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黄金の夜明け
黄金の夜明け④
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「もう逃げられないぞ!何が目的かは知らないがここで終わりだ!」
ましろはやっと追い付いたゼフレンとスカーレットにそう言ったのだが……
「今はお前にかまってる暇はない!寧ろ手伝え!」
「あら?ぼうやじゃないの、あなたもこいつを倒すの手伝いなさい」
ゼフレンたちは何かと戦っているらしくましろの言葉を無視して、何故か手伝えなどと言い出した。
「ふざけんな、誰がお前らなんか手伝うか……」
「ましろ!ふせて!」
ましろが喋りかけているとせつなが突然叫んだ。
慌てて地面に伏せるとさっきまでましろの上半身があったところに何が薙ぎ払われた。
「何だ今の?」
「死霊の攻撃よ」
ましろの問いに答えたのは目の前で戦闘中のスカーレットだった。
そして、ようやくましろの目にも見えてきたがゼフレンたちが戦っていたものは巨大な死霊で、まさに化け物と言うしかない見た目だった。
下半身と思われる部分は馬のようであり、そこから人間の上半身のようなものが二つ生えていた。一見するとケンタウロスと呼ばれる獣人族のようだが、上半身が二つあることと体中の至るところに人の顔が浮かび上がっておりそのすべてが何か嘆きの叫び声をあげているというとてもこの世の光景とは言えないものがそこには広がっていた。
「コイツが死霊?」
「ああそうだ、我々の実験によって集まった死霊が一体化してしまってな……さすがにアレを町中に出すわけにはいかない」
今度はゼフレンがましろの問いに答える。
「取り合えずここは協力しない?わたしと彼だけだと少し押しきれないのよね」
スカーレットが信じられないことを提案してくる。
「おい待てよ、アレはお前たちが作っちまった物だろ?それを何でお前らが倒してるんだ?それに、お前らと協力なんて誰がするかよ」
ましろは目の前の死霊が投げ飛ばしてくる槍を避けながらそう言った。
「アレは元々、我々の作戦には無いものだ。言ってしまえば失敗作だな、我々の目標には程遠い物だよ。それと、アレを倒さないとこの国が危ないぞ?後ろの娘の国を滅ぼすことになるかもしれんがいいのか?」
ましろは言われて後ろを見ると、あまりの恐怖で動けなくなっているが未だにここから逃げようとしないでいるカレンの姿があった。
「分かったよ……俺も協力する!だけどアレを倒し終わったら次はお前らの番だからな!」
「ふん、構わんよ」
「わたしもこの間の仮があるから逃げる気はないわよ」
ゼフレンたちの言葉を聞いてからましろはすぐに死霊術で巨大な〈左手〉を生成し始める。すると、ましろの左腕の肘から先が消えた代わりに巨大な〈左手〉が現れた。
「一気に片付ける!」
ましろは〈左手〉で死霊を薙ぎ払おうとするが、あまりの大きさに表面についている顔をいくつか吹き飛ばすことしかできなかった。
「少し下がってなさい……火炎術、焔玉」
すぐさまスカーレットが巨大な炎の塊を死霊にぶつけていく。だが、それも表面を焼くだけに過ぎず致命傷をあたえられないでいる。
ゼフレンも風を起こし死霊の動きを止めてからいくつもの槍や大剣を放つがやはり目の前の死霊には届かない。
「どれだけ頑丈なんだよ!」
「我々の攻撃では致命傷を与えられそうにないか……」
ましろたちが手こずっているとせつなが後ろから声をかけてきた。
「わたしに作戦があるの。時間稼ぎをお願い!それからましろはこっちにきて」
「わかったわ~!でもあまり持たないから早めにね」
スカーレットがそう答え、ゼフレンたちが時間を稼いでくれるようなのでましろはせつながいるところまで後ろに下がった。
「カレンさん、大丈夫か?」
「ええ、何とか……でもさっき腰が抜けちゃって」
カレンは腰が抜けたようで地面に座りっぱなしになっている。
「わたしが守るから大丈夫、安心して」
「ありがと」
せつなの言葉のお陰でカレンも少しは恐怖が抜けたようだ。
「それでせつな、作戦って何だ?」
「うん、それが……」
「そんなこと出来るのか?」
「大丈夫、少し精霊としての力を使えばなんとかなる」
ましろはせつなから作戦を聞いたのだが恐らくせつなの負担が一番大きくなりそうだった。
「わかった……けど、あんまり無茶するなよ」
「ええ……じゃあましろ、左手を貸して」
ましろは言われたとおり左手をせつなの前に持ってくる。もちろん死霊術で生成した方の左手だ。
せつなが〈左手〉を調べながら生成を始める。
「いけそうか?」
「問題ない、それじゃあ始めましょう」
そして、死霊を倒すためにせつなの作戦が始まった。
ましろはやっと追い付いたゼフレンとスカーレットにそう言ったのだが……
「今はお前にかまってる暇はない!寧ろ手伝え!」
「あら?ぼうやじゃないの、あなたもこいつを倒すの手伝いなさい」
ゼフレンたちは何かと戦っているらしくましろの言葉を無視して、何故か手伝えなどと言い出した。
「ふざけんな、誰がお前らなんか手伝うか……」
「ましろ!ふせて!」
ましろが喋りかけているとせつなが突然叫んだ。
慌てて地面に伏せるとさっきまでましろの上半身があったところに何が薙ぎ払われた。
「何だ今の?」
「死霊の攻撃よ」
ましろの問いに答えたのは目の前で戦闘中のスカーレットだった。
そして、ようやくましろの目にも見えてきたがゼフレンたちが戦っていたものは巨大な死霊で、まさに化け物と言うしかない見た目だった。
下半身と思われる部分は馬のようであり、そこから人間の上半身のようなものが二つ生えていた。一見するとケンタウロスと呼ばれる獣人族のようだが、上半身が二つあることと体中の至るところに人の顔が浮かび上がっておりそのすべてが何か嘆きの叫び声をあげているというとてもこの世の光景とは言えないものがそこには広がっていた。
「コイツが死霊?」
「ああそうだ、我々の実験によって集まった死霊が一体化してしまってな……さすがにアレを町中に出すわけにはいかない」
今度はゼフレンがましろの問いに答える。
「取り合えずここは協力しない?わたしと彼だけだと少し押しきれないのよね」
スカーレットが信じられないことを提案してくる。
「おい待てよ、アレはお前たちが作っちまった物だろ?それを何でお前らが倒してるんだ?それに、お前らと協力なんて誰がするかよ」
ましろは目の前の死霊が投げ飛ばしてくる槍を避けながらそう言った。
「アレは元々、我々の作戦には無いものだ。言ってしまえば失敗作だな、我々の目標には程遠い物だよ。それと、アレを倒さないとこの国が危ないぞ?後ろの娘の国を滅ぼすことになるかもしれんがいいのか?」
ましろは言われて後ろを見ると、あまりの恐怖で動けなくなっているが未だにここから逃げようとしないでいるカレンの姿があった。
「分かったよ……俺も協力する!だけどアレを倒し終わったら次はお前らの番だからな!」
「ふん、構わんよ」
「わたしもこの間の仮があるから逃げる気はないわよ」
ゼフレンたちの言葉を聞いてからましろはすぐに死霊術で巨大な〈左手〉を生成し始める。すると、ましろの左腕の肘から先が消えた代わりに巨大な〈左手〉が現れた。
「一気に片付ける!」
ましろは〈左手〉で死霊を薙ぎ払おうとするが、あまりの大きさに表面についている顔をいくつか吹き飛ばすことしかできなかった。
「少し下がってなさい……火炎術、焔玉」
すぐさまスカーレットが巨大な炎の塊を死霊にぶつけていく。だが、それも表面を焼くだけに過ぎず致命傷をあたえられないでいる。
ゼフレンも風を起こし死霊の動きを止めてからいくつもの槍や大剣を放つがやはり目の前の死霊には届かない。
「どれだけ頑丈なんだよ!」
「我々の攻撃では致命傷を与えられそうにないか……」
ましろたちが手こずっているとせつなが後ろから声をかけてきた。
「わたしに作戦があるの。時間稼ぎをお願い!それからましろはこっちにきて」
「わかったわ~!でもあまり持たないから早めにね」
スカーレットがそう答え、ゼフレンたちが時間を稼いでくれるようなのでましろはせつながいるところまで後ろに下がった。
「カレンさん、大丈夫か?」
「ええ、何とか……でもさっき腰が抜けちゃって」
カレンは腰が抜けたようで地面に座りっぱなしになっている。
「わたしが守るから大丈夫、安心して」
「ありがと」
せつなの言葉のお陰でカレンも少しは恐怖が抜けたようだ。
「それでせつな、作戦って何だ?」
「うん、それが……」
「そんなこと出来るのか?」
「大丈夫、少し精霊としての力を使えばなんとかなる」
ましろはせつなから作戦を聞いたのだが恐らくせつなの負担が一番大きくなりそうだった。
「わかった……けど、あんまり無茶するなよ」
「ええ……じゃあましろ、左手を貸して」
ましろは言われたとおり左手をせつなの前に持ってくる。もちろん死霊術で生成した方の左手だ。
せつなが〈左手〉を調べながら生成を始める。
「いけそうか?」
「問題ない、それじゃあ始めましょう」
そして、死霊を倒すためにせつなの作戦が始まった。
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