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24時間の鎖
24時間の鎖⑤
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「ねえねえ飛翔、今日のフォークダンスわたしとペア組んでくれない?」
何やら、ネコのような娘がワレにダンスとやらのお誘いにやって来た。
「ワレで良ければ喜んで引き受けようではないか」
「ワレ……?あっ!もしかして大魔王さん?」
「うむ、その通りワレこそが大魔王ディザ……何故お主はワレのことを知っているのだ?」
ワレに問われた娘は、何やらメモ帳を必死に眺めている。
「えぇーっと……そう!木山先生の病院で会ってる」
「ドクターの病院……昴殿か?久しぶりだのー」
「うんうん!と言ってもわたしは、はじめましてだけど……」
はじめまして?そんなことは……
「そう言えばお主は記憶があれだったな……では、はじめましてだ昴殿!またよろしく頼むぞ」
「よろしくお願いします。やっぱり大魔王さんは面白いね」
「当然である!」
とまあ、ワレは昴殿とダンスのペアを組むことになった。
……飛翔が雛田さんとやらとペアを組むように言っていたような気もするがまあよいだろ……
さて、昴殿以外にはワレが大魔王であることを隠さないとだったな……
このふれあい合宿の間上手くやれれば、飛翔がフィギュアを買ってくれるらしいので頑張らねば……
昴殿と約束をしたあとワレは無難に夕食をやり過ごし現在、キャンプファイアなるものの説明をきいていた。
キャンプファイアとはよくわからんが火の周りで踊ることを言うらしい。
「ねぇー赤城くんわたしとペア組まない?」
確か雛田さんだったか……がワレにペアのお誘いにやってきたがあいにくワレには、先客がいるのでな断るとしよう……
「すまない!実はもうペア決まってんだ」
「えぇ~!そうなの?じゃあ~交代の時はわたしと組んでよ~」
「まあ、それならいいよ」
ふむ、ワレにかかれば飛翔の真似など朝飯前である。
「ありがと~!そう言えば誰とペア組んでるの~?」
……やたらとこの娘は顔が近いな、元気なのは良いがそんなことをしていると勘違いする男子が出るから止めた方がよいぞ……
「あぁ……昴とペア組んでんだ」
「?そうなんだね~、それじゃあまたあとでね~!」
「お、おう」
ふむ、少し怪しまれた気もするが、どうやら大丈夫だったようだ。
「なあ、昴殿?お主ダンス下手すぎではないか?」
「そっ、そんなことないよ!」
「お主はかなり下手だと思うぞ」
「うぅ~っ」
あの後キャンプファイアが始まりペアを組んでいた昴殿と踊っているのだが……
先程から昴殿は転びそうになったりワレの足を何度も踏んだり、体はガチガチという何とも残念な感じであった。
……仕方がない、ワレがレクチャーをしてやろう。
「よいか?まずは右足をこのように前にだし、その次は左足を……」
「うんうん」
ワレの素晴らしいレクチャーのお陰で昴殿もだいぶ踊れるようになっていた。まあ、まだワレの足を踏みまくるが……
「大魔王さんてやっぱりすごいね」
「ワレに出来ぬことなどないからな!」
とまあ、こんな感じに昴殿と踊っているとダンスを教えるのに時間がかかりすぎたのかもうペアの交代時間がきてしまった。
「ふむ、もう交代のようだな」
「うん……楽しかったよ!大魔王さんありがとう」
「ああ、ワレも楽しかったぞ」
「赤城くんっていつの間に暁さんと仲良くなったの?」
次のペアの雛田殿がワレに色々と質問してきていた。
「入園式の後にたまたま会ってさ」
「えっ、でもあの日わたし達と遊んでたし、そのあと用事があるって言ってなかった?」
おい飛翔、ワレはそんな話知らんぞ!……さて、何と言えばよいか?さすがに病院で会ったはダメであろう……
「遊んだ後の帰りがけに会ったんだよ」
「ふぅん、そうなんだ……」
少し微妙な反応だったが何とか誤魔化せたのか、それ以上雛田殿は聞いてこなかった。
「やっほー!一番風呂だー!」
やけにテンション高く風呂に飛び込んでいったのは、山下 俊郎こと山ピーであった。
「風呂ん中で走ると転ぶぞ」
「飛翔そんなこと言われなくてもわかってるって!」
山ピーはそんなことを言ったがその後すぐに風呂の中でスッ転んでいた。
……ふむ、この男フラグを立ててから回収までの早さ、もしや職人か……
とまあ、山ピーの隠れた才能を見いだせた風呂の時間も終わり、ワレらの部屋であまりにも怪談話が盛り上がり教師に怒られる等……少々あったがどうやらワレが二重人格であることはバレなかったようだ。
……フィギュア獲得に向けて明日も頑張らねば……
何やら、ネコのような娘がワレにダンスとやらのお誘いにやって来た。
「ワレで良ければ喜んで引き受けようではないか」
「ワレ……?あっ!もしかして大魔王さん?」
「うむ、その通りワレこそが大魔王ディザ……何故お主はワレのことを知っているのだ?」
ワレに問われた娘は、何やらメモ帳を必死に眺めている。
「えぇーっと……そう!木山先生の病院で会ってる」
「ドクターの病院……昴殿か?久しぶりだのー」
「うんうん!と言ってもわたしは、はじめましてだけど……」
はじめまして?そんなことは……
「そう言えばお主は記憶があれだったな……では、はじめましてだ昴殿!またよろしく頼むぞ」
「よろしくお願いします。やっぱり大魔王さんは面白いね」
「当然である!」
とまあ、ワレは昴殿とダンスのペアを組むことになった。
……飛翔が雛田さんとやらとペアを組むように言っていたような気もするがまあよいだろ……
さて、昴殿以外にはワレが大魔王であることを隠さないとだったな……
このふれあい合宿の間上手くやれれば、飛翔がフィギュアを買ってくれるらしいので頑張らねば……
昴殿と約束をしたあとワレは無難に夕食をやり過ごし現在、キャンプファイアなるものの説明をきいていた。
キャンプファイアとはよくわからんが火の周りで踊ることを言うらしい。
「ねぇー赤城くんわたしとペア組まない?」
確か雛田さんだったか……がワレにペアのお誘いにやってきたがあいにくワレには、先客がいるのでな断るとしよう……
「すまない!実はもうペア決まってんだ」
「えぇ~!そうなの?じゃあ~交代の時はわたしと組んでよ~」
「まあ、それならいいよ」
ふむ、ワレにかかれば飛翔の真似など朝飯前である。
「ありがと~!そう言えば誰とペア組んでるの~?」
……やたらとこの娘は顔が近いな、元気なのは良いがそんなことをしていると勘違いする男子が出るから止めた方がよいぞ……
「あぁ……昴とペア組んでんだ」
「?そうなんだね~、それじゃあまたあとでね~!」
「お、おう」
ふむ、少し怪しまれた気もするが、どうやら大丈夫だったようだ。
「なあ、昴殿?お主ダンス下手すぎではないか?」
「そっ、そんなことないよ!」
「お主はかなり下手だと思うぞ」
「うぅ~っ」
あの後キャンプファイアが始まりペアを組んでいた昴殿と踊っているのだが……
先程から昴殿は転びそうになったりワレの足を何度も踏んだり、体はガチガチという何とも残念な感じであった。
……仕方がない、ワレがレクチャーをしてやろう。
「よいか?まずは右足をこのように前にだし、その次は左足を……」
「うんうん」
ワレの素晴らしいレクチャーのお陰で昴殿もだいぶ踊れるようになっていた。まあ、まだワレの足を踏みまくるが……
「大魔王さんてやっぱりすごいね」
「ワレに出来ぬことなどないからな!」
とまあ、こんな感じに昴殿と踊っているとダンスを教えるのに時間がかかりすぎたのかもうペアの交代時間がきてしまった。
「ふむ、もう交代のようだな」
「うん……楽しかったよ!大魔王さんありがとう」
「ああ、ワレも楽しかったぞ」
「赤城くんっていつの間に暁さんと仲良くなったの?」
次のペアの雛田殿がワレに色々と質問してきていた。
「入園式の後にたまたま会ってさ」
「えっ、でもあの日わたし達と遊んでたし、そのあと用事があるって言ってなかった?」
おい飛翔、ワレはそんな話知らんぞ!……さて、何と言えばよいか?さすがに病院で会ったはダメであろう……
「遊んだ後の帰りがけに会ったんだよ」
「ふぅん、そうなんだ……」
少し微妙な反応だったが何とか誤魔化せたのか、それ以上雛田殿は聞いてこなかった。
「やっほー!一番風呂だー!」
やけにテンション高く風呂に飛び込んでいったのは、山下 俊郎こと山ピーであった。
「風呂ん中で走ると転ぶぞ」
「飛翔そんなこと言われなくてもわかってるって!」
山ピーはそんなことを言ったがその後すぐに風呂の中でスッ転んでいた。
……ふむ、この男フラグを立ててから回収までの早さ、もしや職人か……
とまあ、山ピーの隠れた才能を見いだせた風呂の時間も終わり、ワレらの部屋であまりにも怪談話が盛り上がり教師に怒られる等……少々あったがどうやらワレが二重人格であることはバレなかったようだ。
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