絶交した幼馴染と大学の合コンで再会した。

中学生の浅野春樹は上級生と喧嘩騒動を起こしたことがあった。
その上、目つきが悪く地毛は茶髪のため不良少年のような扱いを受けて学校では孤立していた。

そんな中、幼馴染の深瀬志穂だけは春樹のことをいつも気遣ってくれていた。
同じ高校に行こうと声を掛けてくれる志穂の言葉に応えたい一心で受験勉強にも力を入れていた。

春樹にとって、学校で孤立していることは問題ではなかった。
昔から志穂が近くにいてくれるから……。

しかし、3年生なってから志穂の態度がよそよそしくなってきた。
登下校も別々になり、学校で話しかけてくることも無くなった。

志穂の心が自分から離れていってしまっている気がした春樹は焦っていた。
彼女と話がしたい。笑った顔が見たい。

志穂と一緒に帰ろうと、彼女が部活動を行っている体育館へ向かったのだが……。

そこで春樹が耳にしたのは、自分の悪口を言って部活の友達と楽しそうにしている志穂の声だった。

その瞬間、春樹の中で志穂に対する想いや信頼は……消滅した。
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