美神戦隊アンナセイヴァー

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■登場人物紹介

登場人物紹介 1/“SAVE.”実働班【2023.7.16追記】

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【アンナセイヴァー】 “SAVE.”実働班


●千葉愛美(ちば まなみ):
年齢:不詳 /身長:156cm /体重:48kg / B-84 W-56 H-86

本編の主人公で、ANX-06R「アンナローグ」の搭乗者(パイロット)。
正直者で真面目、明るくて人当たりも良く、心優しい性格の少女。
どんな相手でも、常に丁寧語で接する。
臆病かつ少々慌てんぼうな部分があり、時折奇妙な勘違いをしたり、おかしな聞き違いをするところがある。
一方で、非常に機転が利き、また五感が異常に鋭く、他の者が気付かない物音や匂い、気配をいち早く察するが、逆にそれが災いして自らをピンチに追い込んでしまうこともある。

極端な世間知らずで、普通の人であれば知っているだろう知識が大幅に欠如しており、交通機関やインターネットの利用方法や概念なども全く知らなかった。

元ハウスメイドで、井村邸と呼ばれる山奥の邸宅で住み込みで働いていたが、とある事件をきっかけに、北条凱のスカウトを受け入れて“SAVE.”に加入。
アンナセイヴァーの装備・アンナユニットを初めて実戦で実装した人間となる。

上京当初は、“SAVE.”によるいきなりの厚待遇に疑問を抱いたが、そのスカウトの真の目的が“XENOとの戦闘”という過酷際まりないものだと知って、一度は離反する。
しかし、部外者である石川ありさと知り合い、またアンナセイヴァーのリーダーである向ヶ丘未来の心情に触れたことから、自分でもはっきりわからない動機でアンナローグとして闘い続ける必要性を実感、復帰する。



◆ アンナローグ:

型式コード:ANX-06R
全高:160センチ/全重:1,852キロ

装備:
エンジェルライナー×4
多目的転送兵器マルチツール×2
反重力制御装置 ヴォル・グラヴィティ
アクティブバインダー
ヴォルシューター
フォトンドライブ

実戦投入に初めて成功したアンナユニットで、髪・コスチュームなどのメインカラーは「ピンク」。
開発番号は六番目だが、実質的には一号機である。

元々は全高三メートル程もある人型重装甲搭乗兵器で、搭乗者完全格納型だったが、搭乗者・千葉愛美が電送実装した際、ブラックボックスが強制的にアップデートを実行したため、普段の彼女と殆ど変わらない外観となってしまった。
ただし、その性能は当初見込まれていたものの十倍以上に達しており、その他にも、開発者の予想を上回るスペックを次々と弾き出すに至る。

タイプは近距離接近戦・高速戦闘用。
あまり大きな攻撃力を持たない代わりに汎用性に優れ、どのような環境下でも変わらぬ戦闘力を発揮し、特にアクロバティックな戦闘を得意とする。

主な戦闘方法は、両上腕部に設置された「マルチツール」と、頭部より伸びている万能可変武器「エンジェルライナー」に体術を併用したもの。
マルチツールは本来腕輪型で、左右上腕部に装着されているが、搭乗者の思考に反応して分離・可変(実際は転送して別の兵器を交換受信している)し、様々な形態になる。
第69話現在、「アサルトダガー」「ロックアナライザー」「ショートソード」が確認されている。

左右の髪から垂れ下がっている「エンジェルライナー」は、搭乗者の意思に反応して伸縮・硬軟化し、高速回転させる事で凄まじい切断力を発揮することも出来る万能装備。
高速飛行中に、落下する人間を無傷で受け止めるという離れ業も行える。

足首と足の裏には「フォトンドライブ」と呼ばれる反重力制御効果を発揮する装置があり、これで地表から身体を浮かせることが出来、高度は約一センチという超々極低空から、数十メートルまで調整が可能。
また、ごく僅かに浮かぶことで柔らかく脆い場所に降り立っても踏み抜いたり沈んだりすることを防ぎ、更に滞空中でも足場があるような感覚を与え、戦闘や作業を行いやすくする効果を発揮する。

腰部の「ヴォルシューター」は、フォトンドライブにて飛翔した後に使用する加速用ブースターで、アンナユニットを超高速で飛行させることが可能。
両肩後部にある「アクティブバインダー」は方向制御用のスラスターで、フォトンドライブとの併用で滞空時の移動方向を即座に切り替えることを可能ならしめる。
尚、その際に使用される推進剤や消費エネルギーに関しては、現状不明である。

専用のAIが搭載されており、移動地点の指示や自動飛行、搭乗者(パイロット)の質問への回答・解説、戦況に応じたサポートなどを行う(アンナユニット全機に標準装備)。





●相模舞衣(さがみ まい):
年齢:16歳 /身長:165cm /体重:54kg / B-93 W-60 H-90
ANX-02W「アンナウィザード」の搭乗者パイロット
後述の相模恵とは双子で、姉にあたる。
顔つきはやや派手めできつそうな印象を与えるが、実際は大人しくてとても優しく、落ち着いた穏やかな性格。
尚且つ、非常に控えめでやや地味なタイプであり、愛美以上に丁寧な敬語で話す。
北条凱を「お兄様」と呼び慕っており、時折過剰なスキンシップを取ることもあるが、その具体的な関係は現状不明瞭。
ヒーロー物や特撮・アニメ番組に造詣が深いという一面も併せ持ち、その方面の話題を振られると、突如饒舌になるという特徴も持つ。

スタイルも良く、愛美が目を見張るほど目立つ巨乳だが、本人は非常に恥ずかしがり屋。
それが災いし、アップデートによりミニスカメイド風になったアンナウィザードの姿には、強い抵抗感を抱いている。

相模重工株式会社という大企業の社長令嬢で、正真正銘のお嬢様だが、故あって“SAVE.”の一員として活動している。
恵や向ヶ丘未来と共に、以前からアンナユニットの実働訓練を積み重ねており、そのおかげで初めての実戦でも戸惑うことなく効率的な戦闘を実施し、能力の高さを示す。



◆ アンナウィザード:

型式コード:ANX-02W
全高:165センチ/全重:2,011キロ

装備:
ウィザードリング(左太腿)→ウィザードロッド(転送兵器)
マジックポッド(右上腕)
マジカルカートリッジレスポンサー(胸)
マジカルカートリッジ(赤・青・緑・黄)
ウィザード・アイ(イヤリング)/
環境探知機能(アトモスフェリック・アナライザー)
反重力制御装置 ヴォル・グラヴィティ
アクティブバインダー
ヴォルシューター
フォトンドライブ

後述のアンナミスティック同様、二番目に実戦投入に成功した、青色のアンナユニット。
機体名が「アンナウィザード」であるため、搭乗者が女性でも「ウィッチ」にはならない(他ユニットも同様のパターン)。
後方支援・遠距離戦闘型ユニットで、直接打撃の攻撃力は、他ユニットと比較すると相対的にかなり劣るが、オリジナル兵器「科学魔法」と、それをサポート及び拡張する多種オプションを装備しており、あらゆる戦局に対応できるようになっている。
その他、環境分析能力も持ち、戦闘以外でも調査面で活躍する。

「科学魔法」とは、科学的効果により発生させる戦術兵器のことであり、本物の魔法ではない。
右上腕のマジックポッドとサポートAIを連動させ、ライブラリデータ内から様々な特殊効果機能を引き出して施行することで、あたかも魔法のような力を発生させるものである。
科学魔法は五種類のモードに分かれており、通常状態に加え、「ファイヤー(赤)」「ウィンディ(緑)」「ウォーター(青)」「サンダー(黄)」の各モードへ切り替えることで、施行出来る科学魔法の種類が変化する。
モードを切り替えるためのマジカルカートリッジは、普段はアンナウィザードの胸の谷間部分に収納されており、使用時はブラウスの胸元を開いて取り出す。

