49 / 362
第二章 アイリス三歳『魔力診』後
その16 噂話に気をつけて
しおりを挟む
16
そして目覚めた、あたし。
長い夢を見ていたような気がするけど、よく思い出せない。
白い布が揺れてる。ベッドの上の天蓋から垂れているんだ。
天井のあたりにキラキラしたものが見える。
妖精さんだ。
二人、いる。
薄羽をせわしく動かして飛び回って、きらめく銀色の粉を振りまいている。
あら?
こういう眺めを、あたしはずっと前に見たことがある……?
あれは映画だった?
妖精の国で育ったから空を飛べる男の子と、小さな妖精の女の子が出てきた、アニメ映画。なんていうタイトルだったっけ?
ふと、違和感をおぼえる。
おかしいな。
覚えのない映像記憶……?
さっき夢で見た、金髪の男の子のことが、急に思い浮かんできた。忘れかけていたのに。
野性的で精悍な……あの子なら、海賊と戦って、空も飛べそうだわ。
ヒロインは、男の子にだっこされてた美少女ね。
三つ編みのお下げにしたつやつやの黒髪。黒い目で、華奢で、重さとか無さそうな……
……あれ?
コマラパ老師さまが、あそこにいなかったかしら?
……そんな……
夢の記憶が鮮やかになってくる。
そのかわりに、目の前の、この眺めが、現実感を失っていく。
身の置き所がないような……
違う、ちがう!
さっきのは、あたしの見てた夢じゃないわ。
あれは、あたしの記憶じゃないはず……!
あたしは誰?
ここはどこ?
混乱していたけれど、だんだん、思い出してきた。
そうだ、あたしはアイリス・リデル・ティス・ラゼル。
ここエルレーン公国首都シ・イル・リリヤでいろいろなものを扱っている豪商ラゼル家の、ひとりむすめ。
三歳で迎える行事、魔力診で、大きな魔力を持っているって教えてもらったんだわ。
あたしはひとりで子供部屋に寝ている。
天蓋付きのベッド、大きな銀の姿見、クローゼット、テーブル、本棚、書き物机があって、小さな暖炉の前には、すてきな敷物がひろげられている。お花畑みたいな色とりどりの花が織り込まれたラグ。
ベッドの両脇には白い子犬と黒い子犬がいて、あたしが目覚めるのを待ち構えている。
先を争うみたいに「わん!」「わわわん!」と鳴く。
カルナックお師匠さまからお借りしている従魔、シロとクロだ。
天井近くを飛び回っていた小さな妖精が、降りてきて、あたしの肩に乗った。
風の妖精シルルと、光の妖精イルミナ。
生まれたときから、そばにいてくれる、守護妖精。
「アイリス! 朝よ、起きて」
「そろそろ起きないと、シロとクロが、ベッドに飛び乗ってきちゃうわよ」
二人に促されて、ベッドに上半身を起こす。
すると、部屋の扉の外から、元気な明るい声がした。
「おはようございますお嬢様!」
あたし専属小間使いのローサだ。
子供部屋の扉を開けて、どんどん入ってくる。
いつもの朝の風景。
これからやってくるメイド長のエウニーケさんたちにお着替えさせてもらったら、食堂に行って朝食。
お仕事に出かけるまえのお父さま、お母さま、エステリオ叔父さまとお話しするの。
今までと違うのは、あたしは三歳になって、魔力診も終わったから。
少しだけ、中庭に出て子犬たちと遊んだりしてもいいって、お許しをもらったの。
もちろんローサや乳母やのサリー、メイドさんたちが付き添ってくれていることが条件だけど。
がんばって、健康になって、早く育って大きくなるんだから!
そう決心した、あたしなのです。
「そうそうお嬢様。ルーナリシア公女さまも、お嬢様と同じ、三歳になられたでしょう。このまえ『魔力診』だったそうですよ。それで、日をあらためて、盛大にお祝いの宴を開かれるんですって。大公さまの見事なお庭を平民にも公開して、ごちそうも振る舞われるって、みんな喜んでますよ」
「ルーナリシア公女さま?」
ふと、胸がざわついた。
ルーナ……?
「ええ、このエルレーン公国大公さまの、末の公女さまですよ」
誰もが知っていてあたりまえの、常識なのだろう。クロ-ゼットを開けて洋服を何着か取り出しながら、くったくのない笑顔で、ローサは言った。
「ほら、カルナック様が、お兄様のフィリクス公嗣様の後ろ盾になられたから、ルーナリシア公女様も、それはもうなついているのだって、もっぱらの噂ですよ」
「ローサ、うしろだてって、なあに?」
「…あっ」
ローサの表情が、急にこわばった。
もともと田舎育ちで、いいところの家に雇われた経験がなかったローサだ。
お嬢様とはいえアイリスは三歳。
ついうっかり、メイド仲間と噂話をするときのように口を滑らせてしまった。
(様子がおかしいわ。あら? 面白いかも)
と、困惑するしかないアイリスの意識の内部で、イリス・マクギリスは思った。
彼女はアイリスの意識の中にいる別人格……前世を覚えている人格の一つである。
成人女性の意識だからだろうか。イリス・マクギリスは、そこがツッコミどころだと気づいたのだった。
(これは、エステリオ叔父さまに尋ねてみなくちゃだわ!)
