スペルバインド

浦登みっひ

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二人のジュリエット

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 摸造剣を構えたジャージ姿のティボルト、武田が言う。

「お前もあの世に送ってやるぜ」

 その武田と対峙するのはセーラー服姿のロミオ。袴田さんも同じく摸造剣を構え、凛々しい表情で言い放った。

「それは我が剣が決める」

 そして剣を交える二人。元テニス部のエースだけあって、袴田さんの身のこなしはとても軽やかだ。二人が今演じているのはいわゆる殺陣のシーンで、あらかじめ動きは決められておりもちろんロミオが勝つのだが、なにか台本以上にロミオが強く見える。

「ううっ……」

 戦いが終わり、その場に崩れ落ちるティボルト。ティボルトも劇の中では重要な役割を担っている人物だから、それを武田が演じて大丈夫なのか不安はあったのだけれど、やられ役が似合うのか、意外にも見事にハマっている。配役を決めた天野部長の目が優れていたということだろう。
 でもそれ以上に見事だったのはロミオ役の袴田さんだ。天野部長は丸めた台本を軍配のように掲げながら満足げに言った。

「はい、そこまで~。袴田さん、すごいすごい。もう少し声を張って欲しいかなって感じはあるけど、飲み込み早いし、セリフも飛ばないし、殺陣もキマってるし、とても初心者とは思えないよ。なんで今まで演劇やらなかったのって感じ。武田くんも、いい感じだったよ」
「……ありがとう」

 はにかみながら応じる袴田さん。それなりに激しい動きだったはずなのに、息は上がっておらず、顔にも汗が滲んですらいない。
 去年の姉貴はかつらもウィッグも使わず、地毛のままで長髪のロミオという新たなロミオ像を創り出し、それがまた好評の一因でもあった。袴田さんは姉貴ほどではないものの十分なロングヘアーで、長髪を振り乱して戦う殺陣の躍動感は去年と遜色のない、いやもしかしたらそれ以上の仕上がりになるかもしれない。相手役の武田のほうが体力的には大変そうだけど……。

 袴田さんが演劇部の活動に参加したのは今日が初めて。だからジャージの準備が間に合わず、セーラー服姿で殺陣をすることになったわけだが、これはこれでなかなか見応えがあった。
 演劇初心者の袴田さんをスカウトして主役に抜擢し、果たして文化祭までの短期間で本当に間に合うのかという不安は、この一時間ほどで完全に消し飛んでしまった。袴田さんを勧誘した福島副部長も、半信半疑だった天野部長も、実際に袴田さんの演じるロミオを見て、これならいけると確信を持ったようだ。他の部員からも異論は出なかった。特にジュリエットの候補だった菅沼さんや奥平さんは主役を演じるチャンスを失うことになるのだが、その二人も袴田さんの今日の演技を見て納得したようだ。
 ロミオ役が袴田さんに固まったことで、自動的に僕のジュリエットも決定事項となった。本番まであと三週間。果たして僕はちゃんとジュリエットになれるのだろうか……。


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「は? ジュリエット? ロミオじゃなくて?」

 僕がロミオではなくジュリエットを演じることになったと伝えると、姉貴は驚きを隠せない様子で、バイト先のコンビニから持ち帰った廃棄のサンドイッチをくわえたまま数秒間固まった。まあ、そりゃ驚くよなあ。

「うん。僕が女装してジュリエットすることになった」
「……マジで? で、ロミオは?」
「ロミオは、三年の袴田さんって人が助っ人でやることになったよ」
「袴田さん……? 演劇部じゃないよね?」
「うん。去年までテニス部のエースだったらしいけど、今は辞めてフリーだって」
「へぇ……でも、初心者でしょ? 大丈夫なの? 演技の方は」
「うん、今日ちょっと稽古に参加してもらったんだけど、部長もいけそうだって思ったみたい」
「そっか……ダリアがそう言うなら、そうなんだろうな」

 姉貴は首を捻りながらも一応納得したようだった。

「それにしても、葉太郎が女装してジュリエットとはね……それ、誰のアイディアなの?」
「アイディアっていうか、鵜殿さんがふざけて僕に女のメイクをしたら、それが予想外にハマってた、って感じ」
「ふぅん……」

 と、姉貴はまじまじと僕の顔を見る。

「そういう意識で見たことなかったけど、たしかにメイクすれば普通にかわいいかもね、葉太郎」
「姉貴までそんなこと言わないでよ」
「でもさ、葉太郎がジュリエットやるんだったら、うちで稽古できるね。台本は去年とだいぶ違うの?」
「いや、あんまり変わってないみたいだね」
「なら、ロミオとジュリエットの二人のシーンはあたしとできるじゃん」

 姉貴は嬉しそうに言った。たしかに、去年ロミオを演じた姉貴が演技の練習を手伝ってくれるなら、これほど心強いことはない。

「でも、そうなると、藍子はちょっと残念がるかもね」


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「は? ジュリエット!? ロミオじゃなくて!?」

  次の週末、僕がジュリエット役に決まったことを伝えたときの藍子さんの台詞は、姉貴と一字一句違わなかった。が、姉貴が呆気にとられたようなポカーンとした感じだったのに対して、藍子さんの反応はちょっとオーバーリアクションじゃないかと思えるぐらい大きく目を見開き、しかも毎度のことながら声が大きかった。今回は静かなカフェでなく普通のレストランだったのが幸いだ。

「……はい。僕が女装してジュリエットを演じることになって……」
「え、ちょっ……何それ? 女装って……声は? 声はどうするの?」
「声だけは演技に合わせて副部長にやってもらうことになりました」
「たしかに、あの子の声なら……って、問題はそこじゃないでしょ。どうして葉太郎くんがジュリエットなのかってことだよ」
「僕のロミオがいまいちハマらなかったのと、ジュリエット役がなかなか決まらなくて……それで、鵜殿さんがふざけて僕に女のメイクをしたらなんか皆に気に入られちゃったみたいで」

 藍子さんは天井を見上げて目をぐるりと回した。その仕草は演劇部のメンバーを思い浮かべているようにも見えたし、呆れて物も言えないという風にも見えた。おそらく両方だろう。

「ああ……なんつー……でもそれは、後進をちゃんと育てられなかった私の責任でもあるか……それで、じゃあ、ロミオは? 今の演劇部で葉太郎がジュリエットをやるんだったら、ロミオの人選のほうが厳しいんじゃない? あの、誰だっけ、葉太郎くんのクラスメイトの武田くん? って子がやるの?」
「いえ、三年の袴田さんって人に助っ人に来てもらうことになったんです」
「袴田さん……って、元テニス部の?」
「知ってるんですか、藍子さん」

 姉貴は袴田さんのことを知らなかったし、現役の演劇部員の中でも数人が顔は見たことがある程度だったから、藍子さんの口からすんなりと元テニス部という言葉が出て来て少なからず驚かされた。藍子さんは意外そうな顔で頷く。

「うん、まあ、知ってるっても名前と顔を知ってるぐらいだけどね。同じクラスにテニス部の子がいて、エースがやめちゃって困ってるって話を聞いたことがあったから」
「へぇ……そうだったんですか」
「あの子がロミオか……大丈夫なの? 演劇は初心者だよね? それともどこかでやったことあるのかな」
「いえ、まったくの未経験らしいですけど……でも、もう何度か一緒に稽古してて、上手いですよ。未経験とは思えないぐらい」
「そうなんだ……それにしても」

 と、藍子さんは黒真珠のように光る大きな目で僕をじっと見つめた。

「……な、なんですか……?」
「なんかまだ納得いかない。葉太郎くん、ちょっと今からうちに来て」


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 男として、こんな美人に家に誘われることほど名誉なことはないだろう。まあ意味合いは多少異なるにしても。断る理由なんてどこにもなく、僕は素直に藍子さんの家に招かれた。
 藍子さんの家は、都内でもセレブとまではいかないまでも結構ハイソな家庭が居を構える住宅街にある。既に何度か招かれたことのある姉貴から話は聞いていたけれど、実際にこの目で見るのは初めてだ。閑静な住宅街の一角に建つ白亜の邸宅は豪邸というより落ち着いた佇まいで、昔、僕たちが家族全員で住んでいた家よりずっと広い。
 藍子さんは玄関の鍵を開け、何気ない表情でこちらを振り返って言った。

「さ、入って」
「お、お邪魔しま~す……」

 日が傾き始めたこともあり、中は薄暗く、しんと静まり返っている。お母さんが亡くなり、お父さんは海外に単身赴任で、今は藍子さんの一人暮らしと言っていたけれど、この家は一人で暮らすにはちょっと広すぎるようにも感じられる。それでも掃除はちゃんと行き届いていて、藍子さんの几帳面さが窺えた。
 藍子さんの部屋は二階で、僕は玄関の正面にある階段からまっすぐ藍子さんの部屋に通された。

 姉貴以外の女性の部屋に入るのはこれが初めて。子供の頃に姉貴の部屋に入ったことはあるけれど、当時はまだ幼かったし、そもそも血の繋がった姉弟だから、異性の部屋という意識は希薄だった。
 女の人の部屋って、どんな感じなんだろう。期待と緊張の入り混じった気持ちで、僕はドアのノブを捻る藍子さんの手を見つめていた。

「どうぞ、休んでて。今飲み物持ってくるから、ちょっと待っててね」

 藍子さんはそう言うと、軽やかな足取りで階段を降りて行く。
 どうぞと言われても……僕はおそるおそる藍子さんの部屋に足を踏み入れ、中の様子を観察した。まず目についたのは、壁に貼られたたくさんの宝塚関係のポスターだ。今までに見た劇のものなのか、ヨーロッパ風のきらびやかな衣装に身を包んだ役者たちがポーズを決めている。中には『ロミオとジュリエット』もあった。
 そしてびっしりと詰まった大きな本棚。中には教科書や参考書、辞書などに混じって、美術や演劇の資料、小説も収められている。小説は海外の作家の作品が多いようだ。
 勉強机の上は綺麗に整頓されている。フローリングの床にはもこもこのベージュのカーペットが敷かれており、部屋の中央に置かれた白い丸テーブルの上にはノートパソコン。花柄があしらわれた薄桃色のベッドカバーはまるでホテルのように綺麗に整えられている。洋服箪笥は見当たらないが、おそらく部屋の一隅にあるクローゼットの中にまとめられているのだろう。
 香水とも違う、微かに甘酸っぱいような、何かいい匂いがする。

「お待たせ。座って待ってればよかったのに」

 と、藍子さんはコップに入ったアイスティーを二つお盆に乗せて戻ってきた。いったいこの綺麗な部屋のどこに僕の尻を置けと言うのだろう。藍子さんはお盆をテーブルに置いてカーペットの上に正座したので、僕も藍子さんに向き合う形でそれに倣った。

「足、崩してもいいよ」
「あ、すいません、じゃあお言葉に甘えて……」

 僕は言われた通り胡坐に座り直す。藍子さんはアイスティーを一口飲んでから言った。

「緊張してるの? 葉太郎くん」
「は、はい、女の人の部屋に入るのは初めてで……」
「茉莉花は? 昔はちゃんとそれぞれの部屋があったんでしょ?」
「いやぁ、姉貴の部屋とは全然意味が違いますよ」
「ふぅん……私もね、実はちょっと緊張してる。男の子を部屋に入れるの初めてだから」

 アイスティーをもう一口飲み、藍子さんは無表情でそう呟く。周りには誰もいない。バクバクと高鳴る心臓の音が彼女に聞こえてしまわないか不安になるほど静かだ。胡坐になってもまだ硬直したままの僕の様子を見て、藍子さんは微笑む。

「よかった。緊張してるのがあたしだけじゃなくて。でももうちょっとリラックスしていいよ」

 それから藍子さんは、部屋に飾ってある宝塚のポスターの説明をしてくれた。その殆どは現地まで足を運んで観て来たものらしい。もちろん『ロミオとジュリエット』もそうだった。藍子さんはポスターに載っている役者の名前を挙げて早口で説明してくれたが、その内容はほとんど頭に残らなかった。そのうちお互いに緊張が解れ、話は本題に入る。

「そうそう。ねえ葉太郎くん、ちょっとここに座ってみてよ」

 と示されたのは、ベッドの横にある化粧台。そういうことかと納得しつつも、重い腰をどうにか持ち上げて僕は化粧台に座った。

「あたしが現役だったころの化粧品、まだ持ってるからさ。これで葉太郎くんが本当にジュリエットになれるのかどうか、この目で確かめさせてよ」
「……はい……」

 ええい、もうどうにでもなれ。
 藍子さんは無抵抗の僕の顔に手際よくファンデーションやチーク、アイラインを入れてゆく。そこまでは何の問題もなかった。僕が思わず声を上げたのは、藍子さんが口紅を手にした時だ。

「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってください藍子さん」
「え? 何?」
「それってもしかして、藍子さんが使った口紅なのでは?」
「そうだけど……」
「その口紅を僕の唇に塗るということは、つまり間接キスになってしまうんじゃ……?」
「何を今更。今川くんだって演劇部でジュリエットのメイクしたんなら誰かとしてるはずだよ。あたしとじゃ嫌だって言うの?」
「いや、そういうわけじゃ……」

 藍子さんは僕の耳元に口を寄せて囁く。

「そ・れ・と・も。また直接したい?」

 藍子さんの息が耳に当たり、体が反射的にぶるりと震える。唇に生々しく蘇る柔らかい感覚。振り返ると、その柔らかい唇がすぐ目の前にあった。
 しかし、藍子さんはすぐに笑いだした。

「ちょっと、冗談だって。真に受けないでよ、もう」
「え、あ、その……」
「葉太郎くんのエッチ。ほら、口紅塗るよ~」

 と、藍子さんは有無を言わさず僕の唇に口紅を当てたため、反論の機会は失われてしまった。
 そんな思わせぶりなことを言われたら思い出しちゃうじゃないか。
 冗談でも何でもなく、本当に一度キスをしてしまっているのだから。


!i!i!i!i!i!i!i!i


「う~ん、なるほど」

 メイクが終わった僕の顔と鏡を見比べながら藍子さんは大きく一度頷くと、今度は軽く首を傾げた。

「なんか、ちょっと……もしかして、あたしに似てる?」
「え、そうですか?」

 藍子さんのジュリエットを髣髴とさせるような――そういえば部長もそんなことを言っていたような気がする。僕は舞台の上の藍子さんを映像でしか見たことがないからわからないけれど、藍子さん自身や藍子さんのジュリエットを間近で見た先輩からは似ているように見えるのだろうか。

「うん……なんとなく。これだったらまあ、ジュリエットをやらせたいと思うのもわかんなくもないか……」
「やっぱり藍子さんから見てもそうなんですね……」
「うん。葉太郎くんも自分で鏡見てかわいいと思うでしょ?」
「いやぁ……男だってわかってるし、僕にはそっちの趣味はないので」
「あたしに似てるのに? じゃああたしのこともかわいいと思わないの?」
「え、それは話が違うじゃないですか!」
「あ~傷ついた。傷ついちゃったなあ」

 と拗ねたように頬を膨らます藍子さん。

「違いますって! かわいいです、かわいいですよ藍子さんは!」

 必死で弁明すると、藍子さんは今度はけろりと相好を崩し、悪戯っぽく小さく舌を出す。

「ふふ。ありがと。意地悪してごめんね」

 その笑顔に、僕の心拍数はまた急上昇した。藍子さんと一緒にいたら心臓がいくつあっても足りないかもしれない。
 テーブルの上で、まだ口をつけていない僕のアイスティーの氷がからんと音を立てた。
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