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第404話 正解にすれば良い
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「……なるほどね」
「なんて書かれてたの?」
ディムナやダスティンも共に鍛錬を行うようになって約五日後、イシュドの元にまた一通の手紙が送られてきた。
手紙の送り主はレグラ家。
手紙には……イシュドたちに雇われることが決定した一名の狂戦士と一名の魔術師の名が記されていた。
「今度の依頼で、俺らを助けてくれる奴らの名前だ」
「あぁ~~、なるほど。ようやく? 決まったんだね。その人たちは、イシュドは知ってるの?」
「そうだな。こいつが参加するんじゃないかって候補には入ってた」
二人とも、イシュドの中でも一番オッズが高い人物であった。
(とはいえ……ん~~~~…………この二人が来ると、ちゃんとクソなイレギュラーから守ってはくれるだろうが、ガルフたちにとっての良い機会まで奪っちまわねぇか?)
イシュドの記憶が正しければ、二人とも三次職に転職しており、戦闘者としては一人前の有望株。
試合を行った経験もあるため、その強さはある程度把握していた。
「さて、また手紙を書かねぇとな」
了承の返事、手紙が到着したらダッシュで来てくれと記し、提出。
通常の輸送ではなく、多少金を払ってでも早く届くルート、業者を選んだ。
「…………」
「ふふ、まだ紅鱗の地の最寄り街にすら着いてねぇぞ、ガルフ」
緊張する友の顔を見て、ニヤニヤと笑うイシュド。
意地悪で笑っている訳ではなく、笑みにはそれが正しいという思いも含まれている。
「っ……今更だけど、やっぱり緊張するっていうか……イシュドの前であんな事言ったけど、本当に正しい判断だったのかなって」
イシュドと出会い、高みに登る中で闘気を体得し、自分が強くなったと感じ……確かな自信を得ていた。
だが、ふと……偶に思うことがある。
自信が付いたからといって、最近自分は調子に乗っているのではないかと。
今回の依頼で人為的なイレギュラーが起こったとしても、それを乗り越えれば自分に対して否定的な感情を持つ者たちも諦めるのではないか……その考え、それを実現させようという思いに嘘はない。
嘘はないのだが……過去の自分を振り返ると、どこか調子に乗っている発現なのでは? と思えてしまう。
「別に俺は間違ってねぇとは思うが…………あれだ。クソほど間違ってる考えじゃねぇんだ。そんでも、自分の考えや選択に疑問が残んなら、その選択を選んだことを、てめぇの手で正解に変えるんだよ」
「正解に、変える……」
「そうだ。何でもかんでも完璧な人間なんていねぇんだから、間違うことぐらいあるだろ。それでも思うところあんなら、その経験をてめぇにとって間違いじゃなかったと、正解にして確かな経験に変えちまえば良いんだよ」
楽しいから、面白いから……というのもある。
だが、興味を持ったことに対して全力で取りくまなかったのは……間違いなく、前世のイシュド……鬼島迅にとって、反省すべき点であった。
その経験を無駄にしたくないからこそ、初めから狂戦士だと……生まれついての狂戦士だと錯覚されるほど、前に進むことに遠慮がなかった。
「……やっぱり、あれだね。イシュドは強いね」
「そうか?」
「うん。本当に、強いよ」
物理的に強いだけではない。
人としての心が、芯が圧倒的に強いと改めて感じたガルフ。
(この人が……目指す先なんだ)
だからこそ、負けてられない。
エリヴェラにも、ディムナにも負けてられない……負けたくない。
そんな熱い思いがぐつぐつ燃え滾り、訓練時にそれを爆発させていた。
「やはり、駄目ですか」
「うん、そうだね」
場所は変わり、ある騎士団の王都支部の部屋。
そこには優顔の騎士と、後一か月も経てばフラベルト学園から卒業する三年生、クリスティール・アルバレシアがいた。
クリスティールは生徒会から殆ど離れた状態であり、学生たちとの関りも薄くなっていたが……ある筋から、イシュドたちに紅鱗の地の調査依頼が提案されたという情報を入手した。
それを聞いた瞬間……クリスティールの中で、大事な後輩たちに何をしようとしてるんだと……ふざけるなと、心の底から怒りが零れた。
先日、まだ自分が同行していた時の様に、他国に交流会へ行く……というのであれば、まだ理解が及ぶ範囲である。
しかし、まだ一年生である彼らが、イシュドがいるとはいえ、並みの騎士でも足を踏み入れない……踏み入れられない紅鱗の地の調査依頼を提案するなど、お前は本当に大人なのかと、人間なのかと疑いたくなる。
その為、時期的にはまだ学生として籍を残しているため、クリスティールは彼等に同行しようと思った。
だが……現在、クリスティールは既に騎士団に半分……いや、ほぼ入団した状態。
まだ具体的な任務は受けていないが、王都の支部にいる先輩たちとの訓練、模擬戦を受けるという好待遇を受けていた。
そのため、勝手に受けて紅鱗の地へ向かう訳には行かず、一番の上司である優顔上司に一緒にイシュドたちと紅鱗の地へ向かっても良いかと尋ねた。
ただ、結果は即答でノー。
当然と言えば当然の回答であり、クリスティールは「何でですか!!!!!!」と、心の内で怒りを爆発させることはなかった。
とはいえ、簡単に一度湧き上がった怒りが収まることもない。
「納得がいかないって顔だね。いや、うん……そうだね。僕としても一年生にその依頼は……というか、そもそも学生に提案する依頼ではないのは解ってる」
「…………それでも、駄目でしょうか」
「うん。それでも、駄目だね。騎士団としても、僕としても君を蝶よ花よと育てる気はない。クリスティール君がそれを望んでいるということもあるしね。でもね……だからといって、貴重な戦力を無駄に消費する訳にはいかないんだよ」
「…………」
無駄かどうかは、試していないと解らないでしょう……と、クリスティールは反論の言葉を零さなかった。
口にはしたいものの、クリスティールは現在……目の前の優顔先輩騎士に、模擬戦でまだ一度も勝てたことがない。
事実として、目の前の先輩騎士より弱いからこそ、絶対に戻って来るという保証は出来ない。
(けど、あれだよね…………何もしないっていうのは、悪手だよね)
常に前線に出続けたい。
そう望むクリスティールの根っ子に関して、優顔先輩騎士はある程度理解している。
同時に、根っ子の部分を続けたいのであれば……ぶっちゃけた話、それは騎士に拘る必要がないことも理解している。
そのため、優顔先輩騎士はクリスティールがイシュドたちに同行するのは無理だと断言はするものの、裏で動くことを決めた。
「なんて書かれてたの?」
ディムナやダスティンも共に鍛錬を行うようになって約五日後、イシュドの元にまた一通の手紙が送られてきた。
手紙の送り主はレグラ家。
手紙には……イシュドたちに雇われることが決定した一名の狂戦士と一名の魔術師の名が記されていた。
「今度の依頼で、俺らを助けてくれる奴らの名前だ」
「あぁ~~、なるほど。ようやく? 決まったんだね。その人たちは、イシュドは知ってるの?」
「そうだな。こいつが参加するんじゃないかって候補には入ってた」
二人とも、イシュドの中でも一番オッズが高い人物であった。
(とはいえ……ん~~~~…………この二人が来ると、ちゃんとクソなイレギュラーから守ってはくれるだろうが、ガルフたちにとっての良い機会まで奪っちまわねぇか?)
イシュドの記憶が正しければ、二人とも三次職に転職しており、戦闘者としては一人前の有望株。
試合を行った経験もあるため、その強さはある程度把握していた。
「さて、また手紙を書かねぇとな」
了承の返事、手紙が到着したらダッシュで来てくれと記し、提出。
通常の輸送ではなく、多少金を払ってでも早く届くルート、業者を選んだ。
「…………」
「ふふ、まだ紅鱗の地の最寄り街にすら着いてねぇぞ、ガルフ」
緊張する友の顔を見て、ニヤニヤと笑うイシュド。
意地悪で笑っている訳ではなく、笑みにはそれが正しいという思いも含まれている。
「っ……今更だけど、やっぱり緊張するっていうか……イシュドの前であんな事言ったけど、本当に正しい判断だったのかなって」
イシュドと出会い、高みに登る中で闘気を体得し、自分が強くなったと感じ……確かな自信を得ていた。
だが、ふと……偶に思うことがある。
自信が付いたからといって、最近自分は調子に乗っているのではないかと。
今回の依頼で人為的なイレギュラーが起こったとしても、それを乗り越えれば自分に対して否定的な感情を持つ者たちも諦めるのではないか……その考え、それを実現させようという思いに嘘はない。
嘘はないのだが……過去の自分を振り返ると、どこか調子に乗っている発現なのでは? と思えてしまう。
「別に俺は間違ってねぇとは思うが…………あれだ。クソほど間違ってる考えじゃねぇんだ。そんでも、自分の考えや選択に疑問が残んなら、その選択を選んだことを、てめぇの手で正解に変えるんだよ」
「正解に、変える……」
「そうだ。何でもかんでも完璧な人間なんていねぇんだから、間違うことぐらいあるだろ。それでも思うところあんなら、その経験をてめぇにとって間違いじゃなかったと、正解にして確かな経験に変えちまえば良いんだよ」
楽しいから、面白いから……というのもある。
だが、興味を持ったことに対して全力で取りくまなかったのは……間違いなく、前世のイシュド……鬼島迅にとって、反省すべき点であった。
その経験を無駄にしたくないからこそ、初めから狂戦士だと……生まれついての狂戦士だと錯覚されるほど、前に進むことに遠慮がなかった。
「……やっぱり、あれだね。イシュドは強いね」
「そうか?」
「うん。本当に、強いよ」
物理的に強いだけではない。
人としての心が、芯が圧倒的に強いと改めて感じたガルフ。
(この人が……目指す先なんだ)
だからこそ、負けてられない。
エリヴェラにも、ディムナにも負けてられない……負けたくない。
そんな熱い思いがぐつぐつ燃え滾り、訓練時にそれを爆発させていた。
「やはり、駄目ですか」
「うん、そうだね」
場所は変わり、ある騎士団の王都支部の部屋。
そこには優顔の騎士と、後一か月も経てばフラベルト学園から卒業する三年生、クリスティール・アルバレシアがいた。
クリスティールは生徒会から殆ど離れた状態であり、学生たちとの関りも薄くなっていたが……ある筋から、イシュドたちに紅鱗の地の調査依頼が提案されたという情報を入手した。
それを聞いた瞬間……クリスティールの中で、大事な後輩たちに何をしようとしてるんだと……ふざけるなと、心の底から怒りが零れた。
先日、まだ自分が同行していた時の様に、他国に交流会へ行く……というのであれば、まだ理解が及ぶ範囲である。
しかし、まだ一年生である彼らが、イシュドがいるとはいえ、並みの騎士でも足を踏み入れない……踏み入れられない紅鱗の地の調査依頼を提案するなど、お前は本当に大人なのかと、人間なのかと疑いたくなる。
その為、時期的にはまだ学生として籍を残しているため、クリスティールは彼等に同行しようと思った。
だが……現在、クリスティールは既に騎士団に半分……いや、ほぼ入団した状態。
まだ具体的な任務は受けていないが、王都の支部にいる先輩たちとの訓練、模擬戦を受けるという好待遇を受けていた。
そのため、勝手に受けて紅鱗の地へ向かう訳には行かず、一番の上司である優顔上司に一緒にイシュドたちと紅鱗の地へ向かっても良いかと尋ねた。
ただ、結果は即答でノー。
当然と言えば当然の回答であり、クリスティールは「何でですか!!!!!!」と、心の内で怒りを爆発させることはなかった。
とはいえ、簡単に一度湧き上がった怒りが収まることもない。
「納得がいかないって顔だね。いや、うん……そうだね。僕としても一年生にその依頼は……というか、そもそも学生に提案する依頼ではないのは解ってる」
「…………それでも、駄目でしょうか」
「うん。それでも、駄目だね。騎士団としても、僕としても君を蝶よ花よと育てる気はない。クリスティール君がそれを望んでいるということもあるしね。でもね……だからといって、貴重な戦力を無駄に消費する訳にはいかないんだよ」
「…………」
無駄かどうかは、試していないと解らないでしょう……と、クリスティールは反論の言葉を零さなかった。
口にはしたいものの、クリスティールは現在……目の前の優顔先輩騎士に、模擬戦でまだ一度も勝てたことがない。
事実として、目の前の先輩騎士より弱いからこそ、絶対に戻って来るという保証は出来ない。
(けど、あれだよね…………何もしないっていうのは、悪手だよね)
常に前線に出続けたい。
そう望むクリスティールの根っ子に関して、優顔先輩騎士はある程度理解している。
同時に、根っ子の部分を続けたいのであれば……ぶっちゃけた話、それは騎士に拘る必要がないことも理解している。
そのため、優顔先輩騎士はクリスティールがイシュドたちに同行するのは無理だと断言はするものの、裏で動くことを決めた。
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