100 / 144
第4章
その13 神祖皇帝ガルデルの絶望と儚い希望
しおりを挟む
13
遠隔地から探査衛星を通じて送られてきた映像があることを、赤い魔女は知り、『魔の月』に在る本体で、確認する。
「おやおや」
セラニス・アレム・ダル、ここグーリア帝国では、赤い魔女セラニアと名乗っている存在は、神祖と呼ばれる皇帝ガルデルの御前に、神妙な顔で報告をしている側近達と共に控えているというのに、ふっと笑いをもらす。
「こいつはどうしたもんかな。坊や(ガルデル)に見せていいものかねえ」
「何がおかしい、セラ二ア」
苛ついた顔で、手近の花瓶を壁に投げつけるガルデル。
すると側近達は早くも、ガルデルの手の届かぬところまで距離を取り、あげくには逃げるように玉座の間から退出していった。
灰色の鎧に覆われた岩山のごとき体躯が、割れ鐘のような声とともに、揺れる。金茶色の眼球が、鋭く、魔女に注がれる。
「どうした。派遣した兵が、戦果をあげて帰還するのか? そのような、ありふれた報告ならいらんぞ。なんだそれは。我にも見せよ」
赤い魔女セラ二アの手にあった、半透明の球体に、手を伸ばす。
「え。これ見るの。いいけど。……後悔するよ」
最後の言葉は、皮肉めいてひっそりと、魔女は呟く。面白がっているような笑みはそのままに。
「おおお……これは?」
ガルデルが球体をいじっていると、ふいに、
ぶぉん。
と音が響いた。
驚いたのか、球体を取り落としてしまったガルデルの眼前に、長い黒髪を三つ編みにした、十三、四歳とおぼしき美少女が、あらわれた。
濡れたような漆黒の瞳が、しだいに淡い青に、まるで精霊の持つ水精石(アクアラ)を思わせる色に染まっていく。
強い魔力を発している徴候である。
色白の、あどけない面差しは、喩えようもなく美しく。
心配そうに、眉を寄せて、こちらに身を乗り出し、覗き込んでいるような体勢で。
『だいじょうぶ?』
優しく、囁いた。
今にも消えてしまいそうな、儚く美しい少女。
細い手足、折れそうな首筋。
華奢な肢体。
ガルデルは思わず、少女に手をのばした。
だが、彼の無骨な手が触れることは、かなわなかった。
すりぬけてしまったのだ。
「これはどういうことだ。なぜ触れられぬ」
怒り心頭に達して振り返るガルデルに。
「あ~あ。見ちゃったのかぁ」
彼の怒りなど意に介さぬ様子で、赤い魔女は、笑った。
「これはなんだ。この姿は。この娘は。なぜ我が手にできんのだ!」
「落ち着いて坊や。質問は一つずつにして。まずは、これは何かってことだけど。例の傭兵に付けて送り出した映像記録装置が撮ったのさ」
「例の傭兵とはなんだ」
全く覚えが無いようにガルデルは呆然と呟いた。
その眼差しは、黒髪の美少女の姿に、釘付けになったままだ。
「内乱続きの国政と領土拡大戦争で忙しいガルデルが覚えてないのも無理ないけどさ。『血まみれのキツネ』アトクだよ。第三遊撃隊で、一つだけ回収した骸があっただろ。あいつに『人形たち』をつけてやって故郷に送り返した。出身地の『欠けた月』の村を、殲滅できればもうけものだし、できなくても、世間を引っかき回してくれれば面白いかなって」
赤い魔女は、楽しげに声をあげて笑った。
「なぜ、そいつが、この娘を……記録している」
「さぁ? 途中で出会ったんじゃないの。知らないよ」
真相を熟知しながらも、赤い魔女セラ二アは、そらとぼける。
ガルデルに、そこまで親切にしてやる義理もない、とは、以前にも、かの赤い魔女が口にしたことである。
「記録地は、わからんのか!」
取り落とした球体を拾い上げ、ガルデルは震える手で半透明の表面を撫でた。
どこかに触れると、カチリと音がした。
映像が、巻き戻っていく。
少女は身を翻して離れていき、ガルデルの目は、その後を追う。
再び、少女は歩き出す。
近づいてきて、身を屈めて覗き込み。
『だいじょうぶ?』
優しく、囁いた。
心配そうに眉を寄せて。
