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第144話 良い餌になってくれよ
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「いやぁ~~~、本気で殺すつもりで戦ったんだけどね」
「……切傷一つ付けられなかったな」
「はっはっは!!!! お前らの殺気なんざ、まだまだガキレベルだよ」
合計五敗目を迎えたアドレアスとディムナ。
どの死合いも本気の殺意を持ち、どうすれば倒せるのかではなく、どうすれば殺せるのか考えて戦った。
だが、結果は惨敗だった。
「兄弟姉妹や従弟連中の方がまだまだ上だな」
「さすがレグラ家の住人たちと言うべきなのか……なるべく言い訳はしたくないんだけどね」
「同感だ」
「そりゃあれじゃねぇのか。アドレアスはアドレアスで王族としての役割、ディムナの家は……騎士としての役割? みたいな考えが根付いてっから、俺らと明確に違う部分があるんだろ」
王族はどう民を導くか、騎士はどう民を守るか。
そういった考え、信念を持ってるのに対し、レグラ家は……民を守るという考えがゼロという訳ではないが、モンスターを……敵をぶっ殺せという考えが非常に強い。
「俺らの根っこは、強くなってどういう原因か解らねぇが、無限に現れ続けるモンスターをぶっ殺すのが最優先だからな」
「無限に現れ続けるモンスター、か…………まだ原因は解ってないんだよね」
「あれこれ予想は出来ても、明確な問題は解ってねぇな」
「……多分だけど、それは歴史を遡れば、しっかり王家も協力しなければいけない問題、か」
イシュドは……いきなり実家に来た時はクソ面倒とは思ったものの、アドレアスの考え等は嫌いじゃない。
ただ、王家も協力しなければ……という考えに関しては、是非とも遠慮したい。
「それ、実家に帰ってから誰かに相談しなくても良いからな」
「どうしてだい?」
「んなの、俺らと王家の連中、後近衛騎士とか宮廷魔術師? って奴らの考えが合う訳じゃねぇだろ。屋敷に客室はあっけど、クソプライドが高そうな奴らを大量に住まわせるスペースはねぇぞ」
直接絡まれた訳ではないが、それでもイシュドの勝手なイメージであるクソプライドが高い……という想像は決して間違っておらず、アドレアスとしては苦笑いを浮かべるしかなかった。
「そうだね。私の考えが浅かったよ。どう考えても……喧嘩が起きる未来しか思い浮かばない」
「良く解ってんじゃねぇか。言っとくけど、うちにどれだけ近衛騎士や宮廷魔術師って連中が来ようとも、その立場や実家の権力なんざゴミカスにしかならねぇからな」
元々そのつもりはなかったが、イシュドが遠慮ない言葉をぶつけられてる二人は、その環境を身に染みて理解していた。
「イシュド、話は変るが、お前の曾祖父は今居るか?」
「ロベルト爺ちゃんのことか? さぁ、知らん。もしかしたら夏休みが終わるまでに帰ってくるかもしれんし、帰ってこないかもしれんし」
「そうか」
「なんでだ?」
「……お前が全く敵わなかった相手、というのを見てみたくてな」
ディムナとアドレアスは、話しか聞いていない。
あの……あの怪物の如き力を有する同世代の男が、少しの切傷と青痣程度のダメージしか与えられなかった……神に手が届くと思われてもおかしくない現役戦士、ロベルト。
「もしかして、俺が殆どダメージを与えられなかった話、信じてねぇ感じか」
「ガルフたちが語る表情から、嘘とは思っていない。だが……信じられるかは、また話が別だ」
矛盾してる。
そう思われる内容に、イシュドは特に苛立つことはなく、寧ろディムナの気持ちは理解出来なくもなかった。
「信じようと信じまいと、お前の勝手だ。つってもな…………あんま見ない方が良いまであるかもな」
「それはどういう事だ」
「上には上がいるって言うだろ。ロベルト爺ちゃんは、まさにその典型的な例だ。ただ……お前らからすれば、高過ぎる壁……雲よりも高く、全く天辺が見えねぇ。そんな存在なんだよ」
「……つまり、イシュドはそんな存在を見て、私たちの心が折れるかもしれない、そう思ってるんだね」
「ガルフたちの時は勢いで観せちまったけどな」
嘗められている。
イシュドの隠さず伝えられた考えに、二人の中に……一瞬だけ、怒りの炎が湧き上がった。
しかし、本当に……湧き上がったのは数秒だけ。
直ぐに怒りの炎は、初めてイシュドの戦いぶり観た時の感覚を思い出し、鎮火された。
二人は激闘祭のエキシビションマッチで初めてイシュドの強さを見た時、その強さに心が折れかけた。
価値観の更新、などといった生温い衝撃ではない。
傍から見ても、イシュドが手加減をしていたのは解った。
にもかかわらず、一対三という数的に絶対不利な状況でありながら、ずっと笑いながら戦い続けていた
「まっ、自分で言うのもあれだけど、上を見るならまずは俺で十分なんじゃねぇ
の? もしくはクリスティールパイセンとか」
「ふっふっふ……そうだね。まずは、どうにか頑張って三次転職しないと何も進まないからね」
「そうだな。しかし、お前がそこまで俺たちのあれこれを考えていたのは、少し意外だったな」
基本的に自分はイシュドに嫌われていると思っていたディムナ。
実質、イシュドからすればディムナはいけ好かないクソイケメン野郎といった認識だった。
しかし……そんな嫌われている思っている相手の実家に乗り込み、結果として地に頭を付けて頼み込んだ。
頭を下げれば良い、という訳ではない。
ただ、アドレアスも含め、その頭を地に付ける姿に……覚悟を感じ取った。
「お前らが戦う姿は激闘祭で観てた。ガルフたちと同世代の中でも、割と面白い素材がいるもんだと感じた。ディムナ、お前に関しちゃあ…………ガルフが更に上に行くための良い餌になりそうだしな」
なんとも悪さ全開の笑みを浮かべるイシュドに対し……ディムナは怒りを露わにすることはなく、逆に不敵な笑みを返す。
「逆にあいつが俺に喰われても、文句は言わないでもらうぞ」
「はっはっは!!!!!! その意気で頼むぜ。後は、最終的に俺が丸っと食べてぇってからな」
なんとも挑発的な発言に対し、逆に自分たちがイシュドの強さを飲み込み、更に強くなってやると……溢れんばかりの向上心が二人の中で燃え滾っていた。
「……切傷一つ付けられなかったな」
「はっはっは!!!! お前らの殺気なんざ、まだまだガキレベルだよ」
合計五敗目を迎えたアドレアスとディムナ。
どの死合いも本気の殺意を持ち、どうすれば倒せるのかではなく、どうすれば殺せるのか考えて戦った。
だが、結果は惨敗だった。
「兄弟姉妹や従弟連中の方がまだまだ上だな」
「さすがレグラ家の住人たちと言うべきなのか……なるべく言い訳はしたくないんだけどね」
「同感だ」
「そりゃあれじゃねぇのか。アドレアスはアドレアスで王族としての役割、ディムナの家は……騎士としての役割? みたいな考えが根付いてっから、俺らと明確に違う部分があるんだろ」
王族はどう民を導くか、騎士はどう民を守るか。
そういった考え、信念を持ってるのに対し、レグラ家は……民を守るという考えがゼロという訳ではないが、モンスターを……敵をぶっ殺せという考えが非常に強い。
「俺らの根っこは、強くなってどういう原因か解らねぇが、無限に現れ続けるモンスターをぶっ殺すのが最優先だからな」
「無限に現れ続けるモンスター、か…………まだ原因は解ってないんだよね」
「あれこれ予想は出来ても、明確な問題は解ってねぇな」
「……多分だけど、それは歴史を遡れば、しっかり王家も協力しなければいけない問題、か」
イシュドは……いきなり実家に来た時はクソ面倒とは思ったものの、アドレアスの考え等は嫌いじゃない。
ただ、王家も協力しなければ……という考えに関しては、是非とも遠慮したい。
「それ、実家に帰ってから誰かに相談しなくても良いからな」
「どうしてだい?」
「んなの、俺らと王家の連中、後近衛騎士とか宮廷魔術師? って奴らの考えが合う訳じゃねぇだろ。屋敷に客室はあっけど、クソプライドが高そうな奴らを大量に住まわせるスペースはねぇぞ」
直接絡まれた訳ではないが、それでもイシュドの勝手なイメージであるクソプライドが高い……という想像は決して間違っておらず、アドレアスとしては苦笑いを浮かべるしかなかった。
「そうだね。私の考えが浅かったよ。どう考えても……喧嘩が起きる未来しか思い浮かばない」
「良く解ってんじゃねぇか。言っとくけど、うちにどれだけ近衛騎士や宮廷魔術師って連中が来ようとも、その立場や実家の権力なんざゴミカスにしかならねぇからな」
元々そのつもりはなかったが、イシュドが遠慮ない言葉をぶつけられてる二人は、その環境を身に染みて理解していた。
「イシュド、話は変るが、お前の曾祖父は今居るか?」
「ロベルト爺ちゃんのことか? さぁ、知らん。もしかしたら夏休みが終わるまでに帰ってくるかもしれんし、帰ってこないかもしれんし」
「そうか」
「なんでだ?」
「……お前が全く敵わなかった相手、というのを見てみたくてな」
ディムナとアドレアスは、話しか聞いていない。
あの……あの怪物の如き力を有する同世代の男が、少しの切傷と青痣程度のダメージしか与えられなかった……神に手が届くと思われてもおかしくない現役戦士、ロベルト。
「もしかして、俺が殆どダメージを与えられなかった話、信じてねぇ感じか」
「ガルフたちが語る表情から、嘘とは思っていない。だが……信じられるかは、また話が別だ」
矛盾してる。
そう思われる内容に、イシュドは特に苛立つことはなく、寧ろディムナの気持ちは理解出来なくもなかった。
「信じようと信じまいと、お前の勝手だ。つってもな…………あんま見ない方が良いまであるかもな」
「それはどういう事だ」
「上には上がいるって言うだろ。ロベルト爺ちゃんは、まさにその典型的な例だ。ただ……お前らからすれば、高過ぎる壁……雲よりも高く、全く天辺が見えねぇ。そんな存在なんだよ」
「……つまり、イシュドはそんな存在を見て、私たちの心が折れるかもしれない、そう思ってるんだね」
「ガルフたちの時は勢いで観せちまったけどな」
嘗められている。
イシュドの隠さず伝えられた考えに、二人の中に……一瞬だけ、怒りの炎が湧き上がった。
しかし、本当に……湧き上がったのは数秒だけ。
直ぐに怒りの炎は、初めてイシュドの戦いぶり観た時の感覚を思い出し、鎮火された。
二人は激闘祭のエキシビションマッチで初めてイシュドの強さを見た時、その強さに心が折れかけた。
価値観の更新、などといった生温い衝撃ではない。
傍から見ても、イシュドが手加減をしていたのは解った。
にもかかわらず、一対三という数的に絶対不利な状況でありながら、ずっと笑いながら戦い続けていた
「まっ、自分で言うのもあれだけど、上を見るならまずは俺で十分なんじゃねぇ
の? もしくはクリスティールパイセンとか」
「ふっふっふ……そうだね。まずは、どうにか頑張って三次転職しないと何も進まないからね」
「そうだな。しかし、お前がそこまで俺たちのあれこれを考えていたのは、少し意外だったな」
基本的に自分はイシュドに嫌われていると思っていたディムナ。
実質、イシュドからすればディムナはいけ好かないクソイケメン野郎といった認識だった。
しかし……そんな嫌われている思っている相手の実家に乗り込み、結果として地に頭を付けて頼み込んだ。
頭を下げれば良い、という訳ではない。
ただ、アドレアスも含め、その頭を地に付ける姿に……覚悟を感じ取った。
「お前らが戦う姿は激闘祭で観てた。ガルフたちと同世代の中でも、割と面白い素材がいるもんだと感じた。ディムナ、お前に関しちゃあ…………ガルフが更に上に行くための良い餌になりそうだしな」
なんとも悪さ全開の笑みを浮かべるイシュドに対し……ディムナは怒りを露わにすることはなく、逆に不敵な笑みを返す。
「逆にあいつが俺に喰われても、文句は言わないでもらうぞ」
「はっはっは!!!!!! その意気で頼むぜ。後は、最終的に俺が丸っと食べてぇってからな」
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