50 / 57
【50】
しおりを挟む
言われてハッとする。そういえば僕、ヴィフレアの年齢を――。
「――知らないです」
「えぇ~~!?」
とテレビを向いていたラヴィーニの身体が百八十度回転してこちらを向き座卓越しに、驚いた声で叫ばれた。
「ヴィフレアの年齢知らないの? それでセックスやってたの?」
「え!?」と僕。
「な、な、な、なななんで…!?」なんで知っているの? と訊きたいのに驚きに喉が働かず言葉が詰まって出て来てくれない。
「うッふゥ~ン♪ ここの半露天風呂は人間じゃあ覗けないけど魔法の使えるボクなら覗けちゃうもんねえ。ばれるよぉそりゃあ、盛んだねえ」
こんな事を急に指摘されたら、普通、焦るし赤面する。僕は例に漏れず真っ赤になるけど、……珍しい。あの無表情が特徴のヴィフレアにも表情が出ている。両手を添えた湯呑を口もとに持って行ったまま両目を閉じてフリーズしている。が、その耳が真っ赤になっている。
意外な一面見れてラッキーじゃない、恥ずかしいわ!! 恥ずかしいのでその話をやめてもらおうと口を開こうとした瞬間、
「いい加減にしろ! この老いぼれ!!」
と、ヴィフレアがキレて怒鳴った。
彼が人に対して乱暴な呼びかたをしたのを初めて見た。
「ヴィフレア、そんな物言いは……」
……って、老いぼれ?
「こいつは結構な年齢の老人だ」
「え!?」
「こいつの片眼鏡は老眼鏡だ」
「え!?」
「私達エアリ族は年をとっても見た目はほぼ老いないからわかりにくいだろうが……」
うん、全然わからない。ヴィフレアもラヴィーニも見た目、二十代後半から三十代前半に見える。言われてラヴィーニがヴィフレアより年上なんだとわかったけど見た目はどっちも美形過すぎるイケメンなのだ。
「……敢えて見た目で判断するなら……その緑色の髪の毛だろう」と、ヴィフレアが教えてくれた。
緑色の髪の毛? この前髪ごと後ろに撫でつけ後ろをゆるく三つ編みにされた、この美しく輝く緑髪が何か?
「私達の種族は老えば髪の毛が徐々に緑色になるのだ」
「えーーーっっッ!?!?」
僕達人間は老いたら白髪になるけど、ヴィフレア達は緑髪になるのかーー。
「――知らないです」
「えぇ~~!?」
とテレビを向いていたラヴィーニの身体が百八十度回転してこちらを向き座卓越しに、驚いた声で叫ばれた。
「ヴィフレアの年齢知らないの? それでセックスやってたの?」
「え!?」と僕。
「な、な、な、なななんで…!?」なんで知っているの? と訊きたいのに驚きに喉が働かず言葉が詰まって出て来てくれない。
「うッふゥ~ン♪ ここの半露天風呂は人間じゃあ覗けないけど魔法の使えるボクなら覗けちゃうもんねえ。ばれるよぉそりゃあ、盛んだねえ」
こんな事を急に指摘されたら、普通、焦るし赤面する。僕は例に漏れず真っ赤になるけど、……珍しい。あの無表情が特徴のヴィフレアにも表情が出ている。両手を添えた湯呑を口もとに持って行ったまま両目を閉じてフリーズしている。が、その耳が真っ赤になっている。
意外な一面見れてラッキーじゃない、恥ずかしいわ!! 恥ずかしいのでその話をやめてもらおうと口を開こうとした瞬間、
「いい加減にしろ! この老いぼれ!!」
と、ヴィフレアがキレて怒鳴った。
彼が人に対して乱暴な呼びかたをしたのを初めて見た。
「ヴィフレア、そんな物言いは……」
……って、老いぼれ?
「こいつは結構な年齢の老人だ」
「え!?」
「こいつの片眼鏡は老眼鏡だ」
「え!?」
「私達エアリ族は年をとっても見た目はほぼ老いないからわかりにくいだろうが……」
うん、全然わからない。ヴィフレアもラヴィーニも見た目、二十代後半から三十代前半に見える。言われてラヴィーニがヴィフレアより年上なんだとわかったけど見た目はどっちも美形過すぎるイケメンなのだ。
「……敢えて見た目で判断するなら……その緑色の髪の毛だろう」と、ヴィフレアが教えてくれた。
緑色の髪の毛? この前髪ごと後ろに撫でつけ後ろをゆるく三つ編みにされた、この美しく輝く緑髪が何か?
「私達の種族は老えば髪の毛が徐々に緑色になるのだ」
「えーーーっっッ!?!?」
僕達人間は老いたら白髪になるけど、ヴィフレア達は緑髪になるのかーー。
0
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる