放置された公爵令嬢が幸せになるまで

こうじ

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これが私の日常です

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「う~ん、今日も良い天気」

 ベッドから起きて外に出ると日差しが当たり暖かい。

 朝食を食べ終えた後、畑を耕して敷地内を散歩に出かける。

 家族がいた頃は目を気にしてコソコソと歩いていたけど今は堂々と散歩出来る。

 屋敷には鍵がかかっていて中には入れない。

 門も固く閉ざされている。

 ただ裏口は木の門でこっちは鍵はかかっていないので外に出る時はこっちから出ている。

(変なとこ抜けてるのね)

 多分家財道具とか全部持っていたから盗まれる物が無いのと裏口の事を忘れていたんじゃないか、と思う。

 窓から屋敷を見てみると綺麗サッパリ物が無い。

(もしかして此処に戻ってくる気は無いのかしら)

 だとしたら私としては屋敷には入れないけど庭園とか自由に出来る。

 せっかく立派な庭園があったとしても有効に使わなければ勿体無い。

 どうせだったら領民に開放して自由に使わせてあげた方が良いんじゃないか、と思う。

 そんな事を思いながら屋敷の周囲をぐるりと回って小屋に帰ってきて昼の準備をする。

 昨日貰ってきたお肉を焼いてパンで挟んで食べる。

「うん、美味い!」

 お肉には乳母から教えてもらった秘伝のタレをつけた、これが食欲を唆る。

 プラス畑で採れた野菜を切って簡単なサラダを作った、これが今日の昼食。

 聞くところによると貴族にはお抱えのシェフがいて美味しい物を食べているらしいけど私は自分で作った物が一番美味しいと思っている。

 自分の舌にあった物を食べるのが一番の贅沢だと思う。   
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