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Ⅲ その時は
## 節目 〜#15
しおりを挟む4月16日
明日は実行の日。
奴と組んで大丈夫か不安だが、仕方の無いことだ。
一人でこなせる仕事ではない。これで良かったのだ。
4月18日
間違えた。
(ここから赤く濡れて読むことが出来ない。)
4月20日
日記を繋げようか悩んでいる。
18日から今日までの記憶がない。
大体想像はつくが、准が改造され、俺は用済みという訳だ。
恐らく昨日、俺は呪いから開放された。まずは奴の元を追うべきだろう。
「……とは書いてみたが…なんだか、紙相手に喋ってる気分だ…准は今頃何してんだろうなあ…」
皮肉なものだ。“改造”され無ければ分からない、扱えない、出会えないことが俺の身の回りには多すぎる。
だが、マイナスの面がそれよりも遥かに大きい。
……正直な所は、つらい。
俺は、奴と出会っていなければ今頃ここには居ないだろう。
なんともいえない感情になる。それが辛い。
これからどう生きていけばいいのか…
あの“事件”。
あの時犯した罪は一生消えないだろう。
ただ、償う気はまだない。
まずは根から潰していくべきだ________
嘉慈盟奈の「能力」は、堂崎魁斗との出会いで開花した。
それは彼女の運命を決した瞬間だった。
そして、嘉慈盟奈は「死なない体」を手に入れる事を決意した。
“事件”を起こした。自分の手を汚さず、安全に。
そして、数年の付き合いで彼を突き放すことにした。
どんな意図があったのか____それは本人にしか分からない。
唯一の“事件”の生き残りであり、暗殺者である西崎刹那は、自分をかつて殺した犯人を探していた。
とある任務を請け負っていたある日、彼女には初めての友が出来た。
共に手を汚し、裏の世界で名を刻んでいった___
“事件”の最有力容疑者の滝根准は、“事件”後は姿を消しさまよっていた。
その時、彼女と出会ってしまった。
彼の狂気は“改造”によって、嘉慈盟奈の手のひらの上にある。
その本質は、どちらへ傾いて行くのか_____
「楽しみだ」
「いや、貴方にもきっと火の粉が降り掛かってきますよ…」
「分かってるさ……」
「………貴方、性別どっちなんですか」
「どっちだと思う?」
「質問に質問で返さないでください…」
「ところで」
(話変えた……………)
「彼は今どうしているか分かった?」
「いいえ。まだ連絡は届いていません。」
「そうか……まあ、いいかな。少なくとも、死ぬことはないでしょ」
「いいんですか……彼は思ったより危険ですよ。」
「大丈夫よ。ただ、彼女に会ったらどうなるか気になるけど」
「ああ…“改造”という能力を持っている…」
「だから楽しみなのよ。」
話がややこしくなった時どうぞ。
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