欲情する獣人におしおきを

ルルオカ

文字の大きさ
1 / 1

欲情する獣人におしおきを

しおりを挟む






俺が剣士としてお供をする勇者一行には獣人がいる。
銀髪に銀の毛並みの三角耳と尻尾を生やし、精悍な顔つきをした男前だ。

その正体は合成獣の実験体という。

合成獣はふつう動物や魔物を二体以上、錬金術で合体させたもの。

人体を使うのは禁忌とされているし、これまで秘密裏に実験されたのは、すべて失敗。

そう、唯一の成功例がこの獣人、ギンジュなのだ。

研究所の地下で日々、データをとるため実験体として虐げられていたのを、その噂を耳にした勇者が単独で侵入し、救出。

以降、勇者一行に加わり、命の恩人に一生、忠誠を誓うとばかりつき従っている。

そりゃあ勇者には尻尾をぶんぶんふるし、仲間にも懐いて健気に戦闘のサポートをしているし。

俺以外に、はだ。

初対面から、ギンジュは俺と目を合わせないし、口も利かなければ、寄りつきもしない。
切迫した戦闘中でも、仲間を通して伝達するほどの徹底ぶり。

いやいや、きらわれる理由に心当たりがなく、勇者や仲間に聞いたにしろ「ほかの人よりギンジュには気をつかっているように見える」とのこと。

たしかに勇者一行でも、女遊びが派手で無神経なふるまいが目立つ剣士こと俺は「どうして、おまえのようなヤツが勇者さま」と疎まれがち。

そのことに慣れているとはいえ、なぜかギンジュに避けられるのは耐えがたく、といって正面切って理由を問いただす意気地もなく、もどかしくてたまらなかったのだが。

広い森を抜けだし、やっと町に辿りついたとき。

夜になって俺は早速、町へとナンパをしに。
酒屋の店員のかわいこちゃんをゲットし、ワンナイトラブを心ゆくまでたのしんだ。

はずが、事後にいちゃついているとき、狼の悲痛な鳴き声を耳にして。

町のまわりを囲む森にギンジュはいる。
人目を避けて、いつも町にはいらず、壁の外で寝泊まりするのだ。

といって、森には合成獣でない狼もいるし、ギンジュの鳴き声とは限らない。

そう自分にいい聞かせながらも、気がつけばパンツ一丁、小刀を手に宿屋を跳びだしていた。

遠くに聞こえた鳴き声ひとつで、広大な森のどこにいるか探し当てるのは至難。
と思っていたのが、森にはいり、すこし走ったところで、魔物が暴れる気配と物音が。

「まさか」と思い、藪を突っきったら、まさに「まさか」で。

ギンジュが魔物の触手に犯されていたら。

全身粘液まみれになり、手を拘束され足を広げられたまま、太い触手を尻の奥に飲みこんで。

突かれるたびに「ん、くあ、ああ!」とヨがって、勃起したままお漏らししまくりで痙攣。

そりゃあ仰天したが、にわかに激情と劣情が湧きあがり、たまらず魔物を急襲。

無数の触手をかき分けて、急所のコアを小刀で一突きをしたら、みるみる収縮。
ちっぽけな蛸になり「ひ」と身をすくめて、逃げていった。

魔物が見えなくなってから、地面に伏せるギンジュを起して「なにやってんだよ!」と怒声を。
目を見開き俺を見つめたのが、すぐに顔を逸らし、唇を噛む。

この期に及んでも頑固に態度を崩さないのに、いい加減、堪忍袋の緒を切らして押し倒した。

ギンジュが犯されているの見てから、滾ってやまないのを剥きだしにし、尻の奥に差しこんで「どうなっても知らないぞ?」と脅迫。

俺に迫られても、下半身は元気なままだから、魔物に犯されるのが趣味ではないのだろう。

薬を盛られたか、元実験体とあって、その身に異常が発生したのか、なににしろ、直接、ギンジュの口から事情を聞きたい。
そう目で訴えるも、顔を背けたまま。

舌打ちしたなら、さっきの触手より強烈な一発を奥まで。
初手から「はひゃああん!」とメスイキしたようで、触手に犯されるより、あられもなく乱れて鳴いて。

それでも口を割らないので、浅いところでとどめて腰を停止。
無言のまま見おろせば、悩ましく腰を揺らすも、とても物足りないのだろう。

「は、発情期になると、手に負えないんだ・・・」とやっと白状。

「発情期?いや、おまえ雄だろ!」

「俺のあとも獣人をつくろうとしたけど、ことごとく失敗。
で、博士が、俺一人でも子を成せるように、体を改造して、それで・・・。

発情期になると、あ、ああして魔物に犯されるくらいしないと、翌朝まで収まらないんだよ」

なるほどと思う一方で「なんで秘密にしていたんだ!」と責めずにはいられず。

「あいつは弱かったけど、魔物相手じゃあ殺されるかもだろ!
俺らに相談してくれれば、発情期を抑制する方法を見つけてやるし、もっと安全な相手を・・・!」

「う、うるさい!おまえみたいに、愛のない性欲処理するなんて御免だ!」

三角耳を伏せて涙目に訴えるのに、どきりとしつつ「そーかよ」と冷ややかに見返し、腰を緩やかに突きだしたり引いたり。
じれったそうに体をくねらせるギンジュに「どーして俺のこと無視するんだ」と詰問。

人工的に組みこまれた発情期にほんろうされ、さぞ辛いのだろう。
尻尾で地面を叩きながら「か、体が、おまえを欲してしかたないのお」としおらしく白状を。

「はじめた会ったときから、こいつの子供がほしいって体が・・・。
発情期になるたび、求めてしまうのを、がまんしてたのお。

だって、だってえ、おまえは毎夜、町にくりだしたからあ。
悲しくて嫉妬しながら、やけになったように魔物と・・・」

みなまで云わせず、腰の強打を再開。
ずっと謎だった理由が判明して、すっきりしたのもあるが「はあ、かわいい、なんてかわいいんだ!」と逆上して歯止めが利かず。

「はあうん!やあ、しゅごお、魔物と、ちが、あう、ああ、だめえ、きもち、よ、しゅぎ、ふああ、そんな、おっき、あん、あん、ああん、いっぱ、ちょおだあ・・・!」



以降、俺はぱったりと女遊びをやめ、ギンジュが発情期を迎えると、二人で町からはなれた場所へとしけこむように。
朝日が昇るまで、お互いを貪りあうようにまぐわうも、避妊をしてのこと。

勇者一行の旅が済んでから、あらためて子づくりに励み、ギンジュと家庭を築くつもりだ。







しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。抱かれたら身代わりがばれてしまうので初夜は断固拒否します!

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
隣国の国王キリアン(アルファ)に嫁がされたオメガの王子リュカ。 しかし実は、結婚から逃げ出した双子の弟セラの身代わりなのです… 本当の花嫁じゃないとばれたら大変! だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだんキリアンに惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

見合いの後に

だいたい石田
BL
気の進まない見合いをしたその夜。海は執事である健斗を必ず部屋に呼ぶ。 2人の秘め事はまた今夜も行われる。 ※性描写がメインです。BLです。

何故か男の俺が王子の閨係に選ばれてしまった

まんまる
BL
貧乏男爵家の次男アルザスは、ある日父親から呼ばれ、王太子の閨係に選ばれたと言われる。 なぜ男の自分が?と戸惑いながらも、覚悟を決めて殿下の元へ行く。 しかし、殿下はただベッドに横たわり何もしてこない。 殿下には何か思いがあるようで。 《何故か男の僕が王子の閨係に選ばれました》の攻×受が立場的に逆転したお話です。 登場人物、設定は全く違います。 ※ショートショート集におまけ話を上げています。そちらも是非ご一読ください。 ※画像は男の子メーカーPicrewさんよりお借りしています。

王と宰相は妻達黙認の秘密の関係

ミクリ21 (新)
BL
王と宰相は、妻も子もいるけど秘密の関係。 でも妻達は黙認している。 だって妻達は………。

処理中です...