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妹が聖女になったそうですが……
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「アイネスちゃん、この新聞見て」
いつもの様におばちゃんの家に行ったら私に新聞を見せてくれた。
「え~と……、『エミリア・カンラダ嬢が聖女に内定』、あれ?私と同じ姓という事は」
「アイネスちゃんの妹よ」
「へぇ~、私の妹が聖女になったんですか、凄いですねぇ」
チラッと見た妹らしき人物の姿を思い出した。
ウェーブのかかった金髪に可愛らしい顔、そりゃあ聖女に選ばれるだろうなぁ、と思った。
「しかも王太子様の婚約者にも決まったそうだよ」
「王太子様の婚約者!?至れり尽くせりですね」
「でもね、何が基準かどうかはわからないけど私は見る目が無いと思うよ」
「なんでですか?」
「見た目は美人だけど性格が悪いんだよ、私らを見下すし我儘だし……、領民で良い感情を持ってる輩はいないよ」
う~ん、私の妹評判が悪いみたい。
「でも聖女に選ばれた、という事は素質があるという事ですもんね」
「世の中ホント不平等だよ、アイネスちゃんの方が聖女に相応しいよ」
「いやいや、私なんて」
「そういう謙虚な所が良いんだよ」
そう言っておばちゃんは笑った。
そんな話があった数日後、私は衝撃的な話を聞く事になった。
「えっ!?妹が王家に対する不敬罪で捕まった?」
「みたいだよ、王妃様に失礼な態度取ったみたいで牢屋に入れられているみたいだね」
なんでも王家主催のパーティーでやらかしたそうだ。
「あの子は『自分が一番!』だと思っている節があったから聖女に選ばれて暴走しちゃったんだろうねぇ、王妃様に睨まれたとなるとこれからが大変だよ」
「王妃様ってそんなに怖い方なんですか?」
「いや、普段は優しい方なんだよ、私もかつては王城で働いていた事があってね、凄くお世話になったんだけど怒らせたら国王様よりも怖いね」
……妹の幸先が不安になった。
いつもの様におばちゃんの家に行ったら私に新聞を見せてくれた。
「え~と……、『エミリア・カンラダ嬢が聖女に内定』、あれ?私と同じ姓という事は」
「アイネスちゃんの妹よ」
「へぇ~、私の妹が聖女になったんですか、凄いですねぇ」
チラッと見た妹らしき人物の姿を思い出した。
ウェーブのかかった金髪に可愛らしい顔、そりゃあ聖女に選ばれるだろうなぁ、と思った。
「しかも王太子様の婚約者にも決まったそうだよ」
「王太子様の婚約者!?至れり尽くせりですね」
「でもね、何が基準かどうかはわからないけど私は見る目が無いと思うよ」
「なんでですか?」
「見た目は美人だけど性格が悪いんだよ、私らを見下すし我儘だし……、領民で良い感情を持ってる輩はいないよ」
う~ん、私の妹評判が悪いみたい。
「でも聖女に選ばれた、という事は素質があるという事ですもんね」
「世の中ホント不平等だよ、アイネスちゃんの方が聖女に相応しいよ」
「いやいや、私なんて」
「そういう謙虚な所が良いんだよ」
そう言っておばちゃんは笑った。
そんな話があった数日後、私は衝撃的な話を聞く事になった。
「えっ!?妹が王家に対する不敬罪で捕まった?」
「みたいだよ、王妃様に失礼な態度取ったみたいで牢屋に入れられているみたいだね」
なんでも王家主催のパーティーでやらかしたそうだ。
「あの子は『自分が一番!』だと思っている節があったから聖女に選ばれて暴走しちゃったんだろうねぇ、王妃様に睨まれたとなるとこれからが大変だよ」
「王妃様ってそんなに怖い方なんですか?」
「いや、普段は優しい方なんだよ、私もかつては王城で働いていた事があってね、凄くお世話になったんだけど怒らせたら国王様よりも怖いね」
……妹の幸先が不安になった。
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