そして目覚めた、あたし。
長い夢を見ていたような気がするけど、よく思い出せない。
白い布が揺れてる。ベッドの上の天蓋から垂れているんだ。
天井のあたりにキラキラしたものが見える。
妖精さんだ。
二人、いる。
薄羽をせわしく動かして飛び回って、きらめく銀色の粉を振りまいている。
あら?
こういう眺めを、あたしはずっと前に見たことがある……?
あれは映画だった?
妖精の国で育ったから空を飛べる男の子と、小さな妖精の女の子が出てきた、アニメ映画。なんていうタイトルだったっけ?
ふと、違和感をおぼえる。
おかしいな。
覚えのない映像記憶……?
さっき夢で見た、金髪の男の子のことが、急に思い浮かんできた。忘れかけていたのに。
野性的で精悍な……あの子なら、海賊と戦って、空も飛べそうだわ。
ヒロインは、男の子にだっこされてた美少女ね。
三つ編みのお下げにしたつやつやの黒髪。黒い目で、華奢で、重さとか無さそうな……
……あれ?
コマラパ老師さまが、あそこにいなかったかしら?
……そんな……
夢の記憶が鮮やかになってくる。
そのかわりに、目の前の、この眺めが、現実感を失っていく。
身の置き所がないような……
違う、ちがう!
さっきのは、あたしの見てた夢じゃないわ。
あれは、あたしの記憶じゃないはず……!
あたしは誰?
ここはどこ?
混乱していたけれど、だんだん、思い出してきた。
そうだ、あたしはアイリス・リデル・ティス・ラゼル。
ここエルレーン公国首都シ・イル・リリヤでいろいろなものを扱っている豪商ラゼル家の、ひとりむすめ。
三歳で迎える行事、魔力診で、大きな魔力を持っているって教えてもらったんだわ。
あたしはひとりで子供部屋に寝ている。
天蓋付きのベッド、大きな銀の姿見、クローゼット、テーブル、本棚、書き物机があって、小さな暖炉の前には、すてきな敷物がひろげられている。お花畑みたいな色とりどりの花が織り込まれたラグ。
ベッドの両脇には白い子犬と黒い子犬がいて、あたしが目覚めるのを待ち構えている。
先を争うみたいに「わん!」「わわわん!」と鳴く。
カルナックお師匠さまからお借りしている従魔、シロとクロだ。
天井近くを飛び回っていた小さな妖精が、降りてきて、あたしの肩に乗った。
風の妖精シルルと、光の妖精イルミナ。
生まれたときから、そばにいてくれる、守護妖精。
「アイリス! 朝よ、起きて」
「そろそろ起きないと、シロとクロが、ベッドに飛び乗ってきちゃうわよ」
二人に促されて、ベッドに上半身を起こす。
すると、部屋の扉の外から、元気な明るい声がした。
「おはようございますお嬢様!」
あたし専属小間使いのローサだ。
子供部屋の扉を開けて、どんどん入ってくる。
いつもの朝の風景。
これからやってくるメイド長のエウニーケさんたちにお着替えさせてもらったら、食堂に行って朝食。
お仕事に出かけるまえのお父さま、お母さま、エステリオ叔父さまとお話しするの。
今までと違うのは、あたしは三歳になって、魔力診も終わったから。
少しだけ、中庭に出て子犬たちと遊んだりしてもいいって、お許しをもらったの。
もちろんローサや乳母やのサリー、メイドさんたちが付き添ってくれていることが条件だけど。
がんばって、健康になって、早く育って大きくなるんだから!
そう決心した、あたしなのです。
「そうそうお嬢様。ルーナリシア公女さまも、お嬢様と同じ、三歳になられたでしょう。このまえ『魔力診』だったそうですよ。それで、日をあらためて、盛大にお祝いの宴を開かれるんですって。大公さまの見事なお庭を平民にも公開して、ごちそうも振る舞われるって、みんな喜んでますよ」
「ルーナリシア公女さま?」
ふと、胸がざわついた。
ルーナ……?
「ええ、このエルレーン公国大公さまの、末の公女さまですよ」
誰もが知っていてあたりまえの、常識なのだろう。クロ-ゼットを開けて洋服を何着か取り出しながら、くったくのない笑顔で、ローサは言った。
「ほら、カルナック様が、お兄様のフィリクス公嗣様の後ろ盾になられたから、ルーナリシア公女様も、それはもうなついているのだって、もっぱらの噂ですよ」
「ローサ、うしろだてって、なあに?」
「…あっ」
ローサの表情が、急にこわばった。
もともと田舎育ちで、いいところの家に雇われた経験がなかったローサだ。
お嬢様とはいえアイリスは三歳。
ついうっかり、メイド仲間と噂話をするときのように口を滑らせてしまった。
(様子がおかしいわ。あら? 面白いかも)
と、困惑するしかないアイリスの意識の内部で、イリス・マクギリスは思った。
彼女はアイリスの意識の中にいる別人格……前世を覚えている人格の一つである。
成人女性の意識だからだろうか。イリス・マクギリスは、そこがツッコミどころだと気づいたのだった。
(これは、エステリオ叔父さまに尋ねてみなくちゃだわ!)
11
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる