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第五章 パウルとパオラ

※ 登場人物紹介・アイリス五歳時点で ※

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※ 登場人物※ 

《世界の大いなる意思セレナン》が統べる世界、セレナン。ファンタジーRPGを思わせる世界である。   

【アイリス・リデル・ティス・ラゼル】五歳幼女。
 黄金の髪とエメラルドの瞳。規格外の大規模な魔力を持っている。
 魔力があふれ出すときは水精石アクアラ色になる。
 豪商ラゼル家の一人娘。
『先祖還り』と呼ばれる、地球からの転生者。時代の違う前世の記憶を三つ、持っている。
 二十一世紀の東京、十五歳の女子高生、月宮アリス。二十一世紀のニューヨーク、ビジネスウーマンだった二十五歳のイリス・マクギリス。地球の終末期、人類を管理していたAIに宿っていた魂、システム・イリス。
 
【マウリシオ・マルティン・ヒューゴ・ティス・ラゼル】三十四歳。
 アイリスの父。厳格で生真面目。激甘パパ。
 茶色い髪と顎髭。魔力持ち。

【アイリアーナ・ローレル・フェリース・ラゼル】二十九歳。
 アイリスの母。魔力はそこそこ多め。
 長い金髪と緑の目。美人。

【エステリオ・アウル・ティス・ラゼル】十八歳。
 マウリシオの弟。レンガ色の髪と焦げ茶色の目。
 魔導師協会に属する、将来有望な魔法使い。魔法大学院に通う《覚者(かくしゃ)》見習い。

【ヒューゴー・マルティン・ロペス・ティス・ラゼル】六十四歳。
 アイリスの祖父。
 マウリシオとは考えが合わず対立している。先代、と呼ばれる、ご隠居。

【ローサ】
 アイリス付きの小間使い。たっぷりの赤毛を二つに分け、三つ編みお下げ。
 頬にそばかす、愛嬌のある可愛い子。アイリスより七歳年上。

【エウニーケ】
 メイド長。年齢不詳。

【バルドル】
 執事。五十代。

※ 魔法使い ※

【カルナック・プーマ】外見は二十歳。
 別名を「黒の魔法使いカルナック」または《影の呪術師ブルッホ・デ・ソンブラ
 エルレーン公国首都シ・イル・リリヤに本部を置く魔導師協会の長。美女と見紛う長身の青年。
 長い黒髪、黒目だが、魔力が溢れるときは水精石色の目になる。
 白い毛皮と巨大な牙を持つ魔獣、大牙(タイガ)であるスアールと、漆黒の毛皮を持つ魔獣、夜王(ビッチェ)であるノーチェを影の中に従えている。ただし、アイリスに貸し出し中。

【コマラパ】外見は五十台。
 魔導師協会副長。日焼けした肌、白髪、白い顎髭。
 主人公アイリスに対しては、慈愛に満ちた祖父のように接する。

【ルビー=ティーレ・カールソン】カルナックの護衛を受け持つ。ルビーは役職名。
 金髪に青い目の北欧系美少女。外見は十五、六歳。
 戦闘氏族ガルガンド出身。
 魔導師協会に派遣された、アイリスの護衛。

【サファイア=リドラ・フェイ】カルナックの護衛を受け持つ。サファイアは役職名。
 黒髪に黒目、ミルクティー色の肌をした、仕事できそうな二十歳くらいの美女。
 サウダージ共和国出身。
 魔導師協会に派遣された、アイリスの護衛。

【エルナト・アル・フィリクス・アンティグア】
 エステリオの親友。大貴族の次男。金髪に灰緑色の目。
 医療に優れる。

【ヴィーア・マルファ・アンティグア】
 エルナトの妹。


 ※ 大公家 ※

【フィリップ・アル・レギオン・エイリス・エルレーン】エルレーン公国大公
 金髪、金茶色の瞳。

【セシーリア・エル・スール・アステルシア・エレ・エルレーン】大公妃
 金髪、緑の瞳。ちなみに「エレ」は国母(公嗣の母親)の意味。

【フィリクス・アル・レギオン・エナ・エルレーン】公嗣
 金髪、金茶色の瞳。「エナ」は公嗣の意味。

【ルーナリシア・】公女(フィリクスと同じく大公妃を母に持つ)
 金髪、緑の瞳。

 ※ 他に政治上のしがらみで迎えた第二妃、第三妃があり、公子、公女が数人あり。


※  女神  ※ 

《世界の大いなる意思》
 この世界(セレナン)そのもの。本体は惑星まるごとなので超巨大。
 人間に興味しんしん。ヒトと接するときはグラウケーに似た姿をとることが多い。

《スゥエ》(クーナ族の言葉で『虹』を意味する)
 アイリスが転生したときに出会った女神。外見は十歳くらい。
 おっとりした平和を好む優しい女神。
 人間に親しみやすいインターフェイスとして《世界の大いなる意思》に創られた。
 名付けはコマラパである、という珍しい経緯の女神。


※  精霊族(セレナン)  ※ 
 銀髪と水精石色の目が特徴。

《ラト・ナ・ルア・オムノ・エンバー》(辺境の地に生じた最期の子供ラト)
 外見は十四、五歳の美少女。
 カルナックが五歳の時、精霊の森に迎え入れて守り育てた「精霊の姉」である。

《レフィス・トール・ムラト・オムノ・エンバー》(辺境の地を治める司レフィス)
 外見は二十歳くらいの美青年。
 ラトの兄であり、同じく幼いカルナックを救い精霊の森に匿い育てた「精霊の兄」である。

《グラウ・エリス》
 別名を「グラウケー」(海の青い輝き)という意味の名前。ちなみに名前の由来はギリシア神話の海の妖精ネレイデスから。
 第一世代の精霊。ラトたちの上司。《世界の大いなる意思》に最も近い存在。
 外見年齢は二十代後半の美青年。……だったり、美女だったり?
 五百年前に人間世界から娶った妻を溺愛している。
(当時の大公の姫、ルーナリシア公女。愛称はルーナ姫)

《キュモトエー》(波の速さ)という意味の名前。
 第二世代の精霊。活発。人間が好き。ルーナリシア公女の護衛兼・側仕えになった。      

《ガーレネー》(穏やかな)という意味の名前。
 第二世代の精霊。おとなしい。人間が好き。ルーナリシア公女の護衛兼・側仕えになった。

《ナ・ロッサ・オロ・ムラト》(生命の司)
 グラウケーの直接の部下で中間管理職の悲哀を噛みしめている。
 外見は二十代半ばの美女。

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