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八百八十二話 正当な報酬ですよ?
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「では、気を付けてください」
ようやったソウスケたちの番が回って来た。
とはいえ、ソウスケとミレアナ、ザハークは戦闘の参加せず、第三騎士団の女性騎士たちだけがボスと戦う。
当然、第三王女であるアネットは後方で待機。
参加出来る戦いにはアネットも参加してきたが、ボスである三体のガーゴイルと二体のグレートウルフはレベル三十前半。
アネットの魔法の効果は範囲、威力は確かに上がってきたが、ボスモンスターが相手となると……やはり戦力不足というより、邪魔になる可能性が高い。
(ん~~~~……さくっと終わりはしないけど、概ね順調って感じだな。まだアネットさんが参加してないってのを考えると、このまま進んでいけば……もしかしたら四十層のボスモンスターも彼女たちだけで倒せるかもな)
四十層のボスはケルベロスとラミアが二体。
ラミアはCランクのモンスターではあるが、毒の効果が付与されている短剣を有している。
そしてケルベロスはランクBのモンスターであり、グレートウルフよりも力強く素早いのは当然であり、三つの頭から吐き出されるブレスも非常に厄介な攻撃手段。
ただ、第三騎士団の女性騎士たちはダンジョン内で遭遇する道中のモンスターと、全て対峙している。
鍛えることが目的ではない冒険者たちは、事前にモンスターの気配を察知すれば、基本的に戦闘を避ける。
探索するのが騎士であっても、何か目標があるのであれば、目標以外の標的は避けて進む。
しかし、傷を負ったとしても全てミレアナやソウスケが癒してくれるため、モンスターと戦うことに不安を感じる必要が一切ない。
ダンジョン探索が始まってからアマンダ以外、全員最低でもレベルが一つ上がっていた。
たった一つかもしれないが、彼女たちほどの実力者になってくると、そのレベル一つが重要になってくる。
「地上のグレートウルフの猛撃と、空中から攻撃してくるガーゴイルのコンビネーションに上手く惑わされずに戦えていますね」
「彼女たちも日々成長しているという事です。常に同じタイプではないモンスターが出現し続ける環境で戦えば、おのずと順応力を上がるというものでしょう……個人的には、嬉しい収穫だと思っています」
アマンダが部下たちの成長に感心している間にも、どんどん攻略は進んでいき、一体のガーゴイルが倒された。
続いて数十秒後にはグレートウルフの片割れが倒され、そこからは数分と掛からず次々とボスモンスターが打倒されていった。
(……無傷とはいかないけど、それでも俺やミレアナの回復が要らないぐらい良い結果だな。まっ、次の階層からはそう簡単にいかないと思うけど……バッチリ準備さえしてれば、Cランクモンスターは大して苦戦しないかもな)
地上に戻ったソウスケはギルドへ向かうと、受付嬢にモンスターの解体を頼み、その間に第三騎士団の女性騎士たちが倒したモンスターの買取を頼む。
中層のモンスターの素材と言えど、どのモンスターも需要がある素材ばかり。
取り出された量も量であるため、複数人の受付嬢が必死で査定を行う。
結果、ボスモンスターであったガーゴイルやグレートウルフの素材を含めて、買取金額は優に白金貨数枚に到達。
「どうぞ」
「「「「「「「…………」」」」」」」
宿に戻ったソウスケはダンジョン内で戦った女性騎士たちに対し、素材をギルドに売ったことで手に入った買取金額をそのまま全て渡した。
白金貨数枚……王族を守るのがメインの仕事である女性騎士たちからすれば、そこまで珍しい物ではない。
触る機会も全然あるのだが、自分たちが自由に使えるとなると、少々話は変わってくる。
加えて、彼女たちはソウスケたちに今のところ効率的な経路を案内してもらってる立場であり、素直に受け取れなかった。
ようやったソウスケたちの番が回って来た。
とはいえ、ソウスケとミレアナ、ザハークは戦闘の参加せず、第三騎士団の女性騎士たちだけがボスと戦う。
当然、第三王女であるアネットは後方で待機。
参加出来る戦いにはアネットも参加してきたが、ボスである三体のガーゴイルと二体のグレートウルフはレベル三十前半。
アネットの魔法の効果は範囲、威力は確かに上がってきたが、ボスモンスターが相手となると……やはり戦力不足というより、邪魔になる可能性が高い。
(ん~~~~……さくっと終わりはしないけど、概ね順調って感じだな。まだアネットさんが参加してないってのを考えると、このまま進んでいけば……もしかしたら四十層のボスモンスターも彼女たちだけで倒せるかもな)
四十層のボスはケルベロスとラミアが二体。
ラミアはCランクのモンスターではあるが、毒の効果が付与されている短剣を有している。
そしてケルベロスはランクBのモンスターであり、グレートウルフよりも力強く素早いのは当然であり、三つの頭から吐き出されるブレスも非常に厄介な攻撃手段。
ただ、第三騎士団の女性騎士たちはダンジョン内で遭遇する道中のモンスターと、全て対峙している。
鍛えることが目的ではない冒険者たちは、事前にモンスターの気配を察知すれば、基本的に戦闘を避ける。
探索するのが騎士であっても、何か目標があるのであれば、目標以外の標的は避けて進む。
しかし、傷を負ったとしても全てミレアナやソウスケが癒してくれるため、モンスターと戦うことに不安を感じる必要が一切ない。
ダンジョン探索が始まってからアマンダ以外、全員最低でもレベルが一つ上がっていた。
たった一つかもしれないが、彼女たちほどの実力者になってくると、そのレベル一つが重要になってくる。
「地上のグレートウルフの猛撃と、空中から攻撃してくるガーゴイルのコンビネーションに上手く惑わされずに戦えていますね」
「彼女たちも日々成長しているという事です。常に同じタイプではないモンスターが出現し続ける環境で戦えば、おのずと順応力を上がるというものでしょう……個人的には、嬉しい収穫だと思っています」
アマンダが部下たちの成長に感心している間にも、どんどん攻略は進んでいき、一体のガーゴイルが倒された。
続いて数十秒後にはグレートウルフの片割れが倒され、そこからは数分と掛からず次々とボスモンスターが打倒されていった。
(……無傷とはいかないけど、それでも俺やミレアナの回復が要らないぐらい良い結果だな。まっ、次の階層からはそう簡単にいかないと思うけど……バッチリ準備さえしてれば、Cランクモンスターは大して苦戦しないかもな)
地上に戻ったソウスケはギルドへ向かうと、受付嬢にモンスターの解体を頼み、その間に第三騎士団の女性騎士たちが倒したモンスターの買取を頼む。
中層のモンスターの素材と言えど、どのモンスターも需要がある素材ばかり。
取り出された量も量であるため、複数人の受付嬢が必死で査定を行う。
結果、ボスモンスターであったガーゴイルやグレートウルフの素材を含めて、買取金額は優に白金貨数枚に到達。
「どうぞ」
「「「「「「「…………」」」」」」」
宿に戻ったソウスケはダンジョン内で戦った女性騎士たちに対し、素材をギルドに売ったことで手に入った買取金額をそのまま全て渡した。
白金貨数枚……王族を守るのがメインの仕事である女性騎士たちからすれば、そこまで珍しい物ではない。
触る機会も全然あるのだが、自分たちが自由に使えるとなると、少々話は変わってくる。
加えて、彼女たちはソウスケたちに今のところ効率的な経路を案内してもらってる立場であり、素直に受け取れなかった。
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