異世界では意外に役に立つ

バチっクス

文字の大きさ
13 / 17
☆始まり☆

・・・クレープその3・・・

しおりを挟む
ーーーーーーーーーー4日目ーーーーーーーーーー
その日も決まって、仕事終わりの調理場には2人の姿があった、
1週間のクレープ作りも4日目と折り返した、
初日は卵を割れるようになり、
2日目生地を作れるようになり、
そして3日目から生地を焼く作業に入った、
しかしまだ合格は貰えていなかった、

「よし、じゃあミラ!、昨日の容量で生地を焼いてみてくれ、、 」

「わかった、!」
そう言うとミラは、フライパンを熱して生地を焼き始めた、
そして、、、、
少し歪な形だが何とか焼き上げた、
ミラは作り上げると少し納得のいかない表情をしていた、

「何で綺麗な丸の形で焼けないんだろ、?」

海夢は必死に頭を悩ませ改善点を探した、
〔生地が緩いって事はないだろうし、、、、
  やっぱり焼き方だよなぁ、、、?」

すると、〈そうだ!、〉
海夢は案を思いついた、
綺麗な丸い形で焼けないんだったら丸い型を使えばいい!
海夢は、棚から耐熱用の丸い型を取り出した、
そして、いつも通りミラにアドバイスする様に教えた、

「ミラ、これを使おう!」

「何それ、?  どうやって使うの?」
ミラは初めて見た物だったので不思議そうにしていた、

「誰でも生地が綺麗な丸で焼ける、便利アイテムって所だな!  まぁ、見ててくれ!」

そう言うと海夢は、実際に使って見せた!

海夢はいつも通りお玉で生地を掬うと、
フライパンに置いてある丸い型の中にに生地を流した、

「見てみろ!ミラ、こうすれば簡単に綺麗な丸い形で焼けるだろ?」

海夢が自慢げに言うと、ミラは目をキラキラさせて、じっくりと見つめていた、

「す、すごい!、私もやってみる!」

するとミラは、丸い型に生地を流し込んでいつも通り生地を焼いた、

「で、できた、! 綺麗な丸い形、
できたよ海夢、」
ミラはとても嬉しそうだった、

「ミラよ、確かに綺麗な丸だが、生地が分厚する!
それじゃまるでパンケーキだ、
生地の厚さは今まで通り薄く、薄くだ! 
やってみろ!」

「わかった!」

そして、そのあと何度も何度も挑戦を繰り返した、
型を使えば綺麗な丸で作れるようになっていた、


「ミラ、一回型を取って焼いて見るんだ!」

ミラは、すこし不安そうな顔したが、同時にやる気も感じられた、

そして時間にして、焼き始めてからおよそ30分後の
事だった!

「で、できた、、できたよ海夢!」

そこに出来上がったのは、
今までのミラを見ていたら奇跡と思えるような、
一枚のクレープだった
厚さも形も共に完璧な一枚だった!

「す、凄いよミラ!、完璧だ!、店に出せるくらいの出来栄えだ!」

2人は泣きながら喜びハイタッチした!

こうして一番の難関だと思われていた、
生地を焼く作業に合格が付いた!
クレープ作り4日目が終了した、

そして次の日の朝食では、クレープの生地が大量に出た事は言うまでも無かった、、、

ーーーーーーーーーー5日目ーーーーーーーーーー


この日もいつも通り
調理場に2人の姿はあった、、、
その姿はまるで、
部活動の顧問と生徒のようであった、

「それじゃぁ、ミラ!
初めから生地を焼き上げる所までやってみるん
だ!」

「わかった、やってみる!、」

するとミラは、やる気満たん作業を始めた、
ボウルに綺麗に卵を割る、
そこに砂糖を入れて軽くかき混ぜる、
次に強力粉を振るいにかけながら少しずつ入れる、
もう一度軽く混ぜ合わせたら牛乳を入れる、
最後に温めたバターを入れ良くかき混ぜる、

