同い年なのに「パパ」とよろこんで腰を振らないでくれ

ルルオカ

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同い年なのに「パパ」とよろこんで腰を振らないでくれ

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町に友人と遊びにいくと、たいてい保護者にまちがわれるほど、俺は渋い顔つきとダンディな風体をしている。
目鼻立ちがはっきりとしているから、たまに英語で話しかけられるし。

私服姿だと四十代くらいと思われ、制服姿だと不思議そうに見られたり、他校の生徒には「どれだけ留年してんだよ」と冷やかされたり。

といって、中身は年相応の男子高生。
「テストやだー」と渋渋、勉強をして、部活に精をだして、山盛りの飯を食い、友人と好きな女の子やアイドル、下ネタで盛りあがり、ときにバカをやって笑いあう。

渋い面がまえを見慣れた周りは、ふつうの高校生のように扱ってくれるに、学校では問題なく青春を送れていたのだが。

「やんごとなきお人がくるらしいぞ」と転校する前から噂が。

国有数の大企業の息子が、セレブ御用達のインターナショナルスクールから、なぜか平均的なこの公立校に転校してくるという。
「受験をまえに庶民の学校を知っておきたいから」とか。

果たして、俺のクラスにきた彼、城之内は、ふるまいも言葉づかいも目を見張るほどエレガントで、制服を着こなしすさまは、ただならぬ風格があった。
しかも中身を伴っているようなイケメン。

クラスが浮き立つなか「じゃあ、権田のうしろの席に」と先生は俺のほうへと人差し指を。
ゆったりと歩いてくる城之内は、あるていど近づいたら足を止め、目を丸丸と。

予想どおりの反応とはいえ、その発言は思いがけず。

「・・・パパ!」

休み時間になって聞いたところ「きみは父の友人で、俺が第二の父と慕う人に似ているんだよ」とのこと。
その第二の父とやらはイタリア人らしい。

「たまに外国人にまちがえられるけど!」「イタリア系だったのかお前!」と周りが囃したてるも、城之内はしょんぼりしたまま。

「初対面の同級生に失礼なことをしてしまったね・・・。
もう二度と『パパ』なんて呼ばないから、このことは忘れてほしい」

なんて告げたとおり、そのあと親しくなっても「パパ」と呼ぶことはなく。
ただ、俺を見て一瞬、目の色が変わるのを隠しきれず。

そのことを知らないふりをし、指摘もしなかったが、だんだん苛立ちが募っていって。

ある日の放課後、城之内が職員室に呼ばれたときのこと。
かなり時間がかかってもどってきたのを、人のいない教室で「よお」と手をあげて出迎え。

「あれ?どうしたの?ぼくになにか用でも?」

一瞬、瞳を震わせたとはいえ、すぐにとりつくろって笑いかける。
舌打ちしたなら「その目」と立ちあがり、睨みながら迫っていった。

気圧されて後ずさる城之内を壁ドン。
かるく頭突きするように額をあわせて告げたことには。

「お前『パパ』を好きすぎだろ。
毎度毎度、熱っぽく濡れた目を向けやがって、欲情してんのばればれなんだよ」

とたんに顔を真っ赤にしてうつむく。
「ち、ちがうんだ」と震える声で。

「パパとはなにもない・・・彼は結婚して幼い娘さんがいるし、ぼくは弁えている」

本当なのだろうが言い訳じみて聞こえるのに舌打ちして「そんなことはどうてもいい」と視線を下に促す。

「お前のせいだから責任とれよ」

ズボンが張りつめているのを見てだろう、城之内の頭がびくりとしたが、おそるおそる両手でにぎりこんでしこしこ。

うつむいたままながら、パパを意識しているのだろう。
パパでない男のちんこを扱きながら、息づかいを荒くして、手を真っ赤に。

俺の体を借りてパパを想像しているのかと思うと癪なようで、にやついて意地悪をしたくなるような。

「『パパ』って呼んでもいいんだぞ?」

耳に囁くも、頑なに顔を振るからむっとして、腰を突きだし城之内の股間に固いのを押しつけた。
とたんに「あああう!」と甲高く鳴き、イったよう。

腰が抜けたように崩れ落ちたのに覆いかぶさり、ズボンと下着をずらし、足を広げて尻の奥に指を。
限界まで指を突っこみ、できるだけ広げて、ぐちゃぐちゃにかき回しながら「なあ、パパって呼べよ、パパって」としつこく囁きつづける。

ひたすら泣いて首を振るのが、腹ただしいものを、体は正直で「はあうう!だめえ、しょっこ、ばっかあ、や、やあ、くうあああ!」とあられもなく鳴いて射精。

「パパ」と呼ばないよう耐えるので、かなり体力を消耗したよう。
息も絶え絶えなのを、冷ややかに見おろしながら、俺のを剥きだしにして尻に当てがう。

が、埋めこむことなく、入り口に先っぽを押しつけるだけ。
指を噛んで潤んだ目をむける城之内は、そりゃあ物欲しそうなれど、鼻で笑って「ほら、パパって呼べよ」と焦らす。

捨てられた子犬のような悲しげな顔をするも、待つ間、上を脱がして乳首を両手でかわいがってやれば、もどかしさに耐えきれなくなったのだろう。
大粒の涙をこぼしながら「パパあ、パパのおちんち、ちょおだあ・・・」とおねだり。

想像以上にいじらしいさまに頭が沸騰して、お望みのものを手加減なしに食らわす。

一度、呼んでしまっては、もう抑制が利かないよう。
突くたびに「パパああ!」と泣き叫び、はしたなく腰をふったもので。

「はぐうう!パパ、おちんちん、想像より、固くてえ、ごりごりいい!パパ、既婚で、だめなのにい、ああ、パ、パパあ、ごめんなしゃ、パパああ!」

「パパ」と呼ばれるたびむしゃくしゃするような、痛快愉快のような感情がない交ぜになり、それをぶつけるように腰を強打。

「んあああ!パパ、中だし、らめえ!奥さんに、わる・・・!」なんて煽って中を絞めつけるものだから、早早に腹のなかにぶっ放してしまい。
ぐったりとして、城之内にもたれかかると「パパあ・・・」と甘えるように抱きしめてくる。

「いつか俺の名前を呼んでくれる日がくるかな」と思うも、まだまだ先は長そう。

なにせ相手はおそらく、とんでもないセレブか、世界に名を馳せる社長とか。
比べれは俺は財力が乏しく、まだ何も成していない凡庸な男子高生。

今はまだ敵う気がしなく「パパ」と頬ずりされるのに甘んじ、即復活したので城之内を、とことんよろこばせてやった。


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