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百十話少し脱線
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データが二回も吹っ飛んだので血管が切れそうになりました。
更新が遅れてすみませんm(__)m
(しかし丈夫な木か・・・・・・それで木刀を作ればいい感じの手加減武器が作れそうだな。まぁ、当たり所が悪かったら結果的に撲殺になるかもしれないけどな)
目標が殺しや討伐などでは無く捕獲の場合には役立つ武器だと思い、ソウスケは出来れば欲しかった。
(材料さえあれば後は自分で作れるからな。ただ・・・・・・俺にはトレントやウッドゴーレムみたいな体が木でできているモンスターが生息していそうな場所なんて全く知らないからな)
日本から転移してきてまだ一か月も経っていないソウスケにとって、この世界の知識や情報は皆無に等しかった。
なので自分より圧倒的に知識が豊富なミレアナに木系統のモンスターがどういった場所にいるのか聴いた。
「ミレアナ、トレントやウッドゴーレムみたいね木系統のモンスターが生息している場所って分かるか?」
「そうですね・・・・・・一番簡単と言うか、苦労せずに行けるところはなのはやはりダンジョンですね。ダンジョンにはある系統に偏ったモンスターばかりしか出現しないダンジョンがあります。そういった情報はギルドに聞けば教えてくれると思いますよ」
ミレアナのダンジョンに関しての説明を聞いたソウスケは自分が転移、攻略したダンジョンがどんなものだった思い出していた。
(ゴブリンやウッドモンキーにリザードマン。そしてオークやウルフ系が主だった気がするな。ミレアナの説明からすると俺が攻略したダンジョンは一番オーソドックスなタイプのダンジョンなのかもしれないな)
しかし攻略したダンジョンの中から圧倒的に群を抜いてレアな武器が宝箱から出てきたのを思い出し、やっぱりオーソドックスではなかったかもなと思い、ソウスケは苦笑いをしていた。
「ただ、場所によっては移動に時間が掛かるので場合によってはあまりお勧め出来ないですね。そして二つ目なんですけど・・・・・・正直こちらの方がお勧め出来ないですね」
本当に面倒な探し方だとミレアナは思っているため、表情が苦いものになっていた。
だが、ソウスケはどんな情報でも良いから知っておきたかったので説明してくれる様、ミレアナに頼んだ。
「俺には圧倒的に情報が無いから一応二つ目も教えてくれ」
「・・・・・・分かりました。一般的なモンスターと比べて桁外れの実力を持っているモンスターが居座っている場所には、魔力が空気中に強く漂っている事が多くあるんですよ。また、既にそのモンスターがその場から移動していたとしても、影響が残っていて空気中に魔力が強く漂っている事があるんですよ」
「空気中に魔力が強く漂うか・・・・・・もしかして、レベルや魔力が低い奴や状態異常系のスキルを持っていない奴は長くその場にいられないのか?」
直感的に答えたソウスケの予想を聞いたミレアナは、ソウスケの回答が完全に合っていたため、目を見開いて驚いていた。
「た、確かにそうですけど・・・・・・魔力が空気中に強く漂っている場所に長時間、ソウスケさんが言った通りの人達がいると、どういった症状が現れるのか知っていたんですか?」
質問を質問で返すのは良くないとミレアナは分かっていたが、それでもソウスケに訊き返してしまった。
「いや、なんというか・・・・・・直感的にそう思っただけだ。モンスターの魔力、魔法が人間を癒すのかそれとも悪影響を及ぼすのか、そう考えると後者の考えしかないと思ったからな」
「そ、そうですか。感というのもバカに出来ないものですね。そして空気中に魔力が強く漂うという現象が森の中で起こるとトレントやウッドゴーレムが多く出現すると、私が生まれるより前から生きている人に聞きました」
ミレアナが生まれるより前から生きている人・・・・・・ハイ・エルフからの情報という事で、信憑性は高いなとソウスケは思ったが、同時にミレアナの言う通りお勧めできない探し方だなとも思った。
(これはダンジョンと比べて情報が少なそうだな。というかダンジョンは街が管理しているダンジョンとかなら無くなっていないだろうけど、魔力が空気中に・・・・・・長くていちいち言うのがめんどくさいな。空気中に漂っているって事は魔力が気体になって事だよな。そこまで細かくなっているなら魔力の源・・・・・・は違うな。魔元もしっくりとこないな。でも元っていうのは合っている筈だ。元は・・・・・・素とも言えるか。魔力の素で魔素。・・・・・・うん、しっくりと来るな)
ミレアナは自分の説明を聞いてから急に喋らなくなり、一人でうんうんと頷いているソウスケが心配になって声をかけた。
「そ、ソウスケさん。一人で何か納得されているみたいですけど、どうしたんですか?」
「魔力が空気中に強く漂っているって、長くていちいち言うのが面倒だなって持ってな。魔力の素、魔素が空気中に漂っている・・・・・・いや、留まっているから。魔素溜まりと略せるかと思ったんだ」
ソウスケが勝手に作った言葉だが、ミレアナはすんなり魔素溜まりという言葉が頭の中に入って来た。
「魔素溜まり、ですか。確かにその一言で状況が理解できますね」
「それは良かった。てか、話を元に戻さないとな」
トレントやウッドゴーレムを探しに行くかどうかという話から、魔素溜まりについての話に脱線しており、ソウスケは話を元に切り替えた。
新作、屑野郎が成り上がるのもありじゃないかも是非読んでください!!
更新が遅れてすみませんm(__)m
(しかし丈夫な木か・・・・・・それで木刀を作ればいい感じの手加減武器が作れそうだな。まぁ、当たり所が悪かったら結果的に撲殺になるかもしれないけどな)
目標が殺しや討伐などでは無く捕獲の場合には役立つ武器だと思い、ソウスケは出来れば欲しかった。
(材料さえあれば後は自分で作れるからな。ただ・・・・・・俺にはトレントやウッドゴーレムみたいな体が木でできているモンスターが生息していそうな場所なんて全く知らないからな)
日本から転移してきてまだ一か月も経っていないソウスケにとって、この世界の知識や情報は皆無に等しかった。
なので自分より圧倒的に知識が豊富なミレアナに木系統のモンスターがどういった場所にいるのか聴いた。
「ミレアナ、トレントやウッドゴーレムみたいね木系統のモンスターが生息している場所って分かるか?」
「そうですね・・・・・・一番簡単と言うか、苦労せずに行けるところはなのはやはりダンジョンですね。ダンジョンにはある系統に偏ったモンスターばかりしか出現しないダンジョンがあります。そういった情報はギルドに聞けば教えてくれると思いますよ」
ミレアナのダンジョンに関しての説明を聞いたソウスケは自分が転移、攻略したダンジョンがどんなものだった思い出していた。
(ゴブリンやウッドモンキーにリザードマン。そしてオークやウルフ系が主だった気がするな。ミレアナの説明からすると俺が攻略したダンジョンは一番オーソドックスなタイプのダンジョンなのかもしれないな)
しかし攻略したダンジョンの中から圧倒的に群を抜いてレアな武器が宝箱から出てきたのを思い出し、やっぱりオーソドックスではなかったかもなと思い、ソウスケは苦笑いをしていた。
「ただ、場所によっては移動に時間が掛かるので場合によってはあまりお勧め出来ないですね。そして二つ目なんですけど・・・・・・正直こちらの方がお勧め出来ないですね」
本当に面倒な探し方だとミレアナは思っているため、表情が苦いものになっていた。
だが、ソウスケはどんな情報でも良いから知っておきたかったので説明してくれる様、ミレアナに頼んだ。
「俺には圧倒的に情報が無いから一応二つ目も教えてくれ」
「・・・・・・分かりました。一般的なモンスターと比べて桁外れの実力を持っているモンスターが居座っている場所には、魔力が空気中に強く漂っている事が多くあるんですよ。また、既にそのモンスターがその場から移動していたとしても、影響が残っていて空気中に魔力が強く漂っている事があるんですよ」
「空気中に魔力が強く漂うか・・・・・・もしかして、レベルや魔力が低い奴や状態異常系のスキルを持っていない奴は長くその場にいられないのか?」
直感的に答えたソウスケの予想を聞いたミレアナは、ソウスケの回答が完全に合っていたため、目を見開いて驚いていた。
「た、確かにそうですけど・・・・・・魔力が空気中に強く漂っている場所に長時間、ソウスケさんが言った通りの人達がいると、どういった症状が現れるのか知っていたんですか?」
質問を質問で返すのは良くないとミレアナは分かっていたが、それでもソウスケに訊き返してしまった。
「いや、なんというか・・・・・・直感的にそう思っただけだ。モンスターの魔力、魔法が人間を癒すのかそれとも悪影響を及ぼすのか、そう考えると後者の考えしかないと思ったからな」
「そ、そうですか。感というのもバカに出来ないものですね。そして空気中に魔力が強く漂うという現象が森の中で起こるとトレントやウッドゴーレムが多く出現すると、私が生まれるより前から生きている人に聞きました」
ミレアナが生まれるより前から生きている人・・・・・・ハイ・エルフからの情報という事で、信憑性は高いなとソウスケは思ったが、同時にミレアナの言う通りお勧めできない探し方だなとも思った。
(これはダンジョンと比べて情報が少なそうだな。というかダンジョンは街が管理しているダンジョンとかなら無くなっていないだろうけど、魔力が空気中に・・・・・・長くていちいち言うのがめんどくさいな。空気中に漂っているって事は魔力が気体になって事だよな。そこまで細かくなっているなら魔力の源・・・・・・は違うな。魔元もしっくりとこないな。でも元っていうのは合っている筈だ。元は・・・・・・素とも言えるか。魔力の素で魔素。・・・・・・うん、しっくりと来るな)
ミレアナは自分の説明を聞いてから急に喋らなくなり、一人でうんうんと頷いているソウスケが心配になって声をかけた。
「そ、ソウスケさん。一人で何か納得されているみたいですけど、どうしたんですか?」
「魔力が空気中に強く漂っているって、長くていちいち言うのが面倒だなって持ってな。魔力の素、魔素が空気中に漂っている・・・・・・いや、留まっているから。魔素溜まりと略せるかと思ったんだ」
ソウスケが勝手に作った言葉だが、ミレアナはすんなり魔素溜まりという言葉が頭の中に入って来た。
「魔素溜まり、ですか。確かにその一言で状況が理解できますね」
「それは良かった。てか、話を元に戻さないとな」
トレントやウッドゴーレムを探しに行くかどうかという話から、魔素溜まりについての話に脱線しており、ソウスケは話を元に切り替えた。
新作、屑野郎が成り上がるのもありじゃないかも是非読んでください!!
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