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かっこいいより可愛いと思わせた方が沼
簡単に雑炊を作ると、薬と共に湊斗の部屋に運んだ。湊斗は未だ辛そうで、眉間に皺を寄せながら寝心地が悪そうにもぞもぞしている。
「湊斗、ちょっと食べよう。体を起こそうか」
湊斗は頷いて何とか体を起こす。壁にもたれるようにしながら座位を保持できているが、辛そうだ。
(しんどいだろうな、可哀想に……)
愛理は持ってきた料理をレンゲに取り、冷ました後そっと湊斗の口元に運んだ。
「はい、湊斗」
湊斗は完全に固まった。
高熱で朦朧としていたが、なお脳が混乱してショートしたらしい。
(あーん……あーんだ……あーん……あーんされる……あーんだ……あーん……)
語彙力も失くした。
「食べられる? 一口でも食べた方がいいよ。薬飲まなきゃだし……」
心配そうにこちらを見てくる愛理。湊斗は脳が停止したまま、ぱかっと口だけ開けた。ほっとして愛理はそこへ食べ物を入れる。
せっかくの愛理の手料理なのに、風邪で味覚がないのがあまりに憎かった。本当ならもっと味わって食べたかったのに。
何口か食べた後、愛理は薬を用意する。
「まずは薬飲んだ方がいいよ。効けば楽になるだろうからさ。そしたら着替えとか、食べられそうならまた食べよう」
「……残しといて。絶対。後で食べるから」
「うん、わかったよ」
愛理に貰った薬を飲み、湊斗は再びベッドに横になる。そっと隣の愛理を見上げると、少し普段と違って見えた。あまり愛理を下から見る機会なんてない。
「……愛理、ごめん……情けない……(冷水浴びすぎて)」
「ええ? いいよいいよ。私が体調崩した時には湊斗に看病してもらうから」
「全力でする」
「あはは。言ったけどね、別にかっこ悪くなんてないから、普通に頼ってほしいな。せっかく一緒に暮らしてるんだもん。まあ、大したことは出来ないけど、食べられるものの準備くらいはするから。確かに湊斗が寝込んでる姿って珍しいなと思ったけど、迷惑だとか思わないし情けないとも思わないよ」
「……本当? 幻滅しない?」
湊斗が小さくそう呟いたのを聞いて、愛理は少し戸惑った。
普段の湊斗とあまりに違ったから。髪も乱れ涙目になってこちらを見上げており、どこか別人のように見えた。いつもあんなに余裕たっぷりな感じなのに、不安げな表情がなんとも言えない。
「ほ、本当だよ。どれだけ長い付き合いだと思ってんの。そうだ、私ちょっと買い物に行ってくる。ゼリーとかポカリとか、食べやすい物を買ってくるね。湊斗、何か欲しい物があったら……」
そう言いながら立ち上がりかけたところで、手首に熱を感じて動きを止める。湊斗が愛理の手を掴んだのだ。
そして小さな声で湊斗は懇願する。
「……行かないで」
途端、愛理の心臓が大きく鳴った。
痛いほどに心臓が暴れ出す。湊斗相手にこんな風になるのは初めてのことだった。彼の熱が移ったように自分の顔も火照り出し、息苦しくなる。
(えっ……なに? どうしたの、私……)
口をパクパクと開けながら固まり、見上げてくる湊斗の顔から目が離せなかった。彼の潤んだ目に間抜けな自分の顔が映り、今度は恥ずかしくなって慌てて目を逸らす。
「た、体調悪い時って心細いもんね……! わかった、寝るまでここにいるから!」
「……ん」
「ほら、薬が効いてくるはずだし、寝な! 熱下がると楽になるよ」
愛理の言葉に素直に頷いた湊斗は、目をとろんとさせたかと思うとすぐに閉じた。規則的な呼吸が聞こえてきてほっと胸を撫でおろすが、彼は未だ愛理の手首を掴んだままだった。
(びっくりした……湊斗でも、一人が寂しいとか思ったりするんだな……)
これだけ長い付き合いだから、湊斗のことはわかり切っているつもりでいた。でも、初めて見る顔がまだあるんだなあ……。愛理は思った。
本当は、湊斗は愛理に関することだと、いつでも心の中は結構情けないしかっこ悪い。でも、愛理に隠す努力は怠らなかった。だから愛理から見る湊斗はいつでも完璧だった。
しかしまさか、『完璧な湊斗』よりも『かっこ悪い湊斗』に心が揺れるとは、完全に湊斗にとっては想定外。元々世話好きで困っている人間を放っておけない愛理の性格を、彼は理解しきれていなかったのかもしれない。
そのまま愛理は湊斗の寝顔を見続けていた。初めて幼馴染にときめいてしまった自分に困惑しながら。
「やらかした……」
目が覚めた湊斗は真っ青になってそう呟いた。
先ほどより随分すっきりした頭、汗だくの体、そして愛理の手を握る自分。愛理は湊斗の横ですやすやと寝息を立てていた。
一気にこれまでのことが蘇り、湊斗は頭を抱えて呆然としていた。
(思い出せる……熱で朦朧としてたけど、愛理にあーんをされて、挙句その後去ろうとした愛理を引き留めた……)
信じられない。なんという失態。
そもそも愛理へのムラムラした気持ちを抑えるために冷水を浴びまくった挙句風邪を引き、寝癖まみれで汗だくの顔を見せ、さらには弱音を吐いたなんて……。
「終わった……」
がっくりと項垂れ、湊斗は絶望した。
(ここ最近、順調だったのに。料理も美味しいって喜んでたし、指輪とかお揃いの部屋着とか買って、楽しくゲームして……なのに、終わりだ。これでもう俺は情けない男になり下がり、また『男子にからかわれて泣いていた可愛らしい男の子』みたいな印象に戻ってしまったに違いない……)
愕然としていると、寝ていた愛理がぱっと目を覚ました。湊斗はびくっと反応する。
「あ、湊斗? 調子はどう?」
「う、うん、熱は下がった、かな。薬のおかげ」
「そっかそっか。でもまた上がるかもしれないから油断しないで。あ、残りの雑炊食べられるかな。今のうちにシャワーも浴びておいたら?」
「そ、そうだね。あの……愛理、ごめん。迷惑かけて、かっこ悪い所見せて……」
湊斗が顔面蒼白で謝ると、愛理はきょとんとした。てっきり『気にしなくっていいよ、幼馴染じゃん!』などというかっこいい返事が来るのかと思っていたのだが、愛理の反応は思っていたものと違った。
「えっ……ベ、別に全然いいし。か、かっこ悪くないし……」
しどろもどろにそういう愛理の耳が、微かに赤い気がして、湊斗は目が点になった。
(え……どういう反応?? なんかやけに恥ずかしがってない……?)
もしや自分が何かしてしまったか? 朦朧として押し倒したとか……? 失言してしまったとか……?
そう思って再び思い返してみるも、情けない所は見せたがさすがに理性を捨ててしまった記憶はない。ではなぜ愛理はこんなにも顔を赤くしているのだろうか?
きょとんとしている湊斗を置いて、愛理はそそくさと立ち上がる。そして『買い物に行ってくる!』と宣言すると、すぐに湊斗の部屋からいなくなってしまった。
「はっ、まさか……!」
慌ててベッドから立ち上がり、子供の頃愛理から貰ったプレゼントを収納したボックスや、二人のこれまでの写真を集めたアルバムなどチェックしたが、見られている形跡はなかったのでほっとした。
「じゃあ一体何だったんだ……?」
湊斗は考えても全く答えがわからなかった。
「湊斗、ちょっと食べよう。体を起こそうか」
湊斗は頷いて何とか体を起こす。壁にもたれるようにしながら座位を保持できているが、辛そうだ。
(しんどいだろうな、可哀想に……)
愛理は持ってきた料理をレンゲに取り、冷ました後そっと湊斗の口元に運んだ。
「はい、湊斗」
湊斗は完全に固まった。
高熱で朦朧としていたが、なお脳が混乱してショートしたらしい。
(あーん……あーんだ……あーん……あーんされる……あーんだ……あーん……)
語彙力も失くした。
「食べられる? 一口でも食べた方がいいよ。薬飲まなきゃだし……」
心配そうにこちらを見てくる愛理。湊斗は脳が停止したまま、ぱかっと口だけ開けた。ほっとして愛理はそこへ食べ物を入れる。
せっかくの愛理の手料理なのに、風邪で味覚がないのがあまりに憎かった。本当ならもっと味わって食べたかったのに。
何口か食べた後、愛理は薬を用意する。
「まずは薬飲んだ方がいいよ。効けば楽になるだろうからさ。そしたら着替えとか、食べられそうならまた食べよう」
「……残しといて。絶対。後で食べるから」
「うん、わかったよ」
愛理に貰った薬を飲み、湊斗は再びベッドに横になる。そっと隣の愛理を見上げると、少し普段と違って見えた。あまり愛理を下から見る機会なんてない。
「……愛理、ごめん……情けない……(冷水浴びすぎて)」
「ええ? いいよいいよ。私が体調崩した時には湊斗に看病してもらうから」
「全力でする」
「あはは。言ったけどね、別にかっこ悪くなんてないから、普通に頼ってほしいな。せっかく一緒に暮らしてるんだもん。まあ、大したことは出来ないけど、食べられるものの準備くらいはするから。確かに湊斗が寝込んでる姿って珍しいなと思ったけど、迷惑だとか思わないし情けないとも思わないよ」
「……本当? 幻滅しない?」
湊斗が小さくそう呟いたのを聞いて、愛理は少し戸惑った。
普段の湊斗とあまりに違ったから。髪も乱れ涙目になってこちらを見上げており、どこか別人のように見えた。いつもあんなに余裕たっぷりな感じなのに、不安げな表情がなんとも言えない。
「ほ、本当だよ。どれだけ長い付き合いだと思ってんの。そうだ、私ちょっと買い物に行ってくる。ゼリーとかポカリとか、食べやすい物を買ってくるね。湊斗、何か欲しい物があったら……」
そう言いながら立ち上がりかけたところで、手首に熱を感じて動きを止める。湊斗が愛理の手を掴んだのだ。
そして小さな声で湊斗は懇願する。
「……行かないで」
途端、愛理の心臓が大きく鳴った。
痛いほどに心臓が暴れ出す。湊斗相手にこんな風になるのは初めてのことだった。彼の熱が移ったように自分の顔も火照り出し、息苦しくなる。
(えっ……なに? どうしたの、私……)
口をパクパクと開けながら固まり、見上げてくる湊斗の顔から目が離せなかった。彼の潤んだ目に間抜けな自分の顔が映り、今度は恥ずかしくなって慌てて目を逸らす。
「た、体調悪い時って心細いもんね……! わかった、寝るまでここにいるから!」
「……ん」
「ほら、薬が効いてくるはずだし、寝な! 熱下がると楽になるよ」
愛理の言葉に素直に頷いた湊斗は、目をとろんとさせたかと思うとすぐに閉じた。規則的な呼吸が聞こえてきてほっと胸を撫でおろすが、彼は未だ愛理の手首を掴んだままだった。
(びっくりした……湊斗でも、一人が寂しいとか思ったりするんだな……)
これだけ長い付き合いだから、湊斗のことはわかり切っているつもりでいた。でも、初めて見る顔がまだあるんだなあ……。愛理は思った。
本当は、湊斗は愛理に関することだと、いつでも心の中は結構情けないしかっこ悪い。でも、愛理に隠す努力は怠らなかった。だから愛理から見る湊斗はいつでも完璧だった。
しかしまさか、『完璧な湊斗』よりも『かっこ悪い湊斗』に心が揺れるとは、完全に湊斗にとっては想定外。元々世話好きで困っている人間を放っておけない愛理の性格を、彼は理解しきれていなかったのかもしれない。
そのまま愛理は湊斗の寝顔を見続けていた。初めて幼馴染にときめいてしまった自分に困惑しながら。
「やらかした……」
目が覚めた湊斗は真っ青になってそう呟いた。
先ほどより随分すっきりした頭、汗だくの体、そして愛理の手を握る自分。愛理は湊斗の横ですやすやと寝息を立てていた。
一気にこれまでのことが蘇り、湊斗は頭を抱えて呆然としていた。
(思い出せる……熱で朦朧としてたけど、愛理にあーんをされて、挙句その後去ろうとした愛理を引き留めた……)
信じられない。なんという失態。
そもそも愛理へのムラムラした気持ちを抑えるために冷水を浴びまくった挙句風邪を引き、寝癖まみれで汗だくの顔を見せ、さらには弱音を吐いたなんて……。
「終わった……」
がっくりと項垂れ、湊斗は絶望した。
(ここ最近、順調だったのに。料理も美味しいって喜んでたし、指輪とかお揃いの部屋着とか買って、楽しくゲームして……なのに、終わりだ。これでもう俺は情けない男になり下がり、また『男子にからかわれて泣いていた可愛らしい男の子』みたいな印象に戻ってしまったに違いない……)
愕然としていると、寝ていた愛理がぱっと目を覚ました。湊斗はびくっと反応する。
「あ、湊斗? 調子はどう?」
「う、うん、熱は下がった、かな。薬のおかげ」
「そっかそっか。でもまた上がるかもしれないから油断しないで。あ、残りの雑炊食べられるかな。今のうちにシャワーも浴びておいたら?」
「そ、そうだね。あの……愛理、ごめん。迷惑かけて、かっこ悪い所見せて……」
湊斗が顔面蒼白で謝ると、愛理はきょとんとした。てっきり『気にしなくっていいよ、幼馴染じゃん!』などというかっこいい返事が来るのかと思っていたのだが、愛理の反応は思っていたものと違った。
「えっ……ベ、別に全然いいし。か、かっこ悪くないし……」
しどろもどろにそういう愛理の耳が、微かに赤い気がして、湊斗は目が点になった。
(え……どういう反応?? なんかやけに恥ずかしがってない……?)
もしや自分が何かしてしまったか? 朦朧として押し倒したとか……? 失言してしまったとか……?
そう思って再び思い返してみるも、情けない所は見せたがさすがに理性を捨ててしまった記憶はない。ではなぜ愛理はこんなにも顔を赤くしているのだろうか?
きょとんとしている湊斗を置いて、愛理はそそくさと立ち上がる。そして『買い物に行ってくる!』と宣言すると、すぐに湊斗の部屋からいなくなってしまった。
「はっ、まさか……!」
慌ててベッドから立ち上がり、子供の頃愛理から貰ったプレゼントを収納したボックスや、二人のこれまでの写真を集めたアルバムなどチェックしたが、見られている形跡はなかったのでほっとした。
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