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第七章 アイリス六歳
その11 閑話6 輝く月晶石の姫
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11(閑話6)
さんざんに泣いたあげく、エリーゼ姫、あらためルイーゼロッテは《呪術師》の腕の中で眠りに落ちて、泥のように疲れた身体を子ども部屋の小さなベッドに横たえた。
しかし、小一時間もたたないうちに、少女は悲鳴をあげて飛び起きる。
しばらくの間、状況を把握しかねて、怯えた目を周囲に向け、ネリーと《呪術師》を見つけて、ほっと安堵したように、息を吐いた。
「あ……! ごめんなさい! わたし、どれくらい眠っていたのでしょう。もしや、お二人ともずっと、そばに居てくださったのですか」
「たいして時間はたっていないよ。起きるなら、ゆっくりとね」
「お嬢様、軽い御食事をご用意致しました、少しだけでも召し上がってくださいませ」
ネリーが差し出したスープとパンを、礼を言って受け取り、少女は口にする。
もう長いこと、何も口にしていなかったように思えた。
実際に、スープが口をうるおし、暖かさが喉を下りていくのを感じる。
ようやく、人心地がついた。
そんなときである。
ぱたぱた。
小さく、軽い足音が近付いてきて、子供部屋の扉が勢いよく開かれた。
「いらっしゃいますのね《呪術師》さま!」
飛び込んできたのは、黄金の光。
まるで背中に薄羽根がついているのではないかと思える、妖精のような美少女だった。
「いけません、ルーナリシアさま!」
あとから駆けつけてきた二人の侍女は、必死だったのだろう、きちんと結い上げていたに違いない髪型が崩れてしまっている。表情にも焦りが見えた。
「お行儀が悪うございます」
「かまわないわ!」
少女が頭を振る。細かく波打つ黄金の髪から光が差したかのよう。
「ねえ《呪術師》さま! そのお方を、わたくしに紹介してくださいませ!」
「ルーナリシア殿下。私などのいるところへ、あなたのような高貴な方が気軽においでになられては、外聞がよくありません」
かすかに眉をひそめる《呪術師》。
しかし姫君は臆することなく、彼のもとへと駆け寄る。
「あまりお会いできないのですから。離宮にいらした機会を逃すわけはないでしょう?」
屈託のない笑顔を向けた。
あたりが明るくなるような、華やいだ少女の笑顔を向けられ、《呪術師》は、肩をすくめた。
「あなたにはかないません、公女殿下」
「そうでしょう?」
黄金の髪の公女は、胸を張った。
「でも堅苦しいのはいやです。ルーナって呼んでくださるって、お約束していただいたでしょう?」
「そうでしたね。ルーナ姫。ですが共の者も連れずに、私のような素性の知れない者のところへいらしてはなりません。エルレーン公国中に名だたる月晶石の姫の、世間の評判に差し障ります」
「あら、だって《呪術師》さまは高貴な血筋の御方でしょう? レギオンの……」
「姫」
人差し指を立て、《呪術師》は追求を禁じる。
ルーナリシアは、はっと小さく息を呑む。
「わかりましたわ、秘密でしたわね。では、《呪術師》さま。その方を紹介してくださいませ。とっても魅力的な、綺麗な方ね」
期待に満ちたキラキラした目で見る。
(綺麗? 同情にしてもあり得ない……美しいのは、このお姫さまだわ。内側から柔らかく光ってる……。まるで、慈愛に満ちた真月の女神さまみたい)
ルイーゼロッテの足がすくんだ。
だが、それでも少女の姿に惹きつけられ、目を離すことなどできなかった。
「しかたありませんね。ルーナ姫。こちらはルイーゼロッテ。今日から、この部屋で暮らすことになりました」
「はじめまして、ルイーゼロッテさま」
ルーナ姫は優雅に身をかがめた。
「ルイーゼロッテ。こちらはルーナリシア殿下。エルレーン公国大公の公女殿下だ。気さくな方だから、かしこまることはない」
「はじめまして、ルーナリシア殿下。ルイーゼロッテと申します」
ルイーゼロッテは身を屈め、目線を落とした。気が引けるのだ。しかしルーナ姫は気にしなかった。
「どうぞルーナと呼んでくださいな! わたくし、お友達が居ないの。仲良くしていただけたら、とっても嬉しいわ!」
言うやいなや、ルーナ姫はさっそく行動に移した。
身を固くしているルイーゼロッテに勢いよく飛びついて、ころころと、明るい笑い声をあげたのだった。
「それにね、ここはわたくしが十二歳まで住んでいた子供部屋なの!」
「そうなんですか? とってもすてきなお部屋ですね!」
ルイーゼロッテは、いつしか明るいルーナ姫のペースに巻き込まれていた。
「わたくしのお気に入りは、文机。それからテーブルランプよ。お花をかたどってるでしょ」
「わたしも、だいすきです」
ルイーゼロッタは顔を赤らめ、ぽつりとつぶやいた。
「気があうわね! これからよろしくね! そうだわ、着替えはちゃんとさせてもらったのかしら? お付きの侍女は?」
「ルーナ姫様。わたくしがお世話をさせていただくことになっております」
進み出たネリーの姿に、ルーナリシア殿下の表情がほころんだ。
「よかった! ルイーゼロッテ。ネリーは、二年前までわたくしの身の回りのことをしてくれていたのよ。信頼できるわ! 安心してね。《呪術師》さまも、気を配ってくださるんでしょう? ねえ、これから、たびたび遊びにきてもいいでしょ?」
「なりま……」
この部屋まで付き添ってきたルーナ姫の侍女が困惑しつつ答えようとしたとき。
「だめです」
きっぱりと、《呪術師》が断言した。
「今の彼女は、平民です。姫君の遊び相手ではありません」
「存じてますわ、ですけど、私人として遊びにくるくらい!」
「当分の間、できるだけ外界との接触を避けて、静かに過ごしたほうがいいのです」
《呪術師》の返答に、黄金の髪をした『月晶石ルーナリシア』の公女は、満足できないように、表情をこわばらせた。
「けれども、それでは寂しいですわ。鳥籠に閉じ込めて飼うような扱いが、彼女の望みでしょうか?」
「それは……」
《呪術師》の黒い目に、青い光が浮かんで揺れた。シラーを持つ宝石のように。
「……そうですね。私とて彼女を小鳥のように閉じ込めるつもりはありません。ルーナ姫、友達になってあげてください」
「もちろんですわ!」
ルーナ姫の瞳が、生き生きと輝いた。
「あたらめて。お友達になって、ルイーゼロッテ。ルーナって呼んで。わたくしたちは、生涯の大親友なの!」
「はい。ルーナ」
「誓って。あなたも。生涯の大親友、心の友、だって」
「わたしはあなたの生涯の大親友。心の友……」
黒髪に黒い目の少女と、黄金の髪に金茶色の目をした少女は、手を取り合って、微笑みを交わした。
二人は年頃も同じ、十四歳。
対照的なのは、身だしなみだ。
公女であるルーナリシア殿下に対してルイーゼロッテは、先ほど公子フィリクスに謁見した際には救出された際に身につけていたぼろぼろの服で、この部屋に入ってからネリーの手で清潔な亜麻のワンピースに着替えさせて貰ったばかり。髪や肌も痛んでいる。
「いいことを思いついた」
《呪術師》は、破顔する。
「二人とも、私が創設した『エルレーン公立学院』に入りなさい」
「それは、ようございますこと」
きょとんとしている少女たちに代わり、ネリーが答えた。
「あなたさまなら、お二人によいように導いてくださいますでしょう」
「もちろん」
《呪術師》は力強く請け合った。
「このエルレーン公国首都シ・イル・リリヤに開かれた学院は、生徒たちを守り育てる。学生達は全て、あらゆる危険から守られ、知識を学び、人生を乗り切るすべを身につけるのだ」
滅亡したエリゼール王国の王女エリーゼは、身分を捨て平民の少女ルイーゼロッタとしてエルレーン公国の公女ルーナリシアの生涯にわたる親友となり、あらたな運命へと乗り出した。
