。
しかし、何もつけてない膝はすぐに痛くなり、地面に着けなくなった。なので、よつん這いで歩くのも、どうしてもガニ股となり、歩みも遅く、ケツの穴が丸見えとなる。
こんな格好で外に出るなんて。
あまり人通りはなかったが、たまにすれ違った人の反応は、「なんだあれ」と言いながら唖然と眺めてる人。怖がって近づかないようにする人。二度見はするが無視する人。一番困ったのは男子高生っぽい三人組て、「うけるー」「ケツの穴丸見えだよ!」などと笑って写真を撮られた。
こればかりは、「あっち行け」と斉藤が追っ払ってくれたからありがたかった。
最初の電柱があった。
斉藤はリードをそちらの方に引っ張り、目で(マーキングしろよ)
と訴えている。
須藤も電柱の下からのアングルで、俺が来るのを待っている。
どうせ、どこかでやらなければならないのだから、と決意し、右後ろ足を上げて電柱に放尿した。
おしっこも、涙もでた。
やっと海岸に着いた。
帰り道はもっと気が重い。
もうひとつのミッション、排便があるからだ。
えーい、もぉどうにでもなれ!と開き直って海岸沿いの道路でいきなり立ち止まり、ふんばった。「えっ、今かよ」慌てで須藤は俺のケツの穴が見える後ろからのアングルに移動した。
(ブリッ、ブリブリブリ)とかなりの量が俺の肛門から排出された。
斉藤は「クセー、なんで俺が暖人先輩の、、」と物々言いながら、袋に俺の糞をつめて、「あー、こんなに出すことないじゃないですか!」と、少し切れぎみに文句を言っていた。
須藤は、「あ、ティッシュ忘れた」と言ったが、「あったとしても俺は暖人先輩のケツなんか、拭きませんからね」と斉藤が言った。
帰り道早々に脱糞したのは失敗だった。
膝をつかないよつん這いでケツの穴が丸だしで、しかもそこにはウンコがベットリついている。自分では見えないが
後ろから撮影している須藤も、リードを引いてる斉藤もその状況に吹き出していた。
「ポン太は犬だから、恥ずかしげもなくこんな格好で歩けるんだよなー」と二人の話し声が聞こえた。
ここまでくると、俺は自分を犬と自覚しないとやってられない。暖人はそこまで考えていた。
別荘にもどると、本郷先輩は「ポン太を洗ってやれ」と命じた。須藤に庭に引っ張って行かれた。当然、斉藤が、撮影しながら着いてくる。
「庭にもカメラがついてるから、本郷先輩がいないところでもお前はポン太だからな」
そう念押しし、ホースで水をかけだした。
続けてデッキブラシでよつん這いの俺の背中からケツ、足と順番に擦りだした。
(普通、犬を洗うのに、デッキブラシ使うか?)
と思ったが、本郷先輩が映像を見て、また蹴られるのはゴメンだから、皮膚がヒリヒリしたが我慢した。
須藤は、「そうか」と呟き、水がドホドボ出ているホースの先を、ケツの穴に突っ込んだ。
「ヒーッ」俺はケツから水を入れられた。
「情っさけない声だして、」と斉藤が笑っている。
そしてホースを抜く。
ジャーと茶水が出て、ドドドドと糞が垂れる
「さっきもたんまりしたのに、まだこんなに出るのか!どんだけ溜めてんだよ」と
須藤と斉藤が驚きながら爆笑している。
また水をいれ、抜く。
ジャーと水が出て、今度は少し糞が垂れる。
また水をいれ、抜く。
俺は浣腸したことはないし、ましてやケツから水を入れられたこともないので恥ずかしいし屈辱的だった。しかし、やっている須藤は、前回寮の庭で伸一に大々的に行ったため、それほど特別なことでもなく鼻唄混じりで機械的に繰り返している。
その方がありがたかったが、この映像もやらしく屈辱的に編集されるのだろう。
すると、「ポン太ー」と本郷先輩が呼ぶ声がし、慌ててよつん這いで部屋に戻った。
「じゃあ、まずポン太を海岸まで、お散歩に連れていってやれ。ちゃんと全工程撮影をしろよ」と指示した。
この別荘内での撮影とばかり思っていたので、俺は驚いて「この格好でそ、」と言いかけた瞬間、(ボゴッ)と、本郷先輩の足が俺の腹を蹴りあげた。
「ウーーー」唸ってうずくまる俺に、「お前は犬だと言っただろ。散歩に連れていってもらえることを喜こべっ」
その後大きな声で、「おい須藤、お前もちゃんとこの犬をしつけろ。獣は悪いことをしたら罰を与えて覚えさせんだ」
須藤はいつも優しい本郷先輩に叱られ、「申し訳ありませんでした」と、大きな声で謝り、ジロッと俺をにらんだ。
本郷先輩は、散歩からもどったら録画した画像を自分に見せるよう須藤に指示し、自分の荷物の整理をし出した。
須藤は俺の首輪にリードをつけながら、斉藤に「お前がリードをもて、撮影は俺がする」と言った。斉藤もさっきの本郷先輩の迫力にまだ圧倒されており、「お、おぉ」と先輩に対し友達みたいな口調で返事をしていた。
腹がジンジン痛んでうずくまってる俺に、「おら、行くぞ」と、リードを引っ張った。
この格好で後輩にリードを引かれ外を歩く。こんな屈辱は想像をはるかに越えていた。
いざ、門を出ようとしたとき、「おい、ちょっと待て」と本郷先輩がなにかを持ってきた。
「お前ら二人は犬の散歩をしたことないのか?」
少し2人をバカにしたように言った。
「いいか、犬は電柱や壁に自分の縄張りの印でおしっこをかける。その位なら良いけど、道の真ん中におしっこ、うんこをする。それらの始末は飼い主の義務だ」
そう言うと、割りばし、ビニール袋、ペットボトルに入れた水を渡された。
おれば頭の中が真っ白になった。
ああ言われたのだからしなければならない。
「ポン太、分かってるだろうな」須藤も俺に念押しした。
(季節外れの別荘地なので、上手く行けば誰にも合わないかも、、)根拠のない期待を持つしかなかった。
早く終わらせて別荘に戻りたい。
別荘を出る前に、「お前は犬のくせに肉球がないから」と、特別に軍手と足袋を履かせてくれた。
しかし、何もつけてない膝はすぐに痛くなり、地面に着けなくなった。なので、よつん這いで歩くのも、どうしてもガニ股となり、歩みも遅く、ケツの穴が丸見えとなる。
こんな格好で外に出るなんて。
あまり人通りはなかったが、たまにすれ違った人の反応は、「なんだあれ」と言いながら唖然と眺めてる人。怖がって近づかないようにする人。二度見はするが無視する人。一番困ったのは男子高生っぽい三人組て、「うけるー」「ケツの穴丸見えだよ!」などと笑って写真を撮られた。
こればかりは、「あっち行け」と斉藤が追っ払ってくれたからありがたかった。
最初の電柱があった。
斉藤はリードをそちらの方に引っ張り、目で(マーキングしろよ)
と訴えている。
須藤も電柱の下からのアングルで、俺が来るのを待っている。
どうせ、どこかでやらなければならないのだから、と決意し、右後ろ足を上げて電柱に放尿した。
おしっこも、涙もでた。
やっと海岸に着いた。
帰り道はもっと気が重い。
もうひとつのミッション、排便があるからだ。
えーい、もぉどうにでもなれ!と開き直って海岸沿いの道路でいきなり立ち止まり、ふんばった。「えっ、今かよ」慌てで須藤は俺のケツの穴が見える後ろからのアングルに移動した。
(ブリッ、ブリブリブリ)とかなりの量が俺の肛門から排出された。
斉藤は「クセー、なんで俺が暖人先輩の、、」と物々言いながら、袋に俺の糞をつめて、「あー、こんなに出すことないじゃないですか!」と、少し切れぎみに文句を言っていた。
須藤は、「あ、ティッシュ忘れた」と言ったが、「あったとしても俺は暖人先輩のケツなんか、拭きませんからね」と斉藤が言った。
帰り道早々に脱糞したのは失敗だった。
膝をつかないよつん這いでケツの穴が丸だしで、しかもそこにはウンコがベットリついている。自分では見えないが
後ろから撮影している須藤も、リードを引いてる斉藤もその状況に吹き出していた。
「ポン太は犬だから、恥ずかしげもなくこんな格好で歩けるんだよなー」と二人の話し声が聞こえた。
ここまでくると、俺は自分を犬と自覚しないとやってられない。暖人はそこまで考えていた。
別荘にもどると、本郷先輩は「ポン太を洗ってやれ」と命じた。須藤に庭に引っ張って行かれた。当然、斉藤が、撮影しながら着いてくる。
「庭にもカメラがついてるから、本郷先輩がいないところでもお前はポン太だからな」
そう念押しし、ホースで水をかけだした。
続けてデッキブラシでよつん這いの俺の背中からケツ、足と順番に擦りだした。
(普通、犬を洗うのに、デッキブラシ使うか?)
と思ったが、本郷先輩が映像を見て、また蹴られるのはゴメンだから、皮膚がヒリヒリしたが我慢した。
須藤は、「そうか」と呟き、水がドホドボ出ているホースの先を、ケツの穴に突っ込んだ。
「ヒーッ」俺はケツから水を入れられた。
「情っさけない声だして、」と斉藤が笑っている。
そしてホースを抜く。
ジャーと茶水が出て、ドドドドと糞が垂れる
「さっきもたんまりしたのに、まだこんなに出るのか!どんだけ溜めてんだよ」と
須藤と斉藤が驚きながら爆笑している。
また水をいれ、抜く。
ジャーと水が出て、今度は少し糞が垂れる。
また水をいれ、抜く。
俺は浣腸したことはないし、ましてやケツから水を入れられたこともないので恥ずかしいし屈辱的だった。しかし、やっている須藤は、前回寮の庭で伸一に大々的に行ったため、それほど特別なことでもなく鼻唄混じりで機械的に繰り返している。
その方がありがたかったが、この映像もやらしく屈辱的に編集されるのだろう。
すると、「ポン太ー」と本郷先輩が呼ぶ声がし、慌ててよつん這いで部屋に戻った。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる