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商人の国パッチオ
商人の国パッチオ③
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「ちょっとまってよ~!そんなに急がなくてもいいでしょう」
ましろが走って教会に向かっているとせつなが後ろから話しかけてきた。
「早くこの本を持ってたやつに会わないと!」
「どうしてそんなに慌ててるの?ましろは死霊術を使えるし研究ならその本があれば充分じゃないの?」
「死霊術って俺の一族しか使わなかったからさ……今となっては詳しい人もいないし、もしかしたら死霊術について俺の知らないことも知ってるかもって思ったら、いてもたってもいられないよ」
「それなら急がないとね!……もしかしたら一族の生き残りとかだったりして?」
せつながましろのことを気遣ってかそんなことを言う。
「もしかしたらそうかもな」
……あのとき殺された一族のみんなは墓を作って埋めたからほとんど可能性は無いけどもし、一族の人だったら嬉しいよな……
ましろがそんなことを考えていると教会が見えてきた。
「あとは、この大通りを抜けるだけね」
「よし、ラストスパートだぁ!」
ましろは教会に向かって走っていたのだが、信じられないものを見つけてしまい立ち止まってしまった。突然ましろが立ち止まったのでせつながぶつかってきた。
「なんで急に止まるのよ」
せつなが文句を言っているがましろは、それどころではなかった。
……今のは、ティナ?でもアイツは死んだはずなのに……
「ましろ?」
「今、人混みの中に金髪の女の子いなかったか?」
「それなら見た気がするけど、それがどうかしたの?」
「教会は後回しだ!その女の子を追いかけないと!」
「え!なんで!?」
「説明はあとでするから!探知でも何でもいいから使ってその子を探してくれ!」
「もう、わかったわよ……」
せつなは文句を言いながらだが、探知で金髪の少女を探してくれている。
「いた、そこの路地裏に入ってすぐ右のところ!」
「助かる!取り合えず追いかけるぞ!」
ましろは急いでせつなに言われたところまで走っていくと、金髪の少女がのんびり歩いていた。
「ティナ!」
「え……?」
ましろが少女に向かって叫ぶと一瞬だけビクッとして少女はこちらを振り返った。しかし、少女がこちらの姿を確認したかと思うと、まるで最初から誰もいなかったかのように消えてしまった。
「消えた?……せつな探知は?」
「……ダメ、全く見つからない」
「そっか……」
「それであの子は誰なの?」
せつなが何だか少しだけ不機嫌そうに聞いてきた。
「アイツはティナって言って……俺を助けてくれた死霊殺しなんだ、それに一番の親友の……」
「もしかして黄金の夜明けって人?あれ、でもその人って死んだはずでしょ?」
「俺もそう思ってたけど、やっぱり生きてた」
「どうして生きてるなら消えちゃったの?少しくらい話してあげればいいのに……」
「確かに、話したいことはいっぱいあるけど、きっと大きい仕事をしてて忙しいんだろ、世界で一番強いって言われた死霊殺しだからな……まあ、生きてることが分かっただけでも良かったよ」
「ふ~ん……それじゃあ早く教会に行きましょう」
「そうだった!そっちも急がないと!」
ましろたちは、そんなことを話ながら教会に向かって走り出した。
ましろたちが走っていった後……景色が歪み突然金髪の少女が現れた。その背後には巨大な〈頭蓋骨〉が浮かび上がっている。
「あぶなぁ~、こんなところでましろに会うなんて……これも全部こんなところの教会にいたレインのせいだよ!」
……それにしても、今回の精霊姫は大丈夫かな?わたしの『幻想肢体』も感知できないなんて……
「まあいいや、それよりも今は他の準備をしないと!」
少女は一人そんなことを話して、またどこかに消えてしまった。
「ハァハァ……ついた……」
「やっぱり、走るのって疲れるわね……今度からは空を飛びましょう」
「目立ち過ぎるから止めてくれ……」
「早く入りましょ」
「そうだな……」
ましろは教会の前で少し息を整えてから扉を開けた。
すると教会の中には……翼を生やした銀髪の少女が宙に浮かびながら若い神父の髪の毛を弄って遊んでおり、神父さんはそんなこと気にせずに祈りを捧げているという不思議な光景があった。
ましろが走って教会に向かっているとせつなが後ろから話しかけてきた。
「早くこの本を持ってたやつに会わないと!」
「どうしてそんなに慌ててるの?ましろは死霊術を使えるし研究ならその本があれば充分じゃないの?」
「死霊術って俺の一族しか使わなかったからさ……今となっては詳しい人もいないし、もしかしたら死霊術について俺の知らないことも知ってるかもって思ったら、いてもたってもいられないよ」
「それなら急がないとね!……もしかしたら一族の生き残りとかだったりして?」
せつながましろのことを気遣ってかそんなことを言う。
「もしかしたらそうかもな」
……あのとき殺された一族のみんなは墓を作って埋めたからほとんど可能性は無いけどもし、一族の人だったら嬉しいよな……
ましろがそんなことを考えていると教会が見えてきた。
「あとは、この大通りを抜けるだけね」
「よし、ラストスパートだぁ!」
ましろは教会に向かって走っていたのだが、信じられないものを見つけてしまい立ち止まってしまった。突然ましろが立ち止まったのでせつながぶつかってきた。
「なんで急に止まるのよ」
せつなが文句を言っているがましろは、それどころではなかった。
……今のは、ティナ?でもアイツは死んだはずなのに……
「ましろ?」
「今、人混みの中に金髪の女の子いなかったか?」
「それなら見た気がするけど、それがどうかしたの?」
「教会は後回しだ!その女の子を追いかけないと!」
「え!なんで!?」
「説明はあとでするから!探知でも何でもいいから使ってその子を探してくれ!」
「もう、わかったわよ……」
せつなは文句を言いながらだが、探知で金髪の少女を探してくれている。
「いた、そこの路地裏に入ってすぐ右のところ!」
「助かる!取り合えず追いかけるぞ!」
ましろは急いでせつなに言われたところまで走っていくと、金髪の少女がのんびり歩いていた。
「ティナ!」
「え……?」
ましろが少女に向かって叫ぶと一瞬だけビクッとして少女はこちらを振り返った。しかし、少女がこちらの姿を確認したかと思うと、まるで最初から誰もいなかったかのように消えてしまった。
「消えた?……せつな探知は?」
「……ダメ、全く見つからない」
「そっか……」
「それであの子は誰なの?」
せつなが何だか少しだけ不機嫌そうに聞いてきた。
「アイツはティナって言って……俺を助けてくれた死霊殺しなんだ、それに一番の親友の……」
「もしかして黄金の夜明けって人?あれ、でもその人って死んだはずでしょ?」
「俺もそう思ってたけど、やっぱり生きてた」
「どうして生きてるなら消えちゃったの?少しくらい話してあげればいいのに……」
「確かに、話したいことはいっぱいあるけど、きっと大きい仕事をしてて忙しいんだろ、世界で一番強いって言われた死霊殺しだからな……まあ、生きてることが分かっただけでも良かったよ」
「ふ~ん……それじゃあ早く教会に行きましょう」
「そうだった!そっちも急がないと!」
ましろたちは、そんなことを話ながら教会に向かって走り出した。
ましろたちが走っていった後……景色が歪み突然金髪の少女が現れた。その背後には巨大な〈頭蓋骨〉が浮かび上がっている。
「あぶなぁ~、こんなところでましろに会うなんて……これも全部こんなところの教会にいたレインのせいだよ!」
……それにしても、今回の精霊姫は大丈夫かな?わたしの『幻想肢体』も感知できないなんて……
「まあいいや、それよりも今は他の準備をしないと!」
少女は一人そんなことを話して、またどこかに消えてしまった。
「ハァハァ……ついた……」
「やっぱり、走るのって疲れるわね……今度からは空を飛びましょう」
「目立ち過ぎるから止めてくれ……」
「早く入りましょ」
「そうだな……」
ましろは教会の前で少し息を整えてから扉を開けた。
すると教会の中には……翼を生やした銀髪の少女が宙に浮かびながら若い神父の髪の毛を弄って遊んでおり、神父さんはそんなこと気にせずに祈りを捧げているという不思議な光景があった。
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