死霊使いと精霊姫

五月七日 外

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神父と天使?

神父と天使?③

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「リリア!ちょっと手伝ってくれ」
 レインは、教会の中に入るとすぐにそう言った。
「どうしたの~?」
 中には、誰もいないがどこからか声だけは聞こえてきた。
「広い場所を作ってくれ」
「は~い」
 そう声が聞こえたかと思うと、白い扉が目の前に現れてきた。
「行こうか」
 レインは、そう言って扉を開けた。すると、光が扉から溢れだし、扉の先へ二人を飲み込んだ。

 ようやく光がおさまり、周りを見てみると
「あれ?教会のまま?」
 扉に吸い込まれたはずだが、ましろが立っている場所は、先程までいた教会だった。
「いや、そっくりだがここは、リリアが作った場所だ。少しだけ教会より広くなってるしな」
「確かに、広くなってるかも?」
「それじゃあ、早速始めるか」
 「はい!」
 ようやく、レインに教えてもらえるのでましろは、気合いを入れて背筋を伸ばす。
「よし、取り敢えず私に一手攻撃を入れてみろ。それができたら次の段階に進む」
「えっと、何でも使っていいの?」
「もちろんだ。ただし、生霊術 スピナリーで生成してもいいのは、武器だけだ。火とか生成するやつは、生成が得意なタイプでお前は、そうじゃないからな。それに因果系は、あれこれ教えるより実戦の中で使えるようになる方が多い。……さて、どこから掛かってきてもいいぞ」
 レインは、そう言って両腕を広げている。(……あんな風に何も構えないなんて、かなり舐められてるなぁ。すぐに当ててやる!……)
「どうした?立ってるだけじゃいつまで経っても終わらないぞ?」
「言われずとも、すぐに終わらせてやる!」
 ましろは、素早く右手では剣を左手ではナイフを生成し、レインに向かって走り出す。そして、近づいたところでナイフを思いっきり投げた。(……これでナイフを塞いだらガードの上から斬ればいいし、避けたら避けたところを斬ればいい!)
「なかなかいい考えだが……私には、通じないな」
 レインは、そう言って指を鳴らした。すると、それだけでナイフが弾き飛ばされ地面に落ちた。
「な!?」
 レインが何をしたのか全く分からなかったので、ましろは、一旦距離を取ろうとしたのだが、そこでレインがまた指を鳴らす。すると突然、左下腹部に激痛が走った。見てみるとましろが生成したナイフが何故か、突き刺さっていた。
「これが、因果系の能力だ」
 レインは、そう言って再び指を鳴らした。
 ガキンッ!!
 レインが指を鳴らしたかと思うと、今度は、持っていた剣が突然へし折れた。
 (……一体、何がどうなってるんだ?……)
「……早く自分の能力に気付かないと死ぬぞ?」
 




 
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