18 / 57
【18】
しおりを挟む
*****
目が覚めた僕達はまだベッドの上にいた。余韻をたいせつに抱き締めながら仲良く二人……上半身を枕に預け、並んで会話する。
ふと前々から思っていたことを訊いてみる。
「なんでお礼がセックスなの? なんで僕が街で襲われているってわかったの? ……それから、エアリ族の恩を仇で返すと急激にペニスが老化するってほんと?」
畳み掛けて訊いてみた。その圧に、ぱちくりした後ヴィフレアが、
「お礼なんてのは口実だ。お前を抱きたいと思ったのだ。だから、『お礼』という大義名分で『お前を抱くこと』にした。街で襲われていると知ったのは風の便りだ。私は主に風に力を借りて魔法を扱う種族だからな。風が教えてくれる」
「そうなんだ」
「そう。それから、『急激にペニスが老化する』話は半分冗談さ」
「……半分?」
「一応魔法が使える種族だからな、そういう事ができる奴がいるかも知れない」
「ひっ」
「大丈夫だ。風芽がそんな魔法をかけられそうになっていたら助けるから」
とヴィフレアは笑いながら言う。……おいおい。笑って話しているのが笑えないって。
「絶対助けてよっ⁉」
「もちろん」パサッと金髪を掻き上げた。
目が覚めた僕達はまだベッドの上にいた。余韻をたいせつに抱き締めながら仲良く二人……上半身を枕に預け、並んで会話する。
ふと前々から思っていたことを訊いてみる。
「なんでお礼がセックスなの? なんで僕が街で襲われているってわかったの? ……それから、エアリ族の恩を仇で返すと急激にペニスが老化するってほんと?」
畳み掛けて訊いてみた。その圧に、ぱちくりした後ヴィフレアが、
「お礼なんてのは口実だ。お前を抱きたいと思ったのだ。だから、『お礼』という大義名分で『お前を抱くこと』にした。街で襲われていると知ったのは風の便りだ。私は主に風に力を借りて魔法を扱う種族だからな。風が教えてくれる」
「そうなんだ」
「そう。それから、『急激にペニスが老化する』話は半分冗談さ」
「……半分?」
「一応魔法が使える種族だからな、そういう事ができる奴がいるかも知れない」
「ひっ」
「大丈夫だ。風芽がそんな魔法をかけられそうになっていたら助けるから」
とヴィフレアは笑いながら言う。……おいおい。笑って話しているのが笑えないって。
「絶対助けてよっ⁉」
「もちろん」パサッと金髪を掻き上げた。
3
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる