15 / 45
黄金の夜明け
黄金の夜明け③
しおりを挟む
「おっと!危な……落ちるとこだった」
ましろが廃墟の中に侵入すると、目の前に大きな穴が空いていた。部屋の中には特に家具もなく他の部屋にも人がいそうな気配はない。
「どうやらゼフレンたちはこの下みたいね」
せつなは、探知でゼフレンたちを見つけているのだろう。穴を指差しながらそう言った。
「また、地下か……登ったり降りたり大変だな」
ましろはそう言いながら穴を覗き込んでいると……
「えい」
「って、だから急に落とすなよ~!」
またしてもせつなに押されて穴の中に落ちていった。
「なあせつな……」
「なに?」
ましろたちは地下に無事?に降りたあと、ゼフレンたちを追いかけて走っていた。
「次から地下に降りるときはせつなが連れてってよ。空も飛べるんだし……」
「やだ、重たい」
「じゃあさ、せめて落とすのはやめて!」
「考えとく……」
ましろの必死の訴えがせつなに届いたのか、一応考えてくれるらしい。
「そう言えばこの辺りは死霊が少ないな……地下だから大量にいると思ったんだけど」
ましろはふと気が付いたことを言った。
「確かに……集まりやすいところがあるのかしら」
ましろたちは死霊が少ないことを少し不思議に思いながらさらに奥へと進む。
「そこの角で右」
「分かった!」
ましろが曲がり角を右に曲がろうとしたときだった……
「キャッ!」
「わっ!」
丁度こっちに向かっていたらしい誰かにぶつかってしまった。
「いたた……ごめん。ちょっと急いでて、大丈夫か?」
「すいません、わたしも急いでてよく見てませんでした。」
「あれ?もしかしてカレンさんですか?」
ましろにぶつかった人物は、少し茶色がかった髪を三つ編みのおさげにしていてピンクのエプロンを着ているというマスターに言われたままの見た目だった。
「そうですけど……あなたは?」
カレンは少し警戒しながらそう聞いてきた。
「俺はましろ、こっちがせつなだ。それで俺たちはマスターに頼まれて君を助けに来たんだけど……」
あれからましろたちがここまで来た経緯をカレンに話したあと、ゼフレンたちがどこに行ったのか聞いたところ……廃墟にとらわれていたカレンだったが警報が鳴ったあとゼフレンたちが何やら話だし、突然床に穴を空けて地下に連れていかれたらしい。途中まで一緒に地下を歩いていたらしいのだが誰かと通話をしたあと、ゼフレンに逃げても良いと言われ解放されたのだが道に迷っているとましろにぶつかったらしい。
「ゼフレンたちが何を話してたか分かるか?」
話を聞くとカレンさんはましろと同い年らしいのでましろもタメ語ではなしている。
「意味はよくわからなかったけど……実験は失敗、集めることはできるがコントロールができない……それに、一体化しだしてるからこれ以上は面倒なことになる。……急げ、夜明けは近い……みたいなことを何度か言ってたと思う」
「……こっから先は俺一人で行くよ、何か悪い予感がする。せつなは、カレンさんを店まで送ってあげてくれ」
ましろは当然のことを言ったつもりだったのだが
「何を言ってるの?わたしもついていくわよ」
せつなはそんなことを言ってくる。
「まてよ、それだとカレンさんが危ないだろ……だからここは一人が組織を追いかけてもう一人がカレンさんを店まで連れていくのが一番現実的だろ」
「ましろが一人で戦いに行くのも同じくらい危険」
「……そうかもだけど」
「ちょっとまって!わたしもこの国の危機になるかもしれないときに大人しく店になんて戻れません!わたしも一緒に連れていって!」
カレンが突然ましろとせつなの口論に割って入ってきた。
「それはダメだろ」
「ついていきます!」
(……これは、言っても聞かないタイプだ……せつなも言うこと聞かないしなぁ……)
「あぁ~もう!わかったよ、ついてきてもいい!けど、戦闘になったら危ないからせつなか俺のそばから離れるなよ」
ましろたちはマスターの娘を見つけたが、そのままゼフレンたちを追いかけることになった。
ましろが廃墟の中に侵入すると、目の前に大きな穴が空いていた。部屋の中には特に家具もなく他の部屋にも人がいそうな気配はない。
「どうやらゼフレンたちはこの下みたいね」
せつなは、探知でゼフレンたちを見つけているのだろう。穴を指差しながらそう言った。
「また、地下か……登ったり降りたり大変だな」
ましろはそう言いながら穴を覗き込んでいると……
「えい」
「って、だから急に落とすなよ~!」
またしてもせつなに押されて穴の中に落ちていった。
「なあせつな……」
「なに?」
ましろたちは地下に無事?に降りたあと、ゼフレンたちを追いかけて走っていた。
「次から地下に降りるときはせつなが連れてってよ。空も飛べるんだし……」
「やだ、重たい」
「じゃあさ、せめて落とすのはやめて!」
「考えとく……」
ましろの必死の訴えがせつなに届いたのか、一応考えてくれるらしい。
「そう言えばこの辺りは死霊が少ないな……地下だから大量にいると思ったんだけど」
ましろはふと気が付いたことを言った。
「確かに……集まりやすいところがあるのかしら」
ましろたちは死霊が少ないことを少し不思議に思いながらさらに奥へと進む。
「そこの角で右」
「分かった!」
ましろが曲がり角を右に曲がろうとしたときだった……
「キャッ!」
「わっ!」
丁度こっちに向かっていたらしい誰かにぶつかってしまった。
「いたた……ごめん。ちょっと急いでて、大丈夫か?」
「すいません、わたしも急いでてよく見てませんでした。」
「あれ?もしかしてカレンさんですか?」
ましろにぶつかった人物は、少し茶色がかった髪を三つ編みのおさげにしていてピンクのエプロンを着ているというマスターに言われたままの見た目だった。
「そうですけど……あなたは?」
カレンは少し警戒しながらそう聞いてきた。
「俺はましろ、こっちがせつなだ。それで俺たちはマスターに頼まれて君を助けに来たんだけど……」
あれからましろたちがここまで来た経緯をカレンに話したあと、ゼフレンたちがどこに行ったのか聞いたところ……廃墟にとらわれていたカレンだったが警報が鳴ったあとゼフレンたちが何やら話だし、突然床に穴を空けて地下に連れていかれたらしい。途中まで一緒に地下を歩いていたらしいのだが誰かと通話をしたあと、ゼフレンに逃げても良いと言われ解放されたのだが道に迷っているとましろにぶつかったらしい。
「ゼフレンたちが何を話してたか分かるか?」
話を聞くとカレンさんはましろと同い年らしいのでましろもタメ語ではなしている。
「意味はよくわからなかったけど……実験は失敗、集めることはできるがコントロールができない……それに、一体化しだしてるからこれ以上は面倒なことになる。……急げ、夜明けは近い……みたいなことを何度か言ってたと思う」
「……こっから先は俺一人で行くよ、何か悪い予感がする。せつなは、カレンさんを店まで送ってあげてくれ」
ましろは当然のことを言ったつもりだったのだが
「何を言ってるの?わたしもついていくわよ」
せつなはそんなことを言ってくる。
「まてよ、それだとカレンさんが危ないだろ……だからここは一人が組織を追いかけてもう一人がカレンさんを店まで連れていくのが一番現実的だろ」
「ましろが一人で戦いに行くのも同じくらい危険」
「……そうかもだけど」
「ちょっとまって!わたしもこの国の危機になるかもしれないときに大人しく店になんて戻れません!わたしも一緒に連れていって!」
カレンが突然ましろとせつなの口論に割って入ってきた。
「それはダメだろ」
「ついていきます!」
(……これは、言っても聞かないタイプだ……せつなも言うこと聞かないしなぁ……)
「あぁ~もう!わかったよ、ついてきてもいい!けど、戦闘になったら危ないからせつなか俺のそばから離れるなよ」
ましろたちはマスターの娘を見つけたが、そのままゼフレンたちを追いかけることになった。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
道化たちの末路
希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。
「『お前に書く手紙などない』と言った婚約者へ、私は7年間手紙を書き続けた——ただし、届け先は別の人でした」
歩人
ファンタジー
辺境伯令嬢リゼットは、婚約者に7年間手紙を書き続けた。返事は一度もなかった。
「お前に書く手紙などない。顔も覚えていない」——婚約破棄。しかしリゼットは
泣かなかった。手紙の本当の届け先は、最初から別にあったから。前世の情報分析
能力で辺境の異変を読み解き、暗号として織り込んだ7年分の手紙。それを受け取り
続けていたのは第一王子。リゼットは誰にも知られず、王国を守っていた。
婚約破棄の翌朝、王子からの手紙が届く。「7年間、ありがとう。迎えに行く」
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる