10 / 16
セカンドライフ
意外な人物がやって来た。
しおりを挟む
俺がギルドを辞めてから1ヶ月が経過して生活のリズムが出来てきた。
朝起きて畑仕事をして、空いた時間で空き家の修繕や空き地の整備をしている。
まぁ、人が戻ってくる可能性は少ないが暇なのでやっている。
週に1回はマール村の自由市場に参加している。
評判は良く、出店すれば即完売。
冒険者をやっていた頃よりは収入は良い。
まぁ、無駄遣いする事も無いからお金は溜まる一方だ。
で、今日も空き家の修繕をしていた。
「アウル、誰か来るよ。」
「誰って……、一人か?」
「うん、一人。騎士とかでは無いみたい……。」
「ていうか、ミュースそう言うのもわかるのか?」
「この土地に対して悪意があるかとかどんな人かは大体わかるよ。」
流石は神様……。
暫くして村の入り口に人が来ているのを俺の肉眼にも見えた。
「って、ギルド長っ!?」
「ん? もしかしてアウルか?」
その人物は『金色の塔』のギルド長である『サマギア・リアーズ』だった。
「なんで、ギルド長がこの村に……?」
「いや、お前こそどうして……、てこの村はお前やレイラ達の生まれ故郷だったな。」
まさか、こんな所で再会するとは思っていなかった。
俺はこの一か月間にあった事を話した。
「なるほど……、辞めたのは聞いていたが、まさか精霊に懐かれているとはな。俺は国王から依頼を受けたんだよ。『精霊が発生したようだから調査と監視をしてほしい』てな。」
「早速王命が出たんですか?」
「いや、実は国王とは昔馴染みでな友人なんだよ。今回は個人的な依頼だよ。それに、もうギルド長じゃ無いしな。」
「は?」
「俺、ギルド長クビになったんだよ。今は副ギルド長だった『ジュード』がギルド長だ。」
「はああああぁぁぁぁっっっっ!?!?」
俺は素っ頓狂な声をあげてしまった。
この一か月で何があったんだっ!?
朝起きて畑仕事をして、空いた時間で空き家の修繕や空き地の整備をしている。
まぁ、人が戻ってくる可能性は少ないが暇なのでやっている。
週に1回はマール村の自由市場に参加している。
評判は良く、出店すれば即完売。
冒険者をやっていた頃よりは収入は良い。
まぁ、無駄遣いする事も無いからお金は溜まる一方だ。
で、今日も空き家の修繕をしていた。
「アウル、誰か来るよ。」
「誰って……、一人か?」
「うん、一人。騎士とかでは無いみたい……。」
「ていうか、ミュースそう言うのもわかるのか?」
「この土地に対して悪意があるかとかどんな人かは大体わかるよ。」
流石は神様……。
暫くして村の入り口に人が来ているのを俺の肉眼にも見えた。
「って、ギルド長っ!?」
「ん? もしかしてアウルか?」
その人物は『金色の塔』のギルド長である『サマギア・リアーズ』だった。
「なんで、ギルド長がこの村に……?」
「いや、お前こそどうして……、てこの村はお前やレイラ達の生まれ故郷だったな。」
まさか、こんな所で再会するとは思っていなかった。
俺はこの一か月間にあった事を話した。
「なるほど……、辞めたのは聞いていたが、まさか精霊に懐かれているとはな。俺は国王から依頼を受けたんだよ。『精霊が発生したようだから調査と監視をしてほしい』てな。」
「早速王命が出たんですか?」
「いや、実は国王とは昔馴染みでな友人なんだよ。今回は個人的な依頼だよ。それに、もうギルド長じゃ無いしな。」
「は?」
「俺、ギルド長クビになったんだよ。今は副ギルド長だった『ジュード』がギルド長だ。」
「はああああぁぁぁぁっっっっ!?!?」
俺は素っ頓狂な声をあげてしまった。
この一か月で何があったんだっ!?
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
傷付いた騎士なんて要らないと妹は言った~残念ながら、変わってしまった関係は元には戻りません~
キョウキョウ
恋愛
ディアヌ・モリエールの妹であるエレーヌ・モリエールは、とてもワガママな性格だった。
両親もエレーヌの意見や行動を第一に優先して、姉であるディアヌのことは雑に扱った。
ある日、エレーヌの婚約者だったジョセフ・ラングロワという騎士が仕事中に大怪我を負った。
全身を包帯で巻き、1人では歩けないほどの重症だという。
エレーヌは婚約者であるジョセフのことを少しも心配せず、要らなくなったと姉のディアヌに看病を押し付けた。
ついでに、婚約関係まで押し付けようと両親に頼み込む。
こうして、出会うことになったディアヌとジョセフの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる