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4.青空と、うわの空
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パシンッ!!
怒りが収まらない僕は、寝ている治夫を見るとイラッとして、治夫の頭を平手で叩く。
「…痛っ…あ、おかえり~」
頭を叩かれた衝撃に顔を上げた治夫は、僕を見るとヘラッと笑って、叩かれた頭を擦る。
ムカムカ。
パシン!!
その顔を見るとますますムカついてしまい、もう一度治夫の頭を叩く。
「痛っ。…何?」
「…治夫のせいで…」
「……え…俺のせいで先生に呼ばれたのか?どうして?何て言われたんだ」
にへらと笑っていた顔が一転、心配そうな顔になって俺に色々聞いてくる治夫を見ていると、イライラしていた気分も収まってきて、なんとなくもういいかと思えてきた。
だが、寧音に変態と言われた事は許せない。
やっぱりもう一発、殴っとこ。
パシンッ。
「痛いな~、だから何?」
「…何でもない。ただ、叩きたくなっただけ」
「何だよ、それ。酷いな~」
そう言いながらも、治夫は僕が叩いた頭を擦りながら笑っている。
…まったく…。
そんな治夫を見ている内に、僕の怒りもどこかにいってしまった。
怒りが収まらない僕は、寝ている治夫を見るとイラッとして、治夫の頭を平手で叩く。
「…痛っ…あ、おかえり~」
頭を叩かれた衝撃に顔を上げた治夫は、僕を見るとヘラッと笑って、叩かれた頭を擦る。
ムカムカ。
パシン!!
その顔を見るとますますムカついてしまい、もう一度治夫の頭を叩く。
「痛っ。…何?」
「…治夫のせいで…」
「……え…俺のせいで先生に呼ばれたのか?どうして?何て言われたんだ」
にへらと笑っていた顔が一転、心配そうな顔になって俺に色々聞いてくる治夫を見ていると、イライラしていた気分も収まってきて、なんとなくもういいかと思えてきた。
だが、寧音に変態と言われた事は許せない。
やっぱりもう一発、殴っとこ。
パシンッ。
「痛いな~、だから何?」
「…何でもない。ただ、叩きたくなっただけ」
「何だよ、それ。酷いな~」
そう言いながらも、治夫は僕が叩いた頭を擦りながら笑っている。
…まったく…。
そんな治夫を見ている内に、僕の怒りもどこかにいってしまった。
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