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8.泣かないで、マイ・ラブ
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-遠くの彼女より近くの知り合い。
-偽りの彼女でも、付き合っていればもしかして…。
-もしかして……
-もしかしたら………
そんな甘い考えに釘を刺すように線を引かれた。
夢の中から一気に現実に引き戻された。
そんな感じ。
いくら似てても、結局は偽物………。
(………駄目だなぁ)
最初は姿を見れるだけでいいと思った。
その次は声が聞けるだけでいいと。
そして次は側にいるだけでいいと思って。
私に笑いかけてくれて。
そしたら。
彼の好きな人が私に似ていると知って。
-もしかしたら。
-彼の近くにいれば。
-いつか私を。
-好きな人の代わりじゃなく。
-私自身を。
-見てくれるかも。
そうして。
どんどん欲が深くなる。
(………駄目だなぁ)
そして。
何度目かの溜息を吐いた時。
「………何?今更、後悔しているの?」
目の前に鬼女………いや、美女がいた。
(………げ………出た!!)
-偽りの彼女でも、付き合っていればもしかして…。
-もしかして……
-もしかしたら………
そんな甘い考えに釘を刺すように線を引かれた。
夢の中から一気に現実に引き戻された。
そんな感じ。
いくら似てても、結局は偽物………。
(………駄目だなぁ)
最初は姿を見れるだけでいいと思った。
その次は声が聞けるだけでいいと。
そして次は側にいるだけでいいと思って。
私に笑いかけてくれて。
そしたら。
彼の好きな人が私に似ていると知って。
-もしかしたら。
-彼の近くにいれば。
-いつか私を。
-好きな人の代わりじゃなく。
-私自身を。
-見てくれるかも。
そうして。
どんどん欲が深くなる。
(………駄目だなぁ)
そして。
何度目かの溜息を吐いた時。
「………何?今更、後悔しているの?」
目の前に鬼女………いや、美女がいた。
(………げ………出た!!)
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