「ああ、我は、大丈夫だ」
ガルデルは応えた。会話になるはずもないのに。
すると映像の中の少女は、にっこりと、微笑んだ。
『よかったぁ』
まるで、小さな花が咲いたように。
魂を抜かれたように見入っていたガルデルが、震える声で、言う。
「セラ二ア。この娘を探し出せ」
「え~。めんどくさい。なんで?」
「もちろん決まっておる。我が物とする。そばにおいてずっと仕えさせる」
「……ふ~ん。殺しちゃった、レニみたいに?」
赤い魔女は、部屋の隅、家具の創り出す影の中に退いていた。
ガルデルが怒り狂うかと思ったのだ。しかし、孤独な帝王は、憤るでもなく、静かに、呟いた。
「そうだ。あれに、レニに、この娘は似ておる。まるで生き写しだ……死なずに生きていた……などということは、ないか。歳が合わぬ。もしや、あれの母、白い魔女フランカの血筋の者かもしれぬ」
「それはずいぶん希望的観測だね」
容赦なくセラ二アは断言した。
「だって、魔女の共同体は、あんたが徹底的に焼き尽くさせただろうに。その上、フランカの血筋の者がもしかして残っていたら、って。すでに、さんざん探し回って、見つけられなかったのにさ」
「どうでもいい。我は、これが、欲しい。捜し出して連れてこい。我が元に」
「勘違いしないでよ」
赤い魔女は、嘲った。
「ぼくは、あんたの手下じゃない。近くに居るのは、ガルデル、あんたが戦争を拡大させて、面白そうだからだよ。わかってるはずだろ。そんな個人的な願いは受け付けない」
「頼むから」
先ほどまでの強い姿勢とは打って変わって、グーリア帝国初代皇帝ガルデルは、すがりつくような態度で、膝を折り、懇願した。
「誓おう、なんでもする。この子を、捜し出してくれないか」
しかし赤い魔女は、首を振る。
「いやだね。だって、あんたは何も『対価』を持ってない。差し出せるものはあるのかい?」
「この身の不死を。この国を。国民を。かつて、おまえが与えてくれたものを全て」
「全て投げ打っても、この子が欲しい?」
からかうように魔女は言う。
「哀れな孤児。ガルデル。残念だね。……この『魔の月』が与えたものは、投げ出せるものではないし、賭けの対価にはならない」
「我が望みはいつも叶わぬ!」
絶望したように身体を折るガルデルに、同情したのか。
魔女は、ふうと息を吐いて、肩をすくめた。
「でも、まあ、いいや。あんたの強い願い、覚えておくよ」
「本当か!」
一転して、あえかな希望に彩られるガルデルの顔を、魔女は、面白そうに、ながめやる。
「気が向いたら、なんとかしてやってもいいけど……ふぅ。言っておくけど、この子を手にしたいなら。手強いよ。この子についてる味方がね。一筋縄じゃいかないから」
「戦って奪い取ることはできんのか」
「……ん~。まだまだだね。グーリア帝国がもっと版図を拡大できて、もっと、世界に血の犠牲を強要して、血を流してくれれば……くすすっ。ちょっとは考えてあげる!」
「では、誓おう。我は帝国を広げる。戦渦を拡大する。それまでは……これを、我に、預けてくれぬか?」
ガルデルが、さも大切そうに抱え込む球体から。
投影され続けている、黒髪の少女の姿を。
赤い魔女は、一瞥して。
「ふん。まぁ、いいや。ぼくには必要ないものだし。あげるよ。でも」
魔女は、人差し指を立てて、にやりと笑った。
「何に使うか、聞かないけど。ほどほどにしなよ。身の毒だ」
遠隔地から探査衛星を通じて送られてきた映像があることを、赤い魔女は知り、『魔の月』に在る本体で、確認する。
「おやおや」
セラニス・アレム・ダル、ここグーリア帝国では、赤い魔女セラニアと名乗っている存在は、神祖と呼ばれる皇帝ガルデルの御前に、神妙な顔で報告をしている側近達と共に控えているというのに、ふっと笑いをもらす。
「こいつはどうしたもんかな。坊や(ガルデル)に見せていいものかねえ」
「何がおかしい、セラ二ア」
苛ついた顔で、手近の花瓶を壁に投げつけるガルデル。
すると側近達は早くも、ガルデルの手の届かぬところまで距離を取り、あげくには逃げるように玉座の間から退出していった。
灰色の鎧に覆われた岩山のごとき体躯が、割れ鐘のような声とともに、揺れる。金茶色の眼球が、鋭く、魔女に注がれる。
「どうした。派遣した兵が、戦果をあげて帰還するのか? そのような、ありふれた報告ならいらんぞ。なんだそれは。我にも見せよ」
赤い魔女セラ二アの手にあった、半透明の球体に、手を伸ばす。
「え。これ見るの。いいけど。……後悔するよ」
最後の言葉は、皮肉めいてひっそりと、魔女は呟く。面白がっているような笑みはそのままに。
「おおお……これは?」
ガルデルが球体をいじっていると、ふいに、
ぶぉん。
と音が響いた。
驚いたのか、球体を取り落としてしまったガルデルの眼前に、長い黒髪を三つ編みにした、十三、四歳とおぼしき美少女が、あらわれた。
濡れたような漆黒の瞳が、しだいに淡い青に、まるで精霊の持つ水精石(アクアラ)を思わせる色に染まっていく。
強い魔力を発している徴候である。
色白の、あどけない面差しは、喩えようもなく美しく。
心配そうに、眉を寄せて、こちらに身を乗り出し、覗き込んでいるような体勢で。
『だいじょうぶ?』
優しく、囁いた。
今にも消えてしまいそうな、儚く美しい少女。
細い手足、折れそうな首筋。
華奢な肢体。
ガルデルは思わず、少女に手をのばした。
だが、彼の無骨な手が触れることは、かなわなかった。
すりぬけてしまったのだ。
「これはどういうことだ。なぜ触れられぬ」
怒り心頭に達して振り返るガルデルに。
「あ~あ。見ちゃったのかぁ」
彼の怒りなど意に介さぬ様子で、赤い魔女は、笑った。
「これはなんだ。この姿は。この娘は。なぜ我が手にできんのだ!」
「落ち着いて坊や。質問は一つずつにして。まずは、これは何かってことだけど。例の傭兵に付けて送り出した映像記録装置が撮ったのさ」
「例の傭兵とはなんだ」
全く覚えが無いようにガルデルは呆然と呟いた。
その眼差しは、黒髪の美少女の姿に、釘付けになったままだ。
「内乱続きの国政と領土拡大戦争で忙しいガルデルが覚えてないのも無理ないけどさ。『血まみれのキツネ』アトクだよ。第三遊撃隊で、一つだけ回収した骸があっただろ。あいつに『人形たち』をつけてやって故郷に送り返した。出身地の『欠けた月』の村を、殲滅できればもうけものだし、できなくても、世間を引っかき回してくれれば面白いかなって」
赤い魔女は、楽しげに声をあげて笑った。
「なぜ、そいつが、この娘を……記録している」
「さぁ? 途中で出会ったんじゃないの。知らないよ」
真相を熟知しながらも、赤い魔女セラ二アは、そらとぼける。
ガルデルに、そこまで親切にしてやる義理もない、とは、以前にも、かの赤い魔女が口にしたことである。
「記録地は、わからんのか!」
取り落とした球体を拾い上げ、ガルデルは震える手で半透明の表面を撫でた。
どこかに触れると、カチリと音がした。
映像が、巻き戻っていく。
少女は身を翻して離れていき、ガルデルの目は、その後を追う。
再び、少女は歩き出す。
近づいてきて、身を屈めて覗き込み。
『だいじょうぶ?』
優しく、囁いた。
心配そうに眉を寄せて。
「ああ、我は、大丈夫だ」
ガルデルは応えた。会話になるはずもないのに。
すると映像の中の少女は、にっこりと、微笑んだ。
『よかったぁ』
まるで、小さな花が咲いたように。
魂を抜かれたように見入っていたガルデルが、震える声で、言う。
「セラ二ア。この娘を探し出せ」
「え~。めんどくさい。なんで?」
「もちろん決まっておる。我が物とする。そばにおいてずっと仕えさせる」
「……ふ~ん。殺しちゃった、レニみたいに?」
赤い魔女は、部屋の隅、家具の創り出す影の中に退いていた。
ガルデルが怒り狂うかと思ったのだ。しかし、孤独な帝王は、憤るでもなく、静かに、呟いた。
「そうだ。あれに、レニに、この娘は似ておる。まるで生き写しだ……死なずに生きていた……などということは、ないか。歳が合わぬ。もしや、あれの母、白い魔女フランカの血筋の者かもしれぬ」
「それはずいぶん希望的観測だね」
容赦なくセラ二アは断言した。
「だって、魔女の共同体は、あんたが徹底的に焼き尽くさせただろうに。その上、フランカの血筋の者がもしかして残っていたら、って。すでに、さんざん探し回って、見つけられなかったのにさ」
「どうでもいい。我は、これが、欲しい。捜し出して連れてこい。我が元に」
「勘違いしないでよ」
赤い魔女は、嘲った。
「ぼくは、あんたの手下じゃない。近くに居るのは、ガルデル、あんたが戦争を拡大させて、面白そうだからだよ。わかってるはずだろ。そんな個人的な願いは受け付けない」
「頼むから」
先ほどまでの強い姿勢とは打って変わって、グーリア帝国初代皇帝ガルデルは、すがりつくような態度で、膝を折り、懇願した。
「誓おう、なんでもする。この子を、捜し出してくれないか」
しかし赤い魔女は、首を振る。
「いやだね。だって、あんたは何も『対価』を持ってない。差し出せるものはあるのかい?」
「この身の不死を。この国を。国民を。かつて、おまえが与えてくれたものを全て」
「全て投げ打っても、この子が欲しい?」
からかうように魔女は言う。
「哀れな孤児。ガルデル。残念だね。……この『魔の月』が与えたものは、投げ出せるものではないし、賭けの対価にはならない」
「我が望みはいつも叶わぬ!」
絶望したように身体を折るガルデルに、同情したのか。
魔女は、ふうと息を吐いて、肩をすくめた。
「でも、まあ、いいや。あんたの強い願い、覚えておくよ」
「本当か!」
一転して、あえかな希望に彩られるガルデルの顔を、魔女は、面白そうに、ながめやる。
「気が向いたら、なんとかしてやってもいいけど……ふぅ。言っておくけど、この子を手にしたいなら。手強いよ。この子についてる味方がね。一筋縄じゃいかないから」
「戦って奪い取ることはできんのか」
「……ん~。まだまだだね。グーリア帝国がもっと版図を拡大できて、もっと、世界に血の犠牲を強要して、血を流してくれれば……くすすっ。ちょっとは考えてあげる!」
「では、誓おう。我は帝国を広げる。戦渦を拡大する。それまでは……これを、我に、預けてくれぬか?」
ガルデルが、さも大切そうに抱え込む球体から。
投影され続けている、黒髪の少女の姿を。
赤い魔女は、一瞥して。
「ふん。まぁ、いいや。ぼくには必要ないものだし。あげるよ。でも」
魔女は、人差し指を立てて、にやりと笑った。
「何に使うか、聞かないけど。ほどほどにしなよ。身の毒だ」
0
あなたにおすすめの小説
没落港の整備士男爵 ~「構造解析」スキルで古代設備を修理(レストア)したら、大陸一の物流拠点になり、王家も公爵家も頭が上がらなくなった件~
namisan
ファンタジー
大陸の南西端に位置するベルナ子爵領。
かつては貿易で栄えたこの港町も、今は見る影もない。
海底には土砂が堆積して大型船は入港できず、倉庫街は老朽化し、特産品もない。借金まみれの父と、諦めきった家臣たち。そこにあるのは、緩やかな「死」だけだった。
そんな没落寸前の領地の嫡男、アレン(16歳)に転生した主人公には、前世の記憶があった。
それは、日本で港湾管理者兼エンジニアとして働き、現場で散った「整備士」としての知識。
そして、彼にはもう一つ、この世界で目覚めた特異な能力があった。
対象の構造や欠陥、魔力の流れが設計図のように視えるスキル――【構造解析】。
「壊れているなら、直せばいい。詰まっているなら、通せばいい」
アレンは錆びついた古代の「浚渫(しゅんせつ)ゴーレム」を修理して港を深く掘り直し、魔導冷却庫を「熱交換の最適化」で復活させて、腐るだけだった魚を「最高級の輸出品」へと変えていく。
ドケチな家令ガルシアと予算を巡って戦い、荒くれ者の港湾長ゲンと共に泥にまみれ、没落商会の女主人メリッサと手を組んで販路を開拓する。
やがてその港には、陸・海・空の物流革命が巻き起こる。
揺れない「サスペンション馬車」が貴族の移動を変え、「鮮度抜群の魚介グルメ」が王族の胃袋を掴み、気性の荒いワイバーンを手懐けた「空輸便」が世界を結ぶ。
看病しに行ったら、当主の“眠り”になってしまった
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全36話⭐︎
倒れた当主を看病する役目を振られた使用人リィナは、彼の部屋へ通うことになる。
栄養、灯り、静かな時間、話し相手――“眠れる夜”を整えていく。そして、回復していく当主アレクシス。けれど彼は、ある夜そっと手を握り返し、低い声で囁く。
「責任、取って?」
噂が燃える屋敷で、ふたりが守るのは“枠(ルール)”。
手だけ、時間だけ、理由にしない――鍵はリィナが握ったまま。
けれど、守ろうとするほど情は育ち、合図の灯りはいつしか「帰る」ではなく「眠る」へ変わっていく。
看病から始まった優しい夜は、静かな執着に捕まっていく。
それでも、捕獲の鍵は彼ではなく――彼女の手にある。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
【完結】勤労令嬢、街へ行く〜令嬢なのに下働きさせられていた私を養女にしてくれた侯爵様が溺愛してくれるので、国いちばんのレディを目指します〜
鈴木 桜
恋愛
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々を送っていた。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていた。
ある夏の日、彼女の運命を大きく変える出来事が起こる。
一人の客人をもてなしたのだ。
その客人は戦争の英雄クリフォード・マクリーン侯爵の使いであり、ジリアンが【魔法の天才】であることに気づくのだった。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる時代の転換期に、ジリアンは戦争の英雄の養女として迎えられることになる。
彼女は「働かせてください」と訴え続けた。そうしなければ、追い出されると思ったから。
そんな彼女に、周囲の大人たちは目一杯の愛情を注ぎ続けた。
そして、ジリアンは少しずつ子供らしさを取り戻していく。
やがてジリアンは17歳に成長し、新しく設立された王立魔法学院に入学することに。
ところが、マクリーン侯爵は渋い顔で、
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と言うのだった。
学院には幼馴染の謎の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
☆第2部完結しました☆
春の女神は知っている。~モフモフと力を合わせて、ヤンデレメリバフラグ回避してみせます!~
古駒フミ
恋愛
教師との悲恋、そして突然の死をもって転生をした少女、シャーロット・ジェム。凍れる国にて、小さな魔法屋を営んでいた。名門学園からの推薦状が届いたことにより、平和だった日々に暗雲が訪れるように。
今世も彼女に死は訪れる――未来を望むには二つ。
――ヤンデレからもたらされる愛によって、囲われる未来か。そして。
――小さくて可愛いモフモフ、女神の眷属と共に乗り越えていくか。
鳥籠に囚われるカナリア色の髪の少女、ヤンデレホイホイの彼女が抗っていく物語。
生きていく物語。
小説家になろう様でも連載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる