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死霊殺しの少年
死霊殺しの少年⑥
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「それじゃあ始めようか!」
ゼフレンは大剣を生成して斬りかかってきた。
「くそっ!」
ましろはスカーレットを掴んでいた左手を離し、大剣を弾こうとしたのだが、突然ゼフレンが動きを止めた。
「……わかりました。すぐに向かいます」
ゼフレンは通信でもしているのか誰かと話しているようだ。
「退くぞスカーレット」
「……わかったわよ」
スカーレットは仕方無さそうにそう言って、呪文を唱えだした。
「逃がすかよ!」
「悪いが勝負はお預けだ」
ましろは左腕で捕らえようとしたが、ゼフレンたちには逃げられてしまった。
「その怪我は大丈夫なの?」
せつながましろの左腕を見ながら心配してくる。
「ああ……昔に左腕は亡くしてたから元々義手なんだよ」
「そうなの?全然気がつかなかった……」
「まあ、凄腕の死霊殺しに作ってもらったからな」
「それなら早くその人に新しい義手つくってもらわないと」
「いや……もうその人はいないから……」
「それはごめんなさい……仕方ないから、わたしが新しい義手をつくってあげる!」
せつなは得意気な顔をしてそう言った。
「それは助かる!片腕だと何かと不便だからな……じゃあ早く事務所に戻るか!」
「ええ」
ましろの事務所にて……
「おお~!元通りだ」
ましろはせつなに生成してもらった左手を見て感動していた。
「……う~ん……」
しかし当のせつなは何やら満足いかなかったらしい。
「どうしたんだ?……!?あれ?左手が!」
戻ったはずのましろの左腕が少しだけ消えてしまっていた。
「たぶん死霊術のせいで生成してもすぐに消えるみたい……」
「え?でも前の義手も生霊術で生成したものだぞ?」
「よくわからないけど、わたしにはましろの義手を作れないみたい……」
せつなは悔しそうにそう言った。
「そうなのか……仕方ない、俺が死霊術を使ったせいかもしれないし義手はまた今度にでも探すよ。それにしても、ゼフレンたちは何が目的なんだろうな?」
「たぶんわたしたちと一緒」
「……もしかして死者の国か」
「そう。だからまた襲ってくるでしょうね」
「そうだよな……よし!俺たちも明日から死者の国を目指して旅に出よう!」
せつなはましろの言葉に驚いて、口が開きっぱなしになっている。
「まだ、実力不足だけどこのままここにいるよりはマシだろ……」
「そんな急に決めていいの?」
「いつかは行くつもりだったし、それが明日になっただけだよ。まあ、他の国に行っても死霊殺しの仕事はできるしな」
「じゃあ、明日からはスパルタで生霊術を教えないとね」
せつなはニヤニヤしながらそんなことを言う。
「お、お手柔らかにお願いします」
こんなことを話ながら死霊殺しの夜は更けていった。
そして、迎えた旅立ちの日……
ゼフレンは大剣を生成して斬りかかってきた。
「くそっ!」
ましろはスカーレットを掴んでいた左手を離し、大剣を弾こうとしたのだが、突然ゼフレンが動きを止めた。
「……わかりました。すぐに向かいます」
ゼフレンは通信でもしているのか誰かと話しているようだ。
「退くぞスカーレット」
「……わかったわよ」
スカーレットは仕方無さそうにそう言って、呪文を唱えだした。
「逃がすかよ!」
「悪いが勝負はお預けだ」
ましろは左腕で捕らえようとしたが、ゼフレンたちには逃げられてしまった。
「その怪我は大丈夫なの?」
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「ああ……昔に左腕は亡くしてたから元々義手なんだよ」
「そうなの?全然気がつかなかった……」
「まあ、凄腕の死霊殺しに作ってもらったからな」
「それなら早くその人に新しい義手つくってもらわないと」
「いや……もうその人はいないから……」
「それはごめんなさい……仕方ないから、わたしが新しい義手をつくってあげる!」
せつなは得意気な顔をしてそう言った。
「それは助かる!片腕だと何かと不便だからな……じゃあ早く事務所に戻るか!」
「ええ」
ましろの事務所にて……
「おお~!元通りだ」
ましろはせつなに生成してもらった左手を見て感動していた。
「……う~ん……」
しかし当のせつなは何やら満足いかなかったらしい。
「どうしたんだ?……!?あれ?左手が!」
戻ったはずのましろの左腕が少しだけ消えてしまっていた。
「たぶん死霊術のせいで生成してもすぐに消えるみたい……」
「え?でも前の義手も生霊術で生成したものだぞ?」
「よくわからないけど、わたしにはましろの義手を作れないみたい……」
せつなは悔しそうにそう言った。
「そうなのか……仕方ない、俺が死霊術を使ったせいかもしれないし義手はまた今度にでも探すよ。それにしても、ゼフレンたちは何が目的なんだろうな?」
「たぶんわたしたちと一緒」
「……もしかして死者の国か」
「そう。だからまた襲ってくるでしょうね」
「そうだよな……よし!俺たちも明日から死者の国を目指して旅に出よう!」
せつなはましろの言葉に驚いて、口が開きっぱなしになっている。
「まだ、実力不足だけどこのままここにいるよりはマシだろ……」
「そんな急に決めていいの?」
「いつかは行くつもりだったし、それが明日になっただけだよ。まあ、他の国に行っても死霊殺しの仕事はできるしな」
「じゃあ、明日からはスパルタで生霊術を教えないとね」
せつなはニヤニヤしながらそんなことを言う。
「お、お手柔らかにお願いします」
こんなことを話ながら死霊殺しの夜は更けていった。
そして、迎えた旅立ちの日……
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