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第二話
チャラ男くんに出会ってしまった
「おー? 人生初ナンパお疲れ」
トレイを持っていったテーブルに座っていた学ランの男子高校生――三城大夢は、手元の携帯ゲーム機から視線をあげて、にやにやしながら僕に手を振った。
こいつまじぶっつぶす、と使い慣れない悪態を心の中で唱えながら席につく。皺ひとつない綺麗な学ラン、黒髪のアップバングからみえる額はつるりと綺麗な形をしていて、切れ長の目からは気の強くて賢そうな気質が滲んでいる。
事の発端は、全部こいつのせいだった。
僕と大夢は同じ私立S高校に通っている。敬虔なキリスト教の高校で、地域では規模の大きい男子校だ。僕たちは高三になる。S高はこの学区では偏差値はトップだけれど、上にはたくさんの上がいるし、正直全国でみたらイマイチな位置にいる。
そのS高校で、僕と大夢は成績トップを争っている仲だ。今回の定期テストでは僕は大夢に負けて二番だった。とはいえ、僕と大夢が頭の良さで競っているわけではない。大夢は、本当は偏差値で二段階くらい上の学校に行けたけど、受験週にインフルエンザになってどこも受験できず、仕方なくS中にきたらしい。部活にも入らず毎日塾通いのガリ勉である僕とは違って、大夢はバスケ部でエースを張り、こうやってたまにワックでゲームをしつつ校内トップの成績なのだ。大夢は本気を出せば第一志望であるT大学に簡単に受かるだろう。もう色々負けすぎて比べるのも諦めた。なんで大夢が僕と友達をしてくれるのかよくわからないけど、がり勉でクラスでも浮き気味の僕には大夢の他に友達がいないので、たまにこうやってワックで塾の前に一緒に時間を潰している。
前回の定期テストでは僕が首席で、大夢に一週間ジュースを奢ってもらったから、今回だけ逃げるわけにもいかず仕方なく「ワックで店員にLINEアドレスをわたす」という大夢指定の罰ゲームを無事完遂したわけだ。――まさか、目の前でイケメンヤンキーがターゲットの店員にアドレスを渡すというイレギュラーすぎる事態を除いて。
目の前でイケメンヤンキーが店員をナンパしたという珍事を説明すると、「やべえ、まじ」と大夢は面白そうに笑った。
「で、収穫は?」
「あるわけないじゃん!」
恥ずかしさでさっと頬が熱くなる。さっきチーズバーガーを受け取るとき、春日さんじゃない店員さんに苦笑い顔でトレイを渡された。このたった五分の間ですでに黒歴史化した記憶を振り払うべく僕はチーズバーガーにかじりついた。
「……なんで、みつに彼女できないんだろうな?」
しげしげと頬杖をついた大夢に見つめられる。
「冴えないちびの不細工眼鏡に彼女なんてできるわけないじゃん」
「だからそれ、やめろよ」
さっきまで笑っていた大夢が真面目な顔に戻る。
「このままだとお前、一生彼女なんてできないぞ? もうちょっとしたら高校生最後の夏だぜ? 受験勉強も大事だけどさ、高校生最後の夏の思い出も全部塾にするつもりかよ」
何発も痛いところに正論の弾丸を打ち込まれ、閉口するしかない。
「で、今日も塾?」
「あ、うん」
はあ、とわざとらしく大夢に溜息をつかれる。
「何時?」
「五時から。荻野先生の数学」
「たいへんだな、医学部に入らないと勘当されちゃう光成くんは週五で塾」
大夢は首をすくめながらバニラシェイク(もちろん僕の奢り)のストローを啜った。すでに学ランの上着は脱いで、シャツの襟もともゆるくなっている。
ふと顔を奥のソファ席に向けると、あのヤンキー集団がいた。いつのまにか隣の席の女子高生達と連結したのか、男女混合八人のチームで和気藹々とゲームをしていた。さながら簡易合コンだ。しかもあの真ん中男子が両隣に女子を独占して、ジュースを飲みながら会話をしている。その周囲で取り巻き達が騒々しい叫び声をあげつつゲーム機で通信対戦している。
「おーすげえ……。うわあー、またメタライドかよカスってるわ、AGI値終わってる、まじきびいって」
「だからお前は数学八点の馬鹿なんだよ!」
「うわああああ、負けたああ、死ぬ、終わった」
見た目も声も騒々しい。
さっきの真ん中男子は騒々しい仲間たちを見やりながら悠然と女の子と喋っている。やっぱりファッションは派手だけど顔は一際整っていて、他のテーブルの女子高生達の視線に艶が含まれているのは、遠くに座っているからこそ分かった。あのヤンキー集団の中では、なんとなく彼がボス的立ち位置なのかな?と想像する。
「おいはる、お前もやろーぜ」
ヤンキー一味の呼びかけに、あのピンク髪男子がだるそうに反応する。
「スウォッチ持ってない」
「えーじゃあ貸す」
「お前のパーティ、努力値カスってるから、いらない」
「えー」
無邪気に楽しんでいる彼らをみて、思ってしまう。
羨ましいな。
顔がかっこよくて、モテて。
なにより、勉強せずに遊んでいられて。
ふと彼を見てそんなことを思ってしまった自分が恥ずかしくて、嫌になる。
「なあ、これ、なんだ」
大夢が、トレイの上にあるポテトを指さす。ポテトとトレイの間に、何か白い紙のようなものが挟まっている。そこには、アルファベットの羅列と、「よかったら連絡してください 春日より」と端正な文字で一言が添えてあった。
「なあ、これLINEアドレスじゃね? 店員さんの」
「えっ」
「だって店員さん、『春日』って名前なんだろ?」
確かにそうだった。
それじゃあ、あの店員さんが僕にLINEアドレスをくれたってこと? それはつまりナンパ成功ってこと?
(え、こんなあっさり?)
急に降ってきた夢にまごつくしかない。
「すげえじゃん! 早く連絡しろよ!」
「えっ、で、でも」
「おい、Fortune favors the bold.だぞ」
突如流暢な発音で大夢が急かす。
「急に英語なに」
「はい、和訳。意味は?」
「……チャンスは大胆な人間に訪れる」
「はい大正解、満点解答。ということで早く連絡しろ!」
「えっでも」
大夢に肩を叩かれるも、まだ決意はかたまっていない。
「あ、そうだ! もう塾だ、行かなきゃ、じゃ、また来週学校で!」
急いで残りのポテトを口に押し込み、まだ文句を言っている大夢を尻目にトレイを持ち上げた。
食べ終わったトレイのゴミを捨て、店を出るときだった。
ふとヤンキー集団の方を見やると、ストローを咥えたままの真ん中男子が顔をあげた。端正で華やかな唇が、僕を見て、不敵な微笑みをまとった。薄いブルーのサングラスの奥に、ほんの少し意地の悪い嘲笑の痕を残して。
その瞬間、かっと目尻が熱くなる。自分のあとに同じ店員ナンパした不細工ちび眼鏡とかそりゃ笑うよね。
(むかつく、むかつく、むかつく! 勉強もできないゲームばっかしてるヤンキーのくせに……!)
怒りと恥ずかしさを払うように、店内を急いで出る。でもその前に、ちょっとトイレに寄ってから行くことにした。
トイレには誰もいなかった。ちょっと座って休みたくて、個室で用を済ますと、あることに気づいた。トイレットペーパーがほとんどない。個室内にも替えのトイレットペーパーはなかった。僕は使わないけれど、多分次かその次に使う人は困るだろう。
個室から出て、トイレの端にある掃除用具入れをそっと開ける。掃除用具入れの中なら替えのトイレットペーパーがあるだろうかと思い、探してみる。
「……あ、あった」
奥のほうに替えのトイレットペーパーがあった。それを取って、掃除用具入れから出ようとしたそのときだった。背後に背の高い人影を感じる。振り返ると、あのピンク髪男子だった。
「へっ……あっ、す、す、す、すみません」
なにも悪いことはしていないのに何故謝っているんだろうと思いつつ、焦っている僕をピンク髪男子は、ジャージに手をつっこんで無言で眺めている。その表情はトイレの逆光に照らされ、よく見えない。けれど、口角が上がっていて、目は不自然に笑っている。
「……なにしてるのー?」
そして、間延びした声で訊いてくる。つい数分前まで心の中で悪口を言っていた相手に、身が竦む。目を合わせづらくて視線をそらすと、
後ろの壁に、『最近、トイレットペーパーの盗難が多発しております。見つけた際は通報いたします』の張り紙が目に入った。
(えっ、もしかして、トイペ盗んでるとか思われてる……?)
さあっと血の気が引く。確かに、掃除用具入れを漁って手にトイレットペーパーを持っていたら、盗んだと思われてもおかしくない。不道徳扱いされたら悲しすぎるにも程がある。無実の罪だ。しかもトイペ一個で。あまりにも悲しすぎる。
「あっ……、その、トイペ盗んだわけじゃなくて……その、もう替えがなくなってたので……その」
もう言い訳することすら面倒で恥ずかしくなって、急いでトイレの個室に入り、トイペをトイレットペーパー入れに差し込む。
「じゃ、さよならっ! お元気で!」
僕は真ん中男子にへこへこお辞儀をして、トイレを飛び出した。
トレイを持っていったテーブルに座っていた学ランの男子高校生――三城大夢は、手元の携帯ゲーム機から視線をあげて、にやにやしながら僕に手を振った。
こいつまじぶっつぶす、と使い慣れない悪態を心の中で唱えながら席につく。皺ひとつない綺麗な学ラン、黒髪のアップバングからみえる額はつるりと綺麗な形をしていて、切れ長の目からは気の強くて賢そうな気質が滲んでいる。
事の発端は、全部こいつのせいだった。
僕と大夢は同じ私立S高校に通っている。敬虔なキリスト教の高校で、地域では規模の大きい男子校だ。僕たちは高三になる。S高はこの学区では偏差値はトップだけれど、上にはたくさんの上がいるし、正直全国でみたらイマイチな位置にいる。
そのS高校で、僕と大夢は成績トップを争っている仲だ。今回の定期テストでは僕は大夢に負けて二番だった。とはいえ、僕と大夢が頭の良さで競っているわけではない。大夢は、本当は偏差値で二段階くらい上の学校に行けたけど、受験週にインフルエンザになってどこも受験できず、仕方なくS中にきたらしい。部活にも入らず毎日塾通いのガリ勉である僕とは違って、大夢はバスケ部でエースを張り、こうやってたまにワックでゲームをしつつ校内トップの成績なのだ。大夢は本気を出せば第一志望であるT大学に簡単に受かるだろう。もう色々負けすぎて比べるのも諦めた。なんで大夢が僕と友達をしてくれるのかよくわからないけど、がり勉でクラスでも浮き気味の僕には大夢の他に友達がいないので、たまにこうやってワックで塾の前に一緒に時間を潰している。
前回の定期テストでは僕が首席で、大夢に一週間ジュースを奢ってもらったから、今回だけ逃げるわけにもいかず仕方なく「ワックで店員にLINEアドレスをわたす」という大夢指定の罰ゲームを無事完遂したわけだ。――まさか、目の前でイケメンヤンキーがターゲットの店員にアドレスを渡すというイレギュラーすぎる事態を除いて。
目の前でイケメンヤンキーが店員をナンパしたという珍事を説明すると、「やべえ、まじ」と大夢は面白そうに笑った。
「で、収穫は?」
「あるわけないじゃん!」
恥ずかしさでさっと頬が熱くなる。さっきチーズバーガーを受け取るとき、春日さんじゃない店員さんに苦笑い顔でトレイを渡された。このたった五分の間ですでに黒歴史化した記憶を振り払うべく僕はチーズバーガーにかじりついた。
「……なんで、みつに彼女できないんだろうな?」
しげしげと頬杖をついた大夢に見つめられる。
「冴えないちびの不細工眼鏡に彼女なんてできるわけないじゃん」
「だからそれ、やめろよ」
さっきまで笑っていた大夢が真面目な顔に戻る。
「このままだとお前、一生彼女なんてできないぞ? もうちょっとしたら高校生最後の夏だぜ? 受験勉強も大事だけどさ、高校生最後の夏の思い出も全部塾にするつもりかよ」
何発も痛いところに正論の弾丸を打ち込まれ、閉口するしかない。
「で、今日も塾?」
「あ、うん」
はあ、とわざとらしく大夢に溜息をつかれる。
「何時?」
「五時から。荻野先生の数学」
「たいへんだな、医学部に入らないと勘当されちゃう光成くんは週五で塾」
大夢は首をすくめながらバニラシェイク(もちろん僕の奢り)のストローを啜った。すでに学ランの上着は脱いで、シャツの襟もともゆるくなっている。
ふと顔を奥のソファ席に向けると、あのヤンキー集団がいた。いつのまにか隣の席の女子高生達と連結したのか、男女混合八人のチームで和気藹々とゲームをしていた。さながら簡易合コンだ。しかもあの真ん中男子が両隣に女子を独占して、ジュースを飲みながら会話をしている。その周囲で取り巻き達が騒々しい叫び声をあげつつゲーム機で通信対戦している。
「おーすげえ……。うわあー、またメタライドかよカスってるわ、AGI値終わってる、まじきびいって」
「だからお前は数学八点の馬鹿なんだよ!」
「うわああああ、負けたああ、死ぬ、終わった」
見た目も声も騒々しい。
さっきの真ん中男子は騒々しい仲間たちを見やりながら悠然と女の子と喋っている。やっぱりファッションは派手だけど顔は一際整っていて、他のテーブルの女子高生達の視線に艶が含まれているのは、遠くに座っているからこそ分かった。あのヤンキー集団の中では、なんとなく彼がボス的立ち位置なのかな?と想像する。
「おいはる、お前もやろーぜ」
ヤンキー一味の呼びかけに、あのピンク髪男子がだるそうに反応する。
「スウォッチ持ってない」
「えーじゃあ貸す」
「お前のパーティ、努力値カスってるから、いらない」
「えー」
無邪気に楽しんでいる彼らをみて、思ってしまう。
羨ましいな。
顔がかっこよくて、モテて。
なにより、勉強せずに遊んでいられて。
ふと彼を見てそんなことを思ってしまった自分が恥ずかしくて、嫌になる。
「なあ、これ、なんだ」
大夢が、トレイの上にあるポテトを指さす。ポテトとトレイの間に、何か白い紙のようなものが挟まっている。そこには、アルファベットの羅列と、「よかったら連絡してください 春日より」と端正な文字で一言が添えてあった。
「なあ、これLINEアドレスじゃね? 店員さんの」
「えっ」
「だって店員さん、『春日』って名前なんだろ?」
確かにそうだった。
それじゃあ、あの店員さんが僕にLINEアドレスをくれたってこと? それはつまりナンパ成功ってこと?
(え、こんなあっさり?)
急に降ってきた夢にまごつくしかない。
「すげえじゃん! 早く連絡しろよ!」
「えっ、で、でも」
「おい、Fortune favors the bold.だぞ」
突如流暢な発音で大夢が急かす。
「急に英語なに」
「はい、和訳。意味は?」
「……チャンスは大胆な人間に訪れる」
「はい大正解、満点解答。ということで早く連絡しろ!」
「えっでも」
大夢に肩を叩かれるも、まだ決意はかたまっていない。
「あ、そうだ! もう塾だ、行かなきゃ、じゃ、また来週学校で!」
急いで残りのポテトを口に押し込み、まだ文句を言っている大夢を尻目にトレイを持ち上げた。
食べ終わったトレイのゴミを捨て、店を出るときだった。
ふとヤンキー集団の方を見やると、ストローを咥えたままの真ん中男子が顔をあげた。端正で華やかな唇が、僕を見て、不敵な微笑みをまとった。薄いブルーのサングラスの奥に、ほんの少し意地の悪い嘲笑の痕を残して。
その瞬間、かっと目尻が熱くなる。自分のあとに同じ店員ナンパした不細工ちび眼鏡とかそりゃ笑うよね。
(むかつく、むかつく、むかつく! 勉強もできないゲームばっかしてるヤンキーのくせに……!)
怒りと恥ずかしさを払うように、店内を急いで出る。でもその前に、ちょっとトイレに寄ってから行くことにした。
トイレには誰もいなかった。ちょっと座って休みたくて、個室で用を済ますと、あることに気づいた。トイレットペーパーがほとんどない。個室内にも替えのトイレットペーパーはなかった。僕は使わないけれど、多分次かその次に使う人は困るだろう。
個室から出て、トイレの端にある掃除用具入れをそっと開ける。掃除用具入れの中なら替えのトイレットペーパーがあるだろうかと思い、探してみる。
「……あ、あった」
奥のほうに替えのトイレットペーパーがあった。それを取って、掃除用具入れから出ようとしたそのときだった。背後に背の高い人影を感じる。振り返ると、あのピンク髪男子だった。
「へっ……あっ、す、す、す、すみません」
なにも悪いことはしていないのに何故謝っているんだろうと思いつつ、焦っている僕をピンク髪男子は、ジャージに手をつっこんで無言で眺めている。その表情はトイレの逆光に照らされ、よく見えない。けれど、口角が上がっていて、目は不自然に笑っている。
「……なにしてるのー?」
そして、間延びした声で訊いてくる。つい数分前まで心の中で悪口を言っていた相手に、身が竦む。目を合わせづらくて視線をそらすと、
後ろの壁に、『最近、トイレットペーパーの盗難が多発しております。見つけた際は通報いたします』の張り紙が目に入った。
(えっ、もしかして、トイペ盗んでるとか思われてる……?)
さあっと血の気が引く。確かに、掃除用具入れを漁って手にトイレットペーパーを持っていたら、盗んだと思われてもおかしくない。不道徳扱いされたら悲しすぎるにも程がある。無実の罪だ。しかもトイペ一個で。あまりにも悲しすぎる。
「あっ……、その、トイペ盗んだわけじゃなくて……その、もう替えがなくなってたので……その」
もう言い訳することすら面倒で恥ずかしくなって、急いでトイレの個室に入り、トイペをトイレットペーパー入れに差し込む。
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