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少年期[952]次、そうなれば……
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「個人的には、向こうの挑戦は受けようと思っています。ただ……次嘗めた対応をしてくるのであれば、完膚なきまでに叩き潰したいと思っています」
「うむ…………確かに、向こうが先に嘗めた態度を取ってきたのは間違いない」
「俺としてはローレンス・ディスパディアとの一騎打ちでも、情けをかけたつもりはありませんでした」
ゼルートは最後の真剣勝負、ローレンス・ディスパディアとの一騎打ちでは枷を外すことこそなかったが、かつて国王陛下から褒美として受け取った名刀、獅子王を抜刀して勝負に挑んだ。
その姿勢を考えれば、確かにゼルートはローレンス・ディスパディアとの一騎打ちに……誠心誠意、本気で……殺す気で挑んだと言える。
そんなゼルートに対し……ディスパディア家はそのゼルートを、覇王戦鬼を消す為に黒葬を送り込んだ。
ゼルートが割と本気を出さなければならない難敵であり、わざわざ別荘の血か訓練場に転移し、決着を付けた暗殺者。
人によってはその二つ名を聞くだけで振るえ上がる人物を送らってきた相手に……ゼルートは結果として、忠告だけで済ませた。
「ディスパディア家の連中の挑戦を受けることは構いません。ですが、そこでまった姑息な手を使うようであれば、俺は抑えられる自信がありません。というより……家族や友人たちの事を考えると、抑えたくありません」
「…………」
貴族出身であり、現在は新しい男爵家の当主。
ゼルートが貴族が裏で行う残酷な行為を知らない訳がない。
「……因みに、どこまで潰したい」
「許されるのであれば、向こうの王都を」
「「「ッ!!!???」」」
これには、さすがに国王陛下も含めて驚き固まるしかない。
「基本的に、国王とは貴族たちを統べる存在。その中での力関係、過去の因縁やらがあるのは解っています。しかし……不始末を片付けるのは、国の……国王の役割でしょう」
「…………断れないのが、辛いところだな」
「さすがにディスタール王国の王都を潰すのはやり過ぎだと解っています」
ここで王都を潰すことは出来ないと言わない辺り、非常にゼルートらしいと思う国王陛下。
「ですが……現国王はともかく、何人かは代償を支払ってもらおうかと考えています」
「…………」
眼を……奥底を見れば、本気でディスパディア王国に代償を支払わせると……王族の何人を殺すと宣言しているのが解る。
(殺ると言ったら殺る男だ。しかし、もし本当にそんな事態になれば……)
ゼルートたちの大活躍により、先の戦争は圧勝と言える結果で終わった。
だが、一人も死人が出なかった訳ではなく、家族を失った者たちは当然いる。
そんな国王陛下の心境を見透かすように、次の言葉が覇王戦鬼の口から告げられた。
「仮にその件で向こうが逆恨みをしてこちらに攻め込んでくるのであれば、俺たちだけで相手をします」
「「「ッ!!!????」」」
先程の驚きを上回る発言により、これ以上は心臓が持たないと思った国王陛下と近衛騎士。
「知人……いや、友人であるドラゴンの力を借りるかもしれませんが、基本的には俺たちだけでディスタール王国の連中を相手にします」
「頼もしい限りではある。しかし、それは些か無茶が過ぎないか?」
「政治的に見れば、俺がやろうと考えている内容は、単なる我儘です。そしてその我儘を実行するのであれば、その代償は背負わなければならないでしょう」
堂々と……一切姿勢を崩さずに告げられた内容に、三人は背筋が震えた。
(っ!! これが……真の一騎当千を実行出来る英雄、か……)
国王陛下はチラッとだけアレナとルウナに視線を向けた。
ゼルートが王族出身の実力者たちよりと比べても、桁違いな存在であることは子供の頃から解っていた。
だが、後ろに立つ仲間の二人までいたって冷静である様子には、疑問を持たずにはいられなかった。
「うむ…………確かに、向こうが先に嘗めた態度を取ってきたのは間違いない」
「俺としてはローレンス・ディスパディアとの一騎打ちでも、情けをかけたつもりはありませんでした」
ゼルートは最後の真剣勝負、ローレンス・ディスパディアとの一騎打ちでは枷を外すことこそなかったが、かつて国王陛下から褒美として受け取った名刀、獅子王を抜刀して勝負に挑んだ。
その姿勢を考えれば、確かにゼルートはローレンス・ディスパディアとの一騎打ちに……誠心誠意、本気で……殺す気で挑んだと言える。
そんなゼルートに対し……ディスパディア家はそのゼルートを、覇王戦鬼を消す為に黒葬を送り込んだ。
ゼルートが割と本気を出さなければならない難敵であり、わざわざ別荘の血か訓練場に転移し、決着を付けた暗殺者。
人によってはその二つ名を聞くだけで振るえ上がる人物を送らってきた相手に……ゼルートは結果として、忠告だけで済ませた。
「ディスパディア家の連中の挑戦を受けることは構いません。ですが、そこでまった姑息な手を使うようであれば、俺は抑えられる自信がありません。というより……家族や友人たちの事を考えると、抑えたくありません」
「…………」
貴族出身であり、現在は新しい男爵家の当主。
ゼルートが貴族が裏で行う残酷な行為を知らない訳がない。
「……因みに、どこまで潰したい」
「許されるのであれば、向こうの王都を」
「「「ッ!!!???」」」
これには、さすがに国王陛下も含めて驚き固まるしかない。
「基本的に、国王とは貴族たちを統べる存在。その中での力関係、過去の因縁やらがあるのは解っています。しかし……不始末を片付けるのは、国の……国王の役割でしょう」
「…………断れないのが、辛いところだな」
「さすがにディスタール王国の王都を潰すのはやり過ぎだと解っています」
ここで王都を潰すことは出来ないと言わない辺り、非常にゼルートらしいと思う国王陛下。
「ですが……現国王はともかく、何人かは代償を支払ってもらおうかと考えています」
「…………」
眼を……奥底を見れば、本気でディスパディア王国に代償を支払わせると……王族の何人を殺すと宣言しているのが解る。
(殺ると言ったら殺る男だ。しかし、もし本当にそんな事態になれば……)
ゼルートたちの大活躍により、先の戦争は圧勝と言える結果で終わった。
だが、一人も死人が出なかった訳ではなく、家族を失った者たちは当然いる。
そんな国王陛下の心境を見透かすように、次の言葉が覇王戦鬼の口から告げられた。
「仮にその件で向こうが逆恨みをしてこちらに攻め込んでくるのであれば、俺たちだけで相手をします」
「「「ッ!!!????」」」
先程の驚きを上回る発言により、これ以上は心臓が持たないと思った国王陛下と近衛騎士。
「知人……いや、友人であるドラゴンの力を借りるかもしれませんが、基本的には俺たちだけでディスタール王国の連中を相手にします」
「頼もしい限りではある。しかし、それは些か無茶が過ぎないか?」
「政治的に見れば、俺がやろうと考えている内容は、単なる我儘です。そしてその我儘を実行するのであれば、その代償は背負わなければならないでしょう」
堂々と……一切姿勢を崩さずに告げられた内容に、三人は背筋が震えた。
(っ!! これが……真の一騎当千を実行出来る英雄、か……)
国王陛下はチラッとだけアレナとルウナに視線を向けた。
ゼルートが王族出身の実力者たちよりと比べても、桁違いな存在であることは子供の頃から解っていた。
だが、後ろに立つ仲間の二人までいたって冷静である様子には、疑問を持たずにはいられなかった。
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