31 / 60
【2】
5.思う存分乱れて鳴いて★
しおりを挟む
「もしかして高瀬、緊張してんの?」
照明の絞られた廊下を歩きながら、恭ちゃんは低いトーンで静かに笑う。
ラブホテルなんて初めてじゃないのに、手のひらから伝わる恭ちゃんの熱に心臓は騒ぐことしかできなくなってしまう。
「初めてでもないのに」
なんて答えていいかわからずに恭ちゃんの横顔を眺めていたら、あっという間に部屋に着いてしまった。
「……恭ちゃんもラブホ来たりするんですね」
「そりゃ来るだろ。最初から家に呼べる方が珍しいんじゃないか?」
言われて、確かにと納得してしまう。俺も今まで、あまり部屋に彼女を呼ぶ事はしていなかったもんな。
「それに……まあ、それはいいや」
「なんですか、気になります」
「いい。どうせわかるよ」
フロントで受け取ったカードキーでドアを開け、恭ちゃんは俺の腕を引くと靴も脱がずに俺の唇を塞ぐ。
行為の始まりを告げるには可愛らしすぎるそっと触れるだけの口付け。恭ちゃんは俺の胸を軽く押して、笑った。
「続きはシャワーの後だな。ほら、さっさと入ってこい」
何度、この人のことを抱いただろう。
まだ男同士のセックスにはわからないこともあるけれど、恭ちゃんのことは大体わかってきた気がする。
「今日、オレが上になって良い?」
だから、そんなことを言われるなんて想定外で、まだまだ知らないことがあるのが嬉しかった。
「あんま、上手くないけど……」
そう言って、恭ちゃんはゴムを付けていない固くなった俺の性器に手を添えると、ナカから潤滑油が溢れ出している窄まりへとあてがった。
「あっ……!」
ぐちゅ、と音を立てながら恭ちゃんの柔らかなソコは俺の性器を先端から飲み込んでいく。
俺の肩を掴み、自分の体を支えながら、恭ちゃんは熱っぽい吐息と共に腰を沈めていった。
「はぁっ……ん、高瀬……」
俺に体重を預け、自分の体を支えながら、濡れた眼差しで恭ちゃんは俺を見下ろしていた。
肩に食い込む指先の力は強く、それがあるから俺は今すぐにでも恭ちゃんの腰を掴んで思い切り下に降ろしてしまいたい衝動を飲み込めている。
「なんでっ……もう、固いんだよ……んあっ!」
「だってこんなの、興奮しないほうが無理、です」
恭ちゃんが崩れ落ちてしまわないように、両手をお尻へと添えた。
それだけで恭ちゃんの直腸内がきゅうと収縮するから、ますます俺は自身を大きくしていく。
「あァっ!」
ゆっくり侵入していく恭ちゃんの弱いところを竿で擦り上げたようで、甘ったるい声を挙げて恭ちゃんは俺の胸へと額を押し当てた。
支えている尻がふるふると震えていた。ナカだって、俺に吸い付いているのがわかる。
「恭ちゃん、痛いならやめていいですよ」
イジワルだと、自分でも思う。
恭ちゃんは顔を上げないまま、ゆっくりと首を横に振った。
「きもち、いから……ぁ、もっと、奥にっ……」
言葉一つで、全身の体温が上がっていくのがわかってしまう。
「少しだけ、手伝いますね」
「へっ……? あっ、や、ぁあ! それっ、はずかし、い……から……!」
支えるためにと伸ばした手で、恭ちゃんの尻たぶを左右に割り開く。隙間が出来たことで恭ちゃんのナカに溜まっていた潤滑油や腸液が、トロトロと溢れ俺の性器を伝って流れ出ていく。
もちろん、そこには俺の先走りも混ざっていて、何が出てきているのかなんてもうわからなかった。
「んっ、あっ……たか、せ……うあっ!」
なんとかもう一度体を起こした恭ちゃんは、俺の肩を掴んだまま、ずるずると腰を落としていく。
最後だけ上手く支えきれずにぬるついた奥へ飲み込まれるように挿ってしまい、一際大きな嬌声と共に恭ちゃんはぷるぷると震えながら呼吸を整えていた。
「大丈夫、ですか?」
片手を伸ばし、汗で恭ちゃんの頬に貼り付いた髪を払う。色白だから、こういうときすぐ真っ赤になってしまうんだよな。
ペールピンクに染められた長めの髪は、いつも恭ちゃんの肌にぴったりと貼り付いている。
正常位の時は枕の上に広がる糸のような髪が綺麗だなって思うけど、しっかり触るような余裕も俺にはなかった。
照明の絞られた廊下を歩きながら、恭ちゃんは低いトーンで静かに笑う。
ラブホテルなんて初めてじゃないのに、手のひらから伝わる恭ちゃんの熱に心臓は騒ぐことしかできなくなってしまう。
「初めてでもないのに」
なんて答えていいかわからずに恭ちゃんの横顔を眺めていたら、あっという間に部屋に着いてしまった。
「……恭ちゃんもラブホ来たりするんですね」
「そりゃ来るだろ。最初から家に呼べる方が珍しいんじゃないか?」
言われて、確かにと納得してしまう。俺も今まで、あまり部屋に彼女を呼ぶ事はしていなかったもんな。
「それに……まあ、それはいいや」
「なんですか、気になります」
「いい。どうせわかるよ」
フロントで受け取ったカードキーでドアを開け、恭ちゃんは俺の腕を引くと靴も脱がずに俺の唇を塞ぐ。
行為の始まりを告げるには可愛らしすぎるそっと触れるだけの口付け。恭ちゃんは俺の胸を軽く押して、笑った。
「続きはシャワーの後だな。ほら、さっさと入ってこい」
何度、この人のことを抱いただろう。
まだ男同士のセックスにはわからないこともあるけれど、恭ちゃんのことは大体わかってきた気がする。
「今日、オレが上になって良い?」
だから、そんなことを言われるなんて想定外で、まだまだ知らないことがあるのが嬉しかった。
「あんま、上手くないけど……」
そう言って、恭ちゃんはゴムを付けていない固くなった俺の性器に手を添えると、ナカから潤滑油が溢れ出している窄まりへとあてがった。
「あっ……!」
ぐちゅ、と音を立てながら恭ちゃんの柔らかなソコは俺の性器を先端から飲み込んでいく。
俺の肩を掴み、自分の体を支えながら、恭ちゃんは熱っぽい吐息と共に腰を沈めていった。
「はぁっ……ん、高瀬……」
俺に体重を預け、自分の体を支えながら、濡れた眼差しで恭ちゃんは俺を見下ろしていた。
肩に食い込む指先の力は強く、それがあるから俺は今すぐにでも恭ちゃんの腰を掴んで思い切り下に降ろしてしまいたい衝動を飲み込めている。
「なんでっ……もう、固いんだよ……んあっ!」
「だってこんなの、興奮しないほうが無理、です」
恭ちゃんが崩れ落ちてしまわないように、両手をお尻へと添えた。
それだけで恭ちゃんの直腸内がきゅうと収縮するから、ますます俺は自身を大きくしていく。
「あァっ!」
ゆっくり侵入していく恭ちゃんの弱いところを竿で擦り上げたようで、甘ったるい声を挙げて恭ちゃんは俺の胸へと額を押し当てた。
支えている尻がふるふると震えていた。ナカだって、俺に吸い付いているのがわかる。
「恭ちゃん、痛いならやめていいですよ」
イジワルだと、自分でも思う。
恭ちゃんは顔を上げないまま、ゆっくりと首を横に振った。
「きもち、いから……ぁ、もっと、奥にっ……」
言葉一つで、全身の体温が上がっていくのがわかってしまう。
「少しだけ、手伝いますね」
「へっ……? あっ、や、ぁあ! それっ、はずかし、い……から……!」
支えるためにと伸ばした手で、恭ちゃんの尻たぶを左右に割り開く。隙間が出来たことで恭ちゃんのナカに溜まっていた潤滑油や腸液が、トロトロと溢れ俺の性器を伝って流れ出ていく。
もちろん、そこには俺の先走りも混ざっていて、何が出てきているのかなんてもうわからなかった。
「んっ、あっ……たか、せ……うあっ!」
なんとかもう一度体を起こした恭ちゃんは、俺の肩を掴んだまま、ずるずると腰を落としていく。
最後だけ上手く支えきれずにぬるついた奥へ飲み込まれるように挿ってしまい、一際大きな嬌声と共に恭ちゃんはぷるぷると震えながら呼吸を整えていた。
「大丈夫、ですか?」
片手を伸ばし、汗で恭ちゃんの頬に貼り付いた髪を払う。色白だから、こういうときすぐ真っ赤になってしまうんだよな。
ペールピンクに染められた長めの髪は、いつも恭ちゃんの肌にぴったりと貼り付いている。
正常位の時は枕の上に広がる糸のような髪が綺麗だなって思うけど、しっかり触るような余裕も俺にはなかった。
43
あなたにおすすめの小説
透けるほどうすい/溶けるほどあつい
鴻上縞
BL
日々何をするでもなく適当に生きていた真柴久志が知人の紹介で入った会社で真柴の教育係になった堂前哲は、仕事は出来るが口調は荒く乱暴で無愛想な取っ付きづらい男だった。しかし歓迎会の席で明かされた哲の驚くべき過去は、真柴の若い好奇心を掻き立てた。
歓迎会の後、真柴は好奇心を抑えきれず、酔に任せて哲に手を出してしまう。
一夜明けて酔いが覚め、気まずさを抱え一応謝罪をしたものの、哲の態度が負けず嫌いな真柴に火を付けて────。
足場鳶職人達の、身体から始まる軽薄で微かに純情な恋物語。
おすすめのマッサージ屋を紹介したら後輩の様子がおかしい件
ひきこ
BL
名ばかり管理職で疲労困憊の山口は、偶然見つけたマッサージ店で、長年諦めていたどうやっても改善しない体調不良が改善した。
せっかくなので後輩を連れて行ったらどうやら様子がおかしくて、もう行くなって言ってくる。
クールだったはずがいつのまにか世話焼いてしまう年下敬語後輩Dom ×
(自分が世話を焼いてるつもりの)脳筋系天然先輩Sub がわちゃわちゃする話。
『加減を知らない初心者Domがグイグイ懐いてくる』と同じ世界で地続きのお話です。
(全く別の話なのでどちらも単体で読んでいただけます)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/21582922/922916390
サブタイトルに◆がついているものは後輩視点です。
同人誌版と同じ表紙に差し替えました。
表紙イラスト:浴槽つぼカルビ様(X@shabuuma11 )ありがとうございます!
【完結】取り柄は顔が良い事だけです
pino
BL
昔から顔だけは良い夏川伊吹は、高級デートクラブでバイトをするフリーター。25歳で美しい顔だけを頼りに様々な女性と仕事でデートを繰り返して何とか生計を立てている伊吹はたまに同性からもデートを申し込まれていた。お小遣い欲しさにいつも年上だけを相手にしていたけど、たまには若い子と触れ合って、ターゲット層を広げようと20歳の大学生とデートをする事に。
そこで出会った男に気に入られ、高額なプレゼントをされていい気になる伊吹だったが、相手は年下だしまだ学生だしと罪悪感を抱く。
そんな中もう一人の20歳の大学生の男からもデートを申し込まれ、更に同業でただの同僚だと思っていた23歳の男からも言い寄られて?
ノンケの伊吹と伊吹を落とそうと奮闘する三人の若者が巻き起こすラブコメディ!
BLです。
性的表現有り。
伊吹視点のお話になります。
題名に※が付いてるお話は他の登場人物の視点になります。
表紙は伊吹です。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
【完結】君を上手に振る方法
社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」
「………はいっ?」
ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。
スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。
お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが――
「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」
偽物の恋人から始まった不思議な関係。
デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。
この関係って、一体なに?
「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」
年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。
✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる