優しさ・気遣いポイントを使った男の異世界ゆっくり生活

シオジオスイッチ

文字の大きさ
24 / 27

24話 ギルドで最後の準備

しおりを挟む
ギルドに着いたのだが、夕方までかなり時間がある。
さて、どうしようか·····
とりあえず、魔物の解体は終わってるかもしれないから中に入るか。

「あれ、ショウさんやシャニさんカイルくんとイルナちゃんも早いですね。まだ魔物の解体は、終わってないですよ。」

アイランさんが僕達を見るなり近づき教えてくれた。

「ですよね。」

やっぱり、早く着きすぎたな。
ハールさんやルイドさんに協力してもらうのにもっと時間がかかると思っていたのだが、話がすぐに終わったからかな。

「夕方までまだ時間がありますがどうしますか、ショウさん?」

「うーん、どうしよっか。」

「お兄ちゃんお腹空いた。」
「イルナもお腹空いた。」

そういえば、まだお昼を食べていなかったな。
でも、もうお肉はないから何も作れないな。

「カイルこの前のパン食べたい。」
「イルナもクリームパン食べたーい。」

そういえば、2人はこの前買ったパンをすごく気に入ってたな。

あの時は1つで我慢させたからね、今日の昼はパンでいいかも。

「シャニもパンでいいかな?」

「はい、わたしもパンでいいですよ。」

シャニの許可も貰ったので今日の昼ご飯は、パンになった。

親切なアイランさんが僕達の為に座れる場所を用意してくれた。

なので僕達は、そこでお昼を食べた。

「美味しいね~」

「うん、美味しいね。」
 
イルナは、凄く嬉しそうな顔して言っていた。
カイルは、夢中になって食べている。
シャニも耳をぴょこぴょこ動かしながら食べていた。

「クリームパンだけではなく、他のパンも美味しいですね。」

この前とは違って今日は、クリームパンだけではなくジャムパンやチョコパンも食べていた。

「そうだね。パンにも色々な種類があると思うからまた今度よろうか。」

「ほんとですか。」

シャニは、笑顔でこちらを向きながら言った。
まぁ、僕としてもアイテムボックスがあるので腐らないから買っておいても損はないしね。

こうして、お昼を食べ終えたのだが夕方までまだまだ時間があるようだ。

「あの、ショウさんガンドンさんから今連絡が入ったのですが解体が終わったみたいです。」

アイランさんが僕達がお昼を食べ終わった、ちょうどぐらいに言ってきた。

「え、もうですか随分と早いですね。」

「久々の大量の魔物の解体だったらしいので張り切ってやったみたいです。」

夕方までかかるって言われたのだが解体してくれる皆さん相当頑張ってくれたんだな。

「そうですか。それはありがたいです。」

「さっそく倉庫に行きますか?」

「はい、お願いします。」

僕達は、予定の時間より早くギルドの倉庫へと向かった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~


倉庫へと着いたのだが解体をしてくれた皆さんはやりきった顔をしていた。
そこへ、僕達を見つけたガンドンさんが声をかけてきた。

「おう、兄ちゃん達随分と早いな。」

「いやいや、それはこっちのセリフですよ。ガンドンさん無理しすぎじゃないですか。」

「ああ、少し張り切りすぎたんだがなんせ久々のジェネラルオークだからな。俺だけじゃなくて解体をする全員がテンションが上がり張り切っていたからな。」

「そういう事だったんですね。」

とりあえず、解体が終わってよかった。
僕は、ホッと息をついていると。

「それでは、今回の内訳を話しますね。」

アイランさんが今回も素材の内訳を教えてくれるらしい。

「はい、お願いします。」

「はい、それでは·····」

そう話してくれた、アイランさんによるとまずは、ボーアボア12匹分の皮と牙が素材らしいそしてお肉は半分の6匹をもらって合計で金貨18枚らしい。
続いてオークだ。43体のオークは皮が素材らしいそして肉は10体分だけもらった、ハイオーク7体は、皮と肉だけでなく睾丸も薬に使うらしく売れるようだ。ハイオークの肉は全部もらうことにした。最後にジェネラルオークこの魔物はかなり価値が高くそして、皮と睾丸だけではなく魔石も持っていたためかなり高くなるらしいちなみに肉は高級品らしくもらうことにした。オークの合計は、全部で金貨154枚らしい。(オークが金貨38枚分ハイオークが36枚分でジェネラルオークが85枚分らしい。)

全部の合計で金貨177枚らしい。
ちなみに解体費用は、魔物を沢山持ってきたのでなしになった。

これで持っている金貨と合わせて202枚ある。
これならば作戦通りにできるな。

「兄ちゃん明日は気をつけろよ。」

「はい、大丈夫です。」

こうして、僕達は準備を終えたので宿に帰った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夜ご飯を宿で食べ終えて明日についての確認をしていた。

「明日上手くいきますかね?」

どうやら、シャニは明日のことで不安らしい。

「明日のことで、不安?」

「はい、ですがわたしは明日は何もできないので。」

シャニやカイルとイルナには、明日は終わるまで孤児院で隠れててほしいと頼んでいた。
理由は貴族が獣人であるシャニや子供であるカイルとイルナを見て何かするかもしれないからだ。

「わたしも役に立ちたかったです。」

そう言うシャニに対して僕は、否定した。
なぜなら、シャニがいなければ魔物を倒すことが出来ずにいたので作戦通りにいかなかったからだ。

「シャニは、シャニの出来ることをした。明日は僕ができることをする。だから安心して孤児院の子供達と一緒に隠れてて。」

「はい、分かりました。」

そうして、最後の確認を終えた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~

於田縫紀
ファンタジー
 図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。  その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

「俺が勇者一行に?嫌です」

東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。 物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。 は?無理

転生先はご近所さん?

フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが… そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。 でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。

異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】

きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。 その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ! 約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。 ――― 当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。 なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

処理中です...