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第338話 世の真理?
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夕食を食べ終えた後、ガルフたちはこれまで通り宿に戻る……のではなく、まだアンジェーロ学園の訓練場に残って訓練を行うことにした。
ただ、朝から夕方まで行っていたレイド戦を繰り返すのではなく、調整に近い形で互いに感じた感想や修正点などを話し合い、依頼へ向けての準備を行っていた。
「イシュド」
「ん? なんだ、ヨセフ」
「……やはり、手が空いていた時は、殴れた方が良いのか」
ヨセフからの質問に、イシュドは「そりゃそうだろうな」と言いかけたところで、一応今自分が彼等に教える立場であるのを思い出し、とりあえず飲み込んだ。
「……………………シドウ先生、ちょっと良いっすか!」
少し離れた場所でパオロやレブトに色々と教えていたシドウ。
丁度良いところで切り上げ、イシュドの元へ向かう。
「お待たせ。それで、何の用かな」
「ヨセフが手が空いた時は殴れた方が良いのかってって聞かれたんすけど、シドウ先生はどう思うっすか」
「ふむ……因みに、イシュド君はどう思うんだい」
「殴れておいて損はないと思ってるっすね」
イシュド個人の答えとしては、それは勿論殴れた方が良いと、答えは決まっている。
だが、どれだけ戦いが大好きな人間でも、戦闘狂であったとしても……剣と拳を同時に扱える者は、決して多くない。
それはイシュドの実家、レグラ家に仕えている者たちも例外ではない。
「けど、武器を使いながら殴ったり蹴ったりするのって、割と……珍しい動き、っすよね?」
「そうだね。そういった動きが出来る人は、確かにいる。種族的に言えば、獣人族の
人たちが得意な動きかな。でも、俺としては……まず、そもそも拳で何かを、敵を殴り慣れている人じゃないと、試すのすら厳しいと思う」
レベルアップやスキル発動による身体強化。
加えて魔力を纏い、マジックアイテムの装備などで更に強化することが可能。
しかし、シドウの言う通り殴り慣れていない者が人間を、モンスターを殴った場合……身体能力で圧倒的に勝っているのであればともかく、元の頑丈さで少しでも上回られていると、逆に拳が壊れる可能性は十分にある。
「個人的には、裏拳。もしくは掌底をぶつけるのがお勧めかな」
「裏拳と掌底、ですか」
「個人的にだよ。イシュド君は、何か良い案はあるかい」
「良い案、っすか………………人型のモンスターが相手なら、首を狙えば心臓や頭を狙わずとも殺れる可能性が高ぇ。だから、こんな感じで親指をぶっ刺せばコボルトとかゴブリンとか殺れるかもな」
イシュドはグーサインではなく、なるべく親指を人差し指に近づけ、親指だけが立っているいびつな拳を見せる。
「後は……いや、あれだな。他の事まで一気に教えてもあれだろうから、とりあえずそれが出来ればあれだな」
「…………解った」
他の事、という言葉は気になるものの、ヨセフもバカではない。
「そういえば、お前前までの模擬戦じゃあ、素手ではあんまり戦ってなかったな」
「普段使わない武器を使い、使用者の考えを理解する為の模擬戦だったのでな」
「そんな理由だったな。んじゃ、ちっと戦ってみっか。さっき教えた事をいきなりやらなくて良いから……あれだ、ステラの戦いとかよく見てんだろ。それの見様見真似でやってみろ」
「……解った。よろしく頼む」
まずは、レイピアや短剣などの武器を使わず、素手で戦うというのがどういう感覚なのか知る必要がある。
イシュドが模擬戦を提案した糸を理解し、ヨセフは文句ひとつ言わず腰を上げた。
「? お前は素手で戦うのか?」
「安心しろ。それっぽく見せてやっからよ」
素手なのに、それっぽく戦うとはどういう事なのか。
そんな疑問は……イシュドが軽く戦闘モードに入った瞬間、嫌でも解らせられた。
「っ!!!!」
「どうだ、それっぽく見えるだろ」
「…………あぁ、そうだな」
イシュドは左半身を前に出したファイティングポーズを取っており、左拳を力強く握り、右手では力強い手刀をつくっていた。
本来、拳も手刀も構えている状態の際、ガチガチに力を込めてしまうのは良くない。
だが……力強さからくるイメージがあり、拳は重鈍な鈍器に……手刀は鋭い刃に見える。
「んじゃ、適当に攻めてこい。俺も適当に攻めっからよ」
それが開始の合図になり、ヨセフは伝わるイメージを振り払い、見様見真似で攻め始める。
二分ほど攻めさせた後、イシュドは宣言通り適当に攻め始めた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「ざっとこんなもんだ。まっ、実戦じゃあ武器を持ってるモンスターもいるだろうから、更にリーチが伸びて懐に入りにくくなる」
「その、ようだな」
呼吸を整えるヨセフの視線の先にいるのは……イシュドではなく、ステラだった。
(ステラ、様は…………日々、あのような恐ろしさを、乗り越えて、戦っているのか)
元から敬意を持っていた。
若干、信仰心に似た様な感情すら持っていた。
そして今日、ヨセフは改めて……素手で、己の五体のみで武器を持った相手に挑むことで感じる恐ろしさを体験し、より普段から主に己の五体を使って戦っているステラに対する尊敬の念が強まった。
「………………先日から解ってはいた事だが、お前は徒手格闘の技量も桁外れだな」
ステラとの戦い、その後ステラに徒手格闘面でアドバイスを送り、ヨセフたちが負担使わない武器を使っての模擬戦では、素手で複数人を相手にしていた……そして先程の模擬戦から、改めてその強さを感じ取った。
「当たり前だろ。色んな武器を扱ったりしてっけど、それと並行して徒手格闘の訓練や実戦はずっと続けてきたからな」
「……それは、レグラ家では当たり前なのか」
「別に家訓とかであるわけじゃねぇけど…………あれだな、確かに全員素手でもある程度戦えるな。前に話したかもしれねぇけど、うちの次男は後衛職だけどオーガぐらいなら素手で殴り殺せるからな」
「…………もう驚くことはないだろうと思っていたが……あれだな。そこまでくると言葉が出なくなるな…………何か、意味はあるのか」
なんとなく、そんな問いをイシュドに投げかけた。
「素手で戦り合うのが楽しってのはあるな。他は……あれだ、ぶっちゃけ温くねぇ戦いをしてたら、どっかで武器は壊れんだろ」
「そう、かもしれないな」
「だろ。けどよ、武器が壊れたからって、相手は待ってくれねぇ。咄嗟に呼びの武器を取り出せんならともかく、間に合わねぇこともあるだろ。そんな時どうすれば良い
ってなりゃあ、てめぇの拳でぶん殴るしかねぇだろ」
「………………なるほど。それは、世の真理の一つかもしれないな」
人間、生まれた時から持っている武器……それは、己の拳である。
ただ、朝から夕方まで行っていたレイド戦を繰り返すのではなく、調整に近い形で互いに感じた感想や修正点などを話し合い、依頼へ向けての準備を行っていた。
「イシュド」
「ん? なんだ、ヨセフ」
「……やはり、手が空いていた時は、殴れた方が良いのか」
ヨセフからの質問に、イシュドは「そりゃそうだろうな」と言いかけたところで、一応今自分が彼等に教える立場であるのを思い出し、とりあえず飲み込んだ。
「……………………シドウ先生、ちょっと良いっすか!」
少し離れた場所でパオロやレブトに色々と教えていたシドウ。
丁度良いところで切り上げ、イシュドの元へ向かう。
「お待たせ。それで、何の用かな」
「ヨセフが手が空いた時は殴れた方が良いのかってって聞かれたんすけど、シドウ先生はどう思うっすか」
「ふむ……因みに、イシュド君はどう思うんだい」
「殴れておいて損はないと思ってるっすね」
イシュド個人の答えとしては、それは勿論殴れた方が良いと、答えは決まっている。
だが、どれだけ戦いが大好きな人間でも、戦闘狂であったとしても……剣と拳を同時に扱える者は、決して多くない。
それはイシュドの実家、レグラ家に仕えている者たちも例外ではない。
「けど、武器を使いながら殴ったり蹴ったりするのって、割と……珍しい動き、っすよね?」
「そうだね。そういった動きが出来る人は、確かにいる。種族的に言えば、獣人族の
人たちが得意な動きかな。でも、俺としては……まず、そもそも拳で何かを、敵を殴り慣れている人じゃないと、試すのすら厳しいと思う」
レベルアップやスキル発動による身体強化。
加えて魔力を纏い、マジックアイテムの装備などで更に強化することが可能。
しかし、シドウの言う通り殴り慣れていない者が人間を、モンスターを殴った場合……身体能力で圧倒的に勝っているのであればともかく、元の頑丈さで少しでも上回られていると、逆に拳が壊れる可能性は十分にある。
「個人的には、裏拳。もしくは掌底をぶつけるのがお勧めかな」
「裏拳と掌底、ですか」
「個人的にだよ。イシュド君は、何か良い案はあるかい」