そしてミラは完璧に生地を作り終えた、

「よし、ミラ! ここまでは完璧だ!
次は昨日の復習生地を焼く作業だ、やってみろ!」

みらは、〈よしっ!〉と気合を入れ直すと、生地をお玉で掬いフライパンで焼き始めた、

「できたよ、」
ミラは、昨日の作業を忘れる事なく
焼き加減、形、
どちらも共に完璧な一枚を焼き上げた、

それを海夢は、驚いた表情でじっと見ていた、
「す、すごい! 
流石ミラだな、一回できたらもう完璧だなぁ~!」

「海夢の、おかげ、」
海夢がミラを褒めると、ミラは顔を赤くして嬉しそうに笑った、

そして、クレープ作り作業は終盤に差し掛かった、

「ミラ!、今日はフルーツを切る作業だ!
初めてクレープを作った日にミラがやってくれただろ.?」

「私、綺麗に切れて無かった?」

そう!、ミラは以前フルーツを切る際にどれも形はバラバラで包丁の扱いもなってなかったのだ、

「す、少しだけな、、、、、!」

海夢は、気を使うように言った、

「それに、ミラ! 包丁を使えるようになれば、
他の料理で野菜を切ったりするときに便利だろ!
しかし包丁は便利なだけあって、
その分危険も大きい!
だから今日は包丁の使い方から教えてやる!」

「わかった!、私、包丁使えるように頑張る!」
ミラは、気合十分でそう言った、

「じゃ初めに、包丁の使い方から教えるぞ!
俺が切る所を見ててくれ、」
海夢はいつも通り、自分が実践しながら説明して見せた、

海夢は皮を剥いたバナナを1本取り出してまな板に置いた、
「まず初めに、包丁の持ち方だ!
利き手で握ったら、包丁の峰!つまり上の部分に人差し指を当てるようにして握るんだ!
すると切ると時に力が入る、やってみてくれ!」

ミラは、海夢を真似るようにして握った、
「これでいいの、?」

「あぁ!、握り方はそれでオッケーだ!」

海夢は次に切り方を教えた、
「次は、切り方だな!、
野菜でも何でもそうだけど、食材を抑える方の手は中に指を丸め込むようにする!
良く猫の手なんて言われるがそんなイメージだ!
包丁を持ってる方の脇は締める!
脇を締める事によってぶれなくなり真っ直ぐ切りやすいんだよ!」

海夢はそう説明すると、実際にバナナを切って行った、
〈トントントントントントン、、、!」
ミラは驚く表情をすると目を大きくして見ていた、

「す、すごい! こんなに早いのに全部の大きさが綺麗に均等に切れて行ってる、」

「どうだ!、こんな感じだ、ミラもやって見てくれ、」

「わかった、」

ミラは言われた通りにやってみた、
するとその時、〈スパッ!、、痛っ、、〉
バナナを抑える方の指を少し切ってしまったのだ、
ミラの指からは、少し血が出ていた、

「ミラ、大丈夫か?」
海夢は、声を大きく心配した、

「今日は、ここまででいい!」
するとミラは答えた、

「お願い、私は大丈夫だからもう少しやらせて、」
ミラは傷口に消毒をして絆創膏を貼ると、再び包丁を握った!

海夢は心配そうな表情であったが同時に嬉しそうでもあった、

「ミラ、ゆっくりでいい!
     最初はゆっくりでいいんだ!」

ミラは言われた通りゆっくりバナナを切っていく、
そしてバナナ1本分を切り終えた、

「ミラ!、上出来だよ、、」
でもミラは少し不満げな表情をしていた、
「でも、私全然、今だってバナナ1本切るのに2分も掛かったし、」

すると海夢は慰めるように言った、
「あのなぁ、ミラ!、包丁捌きって言うのはいきなりやってできるもんじゃ無いんだ!
何十回、何百回も切りまくって手が覚えてくるんだよ! だから初めはゆっくりでも、切ってればその感覚を体が覚えてくるさ!」

「だから、ゆっくりでも綺麗にバナナ1本切れたのは成長だよ!」

「わかった、今日はここまでにする!」

こうして、5日目の特訓が終わった
しかし、海夢が調理場を出た後もミラは残っていた
そう!1人でバナナを切り、練習をしていたのだ、
およそ時間にして1時間以上であった、!

海夢もその姿を入り口から覗いていた、
しかし、
覗いて居たのは、海夢だけでは無かった、

「お前も覗き見か?、」
そこに居たのは、ララの姿だった、

「何よ!、悪い?」

「別に悪い事は無いけど、また何でお前が?」

「5日前くらいから、ミラがやけに上機嫌だから、
シャウラに聞いて見たのよ、
そしたら、そう言う事だったって言ってたから、、
別に深い理由があったわけじゃ無いんだから...」

ララは顔を赤くし恥ずかしそうに言った、

「なるほどそーゆー事だったのか、
だから毎日ずっと隠れて見てたんだ、、?」

「何あんた、気付いてたの?」
驚いた表情で聞き直した、

「逆に気づかないと思ったのかよ、あ、れ、で!
まぁ、本当はシャウラかと思ってたんだけどな、」

「何それ!、つまんない!」
ララはそう言うと怒って部屋に戻って行った、

〔つまんないってなんだよ? 
何であんな怒ってるんだ、? 
まぁいいや、取り敢えず俺もそろそろ寝るか、、〕

海夢は、ミラの方を嬉しそう見て部屋に戻って行った、

次の日
ミラは、目の下にくまを作っていて、
左手も絆創膏だらけだった、

ーーーーーーーーー6日目ーーーーーーーーーーー

「ミラ、お前昨日夜遅くまで切る練習してただろ.
その手の傷を見ればすぐにわかる! 
夜はしっかり寝ないと次の日仕事に響くって言っただろ、」

「だって、包丁上手く使えるようになりたくて、、
ごめんなさい!、」

ミラは、悲しそうに小さな声で謝った、
すると海夢は、怒ることは一切なく優しく笑って言った

「でも、少しだけ俺嬉しかった!
ミラが本気で上手くなりたいって言う気持ちが伝わって来た!」

ミラもそれを聞いてとても嬉しそうにしていた、

「じゃぁ、ミラ! 切ってみてくれ!」

「わかった!」

そう言うと、みらはバナナを手に取って皮を剥くと
綺麗に輪切りで切って行った、
〈トントントン、トントントン、!〉
ミラは昨日と比べてだいぶ早くなっていた、

「す、すごい! 1日でこんなに早く綺麗に切れるようになるなんて!
努力の証だな!」

「ほ、本当?」

「あ~!、合格だ!」
ミラと海夢はとても嬉しそうに笑うと
2人でハイタッチをした、

そしてその後は、海夢がハンドミキサーを使って、
ホイップクリームの作り方をを教えたり、
クレープにクリームやフルーツを盛り付けて綺麗にクルクル巻いたりして
6日目にして遂に完成した、

「ミラ、俺が教える事はもう無い!
合格だ!」
海夢はニコッとして言うと、

ミラは、泣いて喜んだ!
「やった、私、やったよ!」

すると海夢は提案を出した、
「明日で丁度1週間だろ、
だから明日は、ミラが最初から1人で作ってみんなにクレープを食べさせてあげるんだ!」

「わかった、私、みんなにクレープ食べさせる!」
ミラは力強く言い切った、

「頑張れよ、ミラ! 応援してるぞ、!」

こうして6日目にして、クレープが完成した!
明日は遂にミラ1人でのクレープ作り本番が始まるのであった!

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

転生貴族の領地経営〜現代知識で領地を豊かにして成り上がる

ファンタジー
ネーデル王国の北のリーディア辺境伯家には天才的な少年レイトがいた。しかしその少年の正体は現代日本から転生してきた転生者だった。 レイトが洗礼を受けた際、圧倒的な量の魔力やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のレイトを辺境伯領の北の異種族の住むハーデミア領を治める領主とした。しかしハーデミア領は貧困に喘いだ貧乏領地だった。 これはそんなレイトが異世界の領地を経営し、領地を豊かにして成り上がる物語である。

転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。 リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。 これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。

転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜

まさき
青春
異世界転生した最強の金持ち嫡男、 専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活   現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。   しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。   彼は大陸一の富を誇る名門貴族―― ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。   カイルに与えられたのは ・世界一とも言える圧倒的な財力 ・財力に比例して増大する規格外の魔力   そして何より彼を驚かせたのは――   彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。   献身的なエルフのメイド長リリア。 護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。   さらに個性豊かな巨乳メイドたち。   カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。   すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――   「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」   領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、 時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、   最強の御曹司カイルは 世界一幸せなハーレムを築いていく。 最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~

チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!? 魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで! 心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく-- 美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!

異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました

黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。 彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。 戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。 現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと! 「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」 ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。 絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。 伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進! 迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る! これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー! 美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。 人生、逆転できないことなんて何もない!

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

処理中です...