ルーナ姫ことルーナリシア公女もまた。平民の学生にまじり学び舎に集う生活を通して、本当の人生に向き合う。
さんざんに泣いたあげく、エリーゼ姫、あらためルイーゼロッテは《呪術師》の腕の中で眠りに落ちて、泥のように疲れた身体を子ども部屋の小さなベッドに横たえた。
しかし、小一時間もたたないうちに、少女は悲鳴をあげて飛び起きる。
しばらくの間、状況を把握しかねて、怯えた目を周囲に向け、ネリーと《呪術師》を見つけて、ほっと安堵したように、息を吐いた。
「あ……! ごめんなさい! わたし、どれくらい眠っていたのでしょう。もしや、お二人ともずっと、そばに居てくださったのですか」
「たいして時間はたっていないよ。起きるなら、ゆっくりとね」
「お嬢様、軽い御食事をご用意致しました、少しだけでも召し上がってくださいませ」
ネリーが差し出したスープとパンを、礼を言って受け取り、少女は口にする。
もう長いこと、何も口にしていなかったように思えた。
実際に、スープが口をうるおし、暖かさが喉を下りていくのを感じる。
ようやく、人心地がついた。
そんなときである。
ぱたぱた。
小さく、軽い足音が近付いてきて、子供部屋の扉が勢いよく開かれた。
「いらっしゃいますのね《呪術師》さま!」
飛び込んできたのは、黄金の光。
まるで背中に薄羽根がついているのではないかと思える、妖精のような美少女だった。
「いけません、ルーナリシアさま!」
あとから駆けつけてきた二人の侍女は、必死だったのだろう、きちんと結い上げていたに違いない髪型が崩れてしまっている。表情にも焦りが見えた。
「お行儀が悪うございます」
「かまわないわ!」
少女が頭を振る。細かく波打つ黄金の髪から光が差したかのよう。
「ねえ《呪術師》さま! そのお方を、わたくしに紹介してくださいませ!」
「ルーナリシア殿下。私などのいるところへ、あなたのような高貴な方が気軽においでになられては、外聞がよくありません」
かすかに眉をひそめる《呪術師》。
しかし姫君は臆することなく、彼のもとへと駆け寄る。
「あまりお会いできないのですから。離宮にいらした機会を逃すわけはないでしょう?」
屈託のない笑顔を向けた。
あたりが明るくなるような、華やいだ少女の笑顔を向けられ、《呪術師》は、肩をすくめた。
「あなたにはかないません、公女殿下」
「そうでしょう?」
黄金の髪の公女は、胸を張った。
「でも堅苦しいのはいやです。ルーナって呼んでくださるって、お約束していただいたでしょう?」
「そうでしたね。ルーナ姫。ですが共の者も連れずに、私のような素性の知れない者のところへいらしてはなりません。エルレーン公国中に名だたる月晶石の姫の、世間の評判に差し障ります」
「あら、だって《呪術師》さまは高貴な血筋の御方でしょう? レギオンの……」
「姫」
人差し指を立て、《呪術師》は追求を禁じる。
ルーナリシアは、はっと小さく息を呑む。
「わかりましたわ、秘密でしたわね。では、《呪術師》さま。その方を紹介してくださいませ。とっても魅力的な、綺麗な方ね」
期待に満ちたキラキラした目で見る。
(綺麗? 同情にしてもあり得ない……美しいのは、このお姫さまだわ。内側から柔らかく光ってる……。まるで、慈愛に満ちた真月の女神さまみたい)
ルイーゼロッテの足がすくんだ。
だが、それでも少女の姿に惹きつけられ、目を離すことなどできなかった。
「しかたありませんね。ルーナ姫。こちらはルイーゼロッテ。今日から、この部屋で暮らすことになりました」
「はじめまして、ルイーゼロッテさま」
ルーナ姫は優雅に身をかがめた。
「ルイーゼロッテ。こちらはルーナリシア殿下。エルレーン公国大公の公女殿下だ。気さくな方だから、かしこまることはない」
「はじめまして、ルーナリシア殿下。ルイーゼロッテと申します」
ルイーゼロッテは身を屈め、目線を落とした。気が引けるのだ。しかしルーナ姫は気にしなかった。
「どうぞルーナと呼んでくださいな! わたくし、お友達が居ないの。仲良くしていただけたら、とっても嬉しいわ!」
言うやいなや、ルーナ姫はさっそく行動に移した。
身を固くしているルイーゼロッテに勢いよく飛びついて、ころころと、明るい笑い声をあげたのだった。
「それにね、ここはわたくしが十二歳まで住んでいた子供部屋なの!」
「そうなんですか? とってもすてきなお部屋ですね!」
ルイーゼロッテは、いつしか明るいルーナ姫のペースに巻き込まれていた。
「わたくしのお気に入りは、文机。それからテーブルランプよ。お花をかたどってるでしょ」
「わたしも、だいすきです」
ルイーゼロッタは顔を赤らめ、ぽつりとつぶやいた。
「気があうわね! これからよろしくね! そうだわ、着替えはちゃんとさせてもらったのかしら? お付きの侍女は?」
「ルーナ姫様。わたくしがお世話をさせていただくことになっております」
進み出たネリーの姿に、ルーナリシア殿下の表情がほころんだ。
「よかった! ルイーゼロッテ。ネリーは、二年前までわたくしの身の回りのことをしてくれていたのよ。信頼できるわ! 安心してね。《呪術師》さまも、気を配ってくださるんでしょう? ねえ、これから、たびたび遊びにきてもいいでしょ?」
「なりま……」
この部屋まで付き添ってきたルーナ姫の侍女が困惑しつつ答えようとしたとき。
「だめです」
きっぱりと、《呪術師》が断言した。
「今の彼女は、平民です。姫君の遊び相手ではありません」
「存じてますわ、ですけど、私人として遊びにくるくらい!」
「当分の間、できるだけ外界との接触を避けて、静かに過ごしたほうがいいのです」
《呪術師》の返答に、黄金の髪をした『月晶石ルーナリシア』の公女は、満足できないように、表情をこわばらせた。
「けれども、それでは寂しいですわ。鳥籠に閉じ込めて飼うような扱いが、彼女の望みでしょうか?」
「それは……」
《呪術師》の黒い目に、青い光が浮かんで揺れた。シラーを持つ宝石のように。
「……そうですね。私とて彼女を小鳥のように閉じ込めるつもりはありません。ルーナ姫、友達になってあげてください」
「もちろんですわ!」
ルーナ姫の瞳が、生き生きと輝いた。
「あたらめて。お友達になって、ルイーゼロッテ。ルーナって呼んで。わたくしたちは、生涯の大親友なの!」
「はい。ルーナ」
「誓って。あなたも。生涯の大親友、心の友、だって」
「わたしはあなたの生涯の大親友。心の友……」
黒髪に黒い目の少女と、黄金の髪に金茶色の目をした少女は、手を取り合って、微笑みを交わした。
二人は年頃も同じ、十四歳。
対照的なのは、身だしなみだ。
公女であるルーナリシア殿下に対してルイーゼロッテは、先ほど公子フィリクスに謁見した際には救出された際に身につけていたぼろぼろの服で、この部屋に入ってからネリーの手で清潔な亜麻のワンピースに着替えさせて貰ったばかり。髪や肌も痛んでいる。
「いいことを思いついた」
《呪術師》は、破顔する。
「二人とも、私が創設した『エルレーン公立学院』に入りなさい」
「それは、ようございますこと」
きょとんとしている少女たちに代わり、ネリーが答えた。
「あなたさまなら、お二人によいように導いてくださいますでしょう」
「もちろん」
《呪術師》は力強く請け合った。
「このエルレーン公国首都シ・イル・リリヤに開かれた学院は、生徒たちを守り育てる。学生達は全て、あらゆる危険から守られ、知識を学び、人生を乗り切るすべを身につけるのだ」
滅亡したエリゼール王国の王女エリーゼは、身分を捨て平民の少女ルイーゼロッタとしてエルレーン公国の公女ルーナリシアの生涯にわたる親友となり、あらたな運命へと乗り出した。
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