12 / 20
第一章
第十二話
しおりを挟む
「セカ…ごめん、言い出せなかった…」
と言い終える前に、セカは私に頭を下げた。
「すまない。俺が魔法庁に登録すればいいなんて言ったせいで…」
「いいよぉ。仕事は断然やりやすくなったんですよ、ありがとうでした」
と、私は笑って見せた。
「そういう問題じゃない。…俺は、お前には自由に生きてほしい。…貴族のしがらみになんて巻き込まれず。そう思っていたが…」
と、セカは一呼吸置いて、私に言った。
「俺と、婚約しないか」
「へ!!??」
私は驚きすぎて、息を呑んだ。
「え?…婚約?え?…セカと…」
「こんな方法でしかお前を守れずすまない。婚約は、金眼の男が見つかる間だけでいい」
「な、なるほどー!びっくりしたぁ」
そうは言ったものの、結構大変な嘘をつき続けないといけないな、と思いました。
「それに、ラドクリフ様と関係が悪くなってしてしまうのではないのですか?」
「それは仕方ないことだ。お前には、一時的に不自由な想いをさせてしまうと思う」
「不自由な想いはいいんですよ。私はラドクリフ様との関係を気にします!!」
「それこそ、お前は考えなくていいことだ」
そう言って、セカはそれ以降何も言わなくなってしまった。
こうして、私はセカの婚約者(一時的)になったのだった。
そして、私はしばらく臨時休業することになった。
その間、なんとセカの実家に身を置くことになってしまった。
「ユラ殿のそばでは、何かあっては心配だからな。…それに」
セカは困ったような表情で、言葉をつづけた。
「両親が、婚約者に会いたいと言って聞かなくてな」
マジでか!!??
「え?え?どうしよう。私、貴族とかじゃないし、身のこなしも上品じゃないし…」
「貴族ではないことは伝えてある。…嫌な想いをさせたらすまない」
ですよね。
セカって結構な上級貴族だと思うから、きっとすごく反対されるんだろうね。
こうして、私はめちゃくちゃおめかしをさせられて、セカの自宅を訪れた。
そして、想像通りの超豪邸。
門から家までめちゃくちゃ離れてて、メイドさんもたくさん出迎えてくれた。
「ど、ど、どうしよう…」
着いてしまった。
私が一人窓を覗いて慌てていると、
「俺がエスコートするから大丈夫だ」
と言って、先に馬車を降りて、私の手を引いた。
「ようこそ、ランディス家へ」
金髪碧眼の美女とダンディーな男性が出迎えてくれた。
これが、セカのご両親か。
両方に似てるんだなぁと思いつつ、直前に教わった挨拶を必死にした。
「ご招待、ありがとうございます。わたくしは、シアンと申します」
「まあ、素敵なお嬢さんだこと。セカったら、女性は苦手とか言っていたのに」
「どうぞ、ゆっくりおすごしくださいね」
そう言って、二人は屋敷の中へ消えていった。
「あれ??あっさりと…」
私は罵られる覚悟で馬車から出てきたので、拍子抜けだった。
「夕飯は一緒に食べると思うから、その時まではゆっくりしてくれってことだと思う」
「夕飯!!!テーブルマナーなんて全然わからないですよ!!」
「今から夕飯までみっちりやるぞ!」
こうして案内された広いお部屋で、二人でこっそりテーブルマナー講習をした。
「ええっと、シアンさんと言いましたね。…出会いはどこで?」
ランディス夫人は、ワインを飲みながら聞いてきた。
「は、はい。…あの、わたくしは、商店街で帽子屋を営んでおりまして…オープンの日にハリーナ様のお帽子を作ることになりまして…そこで出会いました」
出会いに関しても、変な嘘をついても仕方ないので、正直に答えた。
「そうか。…まあ、そこでお互いに意気投合したってわけか」
と旦那様がうなずく。
そんな言い方されると、嘘とはいえ、なんか気恥ずかしくなってくる。
しかし、そのやりとりを、いぶかしげな表情で終始見ていたのはセカだった。
(セカ、何にも話さないけど、普段からそんな調子なのかな?)
