死霊使いと精霊姫

五月七日 外

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神父と天使?

神父と天使?①

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「おや?今日はやけに来客が多いな」
 神父さんは祈りを続けながらそんなことを呟く。
「多いって、今日来たのこれで三人目じゃん!」
 少女はまだ神父の髪を弄りながらそんなことを言っている。
「あの~……この本をお店に置いていった人ってあなたですか?」
 ましろは、死霊術 デスベルの本を片手に持ちながら神父にそう聞いた。
「わたしは、知らないなぁ~」
 翼の生えた少女は神父の髪を逆立てながらそう言ってきた。
「おいリリア、今あの少年は確実に私に質問しただろ?……連れがすまないな、確かにその本は私のものだったがそれがどうかしたのかい?」
「俺、死霊術 デスベルを使えるんですけど……あまり詳しくなくて、よかったら色々教えてもらえませんか?」
「へぇ~君も使えるんだ~」
 ましろが神父にお願いをすると、リリアと呼ばれた少女がびっくりしながらそんなことを言った。
「君もって?」
「余計なことを……私も色々あってね。一応死霊術 デスベルを使えるんだよ。まあ、カガキリの国の人には遠く及ばないがね……君はカガキリ出身なのかい?」
「あの、俺の出身はカザキリって国なんですけど……」
「そうだった、カザキリだったか……すまないな。私があの国に行ったのは、ずいぶん前のことだから名前を間違えてしまったよ」
 神父は少しこまったように頬をポリポリと掻いている。
「ねえレイン!どうせ暇なんだしその子に死霊術 デスベルのこと教えてあげたら?」
 リリアは飽きてしまったのか神父の頭を弄るのを止めて地面に降りた。
「教えるのは得意じゃないんだがなぁ……」
「そこをなんとかお願いします!」
「わたしからもお願いするわ」
 ましろが必死に頼んでいるとせつなも一緒に頼んでくれた。
「仕方ない……私がこの国を出るまでの間でいいなら、出来る限りのことは教えよう」
 神父はようやく祈りが終わったのか立ち上がり手を差し出してくれた。
「はい!俺ましろって言います。よろしくお願いします」
 ましろも手を出し握手を交わした。
「よかったわね」
「せつなもありがとうな」
「レインに死霊術 デスベルを教えている間、あなたはどうするの?」
 ましろがせつなにお礼を言っているとリリアが間に割って入ってせつなにそう聞いてきた。
「おい、リリア……」
「あっ!ごめん、レインが死霊術 デスベルを教えている間だったね……間違えちゃった!」
 リリアは、わざとらしく頭をコツンと叩いている。
「わたしは特になにもしないけど?」
 せつなはリリアにそう答えた。
「ふ~ん、じゃあその間わたしが精霊術ニュンフェラル教えてあげよっか?今の状態だと満足に使えてないんでしょ?」
 すると、リリアが精霊術ニュンフェラル?というものをせつなに教えると言い出した。
「どうして精霊術ニュンフェラルのことを知っているの?あれは……」
 せつなが珍しくかなり動揺している。
「ん?だってわたし天使だもん!それくらい知っているよ!」
 すると、リリアは自身のことを絶滅したはずの天使だと言い放った。




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