存在証明~荒廃した都市でアンドロイドと人類の壮絶な生き残りをかけた戦い~

ダンボール

文字の大きさ
4 / 4
東京編

そして地上へ

しおりを挟む
いま、おそらく東京で生き残っている人間はすべて俺達が住んでいる旧地下鉄の線路及び駅に住んでいる。その数は約1万人、そこでの安全を保つためにヒトはすべての地下から地上へ出る出口を5重の壁で塞いでいる。このことによってヒトはアンドロイドの地下への侵入を15年塞いでいた!!

「でねぇーやっぱり、その壁を解除して地上へ出るにはやっぱりそれなりのリスクが伴う、うっかり閉め忘れたとかじゃ済まないからねぇー」中山はふざけた声で喋る
「アフ♥、だがしかし、私は研究者だかぁら特別な開けてもらえぇるのです!!
そして、この私に声かけぇられぇたあなぁたは、とても、ラッキぃーでぇーす!!」中山は得意げにしゃべる
「はたしていくら払ったのかなお前は…」ぼそっと加藤さんはつぶやいた!!
「本当に僕らでいいのですか!?正直信じられません」賢治は興奮を抑えられない、確かにおかしい話だ、地上に行きたい夢を偶然、聞かれて、そして偶然にもその人が地上に行くことができるほどの人物で連れていってもらえるなんて、少し出来すぎている。それに加藤さんは何か知ってるみたいだし。。
「人生って一期一会だと思うのぉ、何事も縁を大切にしなきゃ、この機会を逃したらきっと公開するよ♥」その時だった中野は手を机に叩きつけて声を大にしていった
「おれは行くぜ、言ってこの世界を見たい!」中野の酔はとっくに覚めていた。
「わかった、僕も行く!!」賢治は決意した。
「決まりね!じゃあ、キミィたちー心と持ち物の用意をして明日ここに集合ねぇー」中山さんの声は相変わらず黄色い
その後俺達は解散した。

賢治と中野は帰った。バーには加藤と中山のふたりだけが残った、その中山も立ち去ろうとして、加藤に背を向けた。
その時だった。

「おい、中山、お前一体何を企んでいる…」加藤は睨みつけながら呼び止めた。

「加藤、お前は昔からそうだな、わからないかね、今こそ時代の変わり目だと言うことを…」中山の言葉にはもはや女要素はない

「あの子には早すぎる、まだ若い!!」

「だからといって、時代は待ってくれない、今こそその時だ、あの子はもう子供じゃない!!」そう言って中山は立ち去った

「お、おい!待て!」
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…

まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。 しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。 選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。 選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。 貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…? ☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます

七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。 「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」 そう言われて、ミュゼは城を追い出された。 しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。 そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

処理中です...