私は会話にも気を使いつつ、先ほどのマナー講習を必死に思い出して食事した。
こうして無事に食事会が終わり、部屋に戻る途中、
「昨日まで、勘当されるくらいの勢いで反対していたのに、やけに優しかった」
とセカは、腕を組んで怪しんでいた。
「感じのいいお父様とお母様でした。こんな平民の私にも丁寧に接してくださって」
ただ、テーブルマナーが完璧にはこなせず、悔やまれた。
「じゃあ、また明日」
部屋まで送ってくれたセカが、そう言って手を振った。
「ありがとうね、セカ。反対を押し切っていてくれたんですね…いつもありがとう」
「いや、今回は俺のせいだったし、できることはなんでもしたいんだ」
「無事に、金眼の男が見つかるといいのですが…」
いつまでも婚約者としてはいられないし…。
「大丈夫だ。必ず見つけて見せる」
そう言って私の頭に、ぽんと手を置いた。
再び顔が熱くなる。
「こども扱いしてますね」
私は恥ずかしくてその手を押しのけた。
「ははは、お前に大人の要素はない」
たしかにー。
「じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ」
そう言って、おのおのの部屋へと別れた。
…それが、長いの別れになるとは思わなかった。
夜も更けた時間。
私は珍しく眠れずにいた。
部屋にある水差しから、何度水を飲んだことか。
そろそろ布団に入ろう、と考えていた時、ノックの音がした。
(セカ、何か言い忘れたことでもあったのかな?)
「はーい!」
ガタン、と静かに扉を開けるとそこにいたのは、なんとハリーナ様と、セカのご両親だった。
「え?あ!すみません、こんな格好で…」
私はすっかり油断してパジャマだった。
「いいのよ。こちらこそ夜中にごめんなさい」
そう言って、ハリーナ様は持っていたろうそくの火を消した。
私は…この時点でなんとなくこの後言われることが想像できてしまった。
とにかく部屋にあるテーブル席にかけてもらった。
「もう察してるわよね。…貴女には、このままこの家を出て、まっすぐラドクリフ様のお宅へと行ってもらいたいの」
座ってすぐ、ハリーナ様はテーブルの前に手を組んで、告げた。
(やっぱり…)
「ごめんなさい、シアンさん。貴女のことは、調べさせてもらったの。…ただの町民なら、応援してもいいと思ったのよ、でも…」
ランディス夫人は辛そうに言う。
「こんな形で、伝えてしまってすまない。セカはな、私たちの言葉を聞かないんだ…」
旦那様も困ったように眉を下げる。
「…わたくしも、代々仕えてくれているランディス家に何かあったら、とても辛いの。ごめんなさい…」
そう言って頭を下げるハリーナ様。
…もう、これは…やっぱり……
私は、下を向いて目を閉じた。
「わかってました…。なんとなく。こうなることは…」
そう、もうどこかで決心していたの。
もうどこにもいけないってこと、わかってた。
「わかってくれる?」
ハリーナ様の問いに、ただ「はい」と答えた。
「謝礼は渡します」
「しゃれい?え、そんな…大丈夫です」
私は何の謝礼なのかわからず、さすがに受け取れないと思ったが、
「わたくしたちにもメンツがありますから、どうか受け取ってください」
そう言って、ハリーナ様とセカのご両親からかなりの額をもらった。
渡されてそのまま、私は追い出されるようにしてランディス家を後にした。
そして、門の前に立派な馬車が待っていた。
「おかえりなさい」
中には、ユラくんが腕を組んで座っていた。
私の顔を見るなりぽつりとそう言った。
「……ごめんなさい…」
「行きますよ、ラドクリフ家に」
私は景色が通り過ぎていく窓から、暗いランディス家を、いつまでもいつまでも見ていた。
と言い終える前に、セカは私に頭を下げた。
「すまない。俺が魔法庁に登録すればいいなんて言ったせいで…」
「いいよぉ。仕事は断然やりやすくなったんですよ、ありがとうでした」
と、私は笑って見せた。
「そういう問題じゃない。…俺は、お前には自由に生きてほしい。…貴族のしがらみになんて巻き込まれず。そう思っていたが…」
と、セカは一呼吸置いて、私に言った。
「俺と、婚約しないか」
「へ!!??」
私は驚きすぎて、息を呑んだ。
「え?…婚約?え?…セカと…」
「こんな方法でしかお前を守れずすまない。婚約は、金眼の男が見つかる間だけでいい」
「な、なるほどー!びっくりしたぁ」
そうは言ったものの、結構大変な嘘をつき続けないといけないな、と思いました。
「それに、ラドクリフ様と関係が悪くなってしてしまうのではないのですか?」
「それは仕方ないことだ。お前には、一時的に不自由な想いをさせてしまうと思う」
「不自由な想いはいいんですよ。私はラドクリフ様との関係を気にします!!」
「それこそ、お前は考えなくていいことだ」
そう言って、セカはそれ以降何も言わなくなってしまった。
こうして、私はセカの婚約者(一時的)になったのだった。
そして、私はしばらく臨時休業することになった。
その間、なんとセカの実家に身を置くことになってしまった。
「ユラ殿のそばでは、何かあっては心配だからな。…それに」
セカは困ったような表情で、言葉をつづけた。
「両親が、婚約者に会いたいと言って聞かなくてな」
マジでか!!??
「え?え?どうしよう。私、貴族とかじゃないし、身のこなしも上品じゃないし…」
「貴族ではないことは伝えてある。…嫌な想いをさせたらすまない」
ですよね。
セカって結構な上級貴族だと思うから、きっとすごく反対されるんだろうね。
こうして、私はめちゃくちゃおめかしをさせられて、セカの自宅を訪れた。
そして、想像通りの超豪邸。
門から家までめちゃくちゃ離れてて、メイドさんもたくさん出迎えてくれた。
「ど、ど、どうしよう…」
着いてしまった。
私が一人窓を覗いて慌てていると、
「俺がエスコートするから大丈夫だ」
と言って、先に馬車を降りて、私の手を引いた。
「ようこそ、ランディス家へ」
金髪碧眼の美女とダンディーな男性が出迎えてくれた。
これが、セカのご両親か。
両方に似てるんだなぁと思いつつ、直前に教わった挨拶を必死にした。
「ご招待、ありがとうございます。わたくしは、シアンと申します」
「まあ、素敵なお嬢さんだこと。セカったら、女性は苦手とか言っていたのに」
「どうぞ、ゆっくりおすごしくださいね」
そう言って、二人は屋敷の中へ消えていった。
「あれ??あっさりと…」
私は罵られる覚悟で馬車から出てきたので、拍子抜けだった。
「夕飯は一緒に食べると思うから、その時まではゆっくりしてくれってことだと思う」
「夕飯!!!テーブルマナーなんて全然わからないですよ!!」
「今から夕飯までみっちりやるぞ!」
こうして案内された広いお部屋で、二人でこっそりテーブルマナー講習をした。
「ええっと、シアンさんと言いましたね。…出会いはどこで?」
ランディス夫人は、ワインを飲みながら聞いてきた。
「は、はい。…あの、わたくしは、商店街で帽子屋を営んでおりまして…オープンの日にハリーナ様のお帽子を作ることになりまして…そこで出会いました」
出会いに関しても、変な嘘をついても仕方ないので、正直に答えた。
「そうか。…まあ、そこでお互いに意気投合したってわけか」
と旦那様がうなずく。
そんな言い方されると、嘘とはいえ、なんか気恥ずかしくなってくる。
しかし、そのやりとりを、いぶかしげな表情で終始見ていたのはセカだった。
(セカ、何にも話さないけど、普段からそんな調子なのかな?)
私は会話にも気を使いつつ、先ほどのマナー講習を必死に思い出して食事した。
こうして無事に食事会が終わり、部屋に戻る途中、
「昨日まで、勘当されるくらいの勢いで反対していたのに、やけに優しかった」
とセカは、腕を組んで怪しんでいた。
「感じのいいお父様とお母様でした。こんな平民の私にも丁寧に接してくださって」
ただ、テーブルマナーが完璧にはこなせず、悔やまれた。
「じゃあ、また明日」
部屋まで送ってくれたセカが、そう言って手を振った。
「ありがとうね、セカ。反対を押し切っていてくれたんですね…いつもありがとう」
「いや、今回は俺のせいだったし、できることはなんでもしたいんだ」
「無事に、金眼の男が見つかるといいのですが…」
いつまでも婚約者としてはいられないし…。
「大丈夫だ。必ず見つけて見せる」
そう言って私の頭に、ぽんと手を置いた。
再び顔が熱くなる。
「こども扱いしてますね」
私は恥ずかしくてその手を押しのけた。
「ははは、お前に大人の要素はない」
たしかにー。
「じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ」
そう言って、おのおのの部屋へと別れた。
…それが、長いの別れになるとは思わなかった。
夜も更けた時間。
私は珍しく眠れずにいた。
部屋にある水差しから、何度水を飲んだことか。
そろそろ布団に入ろう、と考えていた時、ノックの音がした。
(セカ、何か言い忘れたことでもあったのかな?)
「はーい!」
ガタン、と静かに扉を開けるとそこにいたのは、なんとハリーナ様と、セカのご両親だった。
「え?あ!すみません、こんな格好で…」
私はすっかり油断してパジャマだった。
「いいのよ。こちらこそ夜中にごめんなさい」
そう言って、ハリーナ様は持っていたろうそくの火を消した。
私は…この時点でなんとなくこの後言われることが想像できてしまった。
とにかく部屋にあるテーブル席にかけてもらった。
「もう察してるわよね。…貴女には、このままこの家を出て、まっすぐラドクリフ様のお宅へと行ってもらいたいの」
座ってすぐ、ハリーナ様はテーブルの前に手を組んで、告げた。
(やっぱり…)
「ごめんなさい、シアンさん。貴女のことは、調べさせてもらったの。…ただの町民なら、応援してもいいと思ったのよ、でも…」
ランディス夫人は辛そうに言う。
「こんな形で、伝えてしまってすまない。セカはな、私たちの言葉を聞かないんだ…」
旦那様も困ったように眉を下げる。
「…わたくしも、代々仕えてくれているランディス家に何かあったら、とても辛いの。ごめんなさい…」
そう言って頭を下げるハリーナ様。
…もう、これは…やっぱり……
私は、下を向いて目を閉じた。
「わかってました…。なんとなく。こうなることは…」
そう、もうどこかで決心していたの。
もうどこにもいけないってこと、わかってた。
「わかってくれる?」
ハリーナ様の問いに、ただ「はい」と答えた。
「謝礼は渡します」
「しゃれい?え、そんな…大丈夫です」
私は何の謝礼なのかわからず、さすがに受け取れないと思ったが、
「わたくしたちにもメンツがありますから、どうか受け取ってください」
そう言って、ハリーナ様とセカのご両親からかなりの額をもらった。
渡されてそのまま、私は追い出されるようにしてランディス家を後にした。
そして、門の前に立派な馬車が待っていた。
「おかえりなさい」
中には、ユラくんが腕を組んで座っていた。
私の顔を見るなりぽつりとそう言った。
「……ごめんなさい…」
「行きますよ、ラドクリフ家に」
私は景色が通り過ぎていく窓から、暗いランディス家を、いつまでもいつまでも見ていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【短編】淫紋を付けられたただのモブです~なぜか魔王に溺愛されて~
双真満月
恋愛
不憫なメイドと、彼女を溺愛する魔王の話(短編)。
なんちゃってファンタジー、タイトルに反してシリアスです。
※小説家になろうでも掲載中。
※一万文字ちょっとの短編、メイド視点と魔王視点両方あり。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ひみつの姫君 ~男爵令嬢なのにくじ引きで王子のいる生徒会の役員になりました!~
らな
恋愛
男爵令嬢のリアはアルノー王国の貴族の子女が通う王立学院の1年生だ。
高位貴族しか入れない生徒会に、なぜかくじ引きで役員になることになってしまい、慌てふためいた。今年の生徒会にはアルノーの第2王子クリスだけではなく、大国リンドブルムの第2王子ジークフェルドまで在籍しているのだ。
冷徹な公爵令息のルーファスと、リアと同じくくじ引きで選ばれた優しい子爵令息のヘンドリックの5人の生徒会メンバーで繰り広げる学園ラブコメ開演!
リアには本人の知らない大きな秘密があります。
リアを取り巻く男性陣のやり取りや友情も楽しんでいただけたら嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる