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彼は破廉恥な秘書だが、男娼には成り下がらない
しおりを挟むある議員が収賄容疑で捕まった。
会社から賄賂を受けとり、見返りに公共事業の仕事を与えていたという。
「政治家も大企業も腐っているなあ」と他人事として嘆きたいところ。
あいにく、その会社の子会社に俺は勤めているので。
俺個人は関わっていないが、我が社も公共事業に一枚噛んでいるし。
「捜査の手がこちらにも及ぶのでは」と不安になりながら、俺たち社員はとにかく目のまえの仕事をこなしていたのだが。
昼過ぎに来客があり。
太鼓腹が目立つ五、六十代の男で、禿いてるうえ、卑しい顔つきをしながらも、身に着けているものは高級品ばかり。
とりまきを引きつれてフロアにずかずかと踏みいり、社員たちがぽかんとする間もなく「これは!安藤先生!」と慌てて秘書が跳んできた。
深深と頭を下げて「申し訳ありません!社長は今、行方が知れず!」と。
「はは、まったく彼は自由奔放で元気があり余っているんだな。
よかったら、しばらくここで待たせてもらえるかい?」
「はい!もちろんです!」と恐縮しきりの秘書にうながされ、俺たちの視界から消えて。
「安藤先生?」と顔をしかめると、隣のデスクの女子社員がスマホを見せて
「政治家みたいよ」と。
「けっこうな重鎮だって。
なんでも身内や親戚に警察関係者が多いってことで有名だとか」
「私も調べてみたけど、そういうコネを使って、これまで自分に不都合な事件をもみ消したなんじゃないかって噂があるよ」
「え?じゃあ、もしかして今回の事件も握りつぶしてやろうかって話を持ちかけてきたんじゃない?
その礼として大量に献金しろとか脅してさ」
「だったら秘書さん危なくない!?
『社長を助けたかったらエッチをさせろ』って脅されるんじゃない?」
「いくら彼が色っぽいからって、まさか」と思いつつ、二人が消えた応接間から目を離せず。
応接間のソファに座る安藤議員に、お茶をだして「せっかく、きていただいたのに・・・」と再三、謝る秘書。
「まあ、いいさ」とにこやかに返しつつ「この際、単刀直入に話そう」と鋭い目つきに。
「捜査官は、この会社も収賄事件に関与している証拠を見つけた。
わたしが資料を見た限り、重役の一人が独断でやったことのようだ。
社長にばれないよう例の議員と悪巧みをし、もし、ばれたとして社長に罪をなすりつけるつもりだった。
そう今まさに、社長が貶められようとしている」
「そんな・・・!で、ですが安藤先生が証拠の資料で重役の思惑に気づけたなら、社長が逮捕されることは・・・」
「社長の人となりや会社の状態を、よく知っているわたしだから、だ。
細かいことを知らず、気にもしない捜査員は、迷わず疑い、社長に手錠をかけたがるだろう」
顔を青くして震える秘書を品定めするように眺めながら、議員が振るのはUSB。
曰く「これが証拠の資料だ」と。
「証拠品の中から抜きだしたもので、これがなければ、社長に疑いの目は向けられない。
このままわたしが隠し持っているか廃棄してもいい。
ただし条件がある。
きみが、わたしの秘書となり、わたしが望むときはいつでも奉仕すること」
「さあ、どうする?」とにやついてUSBを振られるのに、彼はひそかに奥歯を噛みしめる。
が、顎を逸らしたら、やおらネクタイを解いてみせ「舐められたものですね」と不遜な態度を。
「ぼくは社長のものです。
だから社長のためならと、これまで、あらゆる殿方のお相手をしてきました。
彼らを懐柔し、丸めこみ、惑わしてきたぼくの体は安くありませんよ。
それしきのUSBなら、せいぜい身を捧げるのは一時間ほどです」
「これはあくまで交渉です」と議員の足と足の間に跪き、上目づかいをしながらベルトを外してかちゃかちゃ。
挑発的な秘書を悠悠と見おろし、その髪を撫でて「いいだろう」と鼻を鳴らす。
「一時間でわたしを満足させたらUSBをくれてやる。
ただし満足させられなかったら、わたし専属の男娼になるのだな」
不敵に笑いかえし、丸丸咥えこんで、しゃぶしゃぶ。
数多の男のをしゃぶってきただけあり、舌づかいが巧みだし、頬ずりしたり舐めあげたり、一物を愛でるさまがいちいち淫ら。
そうして議員の股間に頭を埋めながら、ズボンをずらして滑らせた指を尻の奥に。
「ふう、んん、んふ・・・」とひたすら水音を立てて舌を這わせ、しきりに腰をゆらして下半身からも湿った音を。
視覚的にも聴覚的にも淫らすぎるのに、大口を叩いていた議員もさすがに頬を染めて息を切らす。
「そろそろ」と掠れた声で求めるのに応じ、彼は立ちあがりズボンと下着をおろしてソファに膝立ち。
扇動的に尻を振りながら唾液まみれのを徐徐に飲みこんでいき、奥まで埋めこんだら「ふあ、ああ、はあう・・・!」と腰を上下。
しばらく息づかいを荒くし、尻を揉んでいた議員は「わたしこそ舐められたものだな」と嘲笑。
「国会では昼寝しているが、伊達に年を重ねていないのでね。
なかなか、きみは魅惑的だが、経験豊富なエロ爺には物足りなさすぎる」
「もっと深いエロスを味わせてあげよう」と彼にコックリングを装着。
そのうえで先っぽを爪でえぐるようにし、Yシャツにもぐりこませた手で乳首をつねり、もう片方の乳首に布越しに噛みつく。
痛みと快感がない交ぜになって射精感がどっとこみあげるも、出口が塞がれて熱の行き場がなくて。
「ひい、ああ、やああ!」と泣いて震えれば「ほら、腰が止まっているぞ?」と突きあげて追い討ちを。
「どうだ?あなたのものになります。
あなたの男娼として飼ってくださいと、すがって乞えば解放してやるぞ?」
「エロ爺」を自称するだけあり、やり口がなんとも卑猥で卑劣。
が、秘書も秘書で社長への忠誠心を揺るがさず「くうう、ああ、ひぐうう・・・!」と泣きじゃくって顔をふってやまず。
「死ぬまで社長だけにつき従うつもりだと?
ふふ、そこまで命を懸けたような意志、最後まで快感に負けないでいられるかな?」
「こい!」と叫ぶと、扉が開き、さっきのとりまきの二人が入室。
近寄ってくるうちに、一旦、引きぬき、秘書の背中を上体にもたれさせ、足をぱっかーん。
しゃがみこんだ二人はその太ももを持ち、コックリングが食いこむそれを舐めまわす。
「そんなあ、二人でえ、ああ、ああ・・・!」と泣き叫ぶのに情け容赦なく、議員が屹立したのでぶっ刺して荒らしに荒らしまくり。
乱れたYシャツの袖からいれた手で乳首を、突きあげるたびに引っぱって。
「ほら社長より、わたしのほうが体がとろけそうなほど甘えさせて、えげつないほどのエロスを堪能させてやるぞ?
ん?どうかな?あと三十分しかないが?
そうだな三十分、このまま愛でてタイムオーバーになるのもつまらない」
「もし、わたしに中だしさせたら、USBをあげようか?」と笑いを含んで囁かれ「やああん!」と肩を震わせメスイキ。
それでも、暴力的なまでの快感に痺れながらも、腰をくねらせ、議員のを絞めつけ揺らす秘書の健気さといったら、むしろ破廉恥すぎて。
「んああ、あう、ぼ、ぼくはあ、しゃちょお、の、もの、ですう!こんなあ、男たちにい、屈しなあ・・・!おおう!おお、おふう、やあ、そんな、激し、先っぽお、二人でえ、らめえ!ひいいん!しゃ、しゃちょお、ぼく、ぼくう、しゃ、しゃちょおお!」
脂ぎった禿親父の政治家をイかせようと懸命に咥えこんでしゃぶるも、乳首をいじめられ、断続的に強い突き上げを食らい、とりまきの男二人に両手と口で濡れた股をぐちゃぐちゃねちょねちょにされて、命乞いをするように「しゃちょおおう!」と号泣しながら、射精できないのが辛いあまり、社長三人に犯されているような倒錯した夢想に耽ってエムっ気たっぷりの快感に酔いしれてしまう極限破廉恥な秘書・・・!
二人が応接室のほうへ消えてから一時間、なんの音沙汰もなかったに、つい妄想に励んでしまい、デスクの下がえらいことに。
「まあ、実際は秘書さんが冷や汗をかきまくって、議員の話し相手になっているんだろうなあ」と思いつつ、応接室のほうを見ていたら、急に社長がフロアに走りこんできて。
一目散に応接室のほうへ行き、すこしもせず、議員ととりまきが焦るようにフロアにでてきた。
つづけて秘書を従えてでてきた社長が怒鳴ったことには「俺の秘書はやらないかなら!」と。
俺の妄想が現実化したような光景だが、もちろん色恋沙汰ではなく。
前から議員は秘書のことを気にいり「わたしの秘書にならないか、そしていずれは政治家に」と誘っていたらしい。
ただ、社長が断固として拒否。
その社長が居ぬ間に、図々しくも本陣に乗りこんで、おそらく「この会社はもう危ないから」と秘書を説得しようと。
で、その魂胆を嗅ぎつけた社長が(自ら行方をくらませたくせに)とんで帰ってきて議員を追いはらったわけだ。
それにしても、相手は警察関係者に太いパイプがある議員。
会社に捜査の手が伸びるか否か、危うい状況で議員に牙を剥くとは得策でないのではないか・・・。
なんて心配したものを「社長、だめですよ」と秘書が宥めながらも、どこか、うれしそうだったから、まあ、よしとしよう。
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