主な科学魔法は、以下の通り。
・マジカルショット:光球から完全追尾型の光弾を無数に射出する。基本戦術として多用。
・インヴィジブルビジョン:個別に光学迷彩を施し、透明になったように見せる。隠密行動時に使用。
・ファイヤーボール:左腕から炎の弾丸を飛ばし、対象物を焼き尽くす。
・エクスプロージョンボム:炸裂性の火球を発生させ、射出する。
・ジェットデルーグ:指先から超高圧の水流を飛ばし、対象物を切断する。
・プラズマボール:「球電」を発生させ、遠隔操作して触れたものを蒸発させる。
・ハルシネーション:指定したエリア全体を光学スクリーンで覆い、他者に実際とは異なる光景を見せる。
・デーモニッシュ・サモナー:一度手を触れた場所から、時間差で間欠泉のような光のエネルギーを噴出させる。

専用装備の「ウィザードロッド」は、普段は右太腿に装着しているリングを取り外し、転送交換で召喚する。
これは独自のAIを搭載しており、一部の科学魔法を独自判断で使用可能な上、浮遊・飛行も可能。
アンナウィザードを搭乗させた状態で飛行することも出来る。





●相模恵(さがみ めぐみ):
年齢:16歳 /身長:165cm /体重:54kg / B-93 W-60 H-90
ANX-03M「アンナミスティック」の搭乗者パイロット
前述の相模舞衣とは双子で、妹にあたる。
舞衣同様、やや派手めできつそうな美人だが、幼児のような言動と小学生並の積極性で接してくる、相手を思いやる気持ちに富んだ非常に優しい性格。
他人に尽くすことが大好きな構いたがり屋で、よく人に手料理を振舞ったりする。
自身を「メグ」と呼び、舞衣同様、北条凱を「お兄ちゃん」と呼んでやや過剰なスキンシップを取ろうとする(人前でも)。
非常に明るく朗らかな性格だが、落ち込んでいる人を心配したり、子供が絡む事件では暴走しがちになるほどの強い思い入れを抱くなど、他者に対する共感や同情心がとても強い。
また、一度決意した時の行動力や覚悟を決めた際の闘志は物凄く、戦闘慣れしているアンナブレイザー(石川ありさ)すら驚かせるほどである。

舞衣同様、かなりの巨乳&ナイスバディ系だが恥ずかしがり屋ではなく、むしろ自ら肌の露出の多い私服を好んで着るタイプ。
またアンナミスティックのコスチュームも気に入っており、本人曰く「可愛い」とのこと。



◆ アンナミスティック:

型式コード:ANX-03M
全高:165センチ/全重:1,930キロ

装備:
ミスティックリング(右太腿)→マジカルロッド(転送兵器)
マジックポッド(左上腕)
ミスティック・レーダー(イヤリング)/
パワージグラット・ジェネレータ(左前腕)
グラヴィティジュエル・ブラスター(右前腕)
反重力制御装置 ヴォル・グラヴィティ
アクティブバインダー
ヴォルシューター
フォトンドライブ

前述のアンナウィザード同様、二番目に実戦投入に成功した緑色のアンナユニット。
白兵戦・近距離戦闘型ユニットで、最も多彩な攻撃性能を有する他、アンナウィザード同様「科学魔法」も使用可能であり、加えて人的被害抑制・周辺環境破壊防止のために戦闘フィールドを並行世界に強制転移させる「パワー・ジグラット」を使用出来る唯一の存在である。
また、全ユニット中最大のパワーを持ち、片腕で他のアンナユニットを楽々と運搬するなど、非常に多彩な能力を併せ持っている。
反面、科学魔法の種類はアンナウィザードほど多くはなく、また直接相手にダメージを与えるものよりは、調査活動や戦闘を補助する目的のものが多い。

主な科学魔法は、以下の通り。
・サーチスキャン:XENOの核(コア)の位置をサーチする。
・フェアリーライト:自動的に浮遊する光源を発生させ、周囲を照らす。
・アクセレート:通常の100倍の超加速状態に切り替える戦闘補助。
・フォトン・ディフェンサー:半球状のバリアを形成する防御術だが、内側からも攻撃が出来なくなる。

専用武器「マジカルロッド」は、打撃に特化した棍状の手持ち武器だが、アンナミスティックの掛け声で変形し、「タイプI・メイス」「タイプII・スティック」「タイプIII・ソード」など複数の形態にチェンジする。





●向ヶ丘未来(むこうがおか みき):
年齢:18歳 /身長:175cm /体重:極秘 / B-110 W-68 H-96
ANX-04P「アンナパラディン」の搭乗者パイロットにして、“SAVE.”実働班「アンナセイヴァー」のリーダー。
XENOに両親を殺されており、復讐心を原動力にXENOと闘う道を選んだ少女。
非常に真面目で沈着冷静、時には冷酷とも思わせる態度を取ることもあるが、その芯は仲間想いで優しい。
当初、愛美やありさに対して冷たい態度を取っていたが、それはXENOと闘う運命に巻き込みたくないという心境がもたらしたもので、彼女達が覚悟を決めてからは、そういった態度は見せなくなった。

戦闘だけでなく、勇次や今川と同様に裏方としての仕事もこなすが、その為に私生活までも犠牲にしてしまう傾向がある。
いつも気丈で頼り甲斐のある人物だが、怖がりのホラーマニアという二律背反な一面も持ち、心霊関連にはとても弱いという欠点がある。
また、石川ありさが絡むと言動と態度が豹変し、周囲がドン引きするほど感情的になる。
自身の体型をとても気にしており、そこを突かれるとキレる。
全メンバー中最も長くアンナユニットの訓練を行っており、その為非常に精度が高く的確な操縦が行える。


◆ アンナパラディン:

型式コード:ANX-04P
全高:175センチ/全重:2,136キロ

装備:
ホイールブレード(転送兵器)
マジックポッド(右手首)
アルゴンガス・レーザー発生装置 アームブレード(両腕)
空間投影型プロジェクター クレアボヤンス(イヤリング)
プリズマティック・イージス・ジェネレータ(左手首)
アルゴンガス・レーザー発生装置 キックブレード(両脚)
トルネードファン 二機搭載
ゴールデンドリル 二機搭載
超次元高感度通信システム搭載
サーバシステム搭載
反重力制御装置 ヴォル・グラヴィティ
アクティブバインダー
ヴォルシューター
フォトンドライブ

三番目に実戦投入に成功したオレンジ色のアンナユニット。
初回起動時は従来のアンナユニットの姿だったが、二度目の実装にて失敗、三度目でアンナローグ他と同じような姿に変貌した。
白兵戦・近距離戦闘型ユニットだが、遠距離支援攻撃も可能であり、一部の科学魔法も使用可能というマルチラウンダータイプ。
全ユニット中最強の防御力を誇り、ガルガンチュア(巨大)化したXENOのストンピングにもびくともしない。
必殺技は、後述のホイールブレードを用いた斬撃技「パワースライド」と、巨大な剣型のビームを撃ち出す「エビル・スレイヤー」。

通信衛星「シェイドIII」や、地下迷宮ダンジョンのシステムとの連携を行い、アンナセイヴァーの通信塔的な役割を担っており、特にパワージグラット施行時の並行世界滞在時は、通常世界との連絡を繋げられる数少ない存在となる。
また、他のユニットが記録した映像情報や分析結果などの様々なデータを一括管理する独立サーバ的な性能も有しており、更には映像情報を空間投影させ、第三者に見せることも可能。

専用武器「ホイールブレード」は、柄部分に内蔵されたホイールを600krpm以上の超高速回転させ、その際に発生する振動と共鳴効果で接触物を粉砕する大剣。
本来は刃渡りだけで三メートルを越えるが、アンナパラディンが持つと、重量と性能はそのままに全長二メートル弱ほどの大きさの剣となる。
ホイールブレードに電撃(正しくはプラズマ)をまとわせての攻撃も可能。
その他、左手からは「プラズマティック・イージス」という斥力効果のある光学シールドを発生させ、更に四肢にはそれぞれ隠し武器が内蔵されている。
両肩には大風を噴き出すトルネードファンを装備し、また胸部分には一対のドリルが内蔵されており、緊急時にはこれを回転させて接近して来た敵をけん制する。

他の追随を許さぬ程の多彩かつ重装備を誇る反面、他ユニットに比べて機動力にやや難があり、やや鈍重な動きとなってしまう欠点も持ち合わせている。






●石川ありさ(いしかわ~):
年齢:17歳 /身長:162cm /体重:50kg / B-77 W-57 H-83
ANX-05B「アンナブレイザー」の搭乗者パイロット
明るく能天気で男勝り、女性らしからぬ口調で話し、喧嘩っ早く結構過激な性格。
同時に非常に面倒見が良く、気に入った相手はとことん手助けし、時には余計なお世話レベルで首を突っ込んでくるタイプ。
おとなしい愛美や舞衣・恵達にとっては、姉貴というより「兄貴分」に近い。
未来とは幼馴染で古くから互いに良く知る間柄だが、喧嘩友達でもあり、特に互いの身体上のコンプレックスに抵触すると、罵詈雑言の嵐が吹き荒れる。
普段はあまり物事を深く考えず、思いつきで行動するが、一方で深い洞察力や鋭い勘を働かせる一面も持っている。
趣味はB級グルメ。

当初は“SAVE.”のメンバーではなく完全な部外者だったが、愛美と知り合ったことと、XENO事件に巻き込まれたことなどから、今川義元の独自判断で半ば強制的に仲間入りさせられた。
空手の有段者で、かつては全国に名を知られるほどの天才少女として有名だったが、とある事情で暴行事件を起こした為に引退。
現在も尚、複数の男性を一方的に撃退するほどの実力を持っており、素の状態での戦闘能力は、アンナセイヴァー中最も高い。


◆ アンナブレイザー:

型式コード:ANX-05B
全高:162センチ/全重:2,004キロ

装備:
ファイヤーナックル(プラズマジェネレータ・小)×2
ファイヤークラッシャー(プラズマジェネレータ・大)×2
反重力制御装置 ヴォル・グラヴィティ
アクティブバインダー
ヴォルシューター
フォトンドライブ

アンナパラディン同様、三番目に実戦投入に成功した赤色のアンナユニット。
白兵戦特化型。
二度目の実装に失敗したアンナパラディンを実戦参加させる目的で、急遽投入した未調整ユニットであり、本来は実戦には到底使用出来ない状態だった。
しかし、石川ありさが実装した途端にアンナローグをも凌ぐ性能、高い格闘能力を発揮し、実戦に即応したしまった謎多き機体でもある。
急造の為、パートナーのアンナパラディンと対照的に最低限の装備しか搭載されておらず、探索・調査用の装備もない。
ただし、“Annihilation attack training program”というオリジナルアプリケーションを唯一導入されており、これによりありさの思いついた必殺技が実際に繰り出せるという、必殺技エディタのような機能を持つ。
主な必殺技は、両手首に装着したファイヤーナックルで炎の拳を叩きつける「ファイヤーパンチ」と、足首のファイヤークラッシャーによる炎の飛び蹴り「ファイヤーキック」、炎の渦を生み出し、敵に向かって飛ばす「プロミネンス・バーナー」。
その他、特に名称はないが、炎を自在に操る能力も持っている。





●宇田川霞(うだがわ かすみ):
年齢:不明 /身長:156cm /体重:45kg / B-81 W-58 H-84
ANX-07C「アンナチェイサー」の搭乗者パイロット
第四部・43話から登場した(正式加入は61話)追加メンバーで、“SAVE.”特捜班のメンバーの一人。
普段は、同じ特捜班の鷹風ナオトと行動を共にしており、通常メンバーとは別行動でXENOを追跡、暗躍を阻止して来たが、“SAVE.”オーナー・相模鉄蔵の命により、正式に組織統合して合流した。
その為、それまでは勇次や未来達ですら、その存在を知らなかった。
小柄で目つきが鋭く、寡黙で無愛想、男勝りの喋り方で馴れ合いを嫌うなど協調性に乏しい部分があるが、任務には忠実で、本人の感情とは切り分けて行動する事が出来るプロフェッショナル。
追加メンバーでありながら、“SAVE.”スタッフや他のアンナユニットの性能まで熟知しているという徹底振りだが、反面、私生活などその素顔は69話現在全く分かっていない。
ただ、真正面から強引に迫られたり、不意を突かれたりすると呆然となったり、顔を赤らめて恥ずかしがるなど、意外と多彩な感情を持ち合わせている部分も階間見せる。


◆ アンナチェイサー:

型式コード:ANX-07C
全高:156センチ/全重:3,422キロ

装備:
イクイップメントコンソール
シャドウスタビライザー(マフラー)
ジャマーシステム
テクニカルポッド
反重力制御装置 ヴォル・グラヴィティ
アクティブバインダー
ヴォルシューター
フォトンドライブ

SAVE.の別動隊として組織されていた「鷹風ナオト・宇田川霞」による「特捜班」が所持する、七体目のアンナユニット。
高度なステルス機能と、武器庫を髣髴とさせる多数の武装を持っており、またアンナセイヴァーが所持していない「爆発物を含む転送兵器」をも装備しており、更には科学魔法に相当する特殊機能まで持っている。
その存在は、勇次以下SAVE.のメンバーにも極秘とされており、当初は主に元・吉祥寺研究所員の監視と重要人物の護衛、および警察組織の動向調査を任務としていたが、西新宿で発生した大型XENO三体同時出現事件をきっかけに、表舞台へ登場。
以降、時折アンナセイヴァーの前に姿を現し、陰ながらサポートを行う。

アンナチェイサーは、単独行動及び諜報活動を目的に設計されており、その為他の五機とは大きく異なる性質の装備を持っている。
対象建造物のITシステムの一部に直接触れることで瞬時にメインシステムに侵入し、そこからAIが作成した疑似データを流して誤情報による混乱を招くことも可能。
だが、アクセス中は逆に自分自身も逆探知される危険が生じる(セキュリティシステムにより逆侵入は防げる)。

・ジャマーシステム:
特定範囲エリアに妨害電波を発し、エリア間のあらゆる通信を阻害するシステム。
これにより、携帯電話をはじめとした電波通信関係機器は一切使用不可能となり、自動車のカーナビすらも機能不全に陥れる。
しかし、この効果は一種のバリア状に展開するため、範囲内での送受信には影響がない(その為、アンナセイヴァー間では通信が可能)。

・エクイップメントコンソール:
アンナチェイサーの右手に装備された、発展型転送兵器制御装置。
指先をそれぞれの指の根元に二本以上同時に付けることにより、前腕部内に搭載されている「端子」をベースとして、全七種類の武器を召喚使用出来る。
また、既に召喚済の武器をベースに、更に別の武器を召喚することも可能。
尚、すべての武装はアンナチェイサーの意志で自在に端子に戻すことが可能で、その際は手で持っている必要はない。
これを利用し、武器を相手の体内に刺したまま端子化し、信号を追って追跡することも可能になる。

1:ブラックブレード(刀)
人差し指と中指で出現。
漆黒の刀身を持つ片刃剣で、片手で持って使う切れ味の鋭い武器にして、アンナチェイサーの代表的な装備。
アンナユニットの装甲密度の数倍の高度と靭性を持ち、また切断時に刀身に高熱を帯びるため、たいがいの物体は切断することが可能。

2:ブラックボウガン(弓)
薬指と小指で出現。
左上腕を大きく包むような形状で、全長60cm、最大幅1m程に展開。
肘付近に設置されているカートリッジから、長さ15cm程の短矢型の弾を射出する。
発射した短矢には「発信機」「非貫通弾」「コーキング弾」などのバリエーションがあるが、爆発物は発射出来ない。

3:ブラックキャノン(銃)
人差し指と薬指で出現する、ハンドガンタイプの武器。
北条凱の持つブラスターキャノンの色違いで、性能はほぼ同じ。
モードの切り替えは、霞の意志に反応してAIが実行する。

4:ブラックミサイル
中指と小指で使用可能。
アンナチェイサーの背面部から発射される小型誘導ミサイルで、一度に6発発射されるが、五回まで連射可能な為、最大30連射が可能。
一発で通常クラスのXENOであれば破壊する程度の爆発力を持ち、表出化した後にアンナチェイサーのAIで軌道を操る事が可能。

5・6・7:不明

・フォトンドライブ:
アンナチェイサーのフォトンドライブは特殊性能で、反重力による浮遊だけでなく「吸着」が可能で、これにより壁面に立つなどの動きも可能。





→登場人物紹介2 【SAVE. スタッフ】へ続く
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