「良い案、っすか………………人型のモンスターが相手なら、首を狙えば心臓や頭を狙わずとも殺れる可能性が高ぇ。だから、こんな感じで親指をぶっ刺せばコボルトとかゴブリンとか殺れるかもな」
イシュドはグーサインではなく、なるべく親指を人差し指に近づけ、親指だけが立っているいびつな拳を見せる。
「後は……いや、あれだな。他の事まで一気に教えてもあれだろうから、とりあえずそれが出来ればあれだな」
「…………解った」
他の事、という言葉は気になるものの、ヨセフもバカではない。
「そういえば、お前前までの模擬戦じゃあ、素手ではあんまり戦ってなかったな」
「普段使わない武器を使い、使用者の考えを理解する為の模擬戦だったのでな」
「そんな理由だったな。んじゃ、ちっと戦ってみっか。さっき教えた事をいきなりやらなくて良いから……あれだ、ステラの戦いとかよく見てんだろ。それの見様見真似でやってみろ」
「……解った。よろしく頼む」
まずは、レイピアや短剣などの武器を使わず、素手で戦うというのがどういう感覚なのか知る必要がある。
イシュドが模擬戦を提案した糸を理解し、ヨセフは文句ひとつ言わず腰を上げた。
「? お前は素手で戦うのか?」
「安心しろ。それっぽく見せてやっからよ」
素手なのに、それっぽく戦うとはどういう事なのか。
そんな疑問は……イシュドが軽く戦闘モードに入った瞬間、嫌でも解らせられた。
「っ!!!!」
「どうだ、それっぽく見えるだろ」
「…………あぁ、そうだな」
イシュドは左半身を前に出したファイティングポーズを取っており、左拳を力強く握り、右手では力強い手刀をつくっていた。
本来、拳も手刀も構えている状態の際、ガチガチに力を込めてしまうのは良くない。
だが……力強さからくるイメージがあり、拳は重鈍な鈍器に……手刀は鋭い刃に見える。
「んじゃ、適当に攻めてこい。俺も適当に攻めっからよ」
それが開始の合図になり、ヨセフは伝わるイメージを振り払い、見様見真似で攻め始める。
二分ほど攻めさせた後、イシュドは宣言通り適当に攻め始めた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「ざっとこんなもんだ。まっ、実戦じゃあ武器を持ってるモンスターもいるだろうから、更にリーチが伸びて懐に入りにくくなる」
「その、ようだな」
呼吸を整えるヨセフの視線の先にいるのは……イシュドではなく、ステラだった。
(ステラ、様は…………日々、あのような恐ろしさを、乗り越えて、戦っているのか)
元から敬意を持っていた。
若干、信仰心に似た様な感情すら持っていた。
そして今日、ヨセフは改めて……素手で、己の五体のみで武器を持った相手に挑むことで感じる恐ろしさを体験し、より普段から主に己の五体を使って戦っているステラに対する尊敬の念が強まった。
「………………先日から解ってはいた事だが、お前は徒手格闘の技量も桁外れだな」
ステラとの戦い、その後ステラに徒手格闘面でアドバイスを送り、ヨセフたちが負担使わない武器を使っての模擬戦では、素手で複数人を相手にしていた……そして先程の模擬戦から、改めてその強さを感じ取った。
「当たり前だろ。色んな武器を扱ったりしてっけど、それと並行して徒手格闘の訓練や実戦はずっと続けてきたからな」
「……それは、レグラ家では当たり前なのか」
「別に家訓とかであるわけじゃねぇけど…………あれだな、確かに全員素手でもある程度戦えるな。前に話したかもしれねぇけど、うちの次男は後衛職だけどオーガぐらいなら素手で殴り殺せるからな」
「…………もう驚くことはないだろうと思っていたが……あれだな。そこまでくると言葉が出なくなるな…………何か、意味はあるのか」
なんとなく、そんな問いをイシュドに投げかけた。
「素手で戦り合うのが楽しってのはあるな。他は……あれだ、ぶっちゃけ温くねぇ戦いをしてたら、どっかで武器は壊れんだろ」
「そう、かもしれないな」
「だろ。けどよ、武器が壊れたからって、相手は待ってくれねぇ。咄嗟に呼びの武器を取り出せんならともかく、間に合わねぇこともあるだろ。そんな時どうすれば良い
ってなりゃあ、てめぇの拳でぶん殴るしかねぇだろ」
「………………なるほど。それは、世の真理の一つかもしれないな」
人間、生まれた時から持っている武器……それは、己の拳である。
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