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現代もの
鼻持ちならないセレブが大量のチップをパンツに挟んでくるが、これ以上エッチなことはできません
しおりを挟む俺の職業は出張ダンサー。
Tバック一丁で、セクシーで扇情的に客に接近して踊る。
パンツに紙幣を挟んでくれるほど、過激に際どくダンスを。
お触りは禁止で、伸びてきた手を「こーら!だめだめえ!」とかるく叩けば、それはそれで客は大盛り上がり。
十人ほどダンサーはいるが、俺が指名率一位。
とあって、一人で呼ばれることもすくなくなく。
今日はホテルの一室で、会社のお偉いさん一人相手にレッツダンス。
五、六十代ながら体のスタイルがよく、顏もぴかいちのイケオジ。
ソファに座り、音楽にあわせて腰を突きだしくねらせる俺をしげしげと観察するように。
一見、つまらなさそうに見えるも、紙幣を挟むのを惜しまず。
そのお礼として、社長に抱きつくようにソファに膝立ちになり向きあうと、彼は俺を見あげつつ、Tバックのもっこりに手を。
いつものように「こーら!めっ!」と叩くと、すぐにひっこめたとはいえ、背広の内側に手をいれて取りだしたのは百万円の札束。
お尻に食いこむ布に挟みこんで「これでもかい?」と不敵な笑み。
目を丸くして見下ろす視界には、彼のぎんぎんの息子。
正直、お金はほしいが、ダンサーとしての俺の信条にも法律的にアウト。
お互いのもっこりが触れそうで触れないように腰を揺らしながら「法律に引っかかるから・・・」と説明。
目を細めた彼は曰く「じゃあ、一晩だけの恋人になろう」と。
「お金に困る恋人に札束を渡したとなれば、違法ではないだろう。
ただ贈与税はきちんと支払いなさい」
なるほどと思うも、ダンサーとして「直接的な性的サービスはせず、ダンスで魅了させ興奮させるべし」との矜持が。
「でも尻に挟まった札束の重みよ」と悩んでいるうちに、Tバックのもっこりに指が滑って。
迷っているから、叩き落とせないし、指でくすぐられてじれったくなるし。
葛藤する俺の後押しをするように「ほら、卑猥な踊りを見せて」とまた札束が挟まれて「はあ、んん・・・」と誘惑に屈してしまい。
ズボンの膨らみに自分のを押しつけ、音楽のリズムに合わせて腰を突きあげる。
水音が立つのが恥ずかしいものを、腰を止められずじゅぷじゅぷ。
ご褒美とばかりTバックのウェストのゴムに札束を挟み、両手で尻を揉みながら指を奥へ。
が、すこし埋めこんだだけで動かず。
もどかしくて尻を落としこんで奥まで飲み、いいところに当たるよう、あんあん腰を振りまくり。
快感に目を眩ませながら、音から外れないよう踊り、といって、していることは自慰にすぎず。
冷ややかな目を向けられ羞恥に苛まれつつ、遮二無二指にしゃぶりついて、のりのりとばかりのダンスを見せつけてしまい。
「ああ、やあ、そんな目、見ちゃ、やだあ・・・!んん、やあ、もっと、大きくう、んくうう!」
射精して彼に抱きつけば、背中に腕を回してくれ、片手で札束をウェスト部分にイン。
一晩限りの恋人に贈り物をされたなら応えねばと、彼の張りつめたのを剥きだしにし、踊るように胸を揺らして落としていく。
ドラムのリズムに合わせて腰を上下し、彼に胸をまさぐられて精液を漏らしてやあず。
乳首をつねって「一晩限りでは物足りないな」と囁いたのに「え」と思う間もなく、強烈な突きあげを畳みかけられて。
「や、やらあ、こ、こんな、エッチな、サービス、したこと、なああ!お、俺え、ダンサー、なのにい!おう、おおん、おふううう!」
注ぎこまれて、あまりの快感に目のまえが真っ白に。
「も、もお、らめえ・・・」と抜いて、脱力するまま、ずるずるとソファから滑り落ちていく。
床に倒れこんだ俺に「あとから、きれいな札束をあげよう」と事務的に語りかける彼。
顔を上げれば、頬を撫でで「また一晩限りの恋人になってくれるかい?」と。
応えるのを待たずして去っていってしまい。
息を切らしながらその背中を見送り、Tバックに挟まれた札束を見て、ため息を吐いたものだ。